読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの

2017年12月11日 16時14分34秒 | ■読む
清武英利著、講談社刊 本書は、外務省のノンキャリアのエースが犯した犯罪を、警視庁の刑事が暴き遂には詐欺事件で立件し、有罪判決を勝ち取るまでのドキュメントです。主要な登場人物の人物像を掘り下げ、刑事達の地道な取材活動や覚悟を丹念に描いています。著者の正義感と愚直な生き方への一方ならぬ共感を感じました。こうした類いの作品で優れたものは、事実を通して著者の視線を感じるものですが、本書は、それ以上に著者の . . . 本文を読む
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