
高橋彦芳,岡田知弘著,自治体研究社刊
長野県栄村が,職員出身の村長の舵取りの下,村民の一人ひとりが生き生きと生活できるよう,様々な対策を実行して行きます。つい先ごろの市町村合併の際にも合併を選択せずに,自立の道を選んだようです。というのも,本書は2002年に刊行されているため,現時点では10年前で合併時期の前であるためです。
本書の刊行時に村長であったのが,著者の一人の高橋彦芳さんです。1928年生まれで,執筆時は4期目の任期中とのことです。現在は,島田茂樹さんという方が2期目を勤められているとのこと。村のホームページを拝見すると,高橋前村長の施策を踏襲しながら,人口減少が衰えない中で力を尽くされているようです。
前半の高橋さんによる村の歩みと取り組みに続き,後半では大学教授を勤められている岡田さんが,専門的な立場から,栄村の取り組みと成果の意味合い,更には,市町村合併が,日本の過疎化の渦中にある自治体を,かえって疲弊されることになり,栄村のように、規模にこだわらず,知恵と工夫によって立派な住民自治を守ることに大きな価値があると説いています。
本書で紹介されているほ場整備事業など,成る程と感心した例が多く,感動しました。
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URL => http://www.vill.sakae.nagano.jp/
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評価は4です。
長野県栄村が,職員出身の村長の舵取りの下,村民の一人ひとりが生き生きと生活できるよう,様々な対策を実行して行きます。つい先ごろの市町村合併の際にも合併を選択せずに,自立の道を選んだようです。というのも,本書は2002年に刊行されているため,現時点では10年前で合併時期の前であるためです。
本書の刊行時に村長であったのが,著者の一人の高橋彦芳さんです。1928年生まれで,執筆時は4期目の任期中とのことです。現在は,島田茂樹さんという方が2期目を勤められているとのこと。村のホームページを拝見すると,高橋前村長の施策を踏襲しながら,人口減少が衰えない中で力を尽くされているようです。
前半の高橋さんによる村の歩みと取り組みに続き,後半では大学教授を勤められている岡田さんが,専門的な立場から,栄村の取り組みと成果の意味合い,更には,市町村合併が,日本の過疎化の渦中にある自治体を,かえって疲弊されることになり,栄村のように、規模にこだわらず,知恵と工夫によって立派な住民自治を守ることに大きな価値があると説いています。
本書で紹介されているほ場整備事業など,成る程と感心した例が多く,感動しました。
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