キマダラルリツバメを撮影していると、一匹の雌が私の手に乗ってきた。じっとしていると、おずおずと、恥じらいながら(勝手な思い込み)翅を少しづつ開き始めた。突然のことで、私の指も硬直し写真を見ると不自然な変な曲り方をしている。
私を雄のキマルリと間違えたわけではなかろうが・・。
男たちに用心すること、たくさん卵を産むように、などと話しかける。「わかってるよ!」とでも言うように何回か翅を開閉した後、飛び去って行った。
キマダラルリツバメ(♀) ’08初夏 鳥取
キマダラルリツバメ(♀) ’08初夏 鳥取
キマダラルリツバメは、幼虫時に蟻(ハリブトシリアゲアリの一種)と共生し、蟻の巣の中で成長するという。特異な生態をもったシジミチョウで、鳥取市内の一部の棲息地域は天然記念物に指定されている。
鳥取は多産地といわれるが、確かに発生地は多いものの個体数は必ずしも多いわけではない。
近年、松枯れとその防除のための薬剤散布、発生地及びその周辺の開発などによって、発生地、個体数も減少しているという。そんな中で、採集による影響も相対的に大きくなってきているように思われる。
憶測を承知でいえば、福島の会津や山梨の上野原周辺等での採集が規制によって困難になった分、採集者が鳥取に集中しているのかもしれない。付け加えれば、インターネットによる情報の拡散スピードと拡散範囲は想像以上のものがあり、採集者の集中に拍車をかけているのではないだろうか。
私自身も中学生の頃には勉強もせずに昆虫採集をしていたので、採集という行為そのものを否定するものではない。その楽しさや、そこから広がっていくいろんな可能性も理解しているつもりだ。が、現在はキマダラルリツバメの発生数に比べ、採集者とその捕獲数が多すぎるように感じる。
保護区の入り口に鳥のツバメ(燕)の絵が描いてあると揶揄される鳥取だが、逆にいえば、ことさら保護だといわずとも自然な営みの中で代を繋いで生き続けてきたということであろう。今後も特別の保護策や規制をしなくとも、発生期には誰でもが採集(少しね)や観察ができれば楽しいのに、と、窓越しの梅雨空を見ながら想う。
私を雄のキマルリと間違えたわけではなかろうが・・。
男たちに用心すること、たくさん卵を産むように、などと話しかける。「わかってるよ!」とでも言うように何回か翅を開閉した後、飛び去って行った。
キマダラルリツバメ(♀) ’08初夏 鳥取
キマダラルリツバメ(♀) ’08初夏 鳥取
キマダラルリツバメは、幼虫時に蟻(ハリブトシリアゲアリの一種)と共生し、蟻の巣の中で成長するという。特異な生態をもったシジミチョウで、鳥取市内の一部の棲息地域は天然記念物に指定されている。
鳥取は多産地といわれるが、確かに発生地は多いものの個体数は必ずしも多いわけではない。
近年、松枯れとその防除のための薬剤散布、発生地及びその周辺の開発などによって、発生地、個体数も減少しているという。そんな中で、採集による影響も相対的に大きくなってきているように思われる。
憶測を承知でいえば、福島の会津や山梨の上野原周辺等での採集が規制によって困難になった分、採集者が鳥取に集中しているのかもしれない。付け加えれば、インターネットによる情報の拡散スピードと拡散範囲は想像以上のものがあり、採集者の集中に拍車をかけているのではないだろうか。
私自身も中学生の頃には勉強もせずに昆虫採集をしていたので、採集という行為そのものを否定するものではない。その楽しさや、そこから広がっていくいろんな可能性も理解しているつもりだ。が、現在はキマダラルリツバメの発生数に比べ、採集者とその捕獲数が多すぎるように感じる。
保護区の入り口に鳥のツバメ(燕)の絵が描いてあると揶揄される鳥取だが、逆にいえば、ことさら保護だといわずとも自然な営みの中で代を繋いで生き続けてきたということであろう。今後も特別の保護策や規制をしなくとも、発生期には誰でもが採集(少しね)や観察ができれば楽しいのに、と、窓越しの梅雨空を見ながら想う。
アサギマダラ 08.6.22 扇ノ山
アサギマダラは、海を渡る蝶として知られています。春に南西諸島から本州へ北上し、秋にはその子孫が南西諸島に向かって南下するそうです。
今月初めの地元紙に、渡りの中継地である大分県姫島で印を付けられたアサギマダラが、鳥取の海岸で採集されたという記事がありました。300キロの距離を5日間で移動したことになるそうです。あのふわふわとした飛び方で想像がつきませんが、うまく風に乗る術を知っているのかも知れません。
写真のアサギマダラは雌でしょうか、霧雨の中、林道脇のノアザミで一心不乱に蜜を吸っていました。良く見ると後翅が破けてぼろぼろで、旅の厳しさを物語っているようです。
この土曜日の午前中は、畑に出て草取りなどしたのだが、ジャガイモに実がなっているのに気がついた。さすが同じナス科だけあって、ミニトマトそっくりだ。キタアカリやホッカイコガネは実がつきやすいとか。これは、確かホッカイコガネだったと思う。
ためしに一株掘ってみたところ、イモは10個もついている。たいして手をかけない、良く言えば自然農法の我が家としては上出来だ。
ジャガイモの花(アンデスレッド) ジャガイモ
ジャガイモの実(ホッカイコガネ) ほうれん草
いつもは失敗する葉物野菜も順調で、レタスやほうれん草もスーパーで売っているような出来だと営農担当者は自慢する。
昨年11月に植えた200本のタマネギ苗も、見事200個のタマネギとなって先週収穫。
タマネギ ベニシジミ
畑のそばのイボタノキの花に小さな蝶が来たので、腰を伸ばして見に行くとベニシジミだった。
ためしに一株掘ってみたところ、イモは10個もついている。たいして手をかけない、良く言えば自然農法の我が家としては上出来だ。
ジャガイモの花(アンデスレッド) ジャガイモ
ジャガイモの実(ホッカイコガネ) ほうれん草
いつもは失敗する葉物野菜も順調で、レタスやほうれん草もスーパーで売っているような出来だと営農担当者は自慢する。
昨年11月に植えた200本のタマネギ苗も、見事200個のタマネギとなって先週収穫。
タマネギ ベニシジミ
畑のそばのイボタノキの花に小さな蝶が来たので、腰を伸ばして見に行くとベニシジミだった。