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iPod nano・BD内蔵STB・カムコーダー・Pixi・iida・留守電確認・燃料電池車・TOB

2009-09-12 14:29:11 | Dニュース

Apple-新iPod nanoはビデオカメラやFMラジオ・歩数計も搭載
(2009/09/10  BCN・朝日新聞)

Appleジャパンは10日、iPodの新製品を発売した。同社の主力モデルiPod nanoは、第5世代として機能を大幅に強化。新たにビデオカメラとマイクを搭載し音声の録音や動画の撮影が可能にした。また歩数計やFMラジオも備え多機能化を進めた。第3世代の超小型iPod shuffleは、2GBモデルを追加し、カラーバリエーションも2色から6色に拡大。iPod touchには大容量の64GBモデルを追加し、HDDタイプのiPod classicは容量を160GBに拡大した。
新しいiPod nanoは、横向きでも縦向きでも動画が撮れるビデオカメラを搭載した。規格はH.264 VGAビデオで解像度640×480、毎秒最大30フレーム、AACオーディオ。セピア、白黒、X線、万華鏡など15種類のリアルタイムのビジュアルエフェクトで画像の加工も楽しめる。内蔵マイクを使って、ボイスレコーダーとして使うことも可能。スピーカーも内蔵し、本体のみで音声と動画が再生ができるようになった。
FMチューナーも新たに搭載し、聴いているラジオを一時停止したり、最大15分前まで巻き戻すことができる「ライブポーズ」機能を備える。そのほか、内蔵する加速度センサーを利用した歩数計も搭載。毎日の目標を設定し歩数をカウントしてフィットネスに利用することもできる。Nike+シューズ、Nike+iPod Sport Kitにも対応、ランニング時の走行時間や距離などの記録ができる。第3世代の超小型iPod shuffleに搭載された曲名とアーティスト名を音声で読み上げるVoiceOver機能も備えた。ディスプレイは2.2型と前モデルよりやや大きくなった。
本体は、酸化皮膜処理した光沢のあるアルミニウムボディに変更したが、大きさは前モデルと同じで、幅38.7×高さ90.7×厚さ6.2mm。重量は36.4gと0.4g軽くなった。さらに、音楽の最大再生時間も24時間を維持した。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、イエロー(アップルストア限定)、(PRODUCT) RED(アップルストア限定)の9色。価格は8GBモデルが1万4800円、16GBモデルが1万7800円。
iPod shuffleは色と容量のバリエーションを増やした。色はこれまでのシルバー、ブラックに加え、ブルー、グリーン、ピンク、ステンレススチール(4GBモデルのみでアップルストア限定)の6色展開。従来の4GBに2GBモデルを追加した。価格2Gモデルが5800円、4GBモデルが7800円。
iPod touchには大容量の64GBモデルを投入した。価格は8GBモデルが1万9800円、32GBモデルが2万9800円、64GBモデルが3万9800円。32GBと64GBモデルについてはOpenGL ES Version 2.0にも対応。
ゲームの起動が高速化した。iPod classicは容量を160GBに拡大。シルバー、ブラックの2色で価格は2万4800円。
同時に、iPod用コンテンツ管理ソフトの新版「iTunes 9」も発表した。iTunes storeで楽曲などをアルバム単位で購入すると、歌詞やライナーノーツなども付属する「iTunes LP」、自宅の最大5台の認証されたコンピュータからiTunesのライブラリを共有できる「ホームシェアリング」、ライブラリにある相性のいい曲を探して、最大12個のミックスを自動的に作成する「Genius Mix」などを新機能として追加。同日より無料ダウンロード配布を開始した。

パナソニック-世界初のBDドライブ内蔵CATV用STB-
(2009/09/10  Itmedia)

パナソニックは9日、Blu-ray Disc(BD)ドライブと500GバイトHDDを内蔵したCATVセットトップボックス(STB)3機種を発表した。CATV事業者向けに12月に発売する。BDドライブを内蔵したCATV用STBは世界初という。
「ブルーレイDIGA」をベースにしたモデルで、トランスモジュレーション方式に対応した「TZ-BDW900M」とOFDMパススルー方式の「TZ-BDW900F」(ケーブルモデム搭載)、「TZ-BDW900P」(ケーブルモデム非搭載)をラインアップした。年間目標は3機種合計で10万台。
AVC REC(MPEG-4 AVC/H.264)に対応し、片面1層(25Gバイト)のBDに、フルHDで最大17時間20分の録画が可能。オリジナル画質で録画するDRモードも備えた。HDD録画した動画をSDメモリーカードに書き出す機能「番組持ち出し機能」も装備した。DLNAに対応し、保存した番組を別の部屋のPCで視聴するといったことも可能。この際、地上デジタル放送はワンセグ番組を、それ以外の番組は別ファイルを生成し、持ち出せる。SDカードへのダビングは1時間番組で約40秒程度かかる。
携帯電話から予約録画する機能や、YouTube視聴機能、ドアホンやセンサーカメラと連携し、来客の映像を確認する機能なども備えた。
同社は3月にDVD内蔵STBを発売したが、「大作映画などでは1枚のDVDに録画し切れないケースもあり、非圧縮の高画質で録画したいというニーズもあった」という。「CATV業界からもBD対応モデルに対する要望が上がっている」(パナソニックの有賀健グループマネージャー)ため、新機種を投入した。
同社の調べによれば、09年のレコーダー市場は440万台でうち約70%・310万台がBDレコーダー。2010年にはその割合が約80%に高まると予測している。
今後は、ホームゲートウェイ機能やホームサーバ機能など、ネットワーク関連機能を充実させる計画。家電製品や携帯電話などのモバイル機器との連携も進めるとしている。

エグゼモード-撮ってすぐWeb公開できるポケットサイズのカムコーダー-
(2009/09/10  Itmedia)

エグゼモードは、ネット接続したPCにUSB接続するだけで、撮影した動画を簡単にWeb公開できるポケットサイズのカムコーダー「ServersMan Scooop by EXEMODE」の予約受け付けを、9月9日に始めた。オープン価格で、同社ECサイト価格は7980円。9月中旬に発売する。
フリービットのサーバソフト「ServersMan mini」を内蔵。PCにUSB接続するとソフトが起動し、カメラをサーバ化して動画をWeb公開する。動画はYouTubeやFlickrに投稿することも可能。
サイズは60(幅)×119(高さ)×24(厚さ)mm、重さは約85g(電池除く)と携帯電話サイズ。130万画素のCMOSセンサーを搭載し、最大4倍のデジタルズームに対応した。2.0インチのディスプレイを搭載している。
動画はAVI形式で、内蔵の32Mバイトフラッシュメモリーか、同梱の2GバイトSDメモリーカード、別売りのSDHCカードに保存する。電源は単四形アルカリ乾電池×3本。

米Palm-新スマートフォン「Pixi」を発表-
(2009/09/10  Itmedia)

米Palmは9日、マルチタッチスクリーンとQWERTYキーボード搭載のスマートフォン「Palm Pixi」を発表した。
年末商戦期に米キャリアSprintから発売される。価格は今後発表の予定。
OSはPalm独自のwebOSを搭載し、2.63インチディスプレイ、8Gバイトのストレージ、200万画素カメラ、GPS機能を搭載。各種Googleサービス、Facebook、Exchange ActiveSyncに加え、Yahoo!のサービスやプロ向けSNSのLinkedInも統合されている。アプリストアPalm Beta App Catalogにも対応する。
EVDO Rev. Aネットワークに接続可能で、Bluetooth機能も搭載する。サイズは55×111×10.85mm、重さは99.5g。アーティストがデザインした背面カバー「Palm Pixi Artist Series」で外観をカスタマイズすることもできる。

KDDI(au)-iidaブランドの新機種を発表-
(2009/09/10  CNET)

KDDIはデザインに力点を置いた「iida」ブランドの新機種として、「PLY(プライ)」「PRISMOID(プリズモイド)」の2機種を発表した。10月上旬より発売する。
PLYは積層を意味し、5つの色の層が重なったデザインになっている。デザイナーは消しゴム「カドケシ」やau携帯電話「INFOBAR 2」を手がけた神原秀夫氏だ。
サイドキーを1つの面に集約し、スケジュール帳のインデックスのようなタブキーに仕上げた。また、海外でも使える「グローバルパスポートCDMA」、電子書籍リーダー「Book Player」に対応する。色はBROWN、PINK、BLACKの3色。
PRISMOIDは角錐台を意味し、2つの角錐台をあわせた形状になっている。デザイナーはau携帯電話「INFOBAR」を手がけた深澤直人氏だ。機能は必要最低限に絞ったベーシックモデル。本体には面取りの寸法を表す数値「C4.8」が記載されているほか、側面には電話やメールの着信などを知らせる有機ELディスプレイを搭載している。色はGREEN、MAT BROWN、WHITEの3色。
このほか、周辺機器「LIFE STYLE PRODUCTS」を23機種そろえた。まず、PLY専用アイテムとして木製トレイ「PLYWOOD TRAY」、PRISMOID専用アイテムとして和紙を使った携帯電話ケース「SIWA・紙和 携帯電話ケース」を用意。ACアダプターとしてケーブルに鳥がとまったようなデザインの「REST」やネズミ型の「in mouse」などがあるほか、インクを落としたようなデザインの液晶シート「Design Sheet」やイヤフォンコードを巻きつけて保存する木の葉型の「wormy」、糸巻き型の「Mobile Strap」などもある。
また、コンセプトモデルとして、ユーザーのライフログを集めて行動パターンなどを学習するロボット機能を備えた携帯電話「Polaris(ポラリス)」も発表した。デザインはロボットメーカーのフラワー・ロボティクスが手がけた。回転しながら移動する球体型の本体に携帯電話を載せると、学習した情報をテレビモニターに表示し、食生活などをアドバイスするとのことだ。
KDDIはiidaのデザインコンペティション「iida AWARD 2010」を開催する計画。第1回は国内外の大学生、大学院生を対象とし、携帯電話の周辺機器やデジタルコンテンツなどのデザインを募集する。すでにイタリアやオランダの学校から賛同を得ているとのことで、9月30日から作品を募集する。

日立-携帯電話でオフィス電話の留守番電話を確認できるシステム-
(2009/09/10  日経産業新聞)

日立製作所は9日、携帯電話の画面から留守番電話を呼び出して確認できる業務用電話機システムを10日に発売すると発表した。画面上の操作で録音内容を選んで素早く再生できるので、音声ガイドのような煩わしさがない。留守録に折り返す際には、携帯電話からオフィスの電話番号を使って発信できるようにした。
新システム「インテグラル―E」は、構内交換機の役割を果たす主装置と、対応する電話機で構成。電話機5台と回線を含むシステムは48万8250円から。1年間で2万件の販売を目指す。社員が出払うことの多い中小規模のオフィスでの利用を見込む。

トヨタ・ダイムラーなど自動車大手8社-燃料電池車の普及へ共同声明-
(2009/09/10  日経)

トヨタ自動車や独ダイムラーなど世界の自動車大手8社・グループは9日、2015年にも燃料電池車を本格的に普及させることを盛り込んだ共同声明を発表した。「2015年以降に燃料電池車を量産できる」としたうえで、業界として普及に必要なインフラ整備を支援するとした。
声明にはホンダ、仏ルノー・日産自動車グループ、米フォード・モーター、米ゼネラル・モーターズ(GM)、韓国・現代自動車も参加した。
独自動車雑誌「オート・モーター・ウント・スポルト」(電子版)は同日、ダイムラーが燃料電池車でトヨタと提携の可能性があると報じた。ダイムラーのツェッチェ社長が同誌のインタビューに応じ、「具体的な交渉はこれからだが、トヨタと燃料電池の分野で協力していくことは十分にありうる」と述べた。

公正取引委員会-パナソニックの三洋電機TOBを承認へ-
(2009/09/10  日経)

公正取引委員会は9日、パナソニックが進める三洋電機のTOB(株式の公開買い付け)を承認する方針を固めた。両社が2次電池分野などで世界有数のシェアを握るため、独占禁止法などに照らして問題がないかを慎重に審査してきた。両社は米国や欧州、中国でも競争法の審査を受けている。日本での承認はTOB実現に弾みをつけそうだ。
パナソニックと三洋電機は昨年12月、資本・業務提携を発表し、パナソニックが三洋電機を子会社化する方針を示していた。公正取引委員会は両社からの説明を聞き、独占禁止法上の問題はないと判断したとみられる。パナソニックは残り3カ国・地域の承認を得たうえで、TOBを実施する方針。


インテルプロセッサ・iPhoneからワイヤレス印刷・トヨタ期間従業員

2009-09-12 14:27:55 | Dニュース

インテル-デスクトップPC向け新プロセッサを発表-
(2009/09/09  CNET)

インテルは8日、デスクトップPC向けプロセッサ「Core i7-870」「Core i7-860」「Core i5-750」を発表した。
45nmプロセスの「Nehalem」アーキテクチャを採用し、高性能化と省電力化を図った製品群だ。開発コードネーム「Lynnfield」と呼ばれたメインストリーム向け製品で、同時リリースの「P55 Express」チップセットに対応する。
発表したのはCore i7-870(2.93GHz)、Core i7-860(2.8GHz)、Core i5-750(2.66GHz)。Core i7の2製品はそれぞれ4コア/8スレッド、8MバイトのL3キャッシュメモリを備え、熱設計電力(TDP)は95ワット。初となるCore i5はHyper-Threadingを備えておらず、4コアでスレッド数は4。L3キャッシュ容量、TDPは同じ。
1000個受注時のOEM単価は、Core i7-870が5万4560円、Core i7-860が2万7520円、Core i5-750が1万9030円。
インテルは08年11月に「Nehalem」アーキテクチャを採用したハイエンドデスクトップ向け製品を、09年4月にサーバ向け製品を発表しており、今回の3製品はこれに次ぐものとなる。「今回は高い付加価値を、主流価格帯のデスクトップPC向けに提供する」(インテル代表取締役社長の吉田和正氏)という。
「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」と呼ばれる技術を採用し、負荷に応じてアクティブなコアの数を動的に切り替える。このため、負荷が軽い処理の場合は1コアのみを使い、消費電力を抑えるという。さらに、高い負荷の処理をする際にはプロセッサの周波数を自動的に増加させる機能も備えた。例えば2.66GHzのCore i5-750プロセッサであっても、高負荷時には3.2GHzまで周波数が高まるとのこと。
処理速度については、たとえば1920×1080のWMVHDビデオをMPEG2ビデオにエンコードするとき、Corei7-870のほうが既存の「Core 2 Quadプロセッサ Q9650」よりも33%処理が早かったという。
これらのプロセッサを搭載したPCは、DellやEPSON、マウスコンピューターなどから同日発表されている。
価格は機種によって異なるが、例えばCore i5-750を搭載したマウスコンピューターの「Lm-i470BC」は6万9930円となる。
また、吉田氏は同じく「Nehalem」アーキテクチャを採用したノートPC向けのプロセッサも9月末に発表する計画であることを明らかにしている。

キヤノン-iPhoneからワイヤレスで直接印刷できる複合機の新機種-
(2009/09/09  日経)

キヤノンは8日、インクジェット複合機とプリンターの新機種として、「PIXUS MP」シリーズなど7機種を9月中旬に発売すると発表した。最上位の「PIXUS MP990」は3.8型の大型液晶モニターを搭載する。複合機の3機種は無線LAN機能を搭載し、米Appleの「iPhone」や「iPod touch」からワイヤレスで写真を印刷できる。直販サイトの価格は複合機の下位モデル「PIXUS MP270」が9980円など。
無線LANを内蔵するのは「PIXUS MP990」「PIXUS MP640」「「PIXUS MP560」の3機種。パソコンとワイヤレスで接続して印刷やスキャナーを利用できるほか、iPhoneやiPod touchから写真を直接印刷できる。
バッファローの「AOSS」など無線LANの自動接続機能にも対応する。
キヤノンは今回の新機種から、国際標準化機構(ISO)のプリンター・複合機生産性測定方法規格(ISO/IEC 24734および24735)に基づいた標準設定で印刷したときの印刷速度を表記する。業界標準の印刷条件を採用することで、他社製品と印刷スピードを比較しやすくするためという。PIXUS MP990の場合、A4カラー原稿を1分間で普通紙に約9.1枚印刷できる。プリントエンジンやインク構成は08年モデルから大きく変わっていない。
写真印刷時に顔などを検出して暗い部分を自動補正する「自動写真補正II」機能、複数のウェブページから好きな部分を集めて印刷できる「Easy-WebPrint EX」機能を7モデルすべてで搭載する。

トヨタ自動車-期間従業員の採用を再開・10月に約800人-
(2009/09/09  日経)

トヨタ自動車は8日、10月に期間従業員を約800人採用すると発表した。世界的な新車販売の急減と生産台数の落ち込みを受けて昨年6月末以降、採用を中止していたが、エコカーの受注好調などで生産が回復、人手が足りなくなっているため1年4カ月ぶりに採用を再開する。ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)など同県内の工場に配置する計画。
今回採用するのは過去に契約の切れた期間従業員が主な対象となる。採用数をさらに増やすかどうかは、政府のエコカー購入支援策の効果が一巡した後の動向も踏まえて検討する。
トヨタの期間従業員は昨年夏のピーク時には1万人強いたが、昨秋以降の自動車市場の冷え込みに伴って段階的に減り、現在は1500人程度となっている。
雇用期間は来年1~3月までとし、生産状況に応じて延長するかどうかを決める。


無償配布チューナー・ソニー関連・電子書籍リーダー・フルHD・携帯型流水音・ガラス-スピーカー

2009-09-09 22:05:15 | Dニュース

総務省-無償配布の「簡易なチューナー」の納入事業者2社を発表-
(2009/09/08  日経エレクトロニクス)

総務省の地上デジタルチューナー支援実施センターは7日、経済的に困窮度の高い世帯に無償配布する地上デジタル放送視聴用の「簡易なチューナー」の納入事業者として、アイ・オー・データ機器とバッファローを採択したと発表した。
今年7月23日~8月12日まで納入事業者の公募を行ったところ、外資系企業を含む12社からの応募があったという。これを受け、「簡易なチューナー」の要求仕様を満足する提案の中から一般競争入札により2社を採択した。落札額は2社合計で最大約25億円だという。今回の公募での納入数量は最大約60万台なので、1台当たり4000円強ということになる。
なお、簡易チューナーの無償配布を含む支援事業全体の予算は、09年度分が約128億円、2010年度分が約337億7000万円である。対象世帯は最大で260万世帯。予算には、簡易チューナーの無償配布に加え、「室内アンテナの無償配布または既存アンテナの無償改修」や「支援に関する相談への対応」の費用も含まれる。
地上デジタルチューナー支援実施センターが行う事業は、2011年7月24日の地上デジタル放送への完全移行に向けて、経済的に困窮度の高い世帯など(NHK受信料全額免除世帯)に対して、地上デジタル放送を視聴するために必要な最低限度の機器の無償給付などを行うというもの。

ソニー-超薄型「BRAVIA」シリーズを拡充・4倍速、FeliCaにも対応-
(2009/09/08  CNET)

ソニーは7日、液晶テレビ「BRAVIA」の新シリーズZX5を発表した。08年秋に登場した超薄型シリーズに46型「KDL-46ZX5」(46ZX5)、52型「KDL-52ZX5」(52ZX5)をラインアップする。発売は11月中旬から。価格はオープンだが、店頭想定価格は46ZX5が55万円前後、52ZX5が65万円前後となる。販売目標数は公表していない。
BRAVIA ZXは08年秋に、超薄型モデルとして発表されたシリーズ。40型1機種のみの展開だったが、46型、52型が追加され3モデル展開になる。
最薄部は46ZX5が15.8mm、52ZX5が16.6mm。壁掛け設置を意識し、表面にポリカーボネイトを施すことで、凹凸のないフラットなデザインを実現したという。
独自の高画質技術4倍速「モーションフロー240コマ」を搭載。バックライトには「エッジライト型」白色LEDバックライトを採用することで、明るさと薄さを両立させたとのこと。
ワイヤレスメディアレシーバー部とディスプレイ部は、高画質ワイヤレス伝送システムを用いることで配線レスでの受信を実現。同梱のおき楽リモコンには、FeliCaポートも搭載している。
また、合わせてボディカラーや機能などを選択できる「〈ブラビア〉プレミアムオーダー」に、ZX5シリーズとW5シリーズを追加する。
これはZX5シリーズはブラック、ホワイト、W5シリーズはブラック、シルバー、ブラウン、レッドとプレミアムオーダー専用カラーを加えた本体色を選択できるというもの。ボディカラーのほか、ホームシアターシステム「HT-CT500」との組み合わせや壁掛け、壁寄せ設置などもサポートする。
プレミアムオーダーの専用ユニットとなるが、デジタルハイビジョンチューナー内蔵HDDレコーダー「BRX-A500」(500Gバイト)も用意され、録画テレビへのアップグレードにも対応。BRX-A500はBRAVIAの本体背面に取り付けられ、周りをすっきりとレイアウトできることが特徴。

ソニー-新型PS3が売れ行き好調で15万台を突破-
(2009/09/08  日経産業新聞)

ゲーム専門誌発行のエンターブレインは7日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が3日に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の新型機の週間販売台数が15万台を超えたと発表した。PS3の週間販売台数としては歴代1位の売れ行き。価格を現行機種より1万円安い2万9980円(税込み)としたことなどが売り上げ増につながった。
集計期間は8月31日~9月6日まで。3日の発売から4日間で新型だけで15万252台販売した。PS3として06年11月の発売以来、週間販売台数としては最高。
新型機は市場が拡大しているBlu-ray Disc(BD)を再生するためなどのハードディスクの容量を拡大したほか、ゲームや動画などのコンテンツを取り込むネット機能を強化している。

台湾ASUS-「Eee」ブランドの電子書籍リーダーを発売か?-
(2009/09/08  Times・CBS Interactive・CNET)

台湾ASUSTeK Computerが「Eee」ブランドの電子書籍リーダーを発売する計画について09年8月に報じられたものの、このほどより詳細な情報を入手することができた。
同社の広報担当がロンドンのThe Timesに語った話では、廉価版とプレミアム版の2バージョンの販売が計画されているという。
とはいえ、最も興味をそそられるのは、プレミアム版のモデルでは回転ヒンジ機構が採用されることになっており、一般的な書籍のように開いたり、タブレットデザインに折りたたんだりすることができるようだ。このデザインにより、ユーザーは片方のスクリーンで(タッチスクリーンを使ってページをめくりながら)書籍の本文を閲覧し、もう一方のスクリーンではウェブページを閲覧することが可能になる。
今回の報道によれば、1つのスクリーンをバーチャルキーパッドとして活用し、電子書籍リーダーをノートPCのカテゴリに進出させる可能性もあるという。
同電子書籍リーダーはフルカラーのスクリーンを装備し、スピーカー、ウェブカメラ、「Skype」用のマイクなども搭載して、インターネット上で安価な通話を楽しむこともできるようになっていると、The Timesは報じている。
販売価格に関しては、まだ正確な情報を入手できていない。もし計画通りに事が運べば、Eeeブランドの電子書籍リーダーは09年中に発売されることになっている。

NTT-H.264準拠でフルHD対応のイントラエンコーダ構成技術を開発-
(2009/09/07  日経ニューメディア)

NTTは7日、映像符号化方式「H.264」に準拠して最大12ビットの4:2:2映像信号を符号化できるいわゆる「フルHD」対応のリアルタイム・イントラエンコーダ構成技術を開発したと発表した。
今回NTTが開発した技術は、通常の4:2:0フォーマットの2倍の色情報を有する4:2:2フォーマットで、階調が最大12ビット(4096階調)のフルHD映像(1080×1920画素)をH.264に準拠して符号化するというものである。内部データ転送の効率化や演算回路の並列化によって、従来の1.5倍の階調幅を持つ映像信号をリアルタイムに符号化することを可能とし、ハイビジョン映像を豊かな階調と色信号を保ったままで圧縮する。フレーム間差分予測を使用しないイントラ符号化を用いており、処理遅延が小さく、符号化データの編集が容易な点も特徴という。
高階調撮影に対応したカメラで撮影された映像素材を記録するとともに、広帯域IPネットワークを介して自在に伝送することが容易になる。NTTは、今後高階調対応のディスクパッケージやIPTV映像配信技術が開発されれば、「次世代高速無線LANなどのホームネットワークを介して、臨場感あふれる高画質映像をディスプレイに伝送して、自在に視聴することも可能になる」としている。

タカラトミーアーツとTOTO-携帯型のトイレ流水音装置を開発-
(2009/09/08  日経)

タカラトミー子会社のタカラトミーアーツ(東京・葛飾)はトイレで流水音を流せる携帯装置「ケータイ音姫」をTOTOと開発した。手のひら大でボタンを押すと流水音が鳴り、トイレを利用している際の音を聞こえにくくする。希望小売価格は1449円で、11月25日から雑貨店などで販売する。
厚さ1.5cmの箱形で、重さも75gと持ち運びしやすい。流水音はTOTOの据え付け型の擬音装置「音姫」と同じ音を使用。小型ながら高い効果が見込めるという。ピンク色で絵柄はリボンと動物の2種類。10代から30代の若い女性の利用を想定する。
トイレの音は聞かれたくないが、音を消すために余計な水は流したくないというニーズを受け、TOTOの音姫は100万台を出荷するヒット商品となった。学校など導入が進まない施設も多いため、携帯用の需要は大きいとみて、初年度30万台個の販売を見込む。

旭硝子の欧州子会社AGCフラットガラス-スピーカーになるガラスを開発-
(2009/09/08  日刊工業新聞)

旭硝子子会社のAGCフラットガラス・ヨーロッパは、音を発するガラスパネルを開発した。音の振動をガラスが伝え、パソコンや音楽再生機器などと接続するとスピーカーの役割を果たす。テレビや携帯電話などに使うと画面から音が出るため、スピーカーが不要になる。「ターゲットは幅広い」(担当者)ため、マーティング調査をして実用化に向けた調整を進める。
2枚のガラスを張り合わせたパネルで、2枚の間には振動を調節する緩衝材を入れた。空気中に伝わる音の振動をガラスパネルがとらえパネル全体から音を出す。パソコンやテレビのようにパネルを固定しても「音の振動はとても細かいために十分伝わる」(担当者)という。
スピーカーの役割を果たし、テレビ、携帯電話、パソコンなどに使える。パネル全体から音を伝えるので、どの角度からも聞こえやすい。スピーカーが不要なため、製品のコストダウンにもつながる。ただ従来のスピーカーが音をとらえる紙に比べて、ガラスは堅いために伝える音の幅は狭まる。周波数の低い音は伝えにくいという課題を持つ。「高い音質を求めない機器向けに調整する」(担当者)方針


有機EL・中国でiPhone・プロジェクター付デジカメ・長距離通信可能・飲酒運転防止装置・三洋電機

2009-09-02 21:38:37 | Dニュース

韓国のLG電子-15インチ有機ELテレビを11月に発売へ-
(2009/08/31  REUTER・Itmedia)

韓国のLG Electronicsは8月30日、15インチ有機ELテレビを9月に発表することを明らかにした。商用モデルではこれまでで最大という。
自己発光素材を使ったアクティブマトリックス方式有機EL(AMOLED)ディスプレイは、バックライトが必要な液晶ディスプレイよりも画質が高く、消費電力が少なく、薄型だ。
だが有機ELディスプレイは高額なため大量生産には至っておらず、市場では比較的安価な液晶ディスプレイが優勢だ。有機ELはハイエンド携帯電話分野には進出しているが、この技術をPCやテレビに応用するためのコストはまだ非常に高い。ソニーは07年後半に世界初の有機ELテレビを発売したが、その後、まだ新しいモデルを出していない。
LGは声明文で、15インチAMOLEDテレビを9月に独ベルリンで開かれる家電展示会IFA 2009で発表すると述べている。このテレビは韓国で11月に、2010年にその他の地域で発売されるという。
有機ELパネルは子会社のLG Displayで内製し、テレビに組み上げて販売する。
表示部の厚さは3.2mm。明るさやコントラスト比、消費電力などの仕様は明らかにしていない。浴室やキッチンなどで視聴できるように、防水機能を備えるとする。
LGによると、調査会社DisplaySearchの予測では、有機ELテレビの出荷台数は2011年に32万台、2013年に233万台に達するという。「遠くない将来に40インチ級(有機EL)製品を発表する計画だ」とLG幹部は語っている。

中国聯通-09年第4四半期から中国でiPhoneを発売へ-
(2009/09/01  CBS Interactive・CNET)

携帯電話事業者の中国聯通(China Unicom)が米Appleとの3年契約の下、09年第4四半期(10~12月)に中国で2種類の「iPhone」を発売する計画である。Appleの関係者が米国時間8月28日朝、認めた。
China Unicomは、iPhoneの価格や付随するサービスプランについて口を閉ざしているが、このニュースを28日に最初に伝えたThe Wall Street Journal(WSJ)によると、同社は顧客に補助金を提供することにより適切な価格を保つ意向であるという。また契約に売り上げの折半は含まれていないとWSJは報じている。さらにWSJによると、iPhoneは中国の規制に従い、Wi-Fi機能を無効にして売り出されるという。
契約が締結間際の状態まで来ているという報道がここしばらく出回るなど、このニュースは広く予想されていた。少なくとも3月には中国第2位の携帯電話事業者であるChina Unicomが自社のサイトにiPhoneの写真や仕様を掲載していた。またAppleは中国最大の携帯電話事業者中国移動(China Mobile)と断続的に交渉をしてきた。
海外で販売されている多くのiPhoneが中国国内に持ち込まれたため、iPhoneは中国ですでに広く使われている。
WSJによるとChina Unicomは28日、3Gネットワークを9月末にローンチすると発表したという。USBのアナリストMaynard Um氏は28日、「ローンチのタイミングが具体的に発表されたことは前向きに捉えてよい」としながらも「潜在的な需要を予想することは難しい」とリサーチノートで述べている。また同氏はApple側の観点として、iPhone人気や収益を維持するうえで国際的な展開と新しい携帯事業者との提携が不可欠だとした。
China Unicomは、China Mobile(中国移動)に次ぐ中国第2位の携帯キャリア。同社のGSM携帯加入者は09年上期の時点で1億4000万人に上る。1月7日に中国政府からW-CDMAのライセンスを取得し、5月から同方式による3Gサービスを立ち上げている。年内に3Gのサービス地域を335の都市に拡大する計画。

ニコン-世界初のプロジェクター付きデジカメ・注文殺到で発売を延期-
(2009/09/01  BCN・朝日新聞)

ニコンは8月31日、世界初の超小型プロジェクターを内蔵したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S1000pj」の発売を、当初予定していた9月から、10月23日に延期すると発表した。
発売延期の理由について、製品の注文が当初想定した数量を大幅に上回り、十分な台数を用意できないためとしている。広報によると、現時点で想定していた台数の倍の注文が殺到しており、初回出荷分を確保するために発売時期を遅らせたという。
なお、そのほか9月に発売を予定していたコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S70」「COOLPIX S570」の発売日に関しては、9月19日に決定したと発表した。

七星科学開発センターとアイホン-長距離通信可能な監視システム開発-
(2009/09/01  日刊工業新聞)

七星科学の七星科学開発センター(埼玉県狭山市)は、アイホンと共同で、監視カメラネットワーク向けに光ファイバー用光電変換送信機「OPT―AX01」と受信機「OPR―AX01」のセットを完成した。
アイホンの大規模テレビドアホンシステム「AXシステム」に用いて、最大40キロメートルまでの長距離通信を可能にした。価格はオープン。1日に発売し、初年度100セットの販売を見込む。
アイホンのAXシステムは、最大120台の監視カメラ付き子機を接続可能な専用線監視網。既設のLANケーブルの使用が可能。電子錠遠隔操作、一斉放送など各種制御機能を備える。これまで、使用できるのがメタル回線のみだったため、最大通信距離は300メートルにとどまっており、大規模施設での利用は難しかった。

トヨタと日野自動車-飲酒運転防止装置を開発・9月から検証実験へ-
(2009/09/01  日経)

トヨタ自動車と日野自動車は8月31日、ドライバーが飲酒している場合に自動でエンジンがかからなくする装置を開発し、実用化に向けた実証実験をすると発表した。9月1日~11月30日まで、運送事業者(13社)のトラックと国土交通省の公用車の一部を合わせた約30台に装置を取り付ける。実験結果は国土交通省が開催を予定している飲酒運転防止の会議に提出する予定という。
アルコールを検出する装置を車内に置き、息を吹きかけて飲酒状況を確認する。一定以上のアルコールを検出すると、濃度に応じて警報が鳴ったり、エンジンがかからないように自動的にロックしたりする仕組み。呼気をチェックする人が実際の運転者の「替え玉」となるのを防ぐため、装置にはカメラを内蔵した。ドライバーは走行後、検査結果を記録した媒体を管理者に提出する。
装置1台あたりの金額は非公表。製品の実用化の時期も未定で、まずはトラブルの洗い出しや使い勝手の検証を進める。

パナソニック-三洋電機の子会社化は独禁法審査難航で下期へ-
(2009/09/01  産経新聞)

パナソニックは8月31日、三洋電機の子会社化に向け、両社が11カ国・地域で申請している独占禁止法の審査の進捗状況を発表した。日本、米国、欧州、中国の4カ国・地域で審査が続いており、当初は3月末までの実現を目指していた子会社化は半年以上遅れ、10月以降にずれ込む可能性が高くなった。
両社が高いシェアを持つ充電池事業についての各国・地域の判断が焦点になっており、現在は業務用の充電池を中心に審査が続いているという。パナソニックは8月初めに、残り5カ国・地域になったと明らかにしていた。
パナソニックは審査に目途がつき次第、三洋電機の株式公開買い付け(TOB)に踏み切る。ただ、9月中にTOBを開始しても、TOBには最短で20営業日が必要と規定されているため、子会社化の手続きが完了するのは下期にずれ込む。
当初、パナソニックは3月末までのTOB実施を目指していた。しかし日、米、欧、中など11カ国・地域で進めていた独占禁止法の手続きが予想以上に手間取っていた。米国で指摘された自動車用ニッケル水素電池の圧倒的シェアについてはクリアするなど、現時点で大きな問題は残っていない。ただ細かい事業分野での交渉が続いており、特定事業の撤収や譲渡も選択肢に入りうるという。


デジカメ関連・電子書籍・オーディオ・カロリズム・車載用BD・美容機器・電気自動車

2009-08-26 01:41:25 | Dニュース

キヤノン-同社初のタッチパネル式コンパクトデジカメを発売へ-
(2009/08/21  日経)

キヤノンは20日、小型デジタルカメラ6機種を27日から順次発売すると発表した。このうち「IXY DIGITAL930 IS」には、同社として初めてタッチパネル式の液晶を搭載。画面上の人物などの被写体に触れて指定すれば、自動的に追尾して焦点を合わせ続けるため、シャッターチャンスを逃しにくいという。
撮った写真を見る際に拡大したり、表示を切り替えたりする操作も指で直観的にできるよう工夫した。広角24ミリ(35ミリ判換算)からの光学5倍レンズを搭載する。9月上旬に発売する。価格はオープンだが、店頭では4万円前後と想定している。
「PowerShot G11」と「PowerShot S90」は、有効画素数1000万画素のCCDセンサーと高性能の画像処理エンジンを採用。暗い場所や明暗の差が大きい場面でもきれいに撮影できるという。店頭想定は「G11」が6万円前後、「S90」が5万円前後で、10月中旬に発売する。
すべての機種で撮影シーンをカメラが自動で判別して最適な撮影条件を設定する「こだわりオート」機能を搭載する。

リコー-薄型ボディに10.7倍ズームと秒間5コマ連写搭載のデジカメ-
(2009/08/21  CNET)

リコーは20日、光学10.7倍ズームに1秒5コマの高速連写を実現したコンパクトデジタルカメラ「CX2」を発表した。9月11日に発売する。価格はオープン。
CX2は有効画素数929万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載。厚さ29.4mmのボディに広角28mm~望遠300mmのレンズを備えた。最大記録画素数の静止画を秒間約5コマの高速連写ができ、画像サイズを900万画素に固定して3秒間で15コマの撮影や、200万画素で1秒間に30コマ撮影することも可能。
顔検出のできるシンプル操作のイージー撮影モードを搭載したほか、シャッターボタンを押さずにピントを合わせる「プレAF」、シャッターボタンを半押しにしている間被写体を追う「コンティニュアスAF」など手軽に撮影できる機能を搭載。一方で、超高感度フィルムを用いて撮影したような「ハイコントラスト白黒モード」などの撮影モードも採用している。
ボディカラーはブラック、シルバー、グレー×ピンクのツートンの3種。店頭想定価格は4万円台後半となっている。

アドテック-電子書籍端末を9月末に国内で発売・2010年にはカラー化-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

アドテックは,09年9月末に国内で電子書籍端末を発売する。日経エレクトロニクスの取材で明らかになった。発売するのは,米Foxit Software Company社が米国で販売している端末「eSlick」をベースに,日本語対応にするなど若干の変更を加えた端末である。Foxit社のブランドをそのまま利用する見込みで,国内においてはアドテックが独占的に販売する。
この端末は,台湾Prime View International(PVI社)製のOEM端末に,Foxit社の独自ソフトウエアを組み合わせたもの。ディスプレイは,米E Inkの技術をベースにした白黒表示の電子ペーパーを使っており,画面寸法は6型で画素数は800×600。無線通信機能は備えず,USBかSDメモリーカードでコンテンツをやり取りする。アイドックが開発した「KeyringPDF」に対応するコンテンツもサポートするようだ。
アドテックのWeb直販サイトを中心に販売する予定。価格は3万円前後の見通し。09年度に5万台の販売を見込んでいる。
この端末に対応するコンテンツの充実に向け,既に,複数の関連企業との協力体制の構築を進めている模様である。
アドテックはさらに,2010年に電子書籍端末の次期モデルの国内投入も計画している。カラー表示の電子ペーパーの採用に加え,通信機能を備える端末である。初代機と同様,PVI社のOEM端末を想定するが,次期モデルでは自社ブランドを冠する予定である。

米Sony-米Best Buyと共同でオーディオ製品を開発-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

米Sony Electronicsは,「ALTUS」と呼ぶ新オーディオ製品シリーズを発表した。この製品シリーズはSony Electronicsと米大手家電小売店であるBest Buyが,2年間をかけて共同開発したもの。Sonyによると,これは同社が小売店と共同で製品開発した初めての例とする。「我々の推測だけでは,こうした製品は市場投入できない。ユーザーにより近い,小売店の意見や経験は大いに参考になった」(同社,Vice President,AudioのBrennan Mullin氏)。
ALTUSの製品シリーズは,iPod/iPhoneからの音声を再生できる「ALT-SA31iR」(価格は約700米ドル)や,「AIR-SW10Ti」(価格は約400米ドル),パソコンから音声を再生する「ALT-SA32PC」(価格は500米ドル)や「ALT-A33PC」(価格は約200米ドル),電源コンセントに直接差し込める無線スピーカー製品「ALT-SA34R」(価格は350米ドル),既に09年春に発表済みの「BDV-E500W」のBlu-rayホーム・シアター対応品(価格は約800米ドル),などで構成している。各製品の統一的な特徴は,Sonyの独自の無線転送技術である「S-AIR」に対応しており,音声を複数の部屋で再生する機能を備えているという。
Sonyによると,ALTUSは高級志向の外装をしているほか,操作性の向上を図り,デジタル機器の操作が不慣れなユーザーでも容易に利用できるようにしている。同社は特に,S-AIRに対応することで,ユーザーが購入して箱を開けたらすぐに無線で音声を楽しめることが,同製品シリーズの魅力であると強調している。
Sonyは,ALTUSのユーザー体験の向上を図るため,Best Buyと共同で一般のユーザー家庭に出向き,オーディオ製品の利用環境を調査するといったユーザー研究を行ったという。さらに,Best Buyのオーディオ専門スタッフと共に,音声を厳しくチューニングして特性を高めたとしている。
Sonyによれば,今後Best Buyの店舗に,ALTUSに関する特徴を説明するKIOSK端末を設置するという。
Best BuyもALTUSの売上げ向上に期待する。ただしBest Buyは,ALTUSの専売権は持っていないという。

タニタ-活動量計「カロリズム」を拡販へ・新色追加で20代女性開拓-
(2009/08/21  日刊工業新聞)

タニタは、活動量計「カロリズム」の販売を強化する。10月1日に3色の新色を追加することで、従来の主力ターゲット層である40代の男女に加えて、20~30代の女性層に販路を広げる。これにより、当初の年間3万台の売り上げ目標を2.5倍の年7万5000台に引き上げる。
カロリズムは体に身につけるだけでどのくらいエネルギーを日常生活で消費したか算出し記録する計測機器。3月の発売から3万1000台を販売しており、当初の販売目標の年間3万台をすでに達成済み。そのため、さらなる拡販を目指す。
同製品はもともと、40代男性を意識したメタリックブラックとパールホワイトの2色のみだったが、新たに20代女性を意識し、2種類のピンクとブラウンの3色を追加する。

パナソニック-世界初の車載用BDプレーヤーを発売・1DINサイズ-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

パナソニックは、車載用Blu-ray Disc(BD)プレーヤー「CY-BB1000D」を9月10日に発売すると20日に発表した。車載用としては世界初のBDプレーヤーという。価格は9万9750円。
BD形式だけでなく、DVD(AVCREC)やSD(AVCHD)の形式の再生も可能である。7インチワイドXGAディスプレイを搭載する。
今回の製品には、HDMI接続端子を搭載しており、同社の新型HDDカーナビ「CN-HX3000D」(9月10日とHDMIケーブルで接続すれば、HD画質で視聴できる。さらに、CN-HX3000Dと接続した場合は、プレーヤーをカーナビのタッチパネルで操作できる。なお、他社のカーナビやカーナビAV機器とは、RCA端子で接続することが可能。
本体の大きさは、幅178×高さ50×188mmと「1DIN規格」で重さは1.6lg。SDメモリーカードのスロットが1つある。リモコンも付属する。

パナソニック-海外で美容機器を本格展開・現地仕様へ-
(2009/08/21  フジサンケイビジネス)

パナソニックは20日、脱毛器やスチーム式美顔器など美容機器で、海外のニーズに合わせた商品を投入したり販売手法を取り入れて本格販売に乗り出したことを明らかにした。アジアではデパートなどで美顔器の実演に力を入れ、英国でも今月から脱毛器のテレビ通販を始めるなど地域や国ごとに異なる要望に応じた商品投入と販売手法を展開。国内で浸透した「きれいなおねえさん」になりたい思いを喚起する広告も投入する。「パナソニック」ブランドは音響・映像(AV)機器のイメージが強いが、美容関連分野を新たな戦略商品と位置付け、収益拡大を狙う。
同社はこれまで、ドイツ、英国などの欧州や、中国、シンガポール、タイ、オーストラリアなどで脱毛器やヘアドライヤーといった美容機器を国内仕様のまま販売していた。ただ、世界の脱毛器市場の5割超を占める欧州やアジアなどで需要が高まっていることから、現地の特性に合わせた商品投入やマーケティング手法を取り入れて本格的な拡販に乗り出した。
例えば、欧米人と日本人やアジア人との肌質、毛質の違いなどについて調査した結果を商品や販売手法に反映させる。また、アジアでは販売員による実演が盛んなため、日本では実施していない肌診断システムを導入し、その場で美顔器の使用法までアドバイスすることで販売増につなげる試みも始めた。
子会社のパナソニック電工で海外向け美容機器の商品企画を担当する淡海未絵さんは「要望をとらえた商品でイメージの浸透を図りたい」と話す。また、松下電工時代から女優の水野真紀さんや松嶋菜々子さんを起用した「きれいなおねえさんは、好きですか。」のCMで女性の美しくなりたい願望を喚起した実績をもとに、アジア向けの広告にも国内の雑誌モデルとして活躍する悠美さんを起用。20代後半~30代の女性を中心に新たなキャッチコピー「パナソニックビューティー」を印象づける考え。
一方、欧州で需要の高い脱毛器では、浴室で使用できる特徴をPRするため、ドイツのボディーソープメーカーとの共同企画商品を発売。英国では今月からテレビ通販も始めた。
パナソニックの海外売り上げは、AV機器で6割、冷蔵庫や洗濯機など白物家電で5割前後を占める。3月から欧州で販売した白物家電は5年後に売り上げ倍増を掲げており、美容機器も海外に販路を広げ、第3の軸として事業拡大を目指す。

電気自動車の性能は-ヒーターで決まる?-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

突然ですが,これから自動車関連での研究開発の案件を探している方はぜひ,電気自動車向けヒーターの開発をおすすめします。というのも,電気自動車では,冷暖房の利用で大きく航続距離が落ちるためです。特に暖房の利用時に電力消費が大きいようです。これまでのガソリン車ではエンジンの廃熱を利用できるため,冷房に比べて暖房での電力消費は非常に小さく済みましたが,電気自動車では廃熱が少なく(温度も低く),暖房時に2次電池の電力をヒーターで消費してしまうことに頭を抱えているようです。
現状の電気自動車は,PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターを利用している場合が多いようです。例えば,三菱自動車が発売した「i‐MiEV」は,PTCヒーターで循環する水を暖める方式を,日産自動車が2010年度に発売する「リーフ」は,PTCヒーターで空気を直接暖める方式を採用しています。
どちらの場合にしろ,大きな抵抗に電気を流して熱を発生させるため,電力消費が大きいそうです。そのため,各社ともさまざまな対策を施しています。例えば,i-MiEVではエアコンに「MAX」スイッチを設置しています。このボタンを押さないと,冷暖房をフル運転させず,消費電力を抑える仕組みです。
一方,リーフは家庭などで家庭用電源と接続している際に遠隔操作で冷暖房をあらかじめ効かせておき,走行中の冷暖房駆動を少しでも抑えようとしています。富士重工業の「プラグイン ステラ」では,座席にもヒーターを搭載し,乗員を直接暖めることで,通常のヒーターの利用を少なくしているとのことです。
各社ともさまざまな対策を施していますが,それでも暖房利用時の走行距離は大きく低下します。例えば,i-MiEVは市街地走行した場合,空調を利用しなければ120kmの航続距離があるのに対して,冷房使用時は100kmに,暖房使用時は80kmまで航続距離が落ちてしまうそうです。
仮に暖房の利用で走行距離が半分になれば,空調なしの場合と同じ距離を走行させるには,電池のエネルギー密度を2倍にするか,はたまたヒーターの暖房効率を高めるかのどちらかになるわけです。電池のエネルギー密度を2倍にするのと同じ価値があるのであれば,電気自動車向けのヒーターも重要な開発テーマではないでしょうか。
ちなみに,「ヒートポンプがいいのでは」と安直な問いを自動車メーカーの技術者に投げかけたところ,ヒーターを最も必要とする寒冷地などでは「とても使えない」との回答を受けました。技術者の皆さま,新型ヒーターの開発にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


HDD&BD内蔵TV・超解像BD・フォトフレーム電話・家庭用フェムトセル・次世代道路交通システム

2009-08-24 22:27:25 | Dニュース

三菱電機-世界初のHDD&BD内蔵の液晶テレビ「REAL」-
(2009/08/20  Itmedia)

三菱電機は19日、世界で初めて、HDDレコーダーとBlu-ray Disc(BD)レコーダーを内蔵した液晶テレビ「REAL BHRシリーズ」2機種を10月30日に発売すると発表した。
320GバイトのHDDを内蔵。Blu-ray Discのトレイはスタンド部分前面に配置した。録画した番組のCM部分をカットして見られる機能や、スポーツ番組や音楽番組の見どころだけを自動で再生できる機能も備えている
「BDとHDDを両方搭載したことで、ニーズの高い“BD視聴”とHDDによる長時間録画の両方が行えるようになった。もちろんHDDに録画した番組をBDメディアなどにダビングすることも可能だ」(三菱電機、京都製作所の阿部正治所長)
録画機能に関しては、同社のBDレコーダーがベースのため、MPEG-4 AVC録画や2番組同時録画でも有効な自動チャプターといった特徴をそのまま継承している。例えば、録画した番組の番組部分だけ(あるいはCM部分だけ)を連続再生する「オートカットi」、チャプター一覧をフィルムロール表示して見たいシーンを選択できる「シーン検索」、スポーツ番組や音楽番組の見どころだけを自動再生する「見どころ再生」といった「独自の“効率良く見る”ための機能」(同社)を搭載している。また、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」やi.LINK端子など、同日発表されたBDレコーダー新製品に近い機能を実現した。
オープン価格で、実売予想価格は37V型の「LCD-37BHR300」が25万円前後、32V型の「LCD-32BHR300」は20万円前後。

三菱電機-超解像技術を搭載したBlu-rayレコーダー-
(2009/08/20  CNET)

三菱電機は19日、Blu-ray DiscレコーダーにHDDを搭載した「DVR-BZ330」「DVR-BZ230」とVHSまでを備えた「DVR-BV530」を発表した。いずれも使用頻度の高いボタンだけを表面に配置した新リモコンを採用している。発売日と店頭想定価格は、DVR-BZ330/BZ230が10月1日発売で18万円と14万円、DVR-BV530が10月21日で12万円となる。
新リモコンは「予約する」「見る」ボタンと関連機能のボタンを隣接配置することで、使いやすさを追求したとのこと。新リモコンの採用により、番組予約は2ステップで終了するという。
最上位機となるDVR-BZ330には、独自の画像処理アルゴリズムにより、画質を補正する超解像技術「DIAMOND HD」を搭載。アクトビラにも対応し、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」サービスを受けることも可能。
地上、BS、110度CSデジタルチューナーは2基搭載。USB端子のほか、i.LINK端子、SDカードスロットも備える。HDD容量はDVR-BZ330が1Tバイト、DVR-BZ230が500Gバイト、DVR-BV530が320Gバイト。
予約録画した番組は、番組部分またはCM部分だけを自動再生する「オートカットi」、スポーツ、音楽番組の見どころだけを自動再生する「見どころ再生」機能を装備。どちらもBlu-ray DiscやDVDに保存できる。

シャープ-フォトフレームにもなる固定電話機-
(2009/08/20  日経)

シャープは19日、デジタルフォトフレームとしても使えるコードレス電話機「インテリアホン」を9月25日に発売すると発表した。本体に7型のタッチパネル式液晶画面を備えており、画面に触れて電話帳を検索したり、電話をかけたりする仕組み。受信したファクスの画像も画面で見られる。一方、電話を使わない時は、デジタルカメラで撮った写真や時計、カレンダーなどを表示する。
写真を収めたメモリーカードをさし込むと、スライドショー形式で再生できる。本体には128メガバイトのメモリーを内蔵しており、赤外線通信を介して携帯電話の写真を取り込むことも可能。
色はホワイトとブラック。オープン価格で、実売予想価格は親機1台と子機1台のセットが3万円前後、親機1台と子機2台のセットが4万円前後。合わせて月産1万台を目指す。
相手先の電話番号と顔写真などを親機の「フォト電話帳」に登録しておくと、子機を充電器から上げるだけでフォト電話帳を表示。タッチすれば電話をかけられる。着信時も発信元の写真を表示する。
待機時の写真データは携帯電話から赤外線通信により取り込むことも可能。FAXの受信内容を印刷前に画面上で確認できる機能も加えた。

NTTドコモ-ケータイ基地局は一家に一台?「家庭用フェムトセル」-
(2009/08/19  日経トレンディネット)

NTTドコモは「ワイヤレスジャパン2009」にて、今秋にも家庭用フェムトセルによるサービスを開始することを明らかにした。家庭用フェムトセル基地局の実機展示やデモも行われ、ブース内はかなりの混雑状況となっていた。
まず「フェムトセル基地局」とはいったい何なのだろうか。この言葉は携帯電話の基地局がカバーするエリア半径の区分からきたものだ。半径数km単位をカバーする基地局は「マクロセル」、半径数百m単位なら「マイクロセル」、屋内基地局は「ナノセル」「ピコセル」といった具合に呼ばれる。フェムトセルのカバーエリアはさらに小さく、半径数十mから十mから数m程度。サイズやカバーエリアは家庭のWi-Fiルータやアクセスポイントに近く、これまでも高層オフィスや地下街の圏外を解消のために利用されてきた。
このフェムトセル基地局を各家庭に設置し、圏外の解消や新しい携帯電話向けサービスを提供しようというのが「家庭用フェムトセル」。バックボーン回線には個人契約のFTTHやADSLといったブロードバンド回線を利用する。この家庭用フェムトセルというサービス自体は米国にて提供が開始されているほか、一昨年前にソフトバンクモバイルもサービスデモを行っていた。だが、国内でのサービスの開始を明言したのはNTTドコモが初となる。
家庭用フェムトセルの利点は、圏外の解消と、一台の基地局を占有することで、iモードなどの通信速度が向上する点。例えば、通常の屋外エリアで下り最大7.2MbpsのFOMA端末を利用しても、一台の基地局にに多くの人が接続するため、実際の通信速度は1M~3Mbps程度と遅くなってしまう。だが、家庭用フェムトセルなら1人または2人といった少ないユーザーで基地局を占有できるため、最大7.2Mbpsに近い通信速度を期待できる。
NTTドコモブースのデモでは家庭用フェムトセル基地局に下り最大7.2MbpsのFOMA端末を接続し、ストリーミング楽曲の再生や曲の切り替え、再生位置の変更を行ってもすぐに再生が再開されるというデモを行っていた。説明員に実際の速度を聞いたところ、下り5Mbpsを越える速度を確認できているとのこと。実際のサービスでは家庭に引き込んでいるFTTHやADSLといったブロードバンド回線の速度にも左右されるとのこと。
家庭用フェムトセルを利用した新たなサービスイメージとしては、自宅のフェムトセル基地局エリアに家族の携帯電話があるかどうかで在宅状況を調べるサービスや、家電機器や配電盤と連動した遠隔操作や電力消費などの確認、ホームサーバーの活用といった例が示されていた。
圏外解消に通信の高速化、より便利なホームネットワーク。家庭用フェムトセルはそういったサービスを実現してくれる。だが、気になるのはそのコスト。
まず家庭用フェムトセルのサービス形態だが、説明員によると現在の法制上レンタルという形を取らざるをえないとのこと。フェムトセル基地局自体のコストについては、世界的なフェムトセルの相場である300~1000ドルの範囲に収まっているという。それから想像すると、サービス料金はそれほど高額にならなさそうだ。
家庭用フェムトセルの参考として、NTTドコモの「ホームU」サービスについても紹介しておく。これは「N-06A」などのWi-Fi対応iモード携帯電話を市販のWi-Fiルータを介して自宅のブロードバンド回線に接続し、フェムトセルのような高速通信やWi-Fiエリア内での通話や通信を実現するサービス。
こちらは基本料金が月額490円で、自宅のWi-Fiエリア内におけるiモードなどのパケット通信が無料となる。通話料金は自宅Wi-Fiエリア内からの発信に限り3割引きとなるほか、ホームUを契約者同士が双方とも自宅のWi-Fiエリア内で通話すると24時間無料になる。自宅に設置する無線設備や必要な携帯電話端末は若干異なるものの、家庭用フェムトセルでどういったサービスや料金体系が適用されるかの参考になるだろう。
フェムトセルの利点は、通常の携帯電話をそのまま利用できる点。携帯電話端末にWi-Fiを搭載する必要がなくコストも抑えられる。一方、ホームUはWi-Fiルータが低価格なものの、ユーザーは新たにWi-Fi対応端末を購入しなければならないといった違いがある。

国土交通省-次世代道路交通システムを年内にも稼働へ-
(2009/08/20  日経)

高速道路のアンテナ網と自動車の双方向通信で渋滞や事故を避ける次世代道路交通システムが、年内にも稼働する見通しになった。この秋から国土交通省は全国の高速道路に新たな通信アンテナを設置し、トヨタ自動車も高級車「Lexus」に情報を送受信する専用の車載器を搭載する。従来型カーナビに比べ、広範囲のきめ細かい渋滞回避が可能なほか、合流車接近の危険もリアルタイムで警告できる。新システムの実用化で自動車の情報化は新たな段階に入る。
現在のカーナビは衛星からの位置情報に加え、道路側からも一方通行の形で渋滞情報などを得ている。
次世代システムは道路側と情報を双方向でやりとりし、容量も大きい。長いトンネル内や、その先の道路の静止画像まで表示できるため、事故を防ぐ効果も期待できる。
国土交通省は年度内をメドに、全国の高速道に約1000本のアンテナを新設する計画。09年度補正予算に計上した約200億円を充てる方向。アンテナは将来、2500本まで増やす。
トヨタは専用の車載器を積んだLexusを秋から販売する方針で、他車種にも広げていく。ホンダや日産自動車も導入を検討するとみられる。一方、パナソニックなど大手電機メーカーは、後付けできる車載器の開発を進めており、民間団体では、運用開始から5年間に累計1000万台の車載器が普及すると予測している。
新システムでは、位置、走行速度など車1台1台の情報を集約することで、渋滞の場所や長さを的確に把握できる。データの蓄積が進めば目的地までの正確な渋滞予測も表示でき、渋滞緩和の効果が見込める。
事故防止にもつながる。急カーブやトンネルの先に自動車が停車している場合、カーナビに表示されるほか、高速道の出入り口付近で合流車が接近してくれば迅速に警告する。高齢者による高速道路の逆走に警告を発することも可能になりそうだ。


新デジカメ・SDXCメモリ・パナソニック事業売却・三洋電機人員再配置

2009-08-07 18:08:38 | Dニュース

ニコン-デジカメ新機種・0.7秒起動モデルやプロジェクター内蔵モデル-
(2009/08/05  CNET)

ニコンイメージングジャパンは4日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」のラインアップに5機種を追加した。
今回発売されるのは、初心者でも扱いやすい「Lシリーズ」の「L20」と、コンパクトボディに先進機能を備えた「Sシリーズ」の「S640」「S70」「S1000pj」「S570」。Sシリーズの4機種には、新開発となる広角28mmからの光学5倍ズーム、独自の画像処理コンセプト「EXPEED」をもとに最適化した画像処理システム、美しいポートレート撮影ができる「ベストフェイス機能」を採用。S70およびS1000pjには、手ブレや被写体ブレを抑える5つのブレ補正機能も搭載されている。発売日はL20とS640が8月28日で、そのほかの機種は9月を予定している。価格はすべてオープンとなる。
COOLPIX L20は、光学3.6倍ズームや3.0インチ液晶を搭載した1000万画素モデル。電源を入れるだけでカメラが自動的に撮影設定をする「らくらくオート撮影」、最大3人までの顔を認識する笑顔撮影モードなど、初心者にも扱いやすい設計となっている。電源には単3形乾電池を使用。本体カラーはシルバーのみ。店頭想定価格は1万7000円前後。
COOLPIX S640は、約0.7秒の世界最速起動に加えて約0.25秒のAF合焦時間、約0.31秒の撮影タイムラグなど撮影スピードを追求した1220万画素モデル。約20.5mmのスリムボディに、2.7インチ液晶や高感度低ノイズ技術、ブレ補正機能、人物撮影機能などを搭載する。USB接続時には画像転送だけでなく充電も可能。カラーはディープブラック、アイスシルバー、プライムレッド、プレシャスピンクの4種類。店頭想定価格は3万5000円前後。
COOLPIX S70は、カラーごとに異なる質感を組み合わせた「デュアルテクスチャーデザイン」を採用した1210万画素モデル。3.5インチワイドの有機ELモニターは、静電式タッチパネルタイプとなる。カラーはライトブラウン、マットブラック、クリスタルレッドの3種類。店頭想定価格は4万3000円前後。
COOLPIX S570は、シンプルデザインのアルミ合金ボディに2.7インチ液晶を備えた1200万画素モデル。
人の肌を滑らかに補正する美肌効果やブレ補正など多彩な機能で、簡単に思い通りの写真が撮影できる。カラーバリエーションはシルバーとピンクの2種類。店頭想定価格は2万5000円前後。
COOLPIX S1000pjは、デジタルカメラとして世界初の超小型プロジェクターを内蔵した1210万画素モデル。
プロジェクター機能を使えば、撮影した画像を室内や外出先の壁などに5~40型までの画像が投映ができる。高感度対応、ブレ補正機能、多彩なスライドショー効果に加え、撮影とプロジェクター操作の両方で使えるリモコン機能も搭載。本体カラーはシルバーのみ。店頭想定価格は5万2000円前後。外形寸法は、約99.5×62.5×23mm(突起部は除く)で、質量は約155g(電池やSDメモリーカードを除く)。25度C環境下における、連続投射時間は1時間程度。画素数はVGA(640画素×480画素)。プロジェクターを使い、外出先で撮影した画像を壁などに投映し、友人や家族などと一緒に観賞して共有する、といった使い方を想定する。月1万5000台の生産を見込む。

東芝-世界初のSDXCメモリカードを発売へ・高速で最大容量64Gバイト-
(2009/08/05  CNET)

東芝は4日、SDメモリカードとしてVer.3.00に準拠したSDXCメモリカードを開発したと発表した。11月からサンプル出荷を開始し、2010年春より発売する。
SDXCメモリカードは、書込み35MB/s、読出し60MB/sの最大転送速度を備え、容量は64Gバイト。東芝によるとSDメモリーカードとして世界最大容量で最速の転送速度を実現しているという。exFATファイルシステムを搭載したSDXC対応機器で動作し、CPRM技術を採用した著作権保護機能も搭載している。
また、SDHCメモリカードについても、書込み35MB/s、読出し60MB/sの転送速度に対応した新製品2機種を発表した。容量は32Gバイトと16Gバイトを用意する。32Gバイトモデルは2010年1月、16Gバイトモデルは12月にサンプル出荷を開始し、2010年春に発売する予定。
SDメモリカードと同じ大きさで、容量と転送速度を大幅に向上した上位規格のSDXCメモリカードを出すのは世界初。SDメモリカードでは、06年に上位規格のSDHCメモリカードが出たが、SDXCメモリカードはその上の規格となる。デジタルカメラなどの性能が上がるにつれ、大容量のデータを記録し、素早く転送したいとの要求が高まっていることが背景にある。
米SanDisk社やパナソニックなども、従来よりも高速化したSDHCメモリーカードを発売している。東芝のSDHCメモリーカードは、両社の製品よりも高速である。

パナソニック-村田製作所に積層セラミックコンデンサー事業を売却-
(2009/08/05  日経)

パナソニックは4日、電子部品子会社が手掛ける積層セラミックコンデンサー(MLCC)事業を村田製作所に2010年1月をメドに売却すると発表した。売却額は明らかにしていない。携帯電話やパソコンに使われる同コンデンサーは韓国勢の攻勢などで価格競争が激化しており、パナソニックは生産から撤退する。
パナソニックの全額出資子会社パナソニックエレクトロニックデバイス(PED、大阪府門真市)が事業を売却する。生産撤退に伴い千歳工場(北海道千歳市)の約600人のうち同事業に携わる400人を他拠点に配置転換する方針で、販路や特許の一部を村田製作所に譲渡する。
MLCCは村田製作所が世界首位のシェア35%を持つ。パナソニックのシェアは数%。パナソニックはMLCCから撤退し生産拠点の北海道拠点はサージ対策部品や熱対策部品に特化する。
PEDはこの他、メタライズドフィルムコンデンサーや自動車雑音防止用コンデンサーなどを生産する江津工場(島根県江津市)を2010年3月までに閉鎖。従業員約80人は他のフィルムコンデンサーを生産する松江工場(同県松江市)に移管する。
さらに、米国でもアルミ電解コンデンサー事業をアジアなどに生産移管する。

三洋電機-1000人規模の人員再配置を組合に申し入れ-
(2009/08/05  毎日新聞)

三洋電機が組合側に対し、1000人規模とみられる人員再配置を7月末に申し入れていたことが4日分かった。事業撤退や製造工程の海外移転など構造改革の一環で、対象となるのは、企業向け業務用機器を扱う部門(群馬県)と電子部品部門(鳥取県)。今後の成長が期待できる充電池や太陽電池などの強化部門へ再配置し、原則として雇用は維持する方針が示されている。
しかし、転勤できないなど再配置に応じられない社員のうち、満45歳以上で勤続年数が満10年以上の社員については、退職金に特別加算金を上乗せする優遇措置による退職制度の利用も促すという。退職希望は9月7日~9月17日に募り、9月末で退職とする。
今回の人員再配置とパナソニックが進める三洋の子会社化との関係について、三洋は「自社の経営体質強化で、子会社化との関連はない」としている。


ポケットPJ・BD参入・パソコン市場・世界携帯・電気自動車

2009-08-04 23:27:41 | Dニュース

住友スリーエム-ポケットプロジェクター第2弾「MPro120」-
(2009/08/01  CNET)

住友スリーエムは7月31日、手のひらサイズのポケットプロジェクターに第2弾モデルとなる「MPro120」を発表した。大容量タイプの内蔵リチウムイオンバッテリーを採用したことにより約2時間の使用が可能になった。発売は8月21日から。3Mオンラインショップでは8月1日に優先購入の登録受付を開始する。価格はオープンだが、オンラインショップ価格は5万8590円(送料込)となる。
光源にはRGB3色のLEDを採用し、光学エンジンには独自開発のLCOS式「MM200」を搭載している。高さ25×幅60×奥行き120mの本体には、ステレオスピーカーも内蔵した。
本体重量は154g。ノートPCや携帯電話、デジタルカメラなどと接続して、6インチから50インチまでの大画面を映すことができる。

東芝-BD市場に参入・09年度内に搭載テレビを発売-
(2009/08/01  毎日新聞)

新世代DVDの規格争いでソニーなどの「Blu-ray Disc(BD)」陣営に敗れた東芝は、年度内にもBD市場に参入する方針を明らかにした。BD対応の録画・再生機のほか、BD録画・再生機能を搭載した薄型テレビ「REGZA」を発売する。
東芝は08年2月、新世代DVD規格として提唱・開発してきた「HD-DVD」事業からの撤退を表明。BD市場に参入せず、テレビに差し込んで番組を録画できる大容量の小型メモリーカード(SSDカード)対応機の開発に注力していた。
しかし、国内の録画・再生機市場で、BD対応機のシェア(市場占有率)が約66%(09年6月、調査会社BCN)と前年同月比約2倍に急成長。ハリウッドや日本の映画・音楽会社が高画質のBDソフトの発売に本腰を入れており、東芝は「顧客ニーズに応える必要がある」(首脳)と判断した。

09年Q2の米国パソコン市場-消費者向けノートPC出荷台数が過去最高-
(2009/08/01  日経エレクトロニクス)

米IDCが米国時間7月30日に発表した米国パソコン市場に関する調査結果によると,米国で同年第2四半期に出荷されたパソコン全体のうち,58.9%がノートパソコンだった。消費者向け分野に限ると,ノートパソコンの割合は74.6%で出荷台数は630万台超と過去最高を記録した。
パソコン市場を「消費者向けノート」「消費者向けデスクトップ」「企業向けノート」「企業向けデスクトップ」の4つに分けて見ると,消費者向けノートだけが好調だった。当期の出荷台数を前年同期と比べると,消費者向けノートが63%増,消費者向けデスクトップが9%減,企業向けノートとデスクトップが25%減だった。
ノートパソコンの出荷台数が増えている理由として,IDCは(1)消費者の楽しみやコミュニケーションにとって必要不可欠な製品,(2)価格の急激な低下,(3)ミニノートやネットブックに対する人気,という3点を挙げた。景気が低迷している状況でも,消費者がノートパソコンを求める傾向はこのまま変わらないと見ている。

09年Q2世界携帯電話市場-スマートフォン好調でも出荷台数10.8%減-
(2009/08/01  日経エレクトロニクス)

米IDCは米国時間7月30日,同年第2四半期の世界携帯電話市場について調査した結果を発表した。
出荷台数は2億6960万台で,前年同期の3億220万台から10.8%減少した。しかし前年より17.2%落ち込んだ第1四半期と比べれば,下げ幅が改善している。
同社上級アナリストのRyan Reith氏によると,大手携帯電話ベンダーのうち,フィンランドNokiaと韓国Samsung,カナダResearch In Motion(RIM),米Appleは当期,スマートフォンの売れ行きが予想以上に好調だった。Appleが「iPhone 3G」の値下げを実施したが,こうした値下げ競争は今後も続くと同氏は見ている。
地域別で見ると,北米では「Palm Pre」や「iPhone 3G S」が発売されたことで,スマートフォン市場が好調だった。中南米は出荷台数が前年同期比では減少したものの,前期比では増加した。一方,西欧では前年からの需要低迷が依然として続いている。アジア太平洋地域は,高い貯蓄率や政府の積極的な財政政策により,世界不況下でも消費者需要が維持された。
ベンダー別では,Nokiaが首位を維持したが,その出荷台数は前年同期から15.4%減少し,市場シェアも前年同期の40.4%から38.3%に縮小した。2位のSamsungは,タッチスクリーンやメッセージング機能を搭載した機種が好調で,市場シェアを前年同期比4.2ポイント拡大した。3位は韓国LG Electronics(市場シェア11.1%),4位は米Motorola(同5.5%),5位は英Sony Ericsson(同5.1%)
なお09年通期は,総出荷台数が前年比13%減と予測されている。

日産自動車-電気自動車「リーフ」を発表-
(2009/08/03  産経新聞)

日産自動車は8月2日、横浜市に建設した新本社ビルの完成を祝うセレモニーで、2010年度後半に日米欧で発売する電気自動車(EV)「リーフ(LEAF)」を公開した。環境対応車では、トヨタ自動車とホンダがハイブリッド車(HV)を一足早く投入して販売を伸ばしている。走行中に二酸化炭素(CO2)をまったく排出しないEVで、日産は巻き返しを図る考え。
英語で「木の葉」を意味するリーフの走行距離は1回の充電で160キロ。この日会見したカルロス・ゴーン社長は、1800~2000ccクラスの中型車と同程度の価格設定にすると明言した。
リーフは5人乗りの小型ハッチバック車。最新のリチウムイオン電池を搭載する。車両価格は300万円台とみられる。
トヨタとホンダが低価格戦略で投入したHV「プリウス」「インサイト」は、政府のエコカー減税の恩恵もあり、それぞれ順調な販売実績を上げている。エコカー開発で出遅れが指摘されていた日産は、EVを戦略商品と位置付ける。「EVは世界市場の10%、550万~600万台が見込める」(ゴーン社長)との見通しを持っているからだ。ゴーン社長は、各国で排出ガスやCO2の規制がさらに強化されるとみている。高くなるハードルをクリアするために「EVが最も妥当」(ゴーン社長)と判断した。
国内の量産タイプのEVは三菱自動車、富士重工業に次いで3社目。現在EVは自治体、法人向けの販売に限定されており、大きな市場が立ち上がっているとは言い難い。こうしたなか三菱自は系列販売店で個人からの受注予約を開始、日産も初年度で国内5万台を生産し、日米欧の世界3極での販売に踏み切る。CO2を排出しないEVは次世代エコカーの本命といわれており、消費者の環境意識が高まるなかで有望視されている。
会見でゴーン社長は日本、英国、ポルトガルなど、低利融資や減税措置、補助金などEVに対して優遇施策のある国で生産、販売していく方針を明らかにした。現段階でEVを普及させるためには、政府の支援が必要となるからだ。
日本でも経済産業省が東京都や神奈川県、愛知県などのEV普及事業を09年度のモデル事業に選定。
神奈川県は、現在23カ所ある急速充電できる公共のスタンドを来年までに100カ所に増やす計画。
日産は、2012年までに日米欧を中心に年間販売台数の約1割に当たる30万台規模の量産体制を構える。
日産はEV普及に向けたこれら国内外の支援策を追い風にして、エコカーで先行するトヨタ、ホンダを追追撃する。ゴーン社長は「世界中の人々をエキサイティングにさせるリーフは新時代に向けた第一歩だ」と述べた。


ゲーム機関連・電子書籍・国内携帯・デジタル一眼

2009-08-04 23:26:16 | Dニュース

任天堂-09年4~6月決算は「Wii」向け大型ソフト不在で減収減益-
(2009/07/31  日経)

任天堂が30日発表した09年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比61%減の423億円だった。据え置き型ゲーム機「Wii」の販売が、大型ソフトが多数発売された前年同期に好調だった反動で落ち込んだのが響いた。為替相場が前年同期に比べ円高で推移したことが海外の収益の押し下げ要因となった。
“独り勝ち”ともいわれた同社の業績が、4~6月期で減収減益となるのは4年ぶり。
売上高は40%減の2534億円、営業利益は66%減の404億円だった。Wiiの販売台数が57%減の223万台となったほか、携帯型の「ニンテンドーDS」も14%減の597万台と落ち込んだ。円高によるマイナスの影響も売上高で423億円、営業利益で約350億円あった。
前年同期は「マリオカートWii」「Wii Fit」など人気ソフトが発売され、販売をけん引したが、今年は人気ソフトが不在。起爆剤として期待していた「Wiiスポーツリゾート」の発売が遅れたことも響いた。国内では6月末にようやく投入したものの、欧米では7月末にずれ込み、貢献できなかった。
大阪市内で記者会見した岩田聡社長は「今年前半にソフトを出せなかったことはミス。4月に発売していたら状況は違っていた」と振り返った。
2010年3月期の業績予想は、今後のソフト投入が貢献するとして、売上高1兆8000億円、営業利益4900億円、最終利益3000億円に据え置いた。

ソニー-09年4~6月のゲーム機販売は大型ソフト不在で苦戦-
(2009/07/29  Itmedia)

ソニーが30日に発表した09年4~6月期(09年度第1四半期)の「プレイステーション・ポータブル」(PSP)販売台数は、約130万台と前年同期(約370万台)の約3分の1に落ち込んだ。大型ソフトの発売がなかったことが要因。「プレイステーション 3」(PS3)も不振だった。
PSPは、前年同期に「モンスターハンター ポータブル 2nd G」など「かなり大型タイトルが出ていたが、今年はソフトのけん引がなく、ハード販売も少なかった」(大根田伸行CFO)ため落ち込んだという。「今年は秋以降に大物が出る。通年のどこかでキャッチアップするだろう」とし、通期の販売台数目標(1500万台、前期実績は1411万台)は変えない。
PS3は110万台と、前年同期から50万台減った。前年同期は「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THEPATRIOTS」のPS3同梱モデルなどがヒットしたが、今期はその反動で落ち込んだ。
ゲーム事業の売上高は、前年同期比48%減の1110億円、営業損益は340億円の赤字(前年同期比で400億円悪化)。「プレイステーション 2」(PS2)が欧米で好調だったが、PSP、PS3ハード・ソフトの不振をカバーし切れなかった。

ソニー-電子書籍端末向け無料書籍を拡充・100万冊超へ-
(2009/07/31  共同・産経新聞)

ソニーは29日、電子書籍端末「リーダー」に関して、米国で無料で提供する書籍数が100万冊を超えたと発表した。書籍の電子化を進める米インターネット検索大手Googleとの提携を通じて調達した。
米国では電子書籍の品ぞろえ拡張競争が激化。書店大手「バーンズ・アンド・ノーブル」は20日、パソコンや携帯端末を通じた電子書籍が、Googleが無料提供する50万冊を含む70万冊以上に拡大したと発表。Amazonが扱う電子書籍端末「Kindle」では30万冊以上が利用可能。
ソニーが今回提供を決めたのは、スティーブンソンの「宝島」など著作権が切れた古典作品が対象。有料書籍を含めるとリーダーで読める書籍は112万冊に達する。
ソニーは日本でも電子書籍端末を一時商品化したが、携帯電話を通した書籍配信が先行したこともあって苦戦を強いられ、撤退した経緯がある。

国内携帯電話3社-09年4~6月期決算はソフトバンクのみ増収増益-
(2009/07/31  産経新聞)

国内の携帯電話3社の09年4~6月期決算が30日、出そろった。NTTドコモ、KDDIが伸び悩む一方、ソフトバンクは通信料収入増を背景に増収増益となった。
NTTドコモは売上高が前年同期比7.3%減の1兆847億円、営業利益が15.1%減の2518億円だった。端末販売が前年同期に比べ60万台減少したほか、2年間の長期契約を前提に通信料金を値引きする料金プランの利用者が急増し、収益が落ち込んだ。KDDIも端末販売減で売上高が1.9%減の8537億円になった。
ソフトバンクは売上高が2.9%増の6663億円、営業利益が27.3%増の1082億円だった。長期契約が終了し、料金割引が不要になったユーザーが増えたことなどが要因。四半期ベースで同社の営業利益が1000億円を超えたのは初めて。

ニコン-デジタル一眼レフの低価格機「D3000」と中級機「D300s」を発表-
(2009/07/31  日経)

ニコンは30日、デジタル一眼レフカメラの初級・中級クラスの新製品2機種を8月28日に発売すると発表した。初級機の「D3000」は初心者向けのガイド機能を搭載する。中級機の「D300s」はハイビジョンの動画撮影機能を備える。
D3000の「ガイドモード」は、初心者にとって撮影が難しいシーンの操作ガイドを液晶モニターに表示し、設定や操作などを指示する。「花や小物をアップで撮る」「夜景をバックに人物を撮る」「子供の寝顔を撮る」など9種類の操作ガイドを用意した。
ほかにも、メニューや機能の説明をワンボタンで呼び出す「ヘルプボタン」や、選択した機能の効果などをサンプル画像で示す「アシスト画像」など、初心者に配慮した機能を充実させた。
「D40」の後継機種にあたり、ニコンのデジタル一眼レフでは最廉価版となる。予想実勢価格は、ボディーのみが5万5000円前後、標準レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」搭載の「D3000 レンズキット」が7万円前後、レンズキットに望遠レンズ「AF-S DX VR Zoom NIKKOR ED 55-200mm f4-5.6G(IF)」を組み合わせた「D3000 ダブルズームキット」が10万円前後。
D300sは、07年11月に発売した「D300」の後継機。APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載する「DXフォーマット」対応のデジタル一眼レフでは最上位機種になる。08年9月発売の「D90」で採用したハイビジョンの動画撮影機能「Dムービー」を搭載するほか、メモリーカードスロットをCFカードとSD/SDHCメモリーカードの2スロット構成にした。内部のミラー板の動作音を小さくし、静かに撮影できる「静音撮影モード」も備える。
有効画素数は約1230万画素で、51点のフォーカスポイントを配置したAFシステム、視野率約100%で倍率約0.94倍の高倍率ファインダーなどはD300と同様。大きさも同じだが、重さ(ボディーのみ)は825gから840gへとわずかに増えた。
予想実勢価格は、ボディーのみが22万円前後、標準レンズ「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f3.5-5.6G EDVR」を組み合わせたレンズキットが31万円前後、望遠レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G ED VR II」を組み合わせたレンズキットが32万円前後の見込み。


液晶パネル・Windows7・無線LAN内蔵microSD・地デジ・自動車関連

2009-07-29 22:50:58 | Dニュース

シャープとソニーのパネル共同生産-ソニーが当初500~600億円投資-
(2009/07/24  日経)

シャープとソニーによる堺市でのテレビ用液晶パネルの共同生産事業で、設備投資など事業費3800億円のうちソニーが当初500億~600億円を投資する見通しになった。両社は共同出資会社の設立について、月内にも最終合意する。ソニーはシャープの亀山第2工場(三重県亀山市)からのパネル調達も新たに決めた。
両社は世界最大となる「第10世代」ガラス基板を投入する高効率のシャープ堺工場を活用し、液晶テレビ事業の採算改善を目指す。
シャープはまず10月に単独運営で堺の新工場を稼働させ、液晶パネルに一部をソニーに供給。さらに、亀山第2工場から32型など中型液晶テレビ用パネルも供給する。シャープはソニーへのパネル供給で工場稼働率を高める。
シャープとソニーは昨年以降の景気悪化を受け、今年6月に予定していた最終合意時期を延期して交渉を続けていた。

米Microsoft-「Windows 7」が完成-
(2009/07/23  Itmedia)

米Microsoftは22日、Windows 7がRTM(製造工程向けリリース)の段階に達したと発表した。RTMの段階では、コードが完成し、コンピュータメーカー向けに出荷される。
RTM版のコードは数日以内にパートナーに出荷されるとMicrosoftは述べている。Windows 7の小売りパッケージおよび同OSを搭載したPCは10月22日に発売の予定。ボリュームライセンスプログラムに加入している企業顧客は、9月1日に同OSを入手できる。
またこの日、Windows Server 2008 R2もRTMとなった。同OSは10月22日またはそれ以前にリリースされるという。

KDDI-無線LAN内蔵のmicroSDカードを開発-
(2009/07/23  日経エレクトロニクス)

KDDIは,無線LAN機能を内蔵したmicroSDカードを開発し,7月22日から開催中の「ワイヤレスジャパン 2009」に参考出展した。外見寸法は11×16×0.7mm。既存の携帯電話機に搭載することで,インターネット接続の高速化を図れる。
開発品は,ミツミ電機製とルネサステクノロジ製の2品種。ともに,IEEE802.11b/g準拠の無線LAN用ICと送受信用アンテナ,受動部品などを実装する。搭載する無線LAN用ICは,ミツミ電機製が米Atheros Communications製の「AR6002」(RFトランシーバ回路とベースバンド処理回路の一体化品),ルネサステクノロジ製が同社の「KS3021」(RFトランシーバIC)と「KS7010」(ベースバンド処理IC)である。KS3021とKS7010は,09年4月に解散したキーストリームの開発品とみられる。キーストリームは,無線LANチップ事業をルネサステクノロジに譲渡していた。
なお,アンテナの面積はともに,「microSDカードの約1/3程度」(KDDIの説明員)とした。製品化時期については未定という。

総務省-60万台の地上デジタル簡易チューナーを調達へ-
(2009/07/23  日経ニューメディア)

総務省と「総務省地デジチューナー支援実施センター」(運営はエヌ・ティ・ティ エムイー)は23日、経済的に困窮度の高い世帯(NHK受信料全額免除世帯のうち災害被災者以外の世帯)に無償給付する地上デジタル放送の簡易チューナーの納入事業者の公募を支援実施センターが開始したと発表した。
今回の公募では、2社の納入事業者を一般競争入札で選定する。納入台数は2社合計で60万台である。
1社の最大納入台数は30万台となる。納入事業者は支援実施センターと2010年3月31日までの契約を結ぶ。
支援実施センターは簡易チューナーの要求仕様として、「デジタル放送推進協会(Dpa)が策定した『簡易なチューナー』の仕様ガイドライン」に準拠していること」を挙げている。同ガイドラインの主な仕様項目は、「映像デコードがNTSC変換であること」「字幕・文字スーパーに対応していること」「CASモジュールインタフェースがあり、コピー制御があること」「周波数変換がパススルー対応(VHF~SHB)であること(ミッド帯を含む)」「ダウンロード(ES)機能があること」などである。
さらに、「チューナーの外見を一般市場で流通しているチューナーと異なる外見とすること(型式名の表記形態やマークの表記形態、色の違いなど)」「チューナー本体の底面及び個装箱に、印刷やシール貼付などにより“転売禁止”と表記すること」なども要求仕様とした。リモコンについては、「押しやすいボタン(わかりやすい配列や大きさ、間隔、キーストローク、見やすい文字など)とするなど、高齢者などにも配意した形状であること」「リモコン1台でチューナーとテレビを同時に操作できること」を基本仕様にして、納入事業者にユーザーが使いやすいものにするように要請した。
簡易チューナーの配布後のサポートとしては、「無償保障をチューナー設置日もしくはチューナー配送受取日から3年間以上にわたり行うこと。集配費用は納入事業者の負担とする」「有償修理(交換を含む)をチューナー設置日もしくはチューナー配送受取日から5年間以上行うこと」を納入事業者に要請している。

日産自動車-衝突回避する安全技術搭載車を2011年に米市場に投入-
(2009/07/24  産経新聞)

日産自動車は23日、車の前後左右など全方位からの衝突を回避する安全技術を搭載した車種を2011年までに米国市場に投入する方針を明らかにした。高級車ブランド「インフィニティ」のラインアップに加える。車載センサーが接近車両を検知すると、ブレーキが自動的に作動し、衝突を回避する。こうした機能を持つ量販車は世界初となる見込みで、日産では「ぶつからないクルマ」として安全技術をアピールする考え。
日産の技術は、車載センサーが障害物や車両を検知すると表示と音でドライバーに警告する。同時に各輪のブレーキを制御し、車両方向を変えることで障害物を自動的によける。センサーは前後部、左右に設置し、ほぼ全方位からの衝突を避けることが可能。
前部センサーは、先行車両に近づいたときに車間距離を保つ役割を担う。衝突する可能性が高まると、アクセルペダルが上がり、速度を低下させるとともに、自動的にブレーキがかかる。駐車時など車両を後退させているときには後部センサーが働き、障害物を検知するとブレーキがかかり、停車する。
左右のセンサーは、車線を変更したり、高速運転中に車両を追い越したりする際の運転をサポートする。
隣接レーンに車両が存在するときにドライバーが車線変更すると、ブレーキで制御し、衝突を回避する。
全方位での衝突回避技術は、高速走行が多い米国でニーズが高く、当初はインフィニティでの搭載を目指す。ただ、左右センサーに関しては、年内に国内で発売予定の高級セダン「フーガ」に初めて採用される見込み。
衝突回避技術は自動車各社が開発を進めているが、日産では安全技術を「環境技術と並ぶ研究開発の柱」と位置づけており、業界に先駆けて実用化することで先進性をアピールする。コスト面での課題があり、当面は高級車への搭載が中心となるが、コスト引き下げを進めることで小型車など搭載車種を拡充していく考え。

独VW-攻守逆転し独ポルシェを買収へ-
(2009/07/24  日経)

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は23日開いた臨時監査役会で、ドイツ高級スポーツ車メーカー、ポルシェとの経営統合をVW主導で進める方針を決定した。欧州メディアによると、2011年半ばまでに完全統合する。また、中東カタールの投資ファンドなどからも出資を受ける。
これに先立ち、ポルシェはウィーデキング最高経営責任者(CEO)と右腕だったへルター最高財務責任者(CFO)が退任すると発表した。
ポルシェとVWは統合新会社の設立に向けて交渉を続けてきた。ポルシェはVWの株式を約51%取得後、持ち株比率を75%に増やすことも検討していたが、巨額の負債を抱え、資金繰りに行き詰まった。
一方、VWは今年6月にポルシェ買収を提案し、攻守が逆転した。

エコカー補助制度-注文殺到で納車ピンチ・制度利用できなくなる恐れ-
(2009/07/24  産経新聞)

トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」への注文が殺到し、日本政府の新車買い替え補助制度の期限である来年3月末までに新車登録が間に合わなくなる可能性があることが23日に分かった。
今月10日現在、受注台数は約23万台に達しており、15日以降の注文分は来年3月下旬以降の工場出荷予定となる。トヨタの販売店では納期のメドを説明したうえで契約を行っているが、予想以上の人気が思わぬ波紋を呼ぶことになった。
新車購入補助制度は、排ガスや燃費など一定の環境基準を満たしたエコカーを新車で購入した場合、普通車で10万円(軽自動車は半額)、車齢13年超の車を廃車にしてエコカーに買い替える場合は普通車で25万円(同)の購入補助を受けられる制度。申請の受け付けは6月19日からスタートした。4月の新車登録にさかのぼって申請できるが、制度を利用するには来年3月末までに新車登録をしなければならない。
新型プリウスは5月18日に発売されたが、注文が殺到しており、6月の車種別新車販売台数ランキング(軽自動車を含む)で初めて首位となった。トヨタでは新型プリウスを生産する堤工場(愛知県豊田市)などでフル生産しているが、受注に追いつかず、納車まで約8カ月かかる状態。このため、購入契約を結んでも補助制度の期限までに新車登録できない可能性が出ている。
新型プリウスは月1万台を販売目標にしていたが、受注件数は20万台を突破。今申し込んでも既に「09年度内の納車は確約できない」(トヨタ広報部)状況という。
トヨタはこうした状況について顧客に説明したうえで販売している。また、海外向けの新型プリウスの生産を一部国内に振り向けることも検討している。
経済産業省の望月晴文次官は23日の会見で「制度上、来年度(の納車分)まで補助金を出すのは困難」と説明したが、条件緩和を求める声が高まりそうだ。