風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

点名「大将山」

2009-11-08 | 三角点など
点名「大将山」は、旧北条町(現北栄町)の蜘ヶ家山にある一等三角点です。
現在山頂周辺は「山菜の里」という公園になっていて、
広い駐車場や遊歩道も整備されていますが、利用者は少ないようです。

独立丘陵だけあって頂上からの展望はよさそうです。
訪ねた時は、あいにく曇っていて大山などは雲に隠れていました。


蜘ヶ家山 09.10.31

標高177.14mの三角点は、
山頂の西側の柵に囲まれた中に鎮座していました。
柵の外には町で作製した説明板もあり、
これまで見た中で一番大切にされている三角点です。

三角点の標高は177.14m。
古い点の記には青石の石標を1887年(明治20)8月に埋設したことになっています。
現在の三角点は花崗岩ではなく凝灰岩系(?)の石材なので、
点の記に「青石」と記載されている当初のものと思われます。


点名「大将山」 09.9.12

標石上面の+の彫り込みが深い特徴がありますが、
彫り込みの角(かど)は鋭角ではありません。
風化あるいは後に人為的に手を加えられたように見えます。


点名「大将山」 09.9.12


西方の展望 09.9.12 蜘ヶ家山 

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