読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える

2020年10月28日 11時49分11秒 | ■読む

木元寛明著、サイエンス・アイ新書刊
ワーテルローでナポレオンが敗れたのは、戦闘の前の豪雨が原因である、などの戦史を紹介しつつ、軍事行動で気象がいかに大きな要因であるかを解説しています。著者は戦車のエキスパートのようですが、本書に登場する兵器は、今日の軍事行動で使われるすべての兵器と活動を対象としています。それらが戦史と結びつけられている為、興味を持続して読める工夫がされています。
また、気象に関連した事柄が、軍事分野では、曖昧さを排除して定義されています。例えば、酷暑の環境下で兵士が支障なく行動できるようにする為に、暑さ指数の(TBGT)の開発と具体的な行動の可否への適用などが紹介されています。具体的かつ有益で興味深い記事が沢山詰まったコンパクトな書籍です。
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木元寛明  ○暑さ指数(TBGT
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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