風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

春を訪ねて・・・

2012-03-30 | Weblog
数日前に市街地で積雪7センチを記録した鳥取を離れ、
春を訪ねて瀬戸内側(姫路市)の雪彦山に行ってきました。

目的は春の花たち。
ユキワリイチゲはさいているだろうか・・・。

咲いていました。


ユキワリイチゲ 12.3.29

賀野神社近くに駐車して虹ヶ滝から沢伝いに雪彦山(三角点)山頂(915m)、
大天井岳(811m)、地蔵岳とまわってみました。


地蔵岳 12.3.29

歩きはじめるとすぐにユリワサビやヤマネコノメソウ、
ユキワリイチゲの顔を見ることができました。


ユリワサビ 12.3.29

      
      滝 12.3.29
     
明るい渓筋には暖かい陽の光を浴びて、
越冬明けのテングチョウが翅を広げています。

      
      テングチョウ 12.3.29


ユキワリイチゲ 12.3.29

      
      渓 12.3.29

      
      ヤマネコノメソウ 12.3.29

 
雪彦山(三角点)山頂 12.3.29            大天井岳山頂 12.3.29

山頂や稜線の開けた場所には、
これも越冬明けのヒオドシチョウ。

      
      ヒオドシチョウ 12.3.29

バイカオウレンも盛りのようです。


バイカオウレン 12.3.29

微風快晴の山頂で昼食。
春霞なのか黄砂なのか澄んだ空気ではないのですが、
そんなところが春らしく、かえって好ましく感じました。


眺望(明神山方面) 12.3.29


眺望(七種山方面) 12.3.29

      
      地蔵岳 12.3.29
    
地蔵岳に立ち寄り、
帰りがけにもう一度ユキワリイチゲを見て下山。
そういえばシロバナネコノメを見なかったけど、
コース取りをまちがえたんだろうか?


ユキワリイチゲ 12.3.29


ユキワリイチゲ 12.3.29

賀野神社近くの林道にはタチツボスミレも咲き始めていました。

      
      タチツボスミレ 12.3.29

オキナワスミレ ’12春沖縄

2012-03-27 | ’12春沖縄
沖縄の限られた地域に自生するオキナワスミレ。

昨年は時間切れで出会うことができず、
オキナワスミレに出会うことが今年の琉球行き一番の目的でした。

今年も苦労しましたがなんとかたどり着くことができ、
無理して訪れた甲斐がありました。


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県

けっこう花付きがいいです。


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県

     
     オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県

晴れた日には亜熱帯の直射日光を浴び、荒れた日には強い風と波。
こんな海岸の岩場に張り付くように咲いていました。

こんな過酷な環境で何万年、何十万年と咲き続けてきたんですね。
自然と頭が下がります。

これからもずっと生き続けていけるといいですね。


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県

リュウキュウシロスミレ ’12春沖縄

2012-03-26 | ’12春沖縄
リュウキュウシロスミレはアリアケスミレの南方型といわれ、
主に南西諸島に分布するスミレです。
ということでシロスミレという名がついていても、
本州のシロスミレとの類縁関係はないようです。

沖縄本島では北部に多いようで、
やんばるの道路沿いでよく見かけました。
昨年の沖縄行きでは見ることができなかったスミレです。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村

唇弁の長い顔はリュウキュウシロスミレの典型?

側弁基部の密生した毛がリュウキュウコスミレとの一番の違い。
距もリュウキュウコスミレに比べれば太く短いですね。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県国頭村

      
      リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県国頭村

母種のアリアケスミレと同じように花色に変化があるようで、
こちらは白花に近い個体。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村

花柄が長く感じるのも特徴で、
儚げなところが何となく「首長族」を連想させます。


リュウキュウシロスミレ 12.3.5 沖縄県東村

与那覇岳 ’12春沖縄

2012-03-25 | ’12春沖縄
忘れないうちに沖縄のレポートを・・・。

沖縄県の最高峰は石垣島の於茂登岳ですが、
沖縄本島の最高峰は標高503mの与那覇岳です。

ただ与那覇岳の頂上部にはいくつかの高まりがあり、
現在一等三角点のある高まりが山頂とされているようで、
三角点の標高は498.00mと5mほど低くなっています。


亜熱帯の森 12.3.6 沖縄県北部

 
リュウキュウバライチゴ 12.3.6 与那覇岳   ツルソバ 12.3.6 与那覇岳


サツマイナモリ 12.3.6 与那覇岳

 
登山口(旧林道入口) 12.3.6           登山道入口 12.3.6

登山口近くの駐車スペースに車を止めて、
深い森に続く古い荒れた林道を歩いて行く。

暗い森にはオキナワスズムシソウなど白っぽい花がよく目立ちます。
途中の水溜りにはたくさんのイモリが・・・、
シリケンイモリという沖縄固有種のようです。

 
オキナワスズムシソウ 12.3.6 与那覇岳    シリケンイモリ 12.3.6 与那覇岳 

登山口から1時間ほどで一等三角点のある頂上ですが、
眺望はまったくありません


与那覇岳頂上 12.3.6

 
点名「与那覇岳」 12.3.6 与那覇岳       点名「与那覇岳」 12.3.6 与那覇岳

頂上付近からはいくつか踏み跡が延びていて、
いくつかコースがあるようですが、往路をそのまま戻りました。


シマイズセンリョウ 12.3.6 与那覇岳

丹後の山で

2012-03-24 | Weblog
一向に暖かくなりませんね。
今日は一時みぞれが降っていました。
天気予報を見ると明日は雪ダルマのマークも・・・。


この時期になると毎年ナニワズの話題です(笑)。
昨日、所用があって丹後まで行ったついでに、
雨の中、合羽を着てナニワズの花を見てきました。

一般的には福井、福島県以北の分布と言われているナニワズですが、
3年ほど前に但馬東端の新温泉町(旧浜坂町)で見かけてから、
福井県と浜坂の間の地域にもあるはずと気にかけていました。

そして昨年5月に丹後の山で実をつけたナニワズを見つけ、
予想通り自生していたことにちょっと感激しました。

そこで用事のついでに花を見にいったというわけです。


ナニワズ 12.3.23 京丹後市

登山道脇やオニグルミの林の中にたくさん咲いていました。
5月に見たときはこんなにたくさんの株があるとは思っていませんでした。

下草が枯れているせいか黄色い花をつけたナニワズがよく目立ちます。


ナニワズ(雄花) 12.3.23 京丹後市

雌花は雄花より小さく、花色も薄くなります。

         
         ナニワズ(雌花) 12.3.23 京丹後市


〈参考〉ナニワズ(果実) 11.5.5 京丹後市

         
         ナニワズ 12.3.23 京丹後市


金剛童子山(?)遠望 12.3.23 京丹後市

この丹後の山、地元の方の好意だと思うのですが、
登山記念グッズとして焼印を押した木のプレートが用意されていて、
自由に持ち帰ることができます。

 
避難小屋(?) 12.3.23 京丹後市        登山記念グッズ 12.3.23 京丹後市


ナニワズ 12.3.23 京丹後市

* 意図的に山名を記していません。
* 過去のナニワズに関する記事に興味のある方は検索(ブログ内)してみてください。

陣鉢山へ

2012-03-22 | Weblog
春分の日の20日に若桜町の陣鉢山へ上がってきました。

陣鉢山は氷ノ山のキャンプ場や八東の遠見山などから見ると、
その三角錐状の端正な山容が目を引く標高1207mの山です。

国土地理院の地形図にも山名の記載があるにもかかわらず登山道が無いため、
冬から春にかけての雪の季節が登山の適期になります。


陣鉢山 12.3.20

除雪終了地点の氷山命水から東因幡林道を利用して往復しました。

人の背丈ほどの根雪の上に1~3センチの新雪が乗っていましたが、
雪はよく締まっていて、
氷山命水のオジサンのアドバイスで持参したワカンの出番はありませんでした。

 
除雪終点 12.3.20                東因幡林道 12.3.20

歩きはじめると次第に雲が広がって青空を埋めていきます。
それでも雲が高いせいか遠望がきき、
東山、鳴滝山の大展望が開けました。

氷ノ山から三ノ丸の大きな屏風のような稜線も望めます。           


東山(左)・鳴滝山(右) 12.3.20
       

氷ノ山 12.3.20

無理やり通した林道にありがちなのですが、
1ヵ所急斜面のトラバースがありました。
雪が堅かったり凍っているときはアイゼンなどが必要かも・・・。
(写真は帰りに撮影)


東因幡林道 12.3.20

陣鉢山が近づいてきました。

単調な林道歩きにもいいかげん飽きてくるころ、
陣鉢山から東へ延びる尾根の切り通しに到着。
ここから林道と別れブナの尾根をたどりますが、
この尾根からは扇ノ山や青ヶ丸の大展望が広がります。


陣鉢山 12.3.20

特に山名標もない静かな山頂。
山頂からは扇ノ山、青ヶ丸だけでなく
木の間越しに三室山や鉢伏山なども望めました。

しばらく山頂で過ごした後、
冷たい風に追われるように下山。


陣鉢山山頂 12.3.20


扇ノ山 12.3.20


青ヶ丸 12.3.20


氷ノ山 12.3.20

陣鉢山を不遇な山と書いてあるのをなにかで見た覚えがありますが、
確かにね、あと100m高かったら、近くに氷ノ山が無かったらとか、
いろいろ考えると何となくうなずける表現ですね。

でも、この時期の陣鉢山は木々の葉も落ちて、
因幡の主要な山々を望む格好の展望コースになるようです。
この日も2人パーティーの方が先行していましたが、
結構残雪期には歩かれる方も多いような気がします。

今日も・・・

2012-03-08 | ’12春沖縄
明日は帰る予定なのですが、
今日も沖縄の天気は良くありませんでした。

とりあえず初日にいい写真が撮れなかった
シマジリスミレの自生地をもう一度訪ねることとして、
あとは観光中心の日程に変更です。
でも今日は観光客や平和学習の生徒さんで一杯の所です(笑)。

古いお城や平和祈念公園、ひめゆりの塔などを見て回りました。

戦争・琉球・沖縄・日本・・・、
といろいろ考えることもあったのですが・・・。


糸数グスク(城)跡 12.3.8 南城市

平和の礎のある平和祈念公園に咲いていたリュウキュウコスミレです。


リュウキュウコスミレ 12.3.8 糸満市

今日は雨降り

2012-03-07 | ’12春沖縄
今日は朝から雨降り。

それでも嘉津宇岳の登山口までは行ってみたけど・・・、
風も強く、台風並みの雨。
そこで今日は山登りはあきらめて観光です。
といってもあまり観光客はいないような所を観光です。

キャンプハンセンだったかな、
そこの門前町金武町の繁華街。
ホントに繁華街と疑ってしまうのですが、
夜は賑やかなのでしょう。


街角 12.3.7 沖縄県


タコスサンド 12.3.7 沖縄県

からぶり

2012-03-06 | ’12春沖縄
朝から「やんばる」の林道を行ったり来たり。
沖縄本島最高峰の与那覇岳(498m)にも上がってみたり・・・・、
でも、お目当てのスミレにはめぐり会えませんでした。

地図で見れば小さい沖縄ですが、
やんばるの森の中に入るとその広さ深さに圧倒されます。
もう少し情報を集めて捲土重来というところですかね。


亜熱帯の森 12.3.6 沖縄県国頭村

山を下りて今晩のおかずをとルアーを投げてみたのですが・・・、
南の魚はシャイなようでヒットしてくれません。

近くにいたオジサンに
「何が釣れますかね?」
オジサン曰く
「???????????????。」
まったく聞き取れず話も続きません。

うーむ。

いずれにしても、今日はだめでした。


亜熱帯の海 12.3.6 沖縄県国頭村

ここちよい風が吹いて・・・

2012-03-05 | ’12春沖縄
日中はTシャツ1枚でも汗ばむ沖縄ですが、
陽が落ちると海からここちよい風が吹いてきます。
ついこの間まで雪に閉じ込められていたことを思うと不思議な気分です。

今日はやんばるで出会ったシジミチョウ。
まだ羽化の時期には早いかなと思っていましたが・・・。
両種とも初めて見ることのできたシジミチョウです。


リュウキュウウラボシシジミ 12.3.5 沖縄県


イワカワシジミ 12.3.5 沖縄県

帰ってから少しずつレポートします(ホントに?)。

サンシンの音色が・・・

2012-03-04 | ’12春沖縄
とぎれとぎれにサンシンの音色が聞こえてきます。
練習でもしているのでしょうか・・・。

今、やんばるに来ています。

いつものように泡盛をやりながら、
そのサンシンの音を聞いています。

今日は昨年見られなかったオキナワスミレを見ることができました。
詳しくは後ほどですが・・・。

明日からは「やんばる」で過ごします。
ちゃんとポイズンリムーバーも用意してますので・・・、
大丈夫でしょう(笑)


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県


オキナワスミレ 12.3.4 沖縄県

南下

2012-03-02 | ’12春沖縄
オオワシのように自力飛行のできないsyubaはANAだのみ。
春の風をを感じて南下です。


飛行機 12.3.2 兵庫県

雨雲の上は群青色の空。


空 12.3.2 鹿児島県

やってきたのは琉球、沖縄県です。


ポスター 12.3.2 沖縄県

その土地の物を食べるのは旅の楽しみのひとつです。
米軍のレーションの影響だと思うけど、
豚コマではなくてランチョンミートの入った野菜のチャンプルー。
これは昼ごはん。

夜は沖縄県産のまんだいの刺身とオリオンビールに泡盛。
ところで、「まんだい」ってどんな魚?
おいしかったけど・・・・。


野菜のチャンプルー 12.3.2 沖縄県     「まんだい」の刺身 12.3.2 沖縄県

食い気ばっかじゃなんだから、色気も・・・。


リュウキュウコスミレ 12.3.2 沖縄県