風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

感謝!

2009-12-29 | Weblog
今年も遊んでくれた蝶々や花たちに感謝です。
来年も逢えるといいですね。


キチョウ 09.8.16 依遅ヶ尾山


ナツエビネ 09.8.8 鳥取市


アサギマダラ 09.7.29 鳥取市

今年の更新はこれでお終いです。
拙いブログを見ていただいた皆様にも感謝、感謝です。

良いお年をお迎えください。

久しぶりに大山へ(2)

2009-12-28 | Weblog
大山の雪は、早くから降った割には少ないようで、
北壁の各尾根筋もブッシュが目立ちます。

避難小屋も砂糖をまぶしたように真っ白ですが、
まだ窓が埋まってないので、室内が明るく食事の支度も楽です。


剣ヶ峰 09.12.27


夏山登山道方面 09.12.27


頂上避難小屋(右奥・頂上碑) 09.12.27

 
温度計(-4℃) 09.12.27          韓国式(?)アイゼン 09.12.27

夏ほどではないようですが、
フェリーを利用した韓国からの登山者も頂上を目指していました。
今日みたいな日だったらあまり問題は無いのでしょうが、
それでも小さな子供さんを連れた方もおられて、ちょっと心配になります。
安全第一で日本の雪山を楽しんでもらえるといいですね。

ソウルから来たという登山者にアイゼンを見せてもらいました。
爪が短く、アイゼンというよりスパイクで、
雪が少なく固く凍った登山道の多い韓国の山には有効でも、
雪の多い日本の山にはどうかな?、といった感じです。


韓国からの登山者 09.12.27 6合目

久しぶりに大山へ(1)

2009-12-27 | Weblog

剣ヶ峰 09.12.27

これといって何があるわけも無いのですが、
それでも12月は気ぜわしく、久しぶりの更新です。

今日、久しぶりに夏山登山道から大山(弥山)に上がってきました。
あの階段が怖くてどうしても雪が降ってからになってしまいます。

今日は曇と諦めて南光河原の駐車場から歩き始めたのですが、
6合目を過ぎる頃からガスが動き始め、どんどんガスが切れていきます。
登山道に日が射し、目を上げると凍った北壁が姿を現しています。


夏山登山道 09.12.27


北壁(中央・剣ヶ峰、右・弥山) 09.12.27

頂上台地は完全に雲の上です。
1週間前の遭難現場には花が添えられています。
そっと手を合わせて通りました。


頂上台地 09.12.27

高山

2009-12-08 | Weblog
今日は良いお天気でしたが、
このところ、どんよりと鉛色の雲が空を覆っている日が多く、
「いよいよ冬だな・・・」って気分にさせてくれます。
そんなに寒い日はまだ無いんですけどね。

日曜日の昼から高山(1054m)に行ってきました。
河原町北村から三朝町中津に抜ける林道の途中に登山口があり、
ここからだと標高差約300m、1時間弱の登りです。

前に一度登ったことがあるのですが、
あまり展望もきかず、単調な笹薮の尾根道だったので、
林道はよく通るものの、その後山頂まではご無沙汰でした。
楽な山ということで、久しぶりに上がってみました。


山頂付近のブナ林 09.12.6 高山

取り付きの植林帯を抜けて主稜線に出てから、
後は尾根筋の落葉に被われた登山道を滑らないように上がっていきます。
あまり大きな木はないのですが、頂上近くは一応ブナ林です。

頂上は三角点を中心に小さく刈り払らわれていますが、展望は良くありません。
それでもなんとかブナの梢越しですが、
北に鷲峰山、南に高鉢山、三国山が望めます。
展望といえば、尾根を上がる途中に1ヵ所だけ
扇ノ山や氷ノ山などを望める伐り開きがあります。

こんなことをいうと身も蓋もないのですが、
展望だけを楽しむのなら登山口まで上がってきた林道
(緑資源幹線林道若桜江府線というらしい)の方がいいです(笑)。

ところで高山の登山道についてです。
今のところ今回登った1本しか無いので、
どうしても単調なピストンということになってしまいますが、
奥高山まで縦走できれば変化もあって、
もう少し充実したハイキングルートになるような気がするんですが・・・、
どうでしょう。


三国山 09.12.6 山頂から


高山(中央)・奥高山(右) 09.12.6 湖山池から

高山も大山と同じで、見る場所によって山の形がずいぶん違います。
上は湖山池から見た高山。中華鍋をふせたような形です。
鳥取の市街地からもこのように見えます。
下の写真は、帰りに立ち寄った湯谷温泉から見た高山。
鋭角な三角形で、とても特徴的な山容をしています。


高山 09.12.6 湯谷から

下見というか、予習というか

2009-12-02 | スミレ
来年のスミレシーズンが待ち遠しくて、
連休の23日に京都北部のイソスミレを下見してきました。


海岸線 09.11.23 京丹後市

イソスミレについては、いくつか素朴な疑問があって、
たとえば、各県のレッドデータブックなんかを見ると、
日本海側ではおおよそ北海道から鳥取県まで
ランクの違いはあっても絶滅危惧種として掲載されているんですけど、
青森県と兵庫県が空白になっているんですね。

青森はともかく、兵庫県の空白が気になるんですよ。
兵庫県の日本海側(但馬地方)には、イソスミレは自生していない?
それとも絶滅の心配が無いほどいくらでもある?
どっちなんでしょうか。

兵庫県のイソスミレをネットで検索してみると、いくつかヒットします。
でも、距の感じが違うようだったりして、今ひとつはっきりしませんね。
ほぼ確実と思えるのは一ヶ所だけかな・・・。
どうも、あまりに少なすぎてリストから漏れちゃったのかもしれません。

但馬はリアス式の海岸線が多く、
大きな砂浜が発達していないのは確かですが、
砂浜が無いわけじゃないですし、
もっと自生しててもいいんじゃないかと思うんですがね。

そんな疑問やらなんやらがあるため、
地形が比較的似ている京都府北部の有名、無名の自生地でお勉強です。

渚に近く直射日光を受ける株は、典型的なイソスミレの株ですね。
直径50cm位の株もあります。
ちょっと内陸側のチガヤや海浜性の潅木と一緒に生えてる子たちは、
陽を受けようと背伸びしているようで、
茎の節間も延びて、ちょっと弱々しげな感じでになってます。
徒長したっていう感じかな・・・。

今回、いろんなヒントがあったり、確認できたこともあったので、
来年のスミレの季節が楽しみです。

それにしても、海岸の漂着ゴミ、
特に発泡スチロールは何とかならないものでしょうか。


イソスミレ 09.11.23 京丹後市


イソスミレ 09.11.23 京丹後市


イソスミレ群落 09.11.23 京丹後市

アナマスミレの群落もありました。
下の写真で黄色っぽく見えるのは、ほぼすべてアナマスミレです。


アナマスミレ群落 09.11.23 京丹後市

移動中や海岸で見かけた花や蝶です。
ママコノシリヌグイ、花だけじゃミゾソバと区別がつきませんね。
それにしてもすごい名前です。

 
ナガハシスミレ 09.11.23 京丹後市  コナスビ 09.11.23 京丹後市


ヤマトシジミ 09.11.23 京丹後市


ママコノシリヌグイ 09.11.23 京丹後市