風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

アケビ (里山の春’08)

2008-04-30 | Weblog
新緑の里山を歩くと、アケビの瑞々しい葉の下になにやらぶら下がっている。アケビの花だ。雄雌別々の花で、数個の雌花とたくさんの雄花が付く。
アケビやミツバアケビの仲間にムベがある。こんな観葉植物もあったかなと思わせる大振りで光沢のある厚い葉で、山の中でも自然と目がいく。肉厚で透明感の無い花だが、雨上がりの夕刻、こぼれんばかりに咲くムベの花は美しい。


アケビ(雄花) 08.4.20 衣笠山


ミツバアケビ(左雌花、右雄花) 08.4.19 蛇山


ムベ 08.4.19 蛇山

イシガケチョウ

2008-04-30 | Weblog
山道を走っている時にイシガケチョウを見つけました。翅に格子状の筋模様がある白っぽい蝶です。翅の一部が欠けているので越冬していたのでしょう。不思議なことに、この蝶は雌だけが越冬するといわれています。
温かい地方に生息する南方系の蝶だと思っていたのですが、すでに分布域を広げて山陰でも越冬しているようです。
ついでに、近くにいたルリタテハも載せておきます。

 
イシガケチョウ 08.4.20 衣笠山    ルリタテハ 08.4.20 衣笠山

畑は花盛り

2008-04-29 | Weblog
久しぶりに畑に行き、夏野菜の植え付けに備え土を起こし石灰を撒いてきました。
11月に植えた200本のタマネギ苗も、よその畑のタマネギより見劣りするものの元気で、ちょっとふくらみかけた奴もいます。


タマネギ 

冬を越したキヌサヤやそら豆、イチゴも花盛りで、もう少ししたら食べられそうです。そのままにしてあった冬野菜達も一斉に黄色い花を付けていました。

 
キヌサヤ                  キヌサヤ
 
そらまめ                  いちご
 
ねぎ                    はくさい
 
ブロッコリー                チンゲンサイ

これから

2008-04-24 | Weblog
那岐山への山道では、私の好きなエンレイソウやミヤマキケマンが咲き始めていました。これからが本番です。尾根筋では花芽を付けたシャクナゲも結構ありました。
那岐山の代表的な花のイワウチワ、シャクナゲ、ドウダンツツジの花期は、4月、5月、6月と一月づつずれているのですが、自然の妙味というものでしょうか。
 
エンレイソウ 08.4.20          ミヤマキケマン 08.4.20

樹林下

2008-04-23 | Weblog
那岐山へ向う渓谷沿いの山道には、ミヤマカタバミやコチャルメルソウが咲いていました。とはいえ、曇り空の樹林下ではミヤマカタバミの花は閉じたままです。反対にコチャルメルソウは、これでもかというほど反り返っています。
それにしてもコチャルメルソウ、名前もユニークなら魚の骨のような花弁もとってもユニーク。

 
ミヤマカタバミ 08.4.20         コチャルメルソウ 08.4.20

クロモジ

2008-04-22 | Weblog

クロモジ 08.4.20 那岐山

那岐山の登山口近くに、クロモジの花がたくさん咲いていました。先日、大山の項で紹介したダンコウバイの仲間です。
高級和菓子に付いてくる樹皮を残した爪楊枝の材料になる落葉低木です。良い香りがするのですが、私は鼻より団子で爪楊枝の香りまで気にしたことがありませんでした。
雌雄異株で雄花と雌花があるそうですが、この花はどっちでしょう。

那岐山

2008-04-21 | Weblog
先週の大山三ノ沢で今年の雪山は終了とし、車に積みっぱなしだったアイゼンやピッケルも降ろした。
里の桜も終わり、いよいよ本格的な花の季節到来ということで、日曜日の昼から那岐山に上がる。目的はもちろんイワウチワ。西仙の馬の背小屋までの尾根を埋めるがごとく咲くイワウチワはなかなか見事だ。


西仙尾根コース 08.4.20 那岐山


イワウチワ 08.4.20 那岐山

日本海側のイワウチワは、本来の種と葉の形状がやや異なり「トクワカソウ」とも呼ぶようだが、その本来の種を見たことの無い素人目には違いが分かりにくい。

     
     那岐山三角点 08.4.20

那岐山の頂上は霧で展望も無く寒い。登山者も少なく静かだ。

大山(5)

2008-04-19 | Weblog

ダンコウバイ 08.4.12 環状道路

環状道路を走っていると、道路沿いの林縁に黄色い花を付けた潅木が目にはいります。帰ってから調べてみると、アブラチャンの花にもよく似ていますが、ダンコウバイの花のようです。
春の初めは、マンサクやミツマタ、キブシなど黄色の花を付ける木が多いのですが、虫を呼びやすいとか、何か理由があるのでしょう。
確かに、色彩の少ない葉を落とした林の中では、黄色の花はとても目立ちます。

大山(4)

2008-04-18 | Weblog

ブナ林 08.4.12 大山

鍵掛峠から見る健康の森のブナ林は、心なしか赤みが増して、芽吹きの準備に入ったようです。また、この時期の林内は、雪の反射もあるためかとても明るく、幹も白く感じます。冬とも、もちろん夏とも違う開放的な春のブナ林です。


ブナ林 08.4.12 大山 

椎茸

2008-04-17 | Weblog

シイタケ 08.4.13 

先月、椎茸の菌を植え込んだホダ木を2本買ってきて庭の日陰に立てかけておいたのだが、ちょっと前から赤ちゃんが顔を出し始めていました。
今日、待ちきれない相棒が4個収穫。小さな可愛い椎茸でしたが、今日現在1個300円の椎茸を2個づつ、夕食の湯豆腐と一緒に美味しく頂きました。ご馳走さま。

大山(3)

2008-04-16 | Weblog
剣ヶ峰頂上からの眺望です。
東の烏ヶ山から甲ヶ山にかけては雲海が拡がっています。

お昼を食べた後は下るのみ。昔風にいえば一瀉千里、三ノ沢を駆け下りました。


弥山 08.4.12


烏ヶ山 08.4.12


天狗ヶ峰 08.4.12


雲海(矢筈ヶ山、甲ヶ山方面) 08.4.12

大山(2)

2008-04-14 | Weblog
夏とほぼ同じルートを落石に注意しながら槍尾根の稜線目指して詰めて行きます。槍ヶ峰直下は雪が消えているので、アイゼンを外して草付きの夏道をたどりました。ステップの一段一段が高いので、特に下りは足の短い私にとって辛い場所です。


三ノ沢上部(槍ヶ峰) 08.4.12

三ノ沢最後の大堰堤に着く頃から晴れてきて、下山するまで無風状態の春山日和でした。


剣ヶ峰 08.4.12

HONDA戦

2008-04-13 | Weblog

HONDA戦 08.4.13

ガイナーレ会心の勝利。
タイから来た4番の選手は存在感があって良かった。最初の点だったと思うけど、起点になったスルーパスは凄かった。
最後の失点はご愛嬌だが、こんな試合をしていればJ昇格は間違いなしなんだけどね。

独標1142m(6)

2008-04-11 | Weblog

ブナ 08.4.5 鳥取市安蔵

空に枝を広げた大きなブナも、心なしか春を感じているようだ。
よく見ると幹に2ヵ所の穴があいている。もう少しすれば、若葉の芽吹きとともに鳥たちの子育ても始まる。


ブナ(巣穴) 08.4.5 鳥取市安蔵