風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

岩峰と原生林の大崩山(2)

2011-03-30 | Weblog
     
     上湧塚(左)・中湧塚(右) 11・3・16 坊主尾根

湧塚尾根は袖ダキだけでなく
下湧塚・中湧塚・上湧塚の各岩峰にも登れるようになっているのですが、
ついつい頂上へという道標に惑わされて基部を捲いてしまいました。
ひとつでも上がっておけばよかったと坊主尾根から見える岩峰を見て後悔です。
もっと事前にコース概要を勉強しておくべきでした。

さて、上湧塚を過ぎると登山路も緩やかになり、
ブナの大木も目立つようになってきます。


ブナ 11・3・16 大崩山

ブナ林の登山道を登っていて気がついたのですが、
新しいブナの実の殻が登山道にたくさん落ちていました。
良く見ると実も落ちています。

中国地方だけでなく昨年は全国的にブナの大凶作だったはず。
里へのツキノワグマ出没の原因のひとつともいわれましたが、
ここ大崩山のブナは結実したようです。

ブナの豊凶は全国で連動しているとなにかで読んだ記憶があるのですが、
必ずしもそうでないのかもしれませんね。

 
ブナ(殻斗) 11・3・16 大崩山           坊主尾根分岐 11・3・16

坊主尾根への分岐、宇土内谷登山口への分岐を過ぎると頂上はすぐです。

頂上手前に展望地がありました。
大きな山塊は祖母・傾山でしょうか?
重なる山並みに奥深い九州の秘境を実感しました。


傾山 11・3・16 大崩山山頂付近

山頂はそこらへんのヤブ山の雰囲気で、
何の変哲もなく展望もありませんでした。

ただ、この山も一等三角点の山で、点名「祝子川山」が設置されています。

標柱はやや傾き、浮いてしまった埋設部の根元をコンクリートで固めてあります。
また、通常三角点標柱は
文字を入れて丁寧に加工した地上部より埋設部のほうが太いのですが、
この三角点標柱は地上部の方が太く、
見えている部分だけですが下部の埋設部の方が細くなっていました。
後からの加工かも知れませんがかなり異例です。


大崩山山頂 11・3・16

 
一等三角点「祝子川山」 11・3・16 大崩山

山頂で簡単なお昼にして下山です。


大崩山山頂方向 11・3・16

続きます。

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