読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

自宅の妾宅

2009年07月12日 09時27分35秒 | ■読む
嵐山光三郎作、講談社文庫刊。 表題作を含め7つの作品からなる短編集です。夢の中の自分と現実世界の自分が争ったり、現実と夢の世界を主人公が行ったり来たりする、様々なバリエーションで描かれた作品が主なものです。嵐山さんの筆致によって、「そんな馬鹿な!」という話が、「あり得るかも?」と感じてしまいます。また、表題作は、ずいぶんなご都合作だなぁ、と読み進むと、最後にひっくり返ります。後書きで嵐山さんが、短 . . . 本文を読む
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