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通信モジュール・HDMI端子でリンクするAVアンプ・世界のPC出荷台数

2008-03-31 20:54:31 | Dニュース

ウィルコム-中国網通と通信モジュール「中国仕様W-SIM」を共同開発-
(2008/03/27 CNET・日刊工業新聞)

ウィルコムは26日、中国網絡通信集団公司の研究組織である中国網通集団ブロードバンド応用国家工程実験室有限公司(中国網通)と共同で「W-SIM」(ウィルコムシム)の海外用インターフェースを開発した
と発表した。中国網通は4月以降、このインターフェースに対応した中国版W-SIMを販売する。
両社では、中国網通はW-SIMを採用することで、パケット通信などPHSサービスの高度化を実現し、ウィルコムはW-SIMの海外への市場拡大が図れるとしている。
中国網通は開発品を採用し、4月以降に中国でPHS端末によるメールやインターネット接続サービスを提供する。
W-SIMは小型のカード形状で、さまざまなPHS端末に差し込んで使用する。ウィルコムはこれを利用したPHSサービスを日本で展開している。
中国では約3000万人がPHSを利用しているが、通話や簡易メール機能にとどまっている。W-SIMの導入でメールやネット接続ができるようになる。ただし日本のW-SIMとの互換性はない。
今後ウィルコムは、中国網通との共同開発を「次世代PHS」の中国への採用に向けた取り組みの第一歩として展開していくとのこと。

オンキヨー-各社製テレビとHDMI端子でリンクするAVアンプ-
(2008/03/27 BCN)

オンキヨーは、他社製テレビとHDMI端子でリンク可能な7.1ch対応AVアンプ「TX-SA606X」を4月29日に発売する。価格は8万4000円。
パナソニック製「VIERA」や東芝製「REGZA」、4月以降に発売するシャープ製「AQUOS」などの薄型テレビとリンクして、1つのリモコンで電源のON/OFF、音声出力の切り換え、ボリュームの大小などをコントロ
ールできるAVアンプ。HDMIの最新規格「HDMI ver.1.3a」に対応し、1080pのフルHDや、Blu-ray Discが収録する色深度「36bitディープカラー」、色空間の新規格「x.v.Color」の映像を伝送できる。
音声では「ドルビーTrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」に対応するデコーダーを装備、Blu-ray Discが記憶する高密度のデータを再現する。その他、小音量でも高いサラウンド効果を発揮する「Audyssey
Dynamic EQ」、圧縮したファイルを高音質で再生する「ミュージックオプティマイザー」などの技術を採用した。また、特許技術の「VLSC」回路の搭載やグランド電位を安定させるなどしてノイズを抑える。
インターフェイスはHDMI入力端子が4基、出力端子が1基など。カラーはゴールドとシルバーの2色。サイズは幅435×奥行き375×高さ174.5mm、重さは12.4kg。

08年の世界PC出荷台数-前年比11%増の予測・ただし懸念材料も-
(2008/03/27 Itmedia・CNET)

調査会社の米Gartnerは25日、08年の世界PC出荷台数が、前年比10.9%増の2億9300万台となるとの見通しを発表した。引き続き好調なモバイルPCや新興国市場が出荷台数の伸びを支えるとする一方で、
世界経済への逆風が強まれば、成長率は1桁台に落ち込む可能性があると警告している。
PC市場は基本的には良い状態だが、米国経済の悪化や、北京五輪後に中国景気が減速する可能性の浮上、原油価格の高騰といった要因により、世界のPC出荷が今後、悪影響を受ける可能性を指摘してい
る。
PC市場の伸びを支える要因としては、モバイルPC、新興国市場、買い換え需要の3点を挙げる。モバイルPCについては、技術・デザインの改善や価格低下、モバイルアクセスの拡充で、価格に対して機能の
充実した「手ごろな」端末の提供が増えることで、今後も出荷台数の勢いは増すとみている。
新興国市場については、経済成長に伴い、企業や政府、教育機関だけでなく、消費者市場でも需要が伸びるとみる。新興市場におけるPC出荷台数は、07年第4四半期に22%増加し、世界全体の出荷増の
60%を占めている。PCは2000年代に入ってから途上国で大量に売れ始めたが、そのほとんどは北京やバンガロール(インド)などの中核都市に行く。メーカーらも、04年までには、そうした国々向けの設計と流
通戦略の創出に積極的に取り組み始めた。
買い替え需要については、08年後半~2010年初めにかけて、次の買い替えサイクルが来ると予測。04~05年のサイクルと比較すると穏やかな伸びになるとしつつも、PC出荷全体の60%、米国のPC出荷の
80%近くを占める買い替え需要が伸びる影響は大きいとしている。
デスクトップPCは驚くほど堅調。直近のデスクトップPC買い換え期は04年~05年で、その時のPCはまだ古くなってはいない。買い換え需要は世界PC出荷台数の約60%、新興国では80%を占めるという。


16:9搭載PC・2.5ICで320G・世界初・インフルエンザ診断機・ジャガー買収・太陽光発電

2008-03-31 20:53:08 | Dニュース

日本エイサー-世界初の16:9比率の液晶パネル搭載ノートPC-
(2008/03/26  CNET・日経・産経新聞)

日本エイサーは25日、16:9比率の液晶パネルを搭載したノートPC 「Aspire 6920 Gemstone Blue」シリーズを4月25日より発売すると発表した。全モデルインテル Core 2 Duoプロセッサ搭載で、価格は14万円
前後~21万円前後の見込み。
16インチワイド液晶を搭載し、ハイビジョンテレビと同じ比率の16:9を採用しているのが特徴。また、ドルビーがサラウンドの技術協力を行い、ステレオ音声をサラウンドに拡張して再生するバーチャルな5.1chサ
ラウンドに対応した。ドルビージャパンの営業部シニアマネージャであるBen Ting氏は、「単にソフトをインストールするだけではない。技術者を派遣し、エイサーPCのためにテクノロジーのチューニングをしてきた」
と品質へのこだわりを語った。
一般的なノートパソコンが搭載するワイド液晶パネルのアスペクト比は16:10であり、映画などを再生すると上下に黒枠が表示され画面をフルに活用できなかった。しかし、Aspire 6920は16:9というハイビジョ
ン放送と同じアスペクト比の液晶パネルを採用し、映画コンテンツなどを文字通りフルスクリーンで表示できる。「16:9の液晶パネルを搭載したノートパソコンは世界初」(日本エイサー)という。
キーボードの左側には「メディアコンソール」と呼ぶマルチメディアコントローラーを搭載。タッチ操作のみで映像や画像コンテンツを簡単に視聴できるという。
全モデルHDMIを搭載。最上位モデルでは、Blu-rayドライブを搭載している。重さは3.5Kgで、“持ち運べるホームシアター”として、主にコンシューマ向けに販売していきたい考え。プライベートな時間だけでなく、
ビジネスでも使えるPCとして指紋認証にも全モデルが対応している。バッテリー駆動時間は、約2.3時間。
ボディはピアノブラック。ボリュームの調節など、パネル操作で行える「メディアコンソール」部分と、ヒンジ部分は、青いイルミネーションが浮き立つ。同社によれば、ブルーは世界22カ国でもっとも好まれる色とさ
れており、ブルーを選んだという。

富士通-毎分7200回転の2.5インチHDDで世界初の320Gバイト品-
(2008/03/25 日経エレクトロニクス・BCN)

富士通は、ディスク回転速度が7200rpmで記憶容量が最大320Gバイトの2.5インチHDD「MHZ2 BJ」シリーズを発売する。7200rpmの2.5インチHDDとして320Gバイトは「世界初」(同社)という。ノートPCの上位
機種や,省スペース設計のデスクトップPCなどに向ける。
記憶容量は80/120/160/250/320Gバイト。PCとのインタフェースは最大データ転送速度300Mバイト/秒のSerial ATAを利用する。平均シーク時間は読み出しが標準10.5ms、書き込みが標準12.5ms。容量16M
バイトのバッファメモリを搭載する。読み出し時と書き込み時の消費電力を2.3Wに抑えた。
外形寸法は100.0mm×70mm×9.5mm、重さは116g以下。08年6月末より販売を開始する。価格は公開していない。08年度の販売目標は、MHZ2 BJシリーズ合計で200万台を目指す。
新製品は、2.5インチHDDの最大容量を同社従来機と比べ2倍となる320GBへと大幅に引き上げた。シリアルATA 3.0Gbit/sに対応し、高速なデータ転送が可能。また、読み出しと書き込み時の消費電力は、
業界最高水準の2.3Wという低消費電力性能を実現。さらに、環境に配慮しRoHS指令に準拠している。

米AMD-グラフィックス製品が世界初の「DisplayPort」認定取得-
(2008/03/25  Itmedia)

米AMDはこのほど、同社製グラフィックス製品が世界で初めて「DisplayPort」の正式認定を取得したと発表した。
DisplayPortはVideo Electronics Standards Association(VESA)が策定した次世代ディスプレイ出力規格。
HDMIと同様に音声も同じケーブルで出力できるなどの特徴がある。
認定を受けたのは「ATI Radeon HD 3400」「ATI Radeon HD 3600」「ATI Radeon HD 3800」各シリーズと「ATI FireMV 2260」、統合型チップセット「AMD 780G」。

NXPセミコンダクターズ-近距離無線通信規格「NFC」対応の自動車キー-
(2008/03/25  日経Automotive Technology)

NXPセミコンダクターズジャパンは、近距離無線通信規格「NFC」(Near Field Communication)に対応したクルマの鍵を試作した。クルマの鍵の付加価値の向上を目指したもので、2012年ごろの自動車メーカー
の採用を見込む。
現在の鍵には、鍵を抜き差ししないでもドアを開閉できる「スマートエントリー」や、鍵と車載器の間で暗号化したデータを通信して合致しないとエンジンを始動できなくする「イモビライザー」などの機能が備わって
いる。しかし、クルマの鍵は乗らない時は持ち運ぶだけで使い道はなかった。同社はスマートエントリーやイモビライザー向けのICを提供しており、これらのICの付加価値を向上することを検討してきた。
鍵をNFC対応にすることで、電子マネーを使った店舗での決済や、パソコンや携帯電話間でのデータ通信機能も可能になり、使用範囲が広がる。NFCは、通信周波数帯が13.56MHz、データ通信速度は最大
424kbps、通信距離も最大10cm程度である。大容量通信には向かないがデータを暗号化して通信できるのが特徴。
同社が考える鍵の使い方は、車外の機器とはNFCで通信して、車内では既存の通信システムであるスマートエントリーやイモビライザーなどの通信を用いる方式。車内では、既存のシステムを活用すること
で、車載機器がNFCのインタフェースを備えていなくても利用できるメリットがある。
例えば、パソコン上のカーナビソフトで目的地設定をして、その情報をクルマの鍵にNFC通信で記録する。
車内に乗り込むとクルマの鍵の情報がスマートエントリーまたはイモビライザーのインタフェースを通して、カーナビのHDDに送られる。この結果、カーナビ上で自動的に目的地を設定できる。
一方で、クルマを駐車する時は、カーナビゲーションシステムの位置データが自動的に鍵に記録される。駐車位置を確認するには、鍵のデータをNFCで携帯電話に転送して、携帯電話上のナビゲーションで自
車の位置情報を確認する、といったことが可能になる。
NFCは、ソニーとオランダNXP Semiconductorsが開発したもので、フィンランドNokiaが携帯電話に採用するなど実用化が始まっている。クルマの鍵へのNFCの採用は、もう少し先になる見込み。

STMicroelectronics-医療機器メーカーとインフルエンザ診断機器開発-
(2008/03/26  日経エレクトロニクス・毎日新聞)

欧州半導体メーカーSTMicroelectronicsとシンガポールの医療診断機器メーカーVeredus Laboratoriesは24日、主要なインフルエンザの型を短時間で分析、判別する小型診断装置「VereFlu」の製品化を発
表した。
VereFluは分子レベルの分析装置で、インフルエンザの型を2時間以内に分析、判別できるとしている。従来の手法では、判定に数日から数週間かかっていた。STMicroelectronicsの使い捨てチップ「In-Che
ck」と、Veredusのバイオアプリケーション技術を組み合わせたVereFluは、A型、B型、H5N1型鳥インフルエンザを、1回のテストで判別できるとしている。短時間での判別が可能なため、その年に流行している
インフルエンザの型を、迅速に把握することができるようになる。
分析は、患者の血液、血清、または口腔咽頭の粘膜を綿棒で擦り取ったものを、親指の爪程度のサイズの使い捨てチップに入れ、分析器にセットするだけ。簡単に行えるだけでなく、2次感染のリスクも低
下する。
両社はVereFluの成功を受け、共同研究所「Bio-Application Lab」をシンガポールに設立。今後はインフルエンザ以外の伝染病や腫瘍、心臓病などの診断ツールの開発も進めていく計画という。

印タタ自動車-米フォード傘下の英ジャガーとランドローバーを買収へ-
(ロンドン  2008/03/26 日経)

インド大手財閥傘下のタタ自動車は25日、米フォード・モーター傘下の英ジャガーと英ランドローバーを買収することで基本合意した。タタ自動車とフォードの交渉に参加した担当者が明らかにした。同日中にロ
ンドン市内で合意書に調印し、26日にも正式発表する見通し。印メディアなどによると買収額は26億ドル(約2600億円)前後とみられる。タタはブランド力をテコに、欧州などで販売力を強化するとともに、技術を
吸収する狙い。
印自動車メーカーが欧州高級ブランドを買収するのは初めて。合意書の調印式にはタタグループのラタン・タタ会長と、フォードでジャガー、ランドローバーなどの高級車グループを統括するプレミア・オートモーティ
ブ・グループ(PAG)のルイス・ブース会長が参加する。法的手続きを経て、正式に買収が完了するのは6月の第1週になる見込み。
フォードは07年6月、ジャガーとランドローバーの売却検討を開始。今年1月からタタを売却先の最有力候補として交渉を本格化させていた。北米での販売不振が続いているため、追加リストラを急いでいる。
タタは低価格車の開発などで注目を集めてきたが、高級車ブランドを一気に手に入れ、海外事業の拡大を目指す。

ホンダ-09年投入のハイブリッド車はニッケル水素電池を搭載-
(2008/03/26 時事j通信・フジサンケイビジネス)

ホンダの福井威夫社長は24日付の米自動車業界誌オートモーティブ・ニューズとのインタビューで、09年の市場投入を予定しているハイブリッド専用車について、従来のニッケル水素電池を搭載する意向を明
らかにした。自動車業界ではトヨタ自動車が2010年までの導入を計画している次世代ハイブリッド車にリチウムイオン電池を使用する方針を表明するなど、同電池の採用が主流になりつつあるが、ホンダはこ
うした流れとは一線を画する。
福井社長は「リチウムイオン電池は依然として使用可能な状態ではない」と指摘。信頼性と耐久性の面で「若干の懸念が残っている」と述べた上で、「最適とは必ずしも思っていない」との認識を示した。
リチウムイオン電池は現在のニッケル水素電池よりも小型で大容量が可能とされ、トヨタのほか、ゼネラル・モーターズ(GM)や日産自動車などが採用を決めている。ただ、過熱しやすいことから、安全性を懸念
する声もある。
福井社長は一方、現在のドル安について、1ドル=90円台の水準が長期に及んだ場合、生産計画を見直す可能性があると述べた。

国内電機各社-太陽光発電を増産-
(2008/0/326 毎日新聞)

シャープなど電機大手各社が太陽光発電設備の増産に乗り出している。地球温暖化対策に熱心なドイツなど欧州を中心に世界需要が急拡大しているため。発電量でかつて世界首位だった日本は最近伸び悩
んでいるが、原油価格の高騰もあって将来的には再び成長が予想され、各社は投資に力を入れている。
生産量で世界トップクラスのシャープは、09年度に堺市で新工場を稼働させ、生産能力を現在の2.5倍の年1850メガワットに拡大する。投資額は約1000億円と見られ、家庭の年間の太陽光発電能力(約4キロワット、必要な総電力の7割程度をカバー)で約46万戸をまかなえる計算。
京セラも約200億円を投資して、滋賀県東近江市の工場を増設し、2010年度までに生産能力を現行の2.4倍の500メガワットにする。三菱電機は今年10月までに約70億円で長野県飯田市などの工場を拡充し、
現在の1.5倍の220メガワットとする。2012年には500メガワット体制も検討している。
太陽光発電は高額な設備が普及の障害だったが、ドイツは電力会社が電力買い取り価格を大幅に引き上げるなど推進策を導入し急成長。05年には発電量で日本を抜いて首位となり、現在は世界需要の約
半分。発電設備は日本の電機メーカーが世界生産量の約3分の1を占めるが、多くをドイツに輸出している。
一方、日本国内で太陽光発電を設置している家庭は約40万戸。企業も含めた需要は約200メガワットで世界全体の約1割。国が家庭への購入補助を05年度に打ち切ったため、伸びが鈍化している。また、設
備は200万円程度となお高額。政府は補助制度の再開を含め普及策を検討しており、メーカー側も「世界的に省エネに関心が高まっており、将来的に有望」(シャープ)とみている。
太陽光発電は、住宅や工場などの屋根にパネル型の太陽電池を設置して太陽光を電気に変える。発電時の二酸化炭素(CO2)の排出はゼロ。三菱電機の試算では、07年の世界需要は04年から倍増し、1950メガワット。2012年には約2.8倍の5550メガワットに達すると見込まれている。


携帯基本ソフト・携帯プレーヤー・IC乗車券

2008-03-31 20:51:13 | Dニュース

NTTドコモ-携帯電話端末の基本ソフトの設計を簡素化へ-
(2008/03/25 読売新聞)

携帯電話最大手のNTTドコモは22日、2010年までに端末の基本設計を抜本的に変更する方針を明らかにした。
インターネット接続など高度な機能は基本ソフト(OS)から切り離し、同じOSで、通話などに機能を絞った「低機能・低価格」の海外向け端末と、「高機能・高価格」の国内向け端末の両方を開発・量産できるよ
うにする。
国内の携帯電話市場が飽和状態に近づき、国内端末メーカーの事業撤退・売却が相次いでいるため、NTTドコモは端末の設計変更でメーカーの海外進出を支援し、自社の海外戦略にも役立てる。
NTTドコモは、設計変更で独自のネット接続サービス「iモード」や携帯に「お財布」の機能を持たせる非接触ICカード技術「FeliCa」などの機能をOSから分離し、OSを簡素化する。新しいOSは、ネット検索世界
最大手のグーグルと共同開発した「アンドロイド」を採用する方向。
NTTドコモは、これまでiモードなど高機能を組み込んだOSの携帯電話で日本に独自の市場を形成し、他社も追随してきた。
しかし、この方式は、機能が比較的単純で価格の安い端末が好まれる海外向けでは、OSを含め別途開発しなければならず、国内端末メーカーの海外進出の大きな障害になっている。国内の携帯電話市
場の成長が見込めなくなると、事業撤退する端末メーカーが相次いだのはこのため。
新OSの採用で、NTTドコモ向け端末を開発・生産している国内メーカーは海外向け端末の開発・量産が容易になる。高機能端末の需要が多い国内向けは、OSとは別にiモードなどの機能を追加して対応
するほか、低価格端末を国内に投入する可能性もある。
また、NTTドコモは、アジア地域の携帯電話会社への出資などを検討しており、低価格端末を地元市場に投入することも可能になる。

07年の携帯デジタルプレーヤー-動画対応が増加も総出荷台数減少-
(2008/03/24 Itmedia)

シード・プランニングは21日、携帯デジタルプレーヤーに関する市場動向調査を実施、結果を「2008年版携帯デジタルプレーヤーの動画対応とメーカー戦略」にまとめたと発表した。
レポートによると、07年の国内携帯デジタルプレーヤー市場を出荷台数でみると、動画対応が前年より約200万台増加の約300万台となったものの、動画非対応が大幅に減少し全体では620万台と減少した。今後は動画対応が市場をけん引し、2015年には動画対応が500万台を突破し、全体で750万台に達す
る見通し。
さらに、携帯デジタルプレーヤーの出荷数のうち動画対応の占める割合をみると、06年は17%、07年には48%まで増加し、2015年には60%以上と予測している。ただし、音楽再生に特化した製品の需要が
根強いことから、3分の1は動画非対応のままと見られる。ストレージ別ではHDD型の95%、メモリー型の39%が動画対応製品となっている。
国内の動画対応携帯デジタルプレーヤーのシェアをみると、Appleが最も多く、全体の半数以上を占める。次いでソニー、東芝と続く。
調査は07年11月~08年1月、携帯デジタルプレーヤーメーカー10社、海外動向関連企業2社、配信関連企業4社を対象に訪問調査およびオープンデータを元にしたもの。

国土交通省-アジア各国での相互利用を目指すIC乗車券-
(2008/03/25 フジサンケイビジネス・毎日新聞・日刊工業新聞)

国土交通省は24日、IC乗車券等国際相互利用方策検討委員会を開き、相互利用に前向きな日本、韓国、香港、シンガポールなどによる推進組織「アジア共通IC乗車券国際協議会」(仮称)の設置を柱とす
る最終報告を取りまとめた。同協議会は5月上旬にも日本で第1回会合を開き、定期的にIC乗車券の技術開発や社会実験について検討していく。09年度以降の実用化を目指す。
共通ICカード乗車券の実用化は観光立国を目指す政府の重点施策の一環。1枚のICカード乗車券で交通機関や宿泊施設、飲食店などの支払いができる仕組みを整備することで旅行者の利便性を高め、日
本への観光客増加やアジア地域での人的交流の拡大を図るのが狙い。
ICカード乗車券はあらかじめ入金しておけば、現金がなくても電車やバスなどの交通機関に乗れ、買い物もできるというもの。国内ではJR東日本の「Suica」などが普及しているが、各国で使われるIC乗車券
は通信方式の規格などが異なるため、相互利用ができない。
これまでは訪問国でなければ買えなかったICカード乗車券を、旅行の出発前に買えるようにする。ICカード乗車券は一定額を入金した形で販売する。料金が不足した場合は相手国内で、その国の通貨で入
金する。
最終報告では、旅行先でも現地通貨を入金して国内同様に使えるようにするため、違った規格の通信方式でも対応できる共通ICカード乗車券を開発、既存の改札機を活用したサービスの提供を実現する
とした。
通貨の両替などの課題が残るため、導入当初は1枚のICカード乗車券に国ごとに入金する方式にとどめるが、「将来的には自動両替機能を持たせるようにしたい」(国土交通省)という。
また、共通ICカード乗車券の実験地に福岡市、関西地域の都市やシンガポールや香港などを選定。今春には各国のカード事業者らでつくるワーキンググループで共同ICカード乗車券を開発・製造、今秋を
メドに駅での公開実験を行う。
さらに、北京五輪にあわせ、日本から北京市に向かう旅行者に現地のICカード乗車券を配布し、相互に利便性を検証実験や、韓国人旅行者にクレジットカードで後払い精算するICカード乗車券を日本の交通
機関を利用してもらう実験などを08年度内に実施することも盛り込んだ。


電子ブック用端末・途上国向け教育用PC・アレルギー物質除去する洗濯乾燥機

2008-03-31 20:49:53 | Dニュース

米Amazon.com-電子ブック用端末「Kindle」納期が大幅遅れ-
(2008/03/21 毎日新聞・CNET)

米Amazon.comが07年11月に発売した専用電子ブック端末「Kindle」が予想を上回る売れ行きとなっている。納期は現在約6週間待ちと大幅に遅れており、同社は20日(米国時間)、ジェフ・ベゾスCEO名のメッ
セージを掲載、数週間内に即日出荷できるようにすると報告した。
メッセージは、米国向けサイトのトップページに、顧客あての公開書簡の形で掲載した。Kindleの初回販売分は発売からわずか5時間半で完売。その後増産体制をとり、受注順に出荷してきたが、4カ月たった
現在も在庫切れで長い待ちになっているという。
同CEOは、数週間以内にKindleの在庫を持てるようになり、受注当日の出荷が可能になる見込みだと説明。また、商品到着を辛抱強く待っている顧客に対し、感謝の言葉を述べている。
Kindleは、ディスプレーに6インチの電子ペーパーを採用した携帯型の専用電子ブック端末。本体にキーボードを備え、メモの書き込みもできる。約200冊を内蔵可能で、価格は399ドル。携帯ネットワークを利
用した専用ダウンロード販売も同時にスタートしている。

米Intel-米国と欧州で途上国向け教育用PC「Classmate」を販売へ-
(2008/03/21 WSJ・IT Pto・Itmedia)

米Intelは,米国および欧州で発展途上国向け教育用サブノートパソコン「Classmate」の消費者向け販売を開始し,ノートパソコン「XO」や新たに現れた超小型パソコンとの対決姿勢を強める。ただし,新製品の
ポータブルパソコン「Classmate 2」を消費者に直接販売する計画を立てているわけではない。Classmate2の設計ライセンスを複数のパソコンメーカーに提供する。
IntelのClassmateは非営利団体One Laptop per Child(OLPC)のXOと同様,そもそも発展途上国の子供を対象とする教育用パソコンであり,政府や教育機関を介して販売されていた。ところが07年になり,様々
なメーカーが同じような価格と大きさのパソコンをリリースし,多くの消費者から人気を博したため,IntelもOLPCの後を追って一般向け販売に踏み切ることにした。
Classmate 2の設計はまだ最終決定していないが,米国における価格は250~350ドルだろう。現行版Classmateは小さな子供向けの形状を採用し,Intelのモバイル向け超低電圧版プロセッサ,7インチディスプレイ,1Gバイトまたは2GバイトのRAMを搭載。新型Classmateは多様なサイズで登場し,何らかの形
でWindowsを載せると見られる。なお,Intelはこの種の機器に最適な「Atom」プロセッサ製品系列を先ごろ発表したにもかかわらず,新Classmateには引き続き既存プロセッサを使うという。将来の「Classmate
3」ではAtomを使うだろう。
低価格ウルトラモバイルパソコンに対する現在の人気は,台湾ASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC」がきっかけだった。Eee PCは意外にもヒットし,OSがLinux,バッテリ駆動時間が比較的短い,スモール・
フォーム・ファクタという障害があるにもかかわらず数千台売れた。Eee PCの価格は250~400ドルで,構成によって異なる。ASUSは08年中にWindows版Eee PCをリリースする計画。OLPCは07年末のホリデー
シーズン中に限り,XOが1台売れるごとにもう1台を発展途上国の子供一人に配布する慈善活動の一環として,米国/カナダでXOに400ドルの値段を付けて販売した。XOのターゲットがClassmateと一部競合
しているため,発展途上国向け販売の成功は極めて限定的。
IntelのClassmateもOLPCのXOと同じく,もともと一般向けには販売していなかった。しかし,今ではインド,インドネシア,メキシコの小売店に並んでいる。

LG電子-米国で高温蒸気でアレルギー物質除去する洗濯乾燥機-
(2008/03/21 毎日新聞・CNET)

韓国LG電子の米国法人は20日(米国時間)、高温の蒸気でアレルギー物質を9割以上除去できる洗濯乾燥機「WM3988HWA」を米国で発売した。価格は1999ドル。
横面にフタがある洗濯・乾燥機能一体型ドラム式で、高温蒸気を噴射する機能を内蔵。洗濯時の水温を最大でセ氏約70度に保ち、家ダニによるハウスダスト、ペットの毛など、アレルギーやぜん息の原因とな
る物質を95%以上除去できるという。
米ぜん息・アレルギー基金(AAFA)が有害物質の除去性能についてテスト。洗濯機では初めて、「ぜん息とアレルギーに優しい製品」と認定した。また、蒸気の噴射で衣類のしわ伸ばしもできるという。
日本では昨年から同タイプの製品を販売しており、アレルギー患者の多い米国市場でも売り出す。統計では、米世帯の70%がぜん息またはアレルギー症の問題を抱えているという。


自動追跡デジカメ・リアプロ中止・ソーテック買収・事故情報公表

2008-03-31 20:48:47 | Dニュース

松下電器-画面でタッチした被写体を自動追跡するデジカメ-
(2008/03/19 日経)

松下電器産業は19日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX500」を4月12日に発売すると発表した。
液晶画面に触って被写体を選ぶと、その位置を自動的に追跡してピントや露出を合わせ続ける機能を初
めてつけた。写真の削除やサイズ変更、タイトルをつけるといった作業も、タッチパネルで簡単にできる。
有効画素数は1010万画素。
オープン価格だが、店頭想定は4万7000円前後。月産台数は3万台で、手軽にきれいな写真を撮りたい20~30代の男性を中心に売り込む。
これとは別に、無線LAN(構内情報通信網)機能を付けた「DMC-TZ50」(4万9800円)を5月16日、直販サイト限定で発売する。撮った画像を同社のウェブサイト「LUMIX CLUB PicMate」に転送して管理でき、
メモリーカードを使ってデータを移す手間が省ける。

キヤノン-リアプロジェクションテレビの開発を中止-
(2008/03/19 Itmedia)

キヤノンは、製品化を目指していたリアプロジェクションテレビの開発を中止したことを、2月19日までに明らかにした。SEDや有機ELの開発は続ける。
同社は05年10月にリアプロテレビの試作機を公開。製品化に向けて開発を進めてきたが、「市場動向を踏まえ」(同社広報部)SEDや有機ELディスプレイの開発にシフトすることを決めた。
液晶パネルについては、日立ディスプレイズを子会社化し、デジタルカメラの背面ディスプレイなどに使う中小型液晶パネルの生産に参入することも発表している。

オンキョー-ソーテックを吸収合併へ-
(2008/03/20 産経新聞・日経)

音響機器メーカーのオンキヨー(大阪府寝屋川市)は19日、パソコン販売を手掛ける子会社のソーテック(横浜市)を9月1日に吸収合併すると発表した。パソコン事業のほか、主力の音響事業との融合も強化
するのが狙い。「ソーテック」ブランドは継続使用する。
オンキヨーは7月、合併に先立ち、株式交換でソーテックを完全子会社化する。交換比率は今後詰める。
大証ヘラクレス市場に上場するソーテックは7月15日に上場廃止となる見込み。
オンキヨーは昨年8月、株式公開買い付け(TOB)などでソーテック株の50.1%を保有して子会社にした。
両社の売上高を単純合算すると約580億円。
音楽のインターネット配信が普及して既存のオーディオ市場が縮小傾向になるなか、将来の収益源としてオーディオパソコンなどの新規事業育成を急ぐ。

国土交通省-不具合や事故情報をリコール前にHPで公表へ-
(2008/03/21  日経)

国土交通省はリコール(回収・無償修理)届け出前の自動車や部品の不具合が原因とみられる事故や火災の情報を、来年度中にインターネットなどで公表する。利用者に事故の危険性を注意喚起するとと
もに、メーカーのリコール届け出漏れを防ぐ効果も期待する。
同省によると、これまで自動車メーカーからの事故や火災の報告は警察や消防が絡む重大な事例やリコール届け出があった事例を除き、国交省内部で不具合の原因分析に活用するだけだったという。
2000年から、自動車の利用者から提供された不具合情報を集約し、ホームページ上で「自動車不具合情報ホットライン」として公開。年間4500件ほどの不具合情報が寄せられるという。


BDレコーダー・デジカメ編集・Photoフレーム・小型TV・6コアCPU・Apple・無線LAN危険

2008-03-31 20:47:34 | Dニュース

三菱電機-Blu-rayレコーダー発売・国内メーカーで4社目-
(2008/03/19 CNET・朝日新聞・毎日新聞・日経・フジサンケイビジネス・日刊工業新聞)

三菱電機は18日、同社初となるBlu-rayレコーダー「REALブルーレイ」を発表した。HDDとBlu-ray Discドライブを内蔵したハイブリッドレコーダーとなる。価格はオープン。発売は5月24日より。従来のデジタルレコーダー「楽レコ」から、ブランド名を「REAL」へと改めての参入となった。
REALブルーレイは、500GバイトのHDDを採用した「DVR-BZ200」と250GバイトのHDDを採用した「DVR-BZ100」の2モデル。地上、BS、110度CSデジタルチューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載し、デジタル放送のダブル録画にも対応する。2モデル合わせて月産7000台を見込む。
MPEG-4 AVC/H.264映像圧縮方式の採用により、フルハイビジョン映像の長時間記録を実現。500GバイトのHDDを搭載するBZ200には、AEモード(ビットレート:8.6Mbps)で最長約189時間のハイビジョン録画が可能。AVCREC機能も備えているため、ハイビジョン画質のままDVDにダビング保存することもできる。
また、操作の簡易化を図るため、各社が積極的に採用しているかんたんリモコンには、業界初となる液晶タッチパネルの「液晶グット楽リモコン」を同梱。「予約する」「再生する」「テレビを見る」など、各操作ごとに必要なボタンのみを表示させられる。
デジタルレコーダー「楽レコ」で培った、CMスキップ機能「オートカットi」や、スポーツ番組のハイライトシーンだけを視聴できる「ハイライト再生」、好みの番組を自動的に録画する「おすすめ自動録画」機能など、オリジナリティのある多彩な機能はそのまま踏襲している。 
・DVR-BZ200(HDD:500GB、店頭想定売価:20万円前後)
・DVR-BZ100(HDD:250GB、店頭想定売価:16万円前後)
REALブルーレイと合わせて、「REAL DVDレコーダー」も同時に発売される。HDD&DVDのハイブリッドタイプで「DVR-DW200」(HDD:500GB)と「DVR-DW100」(HDD:250GB)の2機種がラインアップ。Blu-rayモデル同様、AVCREC規格に対応しているため、DVDへのハイビジョン録画にも対応する。ダブルリモコンを同梱するが、こちらはボタン数を抑えた「グット楽リモコン」の付属となる。
・DVR-DW200(HDD:500GB、店頭想定売価:12万円前後)
・DVR-DW100(HDD:250GB、店頭想定売価:9万円前後)
REALブルーレイ、REAL DVDレコーダーともにデジタルコンテンツダビングの新規格「ダビング10」(コピー9回+ムーブ1回)に対応しており、「ダビング10番組」の放送開始に合わせ、放送波を通じてバージョンアップされる予定。 
三菱電機のBlu-ray レコーダー発売は、国内メーカーで4社目。東芝のHD DVD撤退でBlu-rayレコーダーの普及が見込まれ、北京五輪に照準を合わせて先発のソニー、松下電器産業、シャープを追う。 

ソニー-テレビ画面で補正・編集できるデジカメ写真プリンター-
(2008/03/19 日経)

ソニーは18日、デジタルカメラで撮影した画像を、テレビの大画面で見ながら印刷できる家庭用プリンター「ピクチャーステーションDPP-FP95」を4月18日に発売すると発表した。画質を落とさずにテレビに画像を転送する「HDMI」端子を小型プリンターとして初めて搭載した。家族で楽しみながら写真加工ができるよう、うまく撮れなかった写真を補正したり、編集したりする機能も強化した。
オープン価格だが、店頭想定は2万5000円。ボタン1つで写真のピンボケや逆光を補正する「くっきり補正」機能に、肌をなめらかにみせる「美肌補正」を加えた。48種類の背景に写真をはめ込んでオリジナルの合成写真が作れる「スクラップブック機能」や写真の好きな位置に花柄などを付けられる「スタンプ機能」なども加えた。
別売りの短距離無線通信規格「Bluetooth」受信機「DPPA-BT1」(希望小売価格は3980円)を取り付けると、対応する携帯電話で撮影した画像をプリンターに転送して印刷できる。

ソニー-「デジタルフォトフレーム」に再参入-
(2008/03/19 Itmedia)

ソニーがデジタルフォトフレーム市場に再参入する。PCや各種メモリカードに保存した画像を表示できる小型ディスプレイ「S-Frame」シリーズとして、9型の「DPF-V900」と、7型の「DPF-C700」を5月9日に発売する。オープン価格で、実売予想価格は9型が3万5000円前後、7型が2万円前後。
9型「DPF-C900」のサイズは、245(幅)×162(高さ)×38.5(奥行き)mm。同社は1999年にメモリースティック専用の「PHD-A55」(税別で9万9800円)を発売して以来、デジタルフォトフレームの生産を停止していた。
家族の写真などを飾る習慣がある米国ではデジタルフォトフレームは人気商品だが、日本ではなじみが薄い。今回、デジタル一眼レフカメラや携帯電話用カメラが普及したとし「満を持して」(同社広報センター)再参入した。
それぞれ、800×480ピクセル表示の「クリアフォト液晶」を装備し、美肌補正や赤目補正機能を備えた画像処理エンジン「BIONZ」を搭載。高コントラストで色再現性に優れた高精細な画像を楽しめるとしている。写真1枚だけの表示のほか、スライドショー表示、サムネイル表示、時計表示が可能。
512Mバイトメモリを内蔵し、USB接続して画像データを転送できる。カードスロットはメモリースティックのほか、コンパクトフラッシュ、SDメモリーカードなどに対応した。電源のオンオフや、時計表示への切り替えなどができるリモコンが付属する。

アンデス電気-ワンセグ用小型テレビ開発・第1弾はタカラトミー向け-
(2008/03/19 日経)

電気機器製造のアンデス電気(青森県八戸市)はワンセグ(携帯端末向け地上デジタル放送)向け小型テレビの製造を始めた。第1弾として自社開発のモジュールを組み込んだタカラトミーの企画製品を手がけている。アンデス電気は収益力の強化を狙って最終製品の開発、製品化に力を入れており、自社ブランドを含めてワンセグテレビの製品数を増やす考え。
タカラトミー向けの製品は2.7型の液晶小型テレビ「セグニティ」。高さ6.1センチ、幅9.9センチで、定期券入れとほぼ同じ大きさ。音声ガイダンスの女性の話し方が使用時間に応じて、変化する娯楽機能を持たせた。
タカラトミーの関連会社が首都圏などの量販店で販売を始めており、価格は1万4800円。アンデス電気は「感度がいいうえ、乾電池で動くため、旅行や出張用などに持ち運びしやすいのが売り」と話している。

米Intel-6コアCPUなど次期プロセッサ-
(2008/03/19 Itmedia)

米Intelは17日、6コアCPUなど今後のプロセッサ製品について説明した。同社の上級副社長兼デジタルエンタープライズ部門ジェネラルマネジャー、パット・ゲルシンガー氏は、6コアプロセッサ「Dunnington」と新しいItaniumプロセッサ「Tukwila」を詳説し、次世代プロセッサファミリー「Nehalem」や、将来のメニーコア製品「Larrabee」に採用される技術を明らかにした。
DunningtonはIntel初の6コアIA(Intel Architecture)プロセッサで、08年後半に登場する。Intel 7300チップセットとクアッドコアXeon 7300を組み合わせた「Caneland」とソケット互換で、45nm(ナノメートル)high-k技術を使って製造され、大容量の共有キャッシュを備える。複数世代のプロセッサ間でもデータ移行が可能になる「FlexMigration」技術も採用する。
Tukwilaは、次世代Itaniumプロセッサで4個のコア、30Mバイトのキャッシュ、QuickPathインターコネクト、デュアル統合メモリコントローラ、メインフレーム級のRAS機能を搭載する。20億個のトランジスタを集積した世界初のプロセッサになり、性能は現行世代Itaniumの2倍以上という。
Nehalemは、動的に拡張できる新しいマイクロアーキテクチャで、現行世代のプロセッサと比較して性能とエネルギー効率を劇的に向上させるという。2コアから8コアの間で拡張可能で、同時マルチスレッディングで4~16スレッドに対応する。メモリ帯域は現行のXeonのトップエンドモデルの4倍になる予定。8Mバイトの3次キャッシュ、7億3100万個のトランジスタ、QuickPathインターコネクト(最高25.6Gバイト/秒)、統合メモリコントローラを搭載し、オプションでグラフィックスを統合する。Nehalemに対応する新プラットフォーム「Tylersburg」は、1ソケットのハイエンドデスクトップにも、2ソケットのサーバにも合わせて構成可能という。
Intelはメニーコアプロセッサ「Larrabee」についても説明した。これはインタラクティブでリアルなグラフィックス体験を提供する「Visual Computing」構想の次の進化のステップで、年内に最初のデモを実施する予定という。Larrabeeアーキテクチャは高性能ベクター演算ユニット(VPU)、整数および浮動小数点演算を含む新しいベクター命令セット、ベクターメモリ演算、条件付き命令、またメニーコアアーキテクチャを可能にする新しいハードウェアコヒーレントキャッシュ設計を含む。Larrabeeベースの製品ではDirectXやOpenGLなどのAPIをサポートする。
またIntel命令セットの次のステップとして、「Intel AVX(Advanced Vector Extensions)」も紹介した。これはソフトウェアプログラマー向けのもので、浮動小数点演算、メディア、処理能力を要するソフトの性能を高める。電力効率を高めることもでき、既存のIntelプロセッサと互換性を持つ。主な特徴としては、ベクターが128ビットから256ビットに拡大した点や、データ再配列の強化などがある。Intelは4月初めに上海で開くIntel Developer Forum(IDF)でAVXの詳細な仕様を公開する予定。AVXは2010年にコードネームで「Sandy Bridge」と呼ばれるマイクロアーキテクチャに実装される。

米Apple-802.11n対応の新AirMac Expressの提供開始-
(2008/03/19 Itmedia)

米Appleは17日、無線LANベースステーションAirMac Expressの新モデルを発表した。無線LANの次世代規格「IEEE 802.11n」ドラフトに対応し、前モデルに比べて最大5倍の通信速度、2倍の通信範囲を実現したという。価格は99ドル(日本での価格は1万1800円)で、Apple Storeなどで同日発売した。
AirMac Expressは、電源コンセントに直接差し込んで使える「世界最小の802.11n対応ベースステーション」で、iTunesの楽曲をオーディオシステムで再生できるAirTunes機能を装備する。802.11a/b/g/n準拠のWi-Fi対応デバイスに対応し、最大10ユーザーでDSLやケーブルブロードバンド接続を同時に共有できるほか、USB接続のプリンタとのワイヤレス接続も可能。
AirMac Expressの新モデルの登場により、AirMacの全製品が802.11n対応となる。

アイ・オー・データの無線LANルーター-危険な脆弱性で今すぐ対策を-
(2008/03/19 日経BP)

国内のセキュリティ組織である情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は18日、アイ・オー・データ機器の無線LANルーターに危険な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかったとして注意を呼びかけた。設定を勝手に変更されて、ファーミング詐欺などに悪用される恐れがある。対象製品のユーザーは、今すぐ対策を施す必要がある。
影響を受けるのは、アイ・オー・データ機器製の無線LANルーター「WN-APG/R」「WN-APG/R-S」「WN-WAPG/R」「WN-WAPG/R-S」。これらの製品は、Webブラウザーから設定を変更できる管理画面を用意している。その管理画面の初期設定に関して、今回脆弱性が見つかった。初期設定では、管理画面のユーザー認証が無効になっていて、なおかつ、インターネット経由で管理画面にアクセスできるという。 つまり、無線LANルーターのIPアドレスさえ分かれば、攻撃者はインターネット経由で管理画面にアクセスし、設定を自由に変更できてしまう。これにより、例えばルーターのDNS設定を変更し、攻撃者のDNSサーバーなどを参照させるようなファーミング詐欺が可能となる。この場合、ユーザーが本物のWebサイトのURLをWebブラウザーに入力しても、攻撃者が意図した偽サイトに誘導されてしまう。
対策は、(1)インターネット側からは管理画面にアクセスできないように設定変更すること、(2)管理画面にアクセスするためのパスワードを設定すること。どちらか一方だけでも脆弱性は解消できるが、両方実施しておくことが望ましい。
具体的には、(1)については「システムセキュリティ設定」の「セキュリティレベル」を、初期設定の「標準」から「中」「カスタム」「高」のいずれかに変更する。ファームウエア(ソフトウエア)を最新のバージョンに更新することでも、初期設定が「中」に変更される。
(2)については、「システムツール」の「パスワード」からパスワードを設定する。こちらについては、ファームウエアの更新だけでは対応できないので要注意。
設定変更の具体的な手順や、ファームウエアの入手方法については、アイ・オー・データ機器が公開する情報を参照してほしい。


128GモバイルPC・次世代ディスプレー・BDレンタル開始

2008-03-31 20:45:37 | Dニュース

東芝-世界初の128GバイトのSSD搭載モバイルノートPC-
(2008/03/18 日経)

東芝は17日、薄型軽量のモバイルノートパソコン「dynabook SS RX1」シリーズに、128ギガバイトの大容量SSD(Solid State Drive)を搭載したモデルなど3モデルを追加し、4月中旬に発売すると発表した。128GバイトSSDのパソコンへの搭載は世界初となる。
フラッシュメモリは、HDDに比べて消費電力が少なく、情報を読み出す速度が2倍近く速いという。25日から、まずインターネットで販売する。価格は41万7800~44万2800円。店頭では、仕様が異なる製品を4月中旬から販売する。追加するラインアップは、128GバイトのSSDを内蔵する「RX1/TAE」(実勢価格は40万円前後)、80GバイトのHDDとKDDIの通信モジュールを内蔵し、オフィス2007+パワーポイント2007をプリインストールする「RX1/T8EG」(実勢価格は29万円台半ば)、RX1/T8EGからオフィス2007+パワーポイント2007を省いた「RX1/T7EG」(実勢価格は27万円前後)の3モデル。SSDを搭載するRX1/TAEにはKDDIの通信モジュールは搭載しない。
KDDIの通信モジュールの通信速度は、下りは毎秒2.4メガビットまで、上りは毎秒144キロビットまで。課金上限が月額5985円のパソコン向け定額データ通信サービス「WIN通信機能搭載PC定額」にも加入できる。
SS RX1シリーズでは、08年冬に64GバイトのSSD搭載モデルを発売した。今回の128GバイトSSDモデルは実質的にその後継となり、64Gバイト機はラインアップしない。「SSDは製造コストがまだ高いため、半分の容量だからといって調達コストも半額になったりはしない。製品価格がさほど下がらない以上、そうした選択肢を用意するよりは以前のモデルと同じ価格で倍の容量、という形で提供することにした」(同社広報部)という。

タイコエレクトロニクスアンプ-次世代ディスプレー規格の認証取得-
(2008/03/18 日刊工業新聞)

タイコエレクトロニクスアンプ(川崎市高津区)は17日、ビデオ機器標準化団体「VESA」から、ディスプレーインターフェースの次世代規格「DisplayPort(ディスプレーポート)」の認証を取得したと発表した。ケーブル業界では同規格の認証取得は初めてという。月内に同規格に準拠したケーブルの量産体制を整え、4月に発売する。今後3年間に同規格関連製品で100億円の売り上げを見込む。
「DisplayPort」はパソコンや音響・映像機器などをディスプレーに接続する規格の1つ。DVIなどの既存規格に代わる高解像度の映像出力規格として策定された。最大毎秒10.8ビットでデータを転送でき、ケーブルを15メートルまで延長可能。1本のケーブル上に映像信号だけでなく音声信号も重ね合わせられる。DVIに比べてコネクターが小さく、USB端子に近い大きさ。著作権保護技術「HDCP」に対応する。

国内レンタルTSUTAYAとゲオ-Blu-ray Discのレンタルを開始へ-
(2008/03/18 日経・朝日新聞)

音響・映像ソフトレンタル大手のTSUTAYAとゲオが相次ぎ次世代DVD「Blu-ray Disc(BD)」対応ソフトのレンタルに乗り出す。ゲオは4月12日から全約800店で一斉に導入、TSUTAYAは今夏までに全約1300店で扱う。東芝の「HD DVD」撤退で規格が一本化されたことなどを受け今後、BDの需要が高まると判断した。
両社ともまず、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」などワーナー・ホーム・ビデオ(東京・港)が発売する45~48作品をそろえる。TSUTAYAは19日から東京、大阪など主要都市の10店で扱いを始め、導入店を順次拡大。グループ企業で手掛ける宅配レンタル事業でも19日からBDを扱う。
レンタル料金は地域で異なるが新作1泊2日の場合で、TSUTAYAは360~520円、ゲオは400~500円を予定している。両社とも通常のDVDソフトと原則同値という。