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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

サウスバウンド

2011年02月15日 20時04分39秒 | ■読む
奥田英朗著、角川文庫刊 愉快で爽やかな一冊でした。もと過激派の闘士であった父は、全くの困り者。喫茶店を営む母に生計を頼り、自分は作家であると自称するものの、稼ぎはなく、家出ごろごろしている。そして、家庭訪問の担任の教師を国家の洗脳教育の手先として論判してしまう。本書はそんな父のいる家庭に長男として生まれた二郎の視点から描かれています。 父親は、知り合いから頼まれて、若者を匿いますが、やがてその若者 . . . 本文を読む
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