風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

クサギ

2007-08-31 | Weblog

夏の終わり頃、林道の脇などに咲いています。
けっこう豪華な花でアゲハ類などが蜜を吸いにきています。それにしてもクサギ(臭木)という名前はかわいそうです。ヘクソカズラよりましかもしれませんが。
私はしたことがありませんが、葉っぱをちぎったり、もんだりすると臭いそうです。花はべつに臭くはありません。

一ノ倉凹状岩壁

2007-08-29 | Weblog
  
  谷川岳一ノ倉沢烏帽子奥壁凹状岩壁 67.07.27

17年前の夏、Nは天山山脈の最高峰トムールに向かい、帰ってくることがなかった。氷河の崩落に巻き込まれたという。

昨年から、三十何年かぶりに近所の山に登りだして、Nと一緒に登った山の記憶がよみがえってきた。当時の写真などもひっぱりだしてみた。懐かしい。
写真は、谷川岳一ノ倉の凹状岩壁。登っている私をNが撮ったものです。

高校3年の夏、同級生たちが受験モードにはいる中、これが最後とNと二人で行った一ノ倉。このときは、烏帽子奥壁の変形チムニー、中央カンテ下降、凹状岩壁の継続登攀だった。

山のことしか頭になかった者が、すぐ勉強に集中できるはずもなく、結局、二人ともあえなく浪人生となってしまったことはいうまでもない。

今日改めて写真を見て新発見、Nは私の確保もせずに写真を撮っていたんだ。


依遅ヶ尾山

2007-08-28 | Weblog
お盆すぎに上がってきました。登山道も整備されていて、地元では親しまれているようです。標高は低いのですが、オニグルミの林、照葉樹林、ケヤキの林と登山道沿いの植生も変化にとんでいます。
写真は頂上直下のケヤキ林。

ジャマイカ選手団

2007-08-20 | Weblog

世界陸上に参加するジャマイカ選手団が鳥取でキャンプをしている。男子100メートルの世界記録を持っているパウエル選手やアテネオリンピックの女子200メートルで金メダルをとったキャンベル選手が参加しているという。
練習の一般公開をするというので行ってきました。
会場は布勢運動公園のメイントラック。行ってわかったのですが、パンフなどがあるわけではなく、解説の放送もありません。誰が誰だかチンプンカンプンです。選手みんながパウエル選手やキャンベル選手に見える。
でも、良く見ているとわかってきました。一流選手の持っているオーラというか、その人の持っている雰囲気がこちらに伝わってきて、あの人がパウエル選手、あそこで走っている選手がキャンベル選手じゃないか。という具合です。
翌日の新聞で確認すると大正解でした。

練習そのものはとてもおおらかでのんびり、パウエル選手は歩きながらリレーメンバーとバトンの受け渡しの練習をした後、日陰に腰掛けて仲間とダベリング。高校の陸上部の方が厳しい感じでした。

練習風景の写真も撮ったのですが、肖像権みたいなのがあると困るので、写真は先日行った氷ノ山のモミジハグマ。
ん、17日のチョウジギクがジャマイカ国旗みたいだ。


メスアカムラサキ

2007-08-19 | Weblog

2007年8月18日午前11時、京都府の丹後半島にある標高540メートルの依遅ヶ尾(いちがお)山頂。炎天下の中、アゲハやヒョウモン類がテリトリー争いの空中戦を繰りひろげる中、一匹の黒っぽい見なれない蝶が参戦していました。降りたったところをそーっと近づき、3倍ズームで撮影。
今日調べてみると、どうもメスアカムラサキの雄のようです。翅の裏の良く目立つ白斑模様が決め手です。

メスアカムラサキは、沖縄や八重山諸島に分布するタテハチョウ科の蝶で、雌は毒を持つカバマダラに擬態をしているため雄と翅の模様がまったく異なることで有名だそうです。たしかに誰が見ても同じ蝶とは思えません。

迷蝶として本州でもまれに見られるらしいですが、先の台風5号にでも乗ってきたのでしょうか。

氷ノ山

2007-08-17 | Weblog

お休みをいただいたので、昨日は仙谷から氷ノ山に上がってきました。登山路には、ゲンノショウコ、ノブキ、オタカラコウ、ヤマジノホトトギス、オトギリソウ、モミジガサ、シシウド類、ツリフネソウ、キツリフネ、ソバナ、チョウジギク、ツルリンドウ、イワタバコ、キンミズヒキ、ホツツジ、その他名前の知らない花を含めてたくさん咲いていました。
毎日暑い日が続いて、昨日は日本最高気温も更新したそうですが、さすが山は下界に比べれば涼しいです。歩いているときは汗ダラダラですが。
それにしても、自然は季節を良く知っていると感心します。夏の花が終わり、ツルリンドウやゲンノショウコなどの初秋の花がもう咲き始めました。暑い夏もあとわずか。
写真は、一株見つけたチョウジギク。

こしょう

2007-08-17 | Weblog

今年のわが家の夏野菜は散々だった。前半は雨ばっかで梅雨明け後は暑すぎだし、台風も来た。トマトは赤くなると同時に腐るし、ピーマンは萎れて枯れた。きゅうりの実付きも悪かった。ナスは台風で葉がボロボロ、前年並みは豆類ぐらいか。みようみまねの素人菜園なので仕方がない。
家が不作なので、出たついでに道の駅などに立ち寄り、新鮮な地元の野菜などを買って帰ることが多くなる。
先日、鳥取県中部の道の駅でピーマンを買った。ラベルを見ると「こしょう」となっている。ビニール袋の中に入っているのはまぎれも無くピーマンである。隣の甘長とうがらしも「こしょう」のラベルが付いている。ピーマン系統はみ~んな「こしょう」になっている。
後で聞くと鳥取県の倉吉周辺は、何でも「こしょう」というらしい。

ナツエビネの渓

2007-08-15 | Weblog

このところ日本海側は、フェーン現象で暑い日が続いています。
暑い日は川遊びということで、近場の谷に行ってきました。薄紫色のイワタバコとナツエビネが咲いていました。
ナツエビネは、夕暮れの渓に舞い下りた妖精のようでした。

キツネノカミソリ

2007-08-12 | Weblog

大山に向かう途中、山麓の里山でキツネノカミソリの群落を見かけました。
ユリのような花ですがヒガンバナの仲間で、花の時期には葉は枯れてしまっています。朝露に濡れたオレンジ色が鮮やかです。

シモツケソウ

2007-08-09 | Weblog

三ノ沢のシモツケソウです。
シモツケの盛期が終わると、バトンタッチするようにシモツケソウの出番だ。
同じバラ科で花も名前も似ているのでまぎらわしい。混同する人も多いのではないか。
シモツケは「木」でシモツケソウは「草」だそうです。
シモツケは7月14日の写真を見てください。