読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

冬の狙撃手

2016年08月26日 16時13分56秒 | ■読む
鳴海章著、光文社刊 鳴海さんの著作では2冊目に読みました。前に読んだ「痩蛙」は少しがっかりしましたが、本作は素晴らしい出来です。登場人物が結構多く類型的ながら、必要な範囲で存在感が与えられています。何重にもどんでん返しがあり凝った作品です。スナイパーが三人登場し、それぞれの個性が際立っていますが、準主役の石本が魅力的です。荒川良々さんが雰囲気にぴったりだと思います。桔梗も際だった存在感です。この二 . . . 本文を読む
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