日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

須田先生のレッスン in 仙台

2006-10-16 15:40:51 | Weblog
昨日、レッスンを受けた。高校受験の前に通っていた会場。
なつかしさと一緒に、あの頃の緊張がよみがえった。

だけど、お会いした須田先生はいつも通りニコニコ、相変わらず
エレガントで、昔とは私の中で先生の存在がずい分変わったんだと思う。
それに、とても広い会場だと思っていたけど、冷静に見れば
そんなに大きなホールじゃないし、人の記憶や印象の曖昧さって、
本当にテキトーなんだね。。。。

大きなホールじゃないとはいえ、やっぱり普通の部屋よりはずっと
響きがあるし、ソリスティックに練習していったつもりが
ただガツガツ汚い音が鳴るだけで、完全にパニック。
色んな会場や残響、ピアノの条件でタッチは変えなくちゃいけないし、
すぐに判断して最適な音を鳴らすのは至難の業。

案の定、すぐに止められて、新しい奏法(?)を教えていただいた。

日本人はお箸の文化。大昔から、肘を外側に張る姿勢を取る傾向にある。
武士のお辞儀とかも、畳に手を付いて、肘は外側。
一方外国は握手をしたりフォークとナイフを持ったり、肘は体の内側に
入る動作が自然と多くなる。
日本人がレガートが苦手だったりガツガツ弾いてしまうのは、
その肘の角度も原因だそうです。
昨日は極端に肘を中に入れて、手首も外側に直角に曲げて練習。
そうしたら、ビックリするほど音がまるくなって、レガートもできて、
今までの自分の出してた音は何だったの!!???っていう感じに変身した!
特に2楽章は、ずっとマジックにかかりっぱなしで、先生もほめて下さった。
(半分以上は、意気消沈した私をなぐさめて下さっていたんだと思うけど。。。)

会場はスタインウェイだったんだけど、自分が変な弾き方してたのに、
最初一瞬(たいしたピアノじゃないな)なんて思ってごめんなさい。。。。
悪いのはこっちでした。。。。

いつも美しい音をイメージしたり、目指す所を見極めて、それを目指す
っていうのは一人で練習していると出来ない。
だから定期的にレッスンを受けたりCDを聴くっていうのはとても
大切な勉強だと思う。
音楽も人間性も、もっともっと洗練された人になりたい。


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