風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

久しぶりの山

2013-02-04 | Weblog
どこ行こうか・・・、
というよりどこか無事に登って帰れるところ・・・。
今の体力、気力で行ける雪の山・・・どっかないかな。

赤谷山なら大丈夫かな?
あんまり歩かなくてもいいみたいだし・・・。
復活の山行きは兵庫県境の赤谷山に決定。
日曜日に上がってきました。
コースは戸倉峠からの県境稜線往復です。


赤谷山山頂 13.2.3

一応スノーシューで歩きましたが、
最近人気の山らしくトレースもしっかりついていて、
楽に歩くことができました。

ブナ林を抜けると明るいなだらかな山頂で、
雪のせいかずいぶんと広く感じます。
どこかに二等三角点(点名「落折」、標高1216.44m)もあるはずですが、
雪の中でちょっと見当もつきません。


ブナ林 13.2.3 赤谷山

山頂の展望は360度。
北には白く輝く雄大な氷ノ山。
くらます、東山は逆光の中、南には三室山。


山頂の片隅で絶景を眺めながらの昼食の後は、
上がって来た道を戻りました。


氷ノ山 13.2.3 赤谷山


三ノ丸(左)から氷ノ山 13.2.3 赤谷山


ところで、赤谷山はかつて「赤谷の頭」
あるいは「落折山」と呼ばれることが多かった印象があるのですが、
宍粟50山で赤谷山として選定された後は
すっかり「赤谷山」が定着してしまっているようですね。

名前といえば、あの加藤文太郎さんは、
赤谷山を北アルプスの焼岳になぞらえて「兵庫焼」と呼んでいました。

『単独行』のなかの「兵庫乗鞍-御嶽-焼登山記」で、
「-略-オオこれが海抜1216メートル4の俚称赤谷の絶頂兵庫焼の絶頂です。
私は万歳と叫ばずにはいられませんでした。-略-」
と記しています。

また、俚称赤谷とありますので戸倉の村人たちは、
当時(1927年)から「赤谷」と呼んでいたことがわかります。