風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

モノトーン

2008-01-27 | Weblog

三朝町吉原 08.1.27 

9時頃、窓の外を見ると晴れ間が見えたので三徳山まで出かけてみた。海岸部と違って山沿いの方は小雪がちらついており、積雪も50~60センチはありそうだ。神倉集落の下手から鉄塔めがけて登ってみたが、止まない雪と急傾斜のラッセルに思いのほか時間がかかり途中で引き返してきた。
ラッセルしながら時々見上げる山々は、静かなモノクロの世界だ。音もなく雪の降る藪山もなかなか良い。



ヘンケの靴

2008-01-20 | Weblog


前回の続き。
ということで、結局、好日山荘で冬靴を買いそびれてしまったのである。
チョゴリザの靴を撮ったついでに、ヘンケの写真も撮ってみた。もう30年以上前ではあるが、シングルでは最高の登山靴といわれていたスイス製の靴である。スキー靴では良く知られていたメーカーだったが、ずいぶん前に工場が火事で焼けてしまって廃業したと記憶しているが・・、違ったかな。
昨冬から現役復帰させて、大山などに上がる時に履いている。ただ、重い。片足で1,250g程あり、年寄りにはつらい。そんなことで好日に行ったのだが、当分現役続行である。


チョゴリザの靴

2008-01-20 | Weblog
先週、今週と天候が悪かったり、都合が悪かったりと、なかなか山にも行けないので、人様にはどうでもいい話を・・・

冬用の登山靴を買いたくて、正月の2日から開いていた横浜西口の好日山荘に行ってみた。立派なビルの1階にあり、明るく広くおしゃれで、びっくり。狭い店内に所狭しと道具が置いてあった昔の山道具屋しか知らない私は、今浦島のようで、何となく落ち着かなかった。
靴はいくつか履いてみて、典型的な日本人の足に合う物もあったのだが、値を見て決心がつかず(色もちょっと気に入らなかった)、アイゼンとピッケルのバンドなど細々した物だけを買って帰ってきてしまった。
よくよく考えてみれば、靴の値段は昔に比べてそんなに高くなっているわけではない。物価上昇を考えれば、昔の方がよっぽど高かった。

この時、靴のコーナーに懐かしい登山靴が飾ってあるのに気がついた。チョゴリザの登山靴である。


チョゴリザのクレッター

チョゴリザは、水道橋辺りにあった登山用具店で、私も何回か行ったことがある。生まれて初めてで最後になるオーダーメイドの靴を作った店である。
まだ、その時のクレッターが手元にある。一ノ倉も滝谷もチンネもバットレスもこれで登った。ソールも張替えていると思うが、まだしっかりしている。ただ、30年以上も手入れをしていなかったので、少し縮んでいるようで足を入れるときつい(足が太った?)。
もう、この靴を履くこともないだろうな。でも捨てられない。


チョゴリザのマーク

ところで、なんで好日山荘にチョゴリザオリジナルの靴なのか、聞き漏らした。

霜柱

2008-01-09 | Weblog

(08.1.1 塔ヶ岳)

4、5センチの高さに成長した大倉尾根の霜柱。
私の住んでいる山陰の冬は気温があまり下がらない割に雪や雨も多く、霜柱はなかなか見ることができません。たまに見る霜柱でも、せいぜい1センチ程度でしょうか。
久しぶりに霜柱を踏んでみたら、冷気が肌を刺す寒い朝にサクサクと霜柱を踏みながら学校に通った小学生の頃を思い出しました。

奈良公園?

2008-01-08 | Weblog

ニホンジカ(08.1.1 塔ヶ岳)

いました、いました。

塔ヶ岳山頂で一心不乱に枯草を食むニホンジカ。三段に枝分かれした角が立派です。けっこう太っています。写真を撮ろうと近寄ってもおかまいなし。
突かれて怪我しても困るので、そんなには近くに寄りませんでしたが・・。

噂には聞いていましたが・・、まるで奈良公園状態ですね。

大山

2008-01-07 | Weblog
今日(6日)は、薄明の中空港まで子供を送って行き、その足で大山に上がってきました。頂上台地では風があったものの、天気は快晴で気温も上がり春のような大山でした。まだ雪は少ないようで、5、60センチといったところでしょうか。


夏山登山道(08.1.6)

頂上台地(08.1.6)

剣ヶ峰(08.1.6)

ところで、大山寺の旅館街が閑散としているのでびっくりしました。午後2時前に大神山神社から南光河原の駐車場まで下ってきたのですが、この間に見かけた観光客は2組、合計8人だけ、スキー客も見かけませんでした。スキー人口が減少しているとは聞くのですが。

記憶

2008-01-05 | Weblog

丹沢主脈(08.1.1)

初めての丹沢は、小学生の弟と表尾根から塔ヶ岳へ上がった中2の時だったか。中3の正月は一人で主脈の縦走をした。高2の夏はユーシン生活と称して、山岳部のNやIとマニラ麻のザイルでザンザ洞や同角沢を登った。他にも丹沢には家族や仲間たちとずいぶん通った。今回はその時々のことを思い出しながら、ちょっと感傷的な気分で登山道をたどった。40年以上前のことで、既に山行の記憶はあやふやで脈絡もないが、それでも私にとって大切な記憶の断片である。


大倉尾根

2008-01-05 | Weblog
元旦は少し風があったものの天気も良く、富士山や伊豆の大島も望むことができました。登りに使った大倉尾根は、変化の無い急登の尾根なので馬鹿尾根と呼んでいたように記憶しています。起点の大倉から塔ヶ岳まで約1200メートルもの標高差が有り、大山(だいせん)の夏山登山道でも標高差900メートルほどでしょうから侮れません。


花立から塔ヶ岳(08.1.1)

高校の山岳部では夏山合宿前にボッカ訓練を行うのですが、私も1年の時、河原の石を詰めた30キロのキスリングを背負ってこの大倉尾根を登りました。確か「ファイト!」とか掛け声をかけながら登ったような、そんなことも思い出しました。

塔ヶ岳

2008-01-05 | Weblog
人間にしか意味が無いのかも知れませんが、年が改まり、2008年。
子供たちも家を離れ、新年を迎えてもすることといえばカレンダーを替えることぐらい。
今年もできる限り、更新していきたいと思います。


塔ヶ岳山頂(08.1.1)

元旦に大倉尾根から塔ヶ岳に上がってきました。帰ってきてから昔のメモを見ると、丹沢に登るのは高校の後輩であったH君の追悼山行以来なので、39年ぶりです。

中学、高校の時には、幾度となく尾根をたどり、沢を詰め山頂まで上がっているはずなのですが、記憶と風景が一致しません。年齢によって見えるもの、見たいものが違うのでしょう。

ところで、塔ヶ岳の山名です。山頂の標柱は「塔の岳」、他の標識は「塔ノ岳」となっていました。私の古い山行メモや記憶では「塔ヶ岳」です。ネットで調べてみると、最近は地元での呼称を尊重して「塔ノ岳」と表記するようです。