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ノートPC・デジカメ要FPD・フォトフレーム・HVにエンジン類似音を義務化の方針・東芝不具合

2009-10-19 20:58:08 | Dニュース

09年Q3世界PC出荷-AcerがDellを抜いて2位へ・低価格ノートPC人気-
(2009/10/16  Itmedia)
第3四半期の世界PC市場で
、台湾Acerが米Dellを抜いて2位に躍り出た。米調査会社Gartnerが報告した。
Gartnerによると、同四半期の世界PC出荷台数は8090万台で、前年同期から0.5%増加した。5.6%減という同社の予測を上回る結果となった。また前期比では18%増で、これまでの第2~第3四半期にかけての伸び率を上回ったとしている。低価格ノートPCの人気でコンシューマーPC市場が引き続き伸びているという。
ベンダー別では依然として米Hewlett-Packard(HP)が首位で、19.9%のシェアを占めた。低価格ノートPCの人気でAcerが躍進し、出荷台数を23.6%拡大して、Dellを抜いて2位になった。Dellは3位に転落した。

V字回復に入ったデジタルカメラ用FPDの出荷枚数
(2009/10/16  DisplaySearch・日経エレクトロニクス)
消費不況・在庫調整の直撃を受け,09年第1四半期には前年比ほぼ半減まで落ち込んだデジタルカメラ(DSC)向け中小型FPDの出荷がV字回復に入った。
09年上期の実績と同下期の見通しを集計した,われわれの「2009年第3四半期版中小型FPD出荷調査レポート」によれば,09年第1四半期に2200万枚(前年比48%減)にまで落ち込んだデジカメ用FPD(TFT液晶と有機ELを含む)は,第2四半期実績で3400万枚,第3四半期には4100万枚に回復する見通しである。デジタルカメラ用FPDの出荷は,文字通りV字回復を果たそうとしている。
ただし,依然として厳しい経営環境に置かれる国内中小型FPDメーカーにとって,その回復を実感するには少し時間を要しそうである。
デジタルカメラ用FPDのサプライチェーンは,大きく2つに分けることができる。一つは,国内FPDメーカーからカメラメーカーに直納されるチャネル。これは,一眼レフ~上級コンパクト型のデジタルカメラ向けのFPDに多い。もう一つは,台湾FPDメーカーから台湾・中国のOEM/ODM受託生産メーカーに納入されるチャネル。こちらは,中~低価格帯デジタルカメラ向けのFPDに多い。この2つの比率は,デジタルカメラ用FPD出荷のメーカー地域別シェアから読み取ることができる。
回復基調に入った09年第2四半期に,そのシェアを一段と押し上げたのは台湾メーカーのFPD出荷数量である。第2四半期以降も,日本メーカーの復調の勢いは遅い。これは,低価格志向が続く一般消費動向に対して,カメラメーカーが,まずOEM/ODMに生産委託する中~低価格帯品の販売を促進して出荷台数を伸ばそうとしている方向性を示していると考えられる。
台湾FPDメーカーが勢力を伸ばすデジタルカメラ向け中小型FPD市場だが,われわれは日本のFPDメーカーにとってもまだ挽回のチャンスはあると考える。
その背景の一例として,デジタルカメラ用FPDの解像度別出荷比率の推移を見るとデジタルカメラ用FPDの解像度は13万ドット級が主流の時代から,今や23万ドットが標準となり,上位機種は46万ドットへの移行を開始した。先に述べた通り,09年に入り上位機種(46万ドット以上)の伸びは停滞しているが,今後も高解像度化の流れは止まらないと予想される。一方,46万ドット級のFPDの生産には,日本のFPDメーカーが先行する低温多結晶Si-TFT技術が必須条件であり,技術的難易度は一段と高まってくる。
その上,デジタルカメラの高機能化には,大画面化,タッチパネル搭載,高速動画対応といった,FPDに対する付加機能の要求が並行してある。この付加機能向上は,FPDメーカー以上にデジタルカメラメーカーにとって重要な課題である。標準化された部品を採用することで低価格化を実現しているOEM/ODM委託生産に頼るだけでは,セットメーカーとして今後のサバイバルを勝ち残ることは難しい。その点で,日本のFPDメーカーがセットの付加価値向上に向けて果たすべき役割は,依然として大きいといえよう。
デジタルカメラ用FPDに限らず,機能/コスト/需要規模にかかわるFPDのサプライチェーンはアプリケーションごとに様々な関係を深めている。

グルーンハウス-持ち歩けるカード型フォトフレーム-
(2009/10/16  Itmedia)

グリーンハウスは14日、名刺よりひと周り小さいサイズのカード型デジタルフォトフレームを発売した。「写真を持ち歩こう」がコンセプトで、価格は2180円。
サイズは81(幅)×48(縦)mm・重さ約28g。1.44インチ(128×128ピクセル表示)の液晶ディスプレイを搭載した。PCにUSB接続すると内蔵ソフトが起動し、PCに保存したJPEG/BMP/GIFデータを最大52枚まで転送・保存できる。内蔵充電池で駆動。USBバスパワーで充電し、約1時間半の充電で約2時間連続使用できる。
ディスプレイの右側が広く空いており、企業のロゴを入れてノベルティとして利用したり、メッセージなどを書き込んでプレゼントすることも可能。ピンク、ホワイトと、鏡面加工を施したミラーの3色。名入れのサービスも行っている。

国土交通省-HV「静かすぎて危険」にエンジン類似音を義務化の方針-
(2009/10/16  産経新聞)

ハイブリッド車(HV)の走行音が静かすぎて歩行者に危険との指摘を受け、国土交通省は15日、低速走行時にエンジンに似た音が出る装置を搭載するよう自動車メーカーに義務づける方針を固めた。
国土交通省によると、安全対策を検討する有識者会議でチャイムやメロディー音も検討されたが「静かな住宅地で車からそうした音が鳴るのは違和感がある」などの意見が多数を占め、ガソリン車のエンジンに似た音を同じくらいの音量で発することが最適と判断した。
一時的に音を消せるスイッチをつけるかどうかや、新車だけでなく既存のHVにも義務づけるかどうかは検討を継続。寄せられた意見も参考にする。
HVはガソリンエンジンと電気モーターが動力源で低燃費が売り物だが、時速20キロ以下の低速時や発進時は電気で動かすためほとんど音がせず、歩いている視覚障害者や高齢者、子供に危険と指摘されていた。
11月に国民の意見を募る「パブリックコメント」を実施したうえで年内に最終的な方針を決める。ただ、自動車メーカーによると開発には2年ほどかかるといい、実施は先になりそうだ。

東芝-DVDプレーヤー内蔵携帯型テレビでバッテリー発煙・発火の恐れ-
(2009/10/16  Itmedia)

東芝は15日、07年12月~08年10月に製造した、DVDプレーヤー内蔵の携帯型地上デジタルテレビ「ポータロウ SD-P120DT」のバッテリーパックの一部で発煙・発火の恐れがあるとし、バッテリーパックを無償交換すると発表した。
今年7月30日と9月24日に発煙・発火事故が発生。原因は調査中だが、バッテリーパックに問題がある可能性があるという。
交換申し込みはWebサイトか電話、ファクスで受け付ける。新しいバッテリーパックの発送は10月下旬から。


PC関連・デジカメ・ホームシアター・小型リーダー

2009-10-19 20:56:00 | Dニュース

Nokia-米国で11月中旬に初のミニノートPC「Nokia Booklet 3G」を発売-
(2009/10/15  Itmedia)

フィンランドのNokiaは13日、Windows 7搭載のミニノートPC「Nokia Booklet 3G」を米国で11月中旬に発売すると発表した。価格は299ドル99セントで、米AT&Tの2年間のデータ接続プランに加入する必要がある。販売はBest Buyが独占し、10月22日から予約を受け付ける。
Nokia Booklet 3Gは同社が8月に発表した初のミニノートPC。IntelのAtom 1.6GHzプロセッサ、1Gバイトメモリー、120GバイトHDD、10.1インチディスプレイ、130万画素カメラを搭載し、OSはWindows 7 StarterEdition、Home Premium、Professionalのいずれかを選択できる。ネットワークはHSPA、IEEE 802.11 b/g/n、Bluetoothに対応し、NokiaのOvi MapsやOvi Suiteなどのマルチメディアサービスを利用できる。

日本HP-09年冬モデルは低価格な薄型モバイル3機種を発表-
(2009/10/15  日経)

日本ヒューレット・パッカード(HP)は14日、個人向けノートパソコンの09年冬モデルを10月下旬に発売すると発表した。今秋冬商戦でメーカー各社が新製品をそろって投入する低価格な薄型モバイルノートを3機種4モデルと充実させた。OSはすべてのモデルでMicrosoft「Windows 7」を採用している。
一般的な低価格ミニノートパソコンより処理性能が高い薄型モバイルノートの新シリーズとして、液晶サイズとCPUなどの処理性能が異なる3機種を用意した。
13.3型ワイド液晶の「HP Pavilion Notebook PC dm3i」は、インテルの通常電圧版CPU「Core 2 Duo SP9300」(駆動周波数2.26GHz)と外付けグラフィックスチップを搭載するモデル、超低電圧版のデュアルコアCPU「Celeron SU2300」(1.2GHz)を搭載するモデルの2つを用意した。
上位モデルのCPU性能は、一般的な低価格ミニノートに比べ約4.5倍で、超低電圧版のCore 2 Duoを搭載する低価格薄型モバイルノートと比べても1.5倍高速という。2モデルとも厚さは最薄部22mm(最厚部29mm)重量は1.9kgとやや重いが、バッテリー駆動時間を上位モデルで8時間、下位モデルで10時間と延ばしている。
同じく13.3型ワイド液晶の「HP Pavilion Notebook PC dm3a」は、AMDのデュアルコアCPU(1.6GHz)やチップセットを採用する。グラフィックス機能を向上させたほか、バッテリー駆動時間も約6時間を確保した。
筐体はdm3iと共通で、重さも同じ1.9kgとなっている。
「HP Pavilion Notebook PC dm1」は11.6型ワイド液晶で、dm3iの下位モデルと同じインテルのデュアルコアCPUを搭載する。dm3シリーズと比べると一回り小さく、重さも1.5kgまで軽量化している。バッテリー駆動時間は8時間で、低価格ミニノートの性能に飽き足らないユーザー層の需要を見込むという。
17.3型ワイド液晶を搭載するAVノートパソコン「HP Pavilion Notebook PC dv7」は、インテルのノートパソコン用最新クアッドコアCPU「Core i7」を採用し、性能を引き上げた。Blu-ray Disc(BD)ドライブや外付けグラフィックスチップなどを搭載する。
15.6型ワイド液晶のスタンダードなA4ノートパソコン「HP Pavilion Notebook PC dv6a」は、AMDのCPUやCPUやチップセットを搭載する。09年秋モデルとの相違点は、CPUやチップセットの性能を上げた。
タッチパネル機能を備えた12.1型ワイド液晶の「HP TouchSmart tx2 Notebook PC」はメモリーを最大8GB、HDDを500GBまで拡張できるようにした。Windows 7のマルチタッチ機能に対応するほか、付属の静電容量式タッチセンサーによるペン入力も可能。ディスプレーを180度回転させたタブレットスタイルでも利用できる。
このほか、10.1型ワイド液晶を搭載する低価格ミニノートパソコン「HP Mini 110」は、量販店向けに1366×768ドットの高解像度モデルを追加する。OSは「Windows XP」からWindows 7のミニノート向け版「スターター」に変更する。

ニコン-暗い場所でも撮影しやすいデジタル一眼レフカメラ上位機種-
(2009/10/15  日経)

ニコンは14日、デジタル一眼レフカメラの上位機種「D3S」を11月27日に発売すると発表した。07年に発売した「D3」の後継機種で、少ない光量で撮影できるようISO感度を高めたほか、動画撮影機能を新搭載した。プロやレベルの高いアマチュアによる利用を見込む。価格はオープンだが店頭想定は60万円前後という。
有効画素数は1210万画素で、新開発のCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーを搭載。ISO感度は上限が12800と前の機種の2倍で、暗い場所でも撮影しやすい。
撮影した動画から、静止画を取り出すなどの編集作業もカメラ本体でできる。各種設定を液晶画面に表示する専用ボタンを設け、操作しやすくした。当初は月産5000台の計画。

日本ビクター-薄さ約3.1cmのホームシアター用スピーカー-
(2009/10/15  日経)

日本ビクターは14日、壁掛け式のホームシアター用スピーカーを10月下旬から発売すると発表した。厚ささ約3.1cm、幅18.6cm、高さ30cmで、重さは1個850gと軽い。付属のスタンドで立たせても使える。
「SP―FT」は、2チャンネルの音声を処理し疑似的に4チャンネルサラウンドで楽しめる同社の独自技術を搭載している。色は黒と白の2色。価格はオープンだが2個セットで店頭では2万円前後を想定している。
薄型テレビで映画を鑑賞する人向けに売り込み、合計で月1500セットの販売を見込む。スピーカーと同程度の大きさのアンプも同時に発売する。店頭想定価格は2万3000円。

Openmokoプロジェクト-小型リーダー「WikiReader」をリリース-
(2009/10/15  Itmedia)

オープンソース携帯電話に取り組むOpenmokoプロジェクトが10月13日、Wikipediaをオフラインでも読める専用デバイス「WikiReader」をリリースした。99ドルでWikiReaderサイトかAmazon.comで購入できる。
WikiReaderは手のひらサイズのデバイスで、英語版Wikipediaの記事300万項目以上を収録している。単3電池2本で数カ月動作する。タッチ式の白黒ディスプレイを搭載し、バーチャルキーボードでテキストを入力したり、指で画面をスクロールしたり、ハイパーリンクをタップすることができる。本体ボタンは「Search(検索)」「History(履歴)」「Random(ランダムに項目を表示する)」の3つのみ。
4半期に一度、WikiReaderサイトからアップデートをダウンロード提供する。ダウンロードは無料。年間29ドル払えば、アップデートをマイクロSDカードで受け取ることもできる。子供向けにペアレンタルコントロールも組み込まれている。


PC秋冬モデル・羽が無い扇風機・アルマーニデザインのスマートフォン・赤外線通信デジタルフォトフレーム

2009-10-16 00:11:14 | Dニュース

東芝-09年秋冬モデルは低価格モバイルやBD搭載ノートPCを追加-
(2009/10/14  日経)

東芝は13日、ノートPC「dynabook」の09年秋冬モデルを10月22日から順次発売すると発表した。新機種として11.6型ワイド液晶で予想実勢価格が約9万円前後からの低価格薄型モバイルノート「dynabook MX」を追加したほか、東芝としては初めてA4ノートにBlu-ray Disc(BD)ドライブを搭載した。OSはすべてのモデルでMicrosoft「Windows 7」を採用している。
dynabook MXは、同社が「ネットノート」と命名する新シリーズ。低価格ミニノートよりも高い処理能力と長時間のバッテリー駆動性能を備える。液晶が13.3型ワイドで重さが約1.76kgの「MX/43K」、11.6型ワイドで1.58kgの「MX/33K」の2モデルを用意した。パネルの解像度はどちらも1366×786ドット。
バッテリー部分のみやや厚みがあるものの、最薄部はMX/43Kで22.2mm、MX33Kで24.9mmと薄型化した。バッテリー駆動時間はMX/43Kが約10.5時間で、MX/33Kが約9.5時間。
スタンダードタイプのA4ノートでは、16型ワイド液晶搭載で性能重視の「dynabook TX」シリーズを3モデル、dynabook TXにテレビ機能を追加した「dynabook TV」シリーズを2モデル、13.3型ワイド液晶で小型の「dynabook CX」を2モデル、15.6型ワイド液晶で低価格な「dynabook EX」を3モデルと、合計10モデル用意した。09年夏モデルの「dynabook AX」シリーズは、EXシリーズに統合した。
すべてのシリーズで筐体デザインを一新したほか、キーボードをテンキー付きに代えて数字を入力しやすくした。TXとTVの上位モデルは、東芝のノートPCでは初めてBDドライブを搭載している。TXとTVは初回起動時に使うOSを32ビット版か64ビット版に切り替えられる「セレクタブルOS」機能を備える。
低価格ミニノートPCの「dynabook UX」は、WiMAXによる無線通信機能、「オフィス2007」の有無などで4モデルを用意した。HDD容量を160GBから250GBに増強した以外、主な仕様や筐体デザインは09年夏モデルから変わっていない。
性能重視の薄型モバイル「dynabook NX」はストレージ構成の違いで2モデルを用意した。また、ビジネスユーザー向けの薄型軽量モバイル「dynabook SS RX2」はストレージ構成やWiMAXの搭載・非搭載などで4モデルを用意した。NX、SS RX2ともに基本性能や筐体デザインは大きく変わっていないが、メモリー容量を全モデルで3GBから4GBへと増やした。

富士通-「FMVシリーズ」09年冬モデル・タッチパネルモデル拡充-
(2009/10/14  CNET)

富士通は13日、個人向けPC「FMVシリーズ」の09年冬モデルとして、ノートPC「FMV-BIBLO」8シリーズ14機種と、デスクトップPC「FMV-DESKPOWER」2シリーズ5機種の計10シリーズ19機種を発表した。10月22日より販売を開始する。
全機種に最新OS Windows 7を採用し、「FMV-BIBLO MTシリーズ」と「FMV-DESKPOWER Fシリーズ」には、キーボードやマウスを使わなくても、画面をタッチして操作できるWindows 7の新機能「Windowsタッチ」機能を搭載した。
FMV-BIBLO MTシリーズでは、Windowsタッチ機能とタブレットモードに対応した「MT/E50」1機種をラインアップ。12.1型ワイド液晶(1280×800ドット)を採用し、2Gバイトメモリと320GバイトのHDDを搭載した。タッチ操作パネルからインターネットや写真、お絵かきを楽しむソフトなどが起動できるほか、キーボードを使用しないタブレットモードでも、予測入力機能により少ないタッチ操作で文字入力ができる独自の「タッチ文字入力」を搭載した。
主に家庭内での利用を想定した製品で、リビングやキッチンなどさまざまな場所で使って欲しいとしている。
重量は約1.89kg。市場想定価格は15万円前後の見込み。
モバイルPCの中でもっとも富士通が力を入れるのは、ネットブックよりも薄型でスペックを強化したノートPC「FMV-BIBLO LOOX Cシリーズ」。「LOOX C/E70」(10万円前後)と「LOOX C/E50」(8万円前後)の2機種をラインアップした。
LOOX C/E70にはデュアルコアCPU インテル Core 2 DuoプロセッサSU9400採用し、LOOX C/E50にはインテル Celeron プロセッサSU2300を搭載した。大容量2Gバイトメモリーや高解像度表示(1366×768ドット)に対応した11.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premiumを搭載するなど、ネットブックとは一線を画すスペックを備えた。
カバンに出し入れやすい最薄部約26.4mmの薄型筐体や、約9.2時間の長時間バッテリー稼働、他のPCのDVDドライブをネットワークで共有できる「DVDドライブ共有機能」など、モバイル性能や使い勝手も強化した。カラーバリエーションとして、「シャイニーブラック」「ルビーレッド」「マリンブルー」の3色を用意している。
このほか、FMV-BIBLOシリーズ09年冬モデルとしては、16型ワイド液晶を搭載したハイスペックAVノート「FMV-BIBLO NWシリーズ」1機種(20万円前後)と、15.6型ワイド液晶を搭載したスタイリッシュ・スリムノート「FMV-BIBLO NFシリーズ」4機種(15万円半ば~)を発表。さらに、500GバイトにHDD容量をアップさせた14.1型ワイド液晶を搭載のコンパクトノート「FMV-BIBLO Sシリーズ」1機種(15万円前後)もラインアップした。
14.1型ワイドおよび13.3型ワイド液晶を搭載した大画面ハイスペックモバイルノートとしては「FMV-BIBLOMGシリーズ」2機種(17万円半ば~)、12.1型ワイド液晶を搭載した大画面ビジネスモバイルノート「FMV-BIBLO Rシリーズ」2機種(15万円前後~)、10.1型ワイド液晶を搭載したネットブック「FMV-BIBLO Mシリーズ」1機種(6万円前後)が発表された。
デスクトップPCとなる「FMV-DESKPOWER Fシリーズ」は、「F/E90D」(23万円前後)と「F/E70T」(19万円台半ば)、「F/E60」(16万円台前後)の3機種をラインアップし、全機種にWindowsタッチ機能を搭載した。
左右各80度に回転し、ディスクの出し入れに便利な「スイーベル」機能と、画面角度を上に30度まで調節できる「チルト」機能に対応し、省スペース設計ながら、Windowsタッチ機能の使いやすさを追求したという。
F/E90Dでは、高精細なHD対応23型ワイド液晶を搭載し、デジタル放送やBlu-ray Discをフルハイビジョンで楽しめる。また、専用LSI「Dixel HDエンジン」を搭載し、ハイビジョン画質のままでHDDに5倍録画できる長時間録画機能や、ハイビジョン画質のままDVDに約2時間保存ができるAVCRECに対応した。
F/E70Tでは、ダビング10に対応した「地デジ対応Windows Media Center」を搭載。CPRM対応のDVD-RAMやDVD-R、DVD-RWへの保存に対応し、Blu-ray Discにハイビジョン画質のまま録画番組を保存できる。カラーバリエーションとして、全機種でスノーホワイトとエスプレッソブラック、ルビーレッドの3色を用意。本体デザインに合う薄型のキーボードと光沢感のあるレーザーマウスが付属する。
FMV-DESKPOWERシリーズ09年冬モデルとしては、このほかに、フルHD対応24型ワイド液晶および22型ワイド液晶を搭載したハイスペックPC「FMV-DESKPOWER CEシリーズ」2機種(16万円台半ば~)がラインアップされている。

Dyson-「羽根がない扇風機」を発表-
(2009/10/14  Itmedia)

Dysonは10月12日、「羽根のない扇風機」を発表した。同社の「Dyson Air Multiplier」は従来の扇風機とは違って羽根がなく、土台に輪を乗せたような形になっている。
従来の扇風機は、羽根が空気を切ってしまい、空気の流れが不均衡になる点が問題だった。Dysonの技術は流体力学を利用した独自の技術で空気の流れを15倍に増幅し、毎秒119ガロンの空気をスムーズに流すという。
この扇風機は土台の部分に組み込まれたモーターを使って空気を吸い込み、その空気を飛行機の翼のような傾斜がついた輪から送り出す。空気が輪から出るときに、その気流に周囲の空気が引き込まれて、空気の流れが増幅され、空気が一定して途切れなく流れる。
Dysonは、この扇風機は羽根がないため安全で手入れが簡単だと述べている。上部が重く簡単に倒れることもある従来の扇風機とは違って、傾けることもできるという。
Dyson Air Multiplierは10インチと12インチのモデルがあり、価格はそれぞれ299.99ドルと329.99ドル。カラーは10インチモデルがブルー&アイアンとシルバー&ホワイトの2種、12インチモデルがシルバー&アイアンの1種。米小売店やDyson.comで販売の予定。

韓国Samsung-アルマーニデザインのスマートフォンを発表-
(2009/10/14  Itmedia)

韓国のSamsung Electronicsは10月9日、アルマーニ携帯の新モデルを発表した。
有名デザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏デザインのスマートフォンで、Windows Mobile 6.5、QWERTYキーボード、フルタッチスクリーン、3.5インチAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレイを搭載する。
通信方式は7.2Mbps HSDPA、5.76Mbps HSUPA、Wi-Fiに対応。Microsoft Exchangeと連係したプッシュ型電子メール機能やフルブラウザを備え、Microsoftの携帯向けオンラインストレージ・同期化サービス「My Phone」に対応する。500万画素カメラや音楽プレーヤー、8Gバイトストレージ、GPS機能も内蔵する。
アルマーニスマートフォンはイタリア、英国、ドイツ、オランダ、スペイン、ロシア、中国、UAEで発売の予定。

プリンストン-赤外線通信対応デジタルフォトフレーム・OFF時はミラーに-
(2009/10/14  CNET)

プリンストンテクノロジーは13日、赤外線通信対応のデジタルフォトフレーム「PPF-35IR」を10月下旬より発売すると発表した。
PPF-35IRは、320×240ピクセル表示の3.5インチ液晶を搭載したデジタルフォトフレーム。赤外線通信機能に加えて高速赤外線通信(IrSS)にも対応しており、携帯電話やデジタルカメラから簡単かつ高速に写真を転送できる。本体には4Mバイト内蔵メモリーとSD/SDHCカードスロットを搭載しており、保存した写真データの表示はもちろん、赤外線受信時に保存先を選べる。
スライドショーは「ノーマル」「ランダム」「上から下」「カーテン」「開き戸」「クロスコンボ」の6種類が用意されており、表示速度は3種類から選択できる。
フォトウィンドウ部分がハーフミラーパネルになっており、電源OFF時には卓上鏡としても利用できる。電源は内蔵リチウム充電池のほか、USBポートとACアダプターが使える3way方式。本体カラーはホワイト、ピンク、グリーン、ブルーの4種類で、店頭想定価格は6980円になる見込み。


世界ノートPC市場・最新電子書籍・Newタッチパネル・地デジ・安全規格

2009-10-14 23:05:21 | Dニュース

09年Q2の世界ノートPC市場-ネットブックのみが成長へ-
(2009/10/13  ITPro)

米DisplaySearchは米国時間10月8日,世界のノートPC市場に関する調査結果を発表した。同年第2四半期における総売上高は264億ドルで,前期比10%増,前年同期比5%減だった。ジャンル別ではネットブックだけが成長しており,その売上高は前期比37%増,前年同期比264%増の31億ドルとなった。ネットブックがノートPC市場に占める割合は,売上高ベースで11.7%,出荷台数ベースで22.2%
ノートPCの平均販売価格(ASP)は688ドルで,前年同期の849ドルから19%下がった。ジャンル別に見ると,ネットブックは361ドルで同29%減。ただし,出荷台数が前年同期に比べ4.6倍以上増えたため,売上高は増加した。ネットブック以外のノートPCは781ドル(同10%減)だった。
DisplaySearchによると,価格の安いネットブックは,個人ユーザーが2台目のパソコンとして購入するほか,手ごろな1台目のパソコンとして新興市場で人気が高い。収益拡大を狙う通信プロバイダがデータ通信サービス契約と組み合わせて販売するという例も世界各地で見られる。

韓国LG Display-薄膜太陽電池搭載の電子書籍を試作-
(2009/10/12  日経エレクトロニクス)

韓国LG Displayは11日,太陽電池を搭載した電子書籍を試作したと発表した。折り畳み式の電子書籍を電子書籍を開くと,左ページに10cm角の太陽電池のモジュール,右ページに電子ペーパーの6型パネルが現われる格好である。09年10月12~16日に韓国ソウル近郊で開かれるディスプレイ関連の国際会議「International Meeting on Information Display(IMID) 2009」で披露するという。
搭載した太陽電池は,LG Displayが内製したもの。モジュールの厚さは0.7mm厚で重さは20g。エネルギー変換効率は約9.6%だという。4~5時間,日光に当てることで電子書籍の1日分の電力量を充電できるとする。薄膜太陽電池の種類は明らかにしていないが,「液晶パネルの製造と同様な技術で製造可能」(同社)としていることや,公開した写真の太陽電池の色からアモルファスSi型だと推測できる。
同社は09年6月,薄膜太陽電池の研究開発に500億ウォンを投資し,09年後半にもパイロット・ラインや屋外試験用施設を稼動させると発表していた。今後,変換効率を2010年までに12%,2012年までに14%に引き上げて量産を目指すという。

仏スタンタム-10本指での操作も可能なタッチパネルを開発-
(2009/10/09  日刊工業新聞)

フランスのスタンタムは、10本指の操作も可能なタッチ式ディスプレーを開発した。複雑な動きに対応しているほか、正確な入力が可能なのが特徴。スタンタム社は10月に日本事務所を開設し、国内メーカーへ売り込みを開始する。スマートフォン(多機能携帯電話)やパソコン、電子書籍、ゲーム機向けに搭載を目指す。
タッチパネルはデジタル抵抗膜式を採用。短冊状の透明電極を上下、直角に交差した構造で、入力ポイントが碁盤の目状に形成している。入力位置のずれを専用ソフトウエアで補正するなどして検知の精度を高めた。指やつめ、ペン入力のほか、パネル表面への圧力の強さも検知できる。

国内の地上デジタル放送受信機-普及台数5703万台で61.3%へ-
(2009/10/09  CNET)

NHKは8日、09年9月末現在における地上デジタル放送受信機の普及状況を発表した。
まとめによると、地上デジタル放送受信機の普及台数は約5703万台。その内訳は、プラズマテレビ、液晶テレビが約3606万台で63.2%を占めるほか、チューナー内蔵録画機を含むデジタルチューナーが1266万台(22.2%)、CATV用セットトップボックスが759万台(13.3%)、ブラウン管テレビが72万台(1.3%)となった。
また、BSデジタル放送の受信機台数は約5852万台。地上放送同様に、プラズマテレビ、液晶テレビが全体の61.3%を占めるが、CATV経由でアナログ変換して視聴している世帯は、約128万世帯になるという。

マランツ-上下左右に音が響くアンプ-
(2009/10/09  日経)

音響機器販売のマランツコンシューマーマーケティング(川崎市)は9日、音を上下左右に響かせるアンプを下旬に発売すると発表した。ホームシアターの音環境にこだわる層などに売り込む。
「AVサラウンドアンプ SR6004」は、従来の「7.1チャネル」など水平方向に音を広げるシステムに加え、垂直方向にも音を響かせる「ドルビープロロジック2z」を採用。より臨場感を高めるという。専用の集音マイクで、部屋の大きさや天井の高さなど部屋の状況を最大6カ所測定し、最適な音を出すように設定する。
携帯音楽プレーヤー「iPod」などをUSBケーブルで直接つなぎ、録音した音楽を再生できる。価格は12万6000円。

超小型物体検知レーダー解禁へ-独メルセデス・ベンツが導入を検討-
(2009/10/10  フジサンケイビジネス)

日本政府は9日、自動車が至近距離にある超小型の物体を検知できる「ウルトラワイドバンド(UWB)レーダーシステム」と呼ばれる衝突防止システムを来年3月にも国内で利用できるよう制度改正を行う方針を決めた。
すでに欧州で普及しているシステムだが、日本では必要とされる電波の割り当てが困難で、見送られてきた経緯がある。すでに独メルセデス・ベンツが日本で商用化する計画で、日本企業も導入を検討中という。
UWBレーダーシステムは、車が30メートル以内にある3センチ程度の微細な物体を検知し、衝突を防止するために運転手に伝えることができるもの。国内で利用されていた衝突防止システムは、200メートル程度の広範囲に電波をとばし、30センチ程度の物体を感知することができたが、それ以下の物体は感知できなかった。
新システムでは、たとえば駐車場で小さな障害物があった場合、感知して運転手に伝えるといった利用が想定されている。
これまでベンツをはじめとする欧州からの輸入高級車にはこのシステムが搭載されるケースが多かった。
しかし、日本では利用ができないため、わざわざシステムを取り外して販売されていたという。
今後は、欧州車がシステム搭載車を国内でも急速に拡販することが予想されており、国内の自動車メーカー各社も対応を迫られそうだ。

経済産業省-事故多発で「ハンドル型電動車いす」をJIS制定へ-
(2009/10/10  日経)

高齢者が主に使うハンドル型電動車いすで事故が多発している問題で、経済産業省は9日、安全基準などを定めた日本工業規格(JIS)を新たに制定すると発表した。回転性能など3項目の製品特性について、最大3つの星で表示するようにも求め、購入時に分かりやすくする。制定は、貿易上の手続きを経て、12月20日付の予定。
ハンドル型では経済産業省が重大事故情報の収集を始めた昨年5月以降、下り坂での転倒や側溝への転落など30件の事故が報告され、高齢者8人が死亡、9人が重傷となっている。経済産業省は法規制も検討したが、利用者の様々なニーズに対応した利便性の確保などに配慮し、まずJIS規格を制定することにした。
10度の傾斜を最高速度で急旋回したり、5センチの段差を降りたりしても転倒しないことや、乗降時に誤ってアクセルレバーに触れないことなどを規定。一部の新幹線の車内で利用できる小回り性能の確保も定めた。


折れ曲がるディスプレイ・最軽量655gのVAIO X・世界初USB 3.0対応・Infiniti

2009-10-13 20:51:27 | Dニュース

京セラ-折れ曲がるディスプレイを備えた携帯電話機のコンセプト-
(2009/10/09  日経エレクトロニクス)

京セラは,折れ曲がるディスプレイを備えた携帯電話機のコンセプトを2種類提示した。一つは三つ折の財布のようなモデル「Eos」,もう一つは4面ディスプレイを屏風のように折り畳めるモデル「NXT」である。
いずれもモックアップを試作し,展示している。「国内で披露するのは初めて」(同社)だという。
三つ折モデルのEosは,1枚のタッチパネル方式の大型ディスプレイを備え,自由に折り曲げられるもの。
ユーザーの操作パターンを学習し,ユーザーごとに最適なユーザー・インタフェースに進化させる。開く,折りたたむといった操作で生じる運動エネルギーを圧電素子で電気に変換し,電源の一部として利用する。
4面ディスプレイ・モデルのNXTは四つの小型ディスプレイを合わせたもの。4画面で一つの映像を表示したり,4画面で個別に映像を表示したりする。ディスプレイ背面に太陽電池を搭載し,この太陽電池で発生させた電力を利用する。

ソニー-パソコン09年秋モデルを発表・最軽量655gの「VAIO X」を追加-
(2009/10/09  日経)

ソニーは8日、ノートパソコン「VAIO」シリーズの新機種として厚さ13.9mm、重さ655g(最軽量構成時)の超薄型軽量モバイルノート「VAIO X」を10月22日に発売すると発表した。同日発売する09年秋モデルの9機種15モデルすべてで、Microsoftの新OS「Windows 7」を採用する。
今回からVAIOシリーズに加わるVAIO Xは11.1型ワイド液晶を搭載し、オプションのSバッテリー装着時で655g、標準のLバッテリー装着時でも765gと大幅な軽量化を実現した。バッテリー駆動時間は、Sバッテリーで約5時間、Lバッテリーで約10時間。重さ約550gの大容量オプションバッテリーを装着すると本体の重さは1kgを超えるが、駆動時間は約20.5時間に延びる。
NTTドコモのデータ通信機能を標準で内蔵しており、回線を契約すれば無線LANがない環境でもインターネットに接続できる。2つのUSB端子、Webカメラ機能、プロジェクターなどと接続するためのアナログRGB端子、LAN端子を内蔵するなど、薄型軽量ながらインターフェース機能も充実している。「オフィス2007」搭載と非搭載の2モデルを用意する。
カラーバリエーションが豊富な14型ワイド液晶の家庭向けA4ノートパソコン「VAIO C」は、筐体デザインを変更し、上位モデルにBlu-ray Disc(BD)ドライブを搭載した。米NVIDIAの「GeForce G210M」を標準で搭載し、グラフィックス性能も引き上げている。HDMI出力端子を備え、上位モデルであればBDビデオをHDMI端子で接続した薄型大画面テレビで鑑賞することも可能。直販を含めると、ホワイト、ピンク、レッド、ブラック、ブルーの5色を用意している。発売日は10月22日。
18.4型液晶を搭載する上級ユーザー向けの大型ノートパソコン「VAIO A」は、前機種までと同様、写真編集の機能を充実させた「フォトエディション」とAV機能を高めた「ビデオエディション」の2モデル構成。いずれもHDDの容量を1テラバイトに増量した。発売日は10月22日。
16.4型ワイド液晶で2系統の地上デジタルチューナーを備える「VAIO F」は、HDDの容量を500ギガバイトに増やしたほか、外付けグラフィックスチップを米AMDの「ATI Radeon HD4570」に変更し、性能を高めた。
上位モデルはBDドライブを搭載する。発売日は10月22日。
15.5型ワイド液晶の低価格なA4ノートパソコン「VAIO N」は、Bluetoothによる通信機能を追加した。上位モデルはBDドライブを搭載する。発売日は10月22日。
13.3型ワイド液晶を搭載するモバイルノート「VAIO S」と、画面比16:9の13.1型ワイド液晶でVAIO Sより軽量な「VAIO Z」は、どちらもCPUの性能を高め、HDD容量を増やした。発売日は10月22日。
11.1型ワイド液晶を搭載するB5サイズのモバイルノート「VAIO T」は、CPUの駆動周波数とHDD容量などが違う2モデルを用意した。前機種からの変更点はCPUの性能を高めたことなど。8型ウルトラワイド液晶搭載のミニノート「VAIO P」にもWindows 7搭載の新モデルを追加するが、ハードウエアの仕様は前モデルから変えていない。VAIO Pは「Windows XP」搭載モデルも継続販売する。発売日は10月22日。
また、ソニーは8日、デスクトップパソコン「VAIO」シリーズの09年秋モデル2機種7モデルを10月22日に発売すると発表した。24型ワイド液晶一体型の「VAIO L」はデザインを一新し、上位機種はタッチパネル機能を備える。今回発売する全モデルにMicrosoftの新OS「Windows 7」の64ビット版をインストールしている。
「VAIO L」は、一般的な液晶ディスプレーに近い従来のデザインに代えて、「ループデザイン」と呼ぶ「VAIO J」と似たデザインに一新した。フレーム部分が下まで伸びて本体を支える台になる。フレーム下部と液晶画面の間にはスペースが設けてあり、キーボードを収納できる。
タッチパネル搭載の上位機種と非搭載の2モデルを用意した。タッチパネルセンサーは光学式で、2本の指を使うマルチタッチ操作が可能。タッチ操作専用のアプリケーションをまとめて呼び出す機能や、写真や音楽をタッチ操作で楽しめる「Media Gallery」もインストールした。
テレビの視聴機能も強化しており、従来機種は地上デジタルのみだったチューナーをデジタル3波に対応させた。2番組同時録画やH.264/MPEG-4 AVC形式でハイビジョン番組を長時間録画する「たっぷりAVC録画」機能も備える。
20.1型ワイド液晶を搭載するコンパクトな液晶一体型の「VAIO J」は、CPUやHDD容量を若干増強したが、デザインや基本機能は09年春モデルから大きく変わっていない。2系統の地上デジタルチューナーやBDドライブを搭載する上位モデル、デジタルチューナー非搭載でDVDスーパーマルチドライブを搭載する下位モデルの2モデルを用意した。

バッファロー-世界初のUSB 3.0対応HDDと増設カード-
(2009/10/09  Itmedia)

バッファローは10月7日、USB 3.0に対応した外付けHDDとPCI Express用増設インタフェースカードを10月下旬に発売すると発表した。一般ユーザーが購入できるUSB 3.0機器としては世界初出荷になるとしている。
外付けHDDは1Tバイトの「HD-H1.0TU3」(2万円)、1.5Tバイトの「HD-H1.5TU3」(2万5300円)、2Tバイトの「HD-H2.0TU3」(受注生産、4万6600円)。増設カードは「IFC-PCIE2U3」(5300円)
外付けHDDには富士通マイクロエレクトロニクス製のUSB 3.0-Serial ATAブリッジLSIを採用した。バッファロー独自ソフトとして、USB 3.0を6%高速化するという「ターボUSB」を添付する。
増設カードは、Certified USB 3.0認証を取得しているNECエレクトロニクス製ホストコントローラを搭載し、2ポートのUSB 3.0ポートを備える。
それぞれ対応OSはWindows XP/Vista(32/64ビット)/7(32/64ビット)。外付けHDDはUSB 2.0接続のみMac OS X 10.4以降で対応。
同社テストによると、新製品とターボUSBを使った場合の転送速度は130Mバイト/秒以上。USB 2.0対応外付けHDDと比べ、約3.7倍高速だったという。
USB 3.0は次世代USB規格として転送速度を高速化。「Super Speed」モードの規格上の最大転送速度は5Gbpsで、USB 2.0「High Speed」(480Mbps)の10倍以上に達する。

日産自動車-新型「Infiniti M35 Hybrid」を欧州・米国で2011年春に発売-
(2009/10/09  日経Automotive Technology)

日産自動車は、Infinitiブランドの初のハイブリッド車「M35 Hybrid(日本名:フーガハイブリッド)」を欧州と米国で2011年春に発売すると発表した。一部市場では、2010年春から予約の受け付けを開始する。
排気量3.5LのV型6気筒自然給気エンジンに、モータ、二つのクラッチ、ラミネート型Liイオン2次電池で構成するハイブリッドシステムを搭載する。モータは、加速時のパワーアシストとして機能するほか、減速時やブレーキ時に発電し、2次電池を充電する。特定の条件下ではモータのみで走行できる。


Android・電子書籍関連・業務用デジカメ・新LEDバックライトTV・HDMI対応HTS

2009-10-13 20:47:06 | Dニュース

GoogleとVerizon Wireless-正式提携を発表・「Android」搭載品を発売-
(2009/10/08  CNET)

GoogleおよびVerizon Wirelessは米国時間10月6日、かつては考えられなかった提携関係を結び、今後数年以内に一連の共同開発製品をリリースすることも含めたモバイルコンピューティング市場における「協議を進めていく」合意に達したと発表した。
Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏およびVerizon WirelessのCEOであるLowell McAdam氏は共に、6日午前にウェブキャストされた共同記者会見において、正式に発表する用意が整うまで、過去18カ月に渡る提携交渉が進められてきたことを明らかにした。Googleの「Android」モバイルOSを搭載する2種類の携帯電話が年内にVerizon Wirelessのネットワーク向けにリリースされる予定だが、これは他のAndroidベースのデバイスを含むジョイントロードマップの始まりに過ぎないと、両社は述べている。
Verizon Wirelessは、データ通信ネットワークの優れたパフォーマンスで知られてはいるものの、そのモバイルソフトウェア面では、これまで少なくとも良い評価は得られてこなかった。Verizon Wirelessといえば、提供製品上のソフトウェアをコントロールすることを望む点では、おそらく携帯電話業界でも最も顕著な象徴であり、それゆえにVerizon Wirelessのユーザーは、安定したネットワーク利用と引き換えに不人気なアプリケーションで満足することを余儀なくされてきたようだ。
しかしながら、Appleの「iPhone」が07年にモバイル業界を揺るがすようになって以来、Verizon Wirelessは、提供される携帯電話上のソフトウェアに関して、外部の開発者にも大きな権限を与えてソフトウェアに対するコントロールを縮小し、そのクオリティの向上に努めてきた。
Verizon Wirelessを傘下に収めるVerizon Communicationsのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高マーケティング責任者(CMO)であるJohn Stratton氏は、両社の提携によって誕生するAndroidの新製品群には、Googleの「Android Market」が携帯電話上にプリインストールされると語っている。また、VerizonWirelessでは「Google Voice」のようなアプリケーションも確実にサポートする方針も示している。「GoogleVoice」に現在、同アプリケーションをiPhoneで利用できないようにしたとされるAppleの決定をめぐり、Google、Apple、AT&T、米連邦通信委員会(FCC)を巻き込んだ論争の中心となっている。
両社は最初に発表される製品群のハードウェアパートナーを明らかにしていないが、Verizon Wirelessとの協力が求められることから、MotorolaおよびHTCの可能性が高いとのうわさが何カ月も流れていた。

米Amazon-電子書籍「Kindle」の国際バージョンを100カ国で購入可能に-
(2009/10/08  Itmedia)

米Amazonは10月7日、電子書籍リーダー「Kindle」を299ドルから259ドルに値下げするとともに、米国外でも利用できる国際バージョンをリリースした。
国際バージョン「Kindle with U.S. & International Wireless」は、日本など米国外の100カ国で利用できる。
機能は通常版と同様で、3G経由で電子書籍ストアKindle Storeにアクセスし、英語の電子書籍を購入できる。フランスのLe Mondeなど、世界の主要紙も購入可能になった。
Kindle with U.S. & International Wirelessは279ドル。現在Amazonの米国サイトで予約を受け付けており、10月19日から発送される。
Kindleは、書籍や雑誌、新聞、個人用文書を3Gワイヤレス技術を使ってダウンロードが可能になり、電子インクを採用した6型のディスプレイで、本物の紙面のように見たり読んだりすることができる。現在、20万冊以上の英語書籍が提供されている。
創業者兼CEO(最高経営責任者)のJeff Bezos氏は、「英語書籍を購入する顧客は全世界に何百万といて、Kindleを利用すれば、この本と思ったら、ワイヤレスで60秒以内にダウンロードできる」とコメントしている。
アマゾン ジャパンでは、「将来的には日本語のデジタル書籍も扱っていきたいと考えているが、具体的な話はまだ何もなく、予定はまったくの未定」としている。また、Kindle日本語版の発売や、日本のAmazon.co.jpでの発売などもまったく予定にない。
なお、「Kindle」には9.7型ディスプレイを搭載した上位版「Kindle DX」も存在するが、こちらは現時点では米国のみの取り扱いとなる模様。

シャープ-電子書籍事業に本腰か?-
(2009/10/08  日経エレクトロニクス)

シャープは,10月6~10日に幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2009」において,同社が今後取り組む電子書籍サービスの姿を披露した。アピールしたキーワードは「ワンソース・マルチユース」。すなわち,一つのコンテンツをさまざまな端末に最適なレイアウトに変換して表示させるというもの。同社が開発したフォーマットである「XMDF」を活用して実現した。
展示では,シャープが提供する複数の端末に,同じコンテンツを表示させた。具体的には,液晶テレビ「AQUOS」,ノートパソコン「Mebius」,ネットブック「NetWalker」,電子辞書「Brain」といった端末である。
いずれの端末も,XMDF用のビューワ「ブンコビューワ」を改良したビューワを利用して,コンテンツを表示させた。
さらに,専用端末の試作品にもコンテンツを表示させた。この試作品は,5型で1024×600画素の液晶パネルとタッチ・パネルを搭載した端末。「携帯性や片手での操作性を考え,5型という画面寸法にした」(シャープの説明員)という。同社は近い将来,電子書籍専用端末を投入することを明言しているが,今回の試作品の形状のまま実用化する予定はないとする。
シャープは今後,XMDFを利用したコンテンツのレイアウト変換の技術と,画面寸法が異なるさまざまな端末を持つ,という2つの強みを生かして,電子書籍事業を本格展開する考え。「今回の出展を通して市場のニーズを探る。反応が良ければ,一気に動いていきたい」(同社の説明員)とする。

リコー-衝撃に強い業務用デジタルカメラ・3年保証付き-
(2009/10/07  日経産業新聞)

リコーは6日、衝撃に強い業務用デジタルカメラ「G600」に3年間の保証をつけた「G600 安心保証モデル」を15日に発売すると発表した。動作環境の厳しい屋外でカメラを使う顧客の満足度を高め、販売促進につなげる。
標準価格は10万8000円で、月間5000台の生産を見込む。

日立-直下型でもエッジライトでもない新しいLEDバックライト・テレビ-
(2009/10/08  Itmedia)

シャープは、10月6~10日に幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2009」の日立製作所ブースには、HCFLバックライトを搭載した32V型液晶テレビをはじめ、省エネに着目した参考展示が目立つ。中でも注目は、画質向上と省エネを両立させるLEDバックライトを採用した42V型液晶テレビの試作機。従来機に比べて消費電力を半減させるという。
日立が製品化を目指して開発しているもので、LEDバックライトはローカルディミング(エリア制御)をサポート。黒浮きを抑え、コントラストを向上させながら、消費電力を従来機の50%にまで削減するという。
もう1つのポイントは、試作機が現行の「UT42-XP800」と同じボディーに詰め込まれていること。UT800シリーズといえば、42インチでも最薄部3.5cm(厚いところは3.9cm)の超薄型テレビ。省エネと画質の向上にくわえ、薄型化を合わせて実現したことになる。
LEDバックライト搭載で薄いテレビといえば、ソニー“BRAVIA”の「ZX1/ZX5シリーズ」が思い浮かぶが、フレーム部にLEDを設置するエッジライトシステムの場合、構造上エリア制御は行えない。しかし日立製作所によると、試作機は直下型のLEDバックライトではないという。
「エッジライトではないが、直下型でもない。新しい方式により、現行UTシリーズと同じ厚さを実現した」(同社)。詳細は非公開のため、詳しい説明を聞くことはできなかったが、同社では製品化を前提に開発を進めているという。
もう1つ、薄型テレビの省エネ関連技術として展示されていたのが、「よそ見」をしていると画面を暗くして消費電力を抑える技術。
「テレビをつけていても携帯電話や雑誌を見ている“ながら見”も多いはず。テレビ視聴時間のうち、35%はながら見をしていたという調査結果もある」
試作機では、画面の上にカメラを設置。顔認識技術を使って視聴者の顔の向きを判別し、よそ見をしていると判断した場合はバックライトだけをOFFにする。音声はそのままで、かつユーザーが再びテレビに目を向けるとすぐに画面を表示するため、ストレスは感じないという。製品化の時期は未定。
「液晶テレビの消費電力のうち、約8割はバックライトが消費している。仮に35%のよそ見をすべてバックライトOFFにすれば消費電力は半減するだろう」(同社)。

パイオニア-HDMI対応のホームシアターシステムを発売へ-
(2009/10/08  日経産業新聞)

パイオニアは7日、ホームシアターシステム3機種を11月中旬から順次発売すると発表した。Blu-ray Disc(BD)の高音質な音声形式に対応したほか、デジタル信号を高品質にやりとりする「HDMI」端子を搭載した。米Appleの「iPod」「iPhone」もUSBで直接つないで再生できる。2011年3月までに5万台の販売を目指す。
サブウーファーと2つの前面スピーカーで臨場感ある音を再現する「HTP―S525」(店頭想定価格5万円前後)のほか、5.1チャンネルの「HTP―S727」(同8万円前後)や「HTP―S323」(同5万円前後)を売り出す。


携帯新技術・eneloop・超高精細MT・超小型スキャナー・TPテンキー・Tamagotchi iD

2009-10-09 19:52:39 | Dニュース

NTTドコモとKDDI-携帯電話向けの新技術-
(2009/10/07  日経)

千葉市の幕張メッセで6日開幕した電機・ITの国際見本市「CEATECジャパン 2009」ではNTTドコモなどの携帯電話会社も大型ブースで出展し、燃料電池を搭載した携帯電話などの新技術やサービスを披露した。
NTTドコモのブースでは、眼球の動きを検知して携帯電話を操作する新技術や、携帯電話を振るとメールが送信される「投げメール」技術のデモンストレーションが人気を集めた。
「眼で操作できるイヤホン」は、電極の付いた専用のイヤホンが利用者の目の動きを検知し、携帯電話を操作する。イヤホンをつけて目を「右、左」などと決められた方向に動かすと、携帯電話の音楽プレーヤーを再生・停止したり音量を調節したりできる。
もともと人間の眼球は微弱ながら、黒目の部分がプラスに、網膜のある奥側がマイナスに帯電している。
この性質を利用して、イヤホンの電極が検知する電圧の差で黒目の位置を測定し、眼がどちらを向いたかを判断する。
ただ、耳の形によっては電極がうまく当たらないケースもあるといい、「うまく操作できなかった人もいた」(会場の説明員)という。商用化の時期は未定だが、「誰でも利用できる技術をめざす」としている。
「投げメール」は、専用アプリの地図の上にあらかじめ登録した友人などの居場所が表示される。その中からメールを送りたい相手を選択して携帯電話を振ると、用意したメールが相手の携帯電話あてに送信されるというもの。相手と自分の位置情報は全地球測位システム(GPS)を使って取得し、地図上に表示する。メールアドレスの代わりに位置情報で送信先を設定するという試みで、「200~300メートルほどの距離」(説明員)ならば利用可能という。実用化の時期は未定だが、仲間内の遊びなどでの利用を見込んでいる。
KDDIは「燃料電池内蔵ケータイ」を参考出品した。燃料のメタノールを使って発電した電気で携帯電話を動かし、充電の必要がない。専用カートリッジで1回燃料を補充すると、待ち受け状態で最大320時間程度もつという。通常のリチウムイオン電池との使い分けも可能で、普段出かけるときは軽いリチウムイオン電池、充電の機会が少ない出張や旅行などのときには燃料電池に切り替えるといった使い方を想定している。
ブースでは端末を触った人から「大きい」という声が聞かれた。05年の試作品発表時には端末の厚さが約40ミリだったが、今回は22ミリにまで薄型化した。それでも一般的な携帯電話の15~18ミリ程度と比べるとまだ厚く、今後さらに軽量化と薄型化を進め、商品化を目指すという。
KDDIのブースの一角では、白いばねのような部品が付いた携帯電話を試す人が見られた。この白い部品は端末のカメラ機能を利用した「直感コントローラ2」で、ゲーム機の操作ボタンのように前後左右に動かしたり、押し込んだりすると携帯電話を操作できる。
カメラから見える部品の奥の模様の位置関係が変化し、その動きを読み取って操作する仕組み。従来の上下左右方向のキーではできなかった斜め方向の操作も可能だが、慣れるまでは思ったとおりに動かすのが難しかった。商用化時期などは未定という。
同じKDDIのブースでは次世代携帯電話のコンセプトモデル「Polaris」も展示していた。携帯電話と丸い形状のロボットのセットで、携帯と人工知能を持つロボットが合体したイメージだという。
外出時は携帯電話を取り外して持ち歩き、帰宅してロボットの上部に置くと、携帯電話に記録された所有者の1日の運動量から最適な食事メニューなどを提案する。利用者が帰宅した際に玄関まで出迎えるなど「ロボットペット」のような存在にしたいという。
携帯キャリア以外では、ソニーのブースでデモンストレーションをしていた「TransferJet(トランスファージェット)」に人が集まった。同社が中心となって規格の策定を進めている無線通信技術で、最大560Mbpsでの通信が可能。携帯電話に専用のアンテナを取り付けた試作機を読み取り機にかざすと、30秒程度の長さの動画を数秒で取り込めた。デジタルカメラの写真データを無線送信するといった用途も見込んでおり、「最初にどの製品に搭載するかは未定だが、2010年の早い時期に商品化したい」(説明員)としている。

東芝とKDDI-薄型の燃料電池携帯電話を試作・実用化に近づく-
(2009/10/07  日経)

KDDI(au)と東芝は燃料電池を内蔵した携帯電話で、本体の厚さが22ミリメートルと従来の半分の試作機を開発した。燃料のメタノールを補給するだけで、電池切れを気にせずに携帯電話を使い続けられる。
KDDIは「発売時期は未定」としているが、大幅な薄型化に成功したことで、充電不要の携帯電話が実用化に一歩近づいたといえそうだ。
両社は05年にも燃料電池を内蔵した携帯電話の試作機を発表しているが、厚さが40ミリメートルあり、燃料電池部分を取り外すこともできなかった。今回は内部の設計を見直して本体を薄型化するとともに、燃料電池部分を着脱可能にした。通常のリチウムイオン電池に交換でき、利用シーンに応じて電池を使い分けられる。

三洋電機-従来の1.5倍の1500回繰り返し利用できる「eneloop」新製品-
(2009/10/07  日経ものづくり)

三洋電機は,2次電池「eneloop」の新製品として,繰り返し使用回数が従来比1.5倍のニッケル水素2次電池を11月14日に発売する。新たに発売するのは,単3形と単4形の計7型番。従来製品より長く使えるため,経済性が高まる上,廃棄する電池の量を減らせる。
新製品では,(1)材料(2)製法(3)構造----に新しい技術を導入することで,約1500回の繰り返し使用を可能にした。1回当たりの使用コストについても,従来の約4円から2.5円に低減している。
(1)では,従来製品の負極材料である「超格子合金」の組成(構成元素の比率)を変更した。加えて,結晶を均質化(原子配列が不規則な結晶を低減)することで,充放電の繰り返しによる超格子合金の劣化を抑制し,耐久性を高めた。
(2)では,超格子合金への新添加剤を開発するとともに,個々の合金表面に同添加剤を均一にコーティングする生産技術を開発した。超格子合金の表面を保護することにより,繰り返し使用時の劣化を抑えられる。
(3)については,同社の高容量単3形2次電池「Ni-MH2700」シリーズと同じ高強度・薄型の外装缶を採用。これにより,電池内部の空間効率が向上し,電池構成材のバランスを適正化できるため,繰り返し使用回数が増えるという。
一般に2次電池では,蓄えたエネルギが徐々に減っていく「自然放電」が起きる。このため,「購入後すぐに使えない」「使わずに放置していると,次に使う前に充電が必要」という課題があった。そこで新製品では,自然放電を抑制することで,乾電池のように買ってすぐ使えるようにした。満充電後3年経過しても約75%のエネルギーを維持するので,3年後でもすぐ使えるという。
そのほか,新製品の製造工程では「グリーン電力証書制度」を活用し,製品出荷時の充電に相当する電力を,太陽光発電による「グリーン電力」でまかなっている。
価格は,単3形の2個入り「HR-3UTGA-2BP」で1155円(税込み),単4形の2個入り「HR-4UTGA-2BP」で945円(同)。そのほか単3形には4/8/12個入りが,単4形には4/8個入りがあるが,いずれも価格はオープンとする。
eneloopは世界60カ国以上で販売し,05年11月の発売から09年7月末までに累計9000万本超の出荷実績がある。
「eneloopの基本コンセプトである『繰り返し使うライフスタイル』は世界中に広がっている」(同社モバイルエナジーカンパニー 市販統括部の下園浩史氏)として,より経済性と環境性能を高めた新製品で販売拡大を目指す。

ソニー-超高精細(フルHDの4倍の画素数)の業務用液晶モニター-
(2009/10/07  日経)

ソニーは6日、画素数がフルハイビジョン(フルHD)の4倍にあたる「QFHD」の超高精細画像を表示できる業務用液晶モニターを11月1日に発売すると発表した。画面サイズは56型で、希望小売価格は682万5000円。デジタルシネマの制作現場やCAD(コンピューターによる設計)システムを使った工業デザイン、地理情報システムなど幅広い産業用途で需要を見込む。
新たに投入する液晶モニター「SRM―L560」は画素数がフルHD(1929×1080ドット)の4倍となる829万画素(3840×2160ドット)を表示できる。

キヤノン-3万円切る超小型スキャナー-
(2009/10/07  Itmedia)

キヤノンマーケティングジャパンは6日、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA」(イメージフォーミュラ)新製品として、小型でスタイリッシュなデザインの「DR-150」を、16日に発売すると発表した。オープン価格で、店頭では3万円を切る価格になる見込み。
鏡面加工を施したブラックボディで、収納時は直方体。280(幅)×95(奥行き)×40(高さ)mm、重さ約1kgと小型・軽量で、机の引き出しに収納したり、手軽に持ち運べる。
A4サイズ対応で自動原稿送り装置を搭載したスキャナーとしては、国内で最も小さく軽いとしている。使用時はふたを開けて紙をセットし、ワンプッシュでスキャンできる。給紙トレイの開閉でON/OFFできる機能も備えた。
給紙トレイに20枚までセットでき、サイズ違いや、白黒とカラー、片面・両面が混在した原稿もまとめてスキャン可能。斜めにセットした原稿をまっすぐに補正する機能や、白紙をスキップする機能も備えた。
USBバスパワーで駆動し、USBケーブル1本か2本を接続して使う。A4サイズの原稿を200dpiでスキャンした場合、USBケーブル1本ならカラーで毎分10枚、モノクロ毎分12枚、2本ならカラー毎分10枚、モノクロ毎分15枚スキャン可能。
専用ドライバーとアプリケーションソフトをインストールして使うが、本体にもドライバーと簡易アプリケーションソフトを内蔵。専用ドライバーがインストールされていないPCにUSB接続すると大容量記憶デバイスとして認識し、簡易ソフトが起動してスキャンができる。
対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7。名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリング」と家計簿ソフト「やさしく家計簿エントリー」が付属する。
名刺や書類などを電子データにして整理するのに向くとして、個人事務所や家庭向けに売り込む。両面を一度にスキャンし、白紙ならデータ化しないといった補正機能をつけており、大きさの違う文書や片面印刷と両面印刷の文書を混ぜて読み込ませても適切なデータを自動的に作成できるという。

エレコム-タッチパッドにもなるテンキーを発売-
(2009/10/07  Itmedia)

エレコムは、タッチパッドにもなるテンキーボード「TK-TCT005BK」を10月中旬に発売する。4200円。
キーボード表面がタッチパッドになっており、NumLockボタンをオンにするとテンキーとして、オフにするとタッチパッドとして使える。タッチパッド時は指先でマウスカーソルの操作などが行えるほか、付属ソフトをインストールすると、2本指を使ってズームイン・アウトなどが行えるマルチタッチジェスチャー機能が使えるようになる。
表計算ソフトの入力時に便利なよう、Tabキー、Backspaceキーを独立して備えた。インタフェースはUSB。
対応OSはWindows XP/Vista/7。

バンダイ-「たまごっち」の新機種「Tamagotchi iD」-
(2009/10/07  Itmedia)

バンダイは、「たまごっち」シリーズ新機種として、ダウンロードでコンテンツを追加し、“自分だけのたまごっち”にカスタマイズできる「Tamagotchi iD」(たまごっちアイディー)を、11月23日に5040円で発売する。
ごはんやトイレの世話といった育成や、赤外線通信による対戦プレイといった従来からの機能に加え、たまごっちのアクセサリーなどアイテムや、ミニゲームをダウンロードできる新機能を搭載した。コンテンツは携帯電話にダウンロードし、赤外線通信を使ってたまごっちに送信する。
10月12日からスタートするテレビアニメ「たまごっち!」と連動。番組の最後で毎回、関連商品を紹介するほか、番組サイトで二次元バーコードを表示し、番組内容に合ったコンテンツを配信する。
本体サイズは58(幅)×68(高さ)×31(厚さ)mm、重さは約70g。来年3月末までに50万個の売り上げを目指す。


Vodafone・WiMAXとCDMAが使えるデータ通信カード・トヨタリコール

2009-10-04 12:32:48 | Dニュース

米Vodafone-英国でiPhoneを2010年から販売へ-
(2009/09/30  Itmedia)

英Vodafoneは9月29日、米Appleの「iPhone 3G」および「iPhone 3GS」を2010年初めに英国とアイルランドで発売すると発表した。提供開始は2010年初旬の予定。
同社は英国とアイルランドで予約受付を開始しているが、価格や発売日などの詳細は後ほど明らかにするとしている。
英国ではこれまでO2のみがiPhoneを独占販売していたが、9月28日にOrangeがiPhoneの取り扱いを開始すると発表している。

KDDI-1枚でWiMAXとCDMAが使えるデータ通信カードを発表-
(2009/10/01  日経ニューメディア)

KDDIは9月30日、モバイルWiMAXとCDMAの両方式でのデータ通信が可能なデータ通信カード4種類(DATA01、DATA02、DATA03、DATA04)の記者発表会見を行った。会見では外出先から社内のパソコンにアクセスするためのサービス「KDDI セキュアPCアクセス」のサービス提供の開始も発表した。
KDDI ソリューション商品企画本部長の小林昌宏氏やモバイル商品企画部長の中島昭浩氏らが会見に出席した。質疑応答の主な内容は以下の通りである。
Q:モバイルWiMAXの通信モジュールを内蔵したパソコンが増えている。そうしたパソコンで、今回のようなネットワークを切り替える機能は実装できるのか。
A:ソフトウエア・レベルで実装はできる。実際に内蔵するWiMAXと連携できるCDMAの通信カードを出すかどうかは検討中である。

Q:企業のモバイル・ユーザーは既にどこかのデータ通信カードを持っているのではないか。だとすると、どのユーザーに使ってもらうつもりなのか。
A:飽和しているという認識はない。企業向けデータ通信カードの需要はまだ伸びており、堅調だ。ただ、接続エリアだけを見るとCDMAは広いというメリットがあるが、今回発表したようなリモート・アクセスに利用する場合だと、画面転送を速くするにはモバイルWiMAXのような高速通信を使った方がストレスなく使える。そこでこれらの組み合わせが重要だと考えた。

Q:Rev.Aは現在マルチキャリア化を図っており、通信速度がより高速になる可能性がある。その場合、WiMAXとCDMAの両方を使える意味は薄くならないのか。
A:ならない。なぜなら通信速度は通信方式だけでは決まらないからだ。例えばRev.Aのマルチキャリア化も空いているチャンネルを有効活用しようとする技術であり、空いていなければ速度は変わらない場合もある。それよりも基地局のリソース確保が重要だと考えており、法人ユーザーの利用が多いエリアでの基地局増設を考えている。

Q:この通信カードを利用すると、契約数のカウントはどうなるのか。
A:どのようにカウントするのが適切か、総務省と相談しているところだ。

Q:料金を公開していないが、目安はないのか。
A:定額制と従量制のプランを用意するが、詳しい料金体系はサービス開始直前に発表したい。モバイルWiMAXの利用頻度がCDMAよりも高いと想定されるので、定額制では一般的なモバイルWiMAXの料金に近くなるだろう。

Q:今回の発表は、モバイルWiMAXのユーザー数を増やそうという支援策なのか。
A:支援策ではない。むしろKDDIのデータ通信カードの商品が少ないので、KDDI側のてこ入れになる。

Q:企業向けだけでなく、一般向けにも販売するのか。そのタイミングはいつか。
A:一般向けにも販売する。時期は09年12月以降で、できるだけ早く販売したい。料金は法人向けと変わらない。

米Dell-ワイヤレス充電可能なノートPCを発表-
(2009/10/01  Itmedia)

米Dellは9月28日、ワイヤレス充電が可能な企業向けノートPC「Dell Latitude Z」を発表した。既に北米および欧州、アジアの一部地域で1999ドルからの価格で販売されている。
同製品はケーブルを使わずに充電できる機能が特徴。オプションのワイヤレスドックの上に置くと、UWB(超広帯域無線)を使って充電できる。ワイヤレスドックは近く発売の予定。
また厚さ14.5ミリ、重さ2キロと、16インチディスプレイ搭載のノートPCでは世界最薄・最軽量という。CPUはIntel Core 2 Duoを採用し、OSを起動せずに電子メールなどを利用できる「Latitude ON」機能、200万画素カメラも備える。
ユーザーが離席すると自動的にシステムをロックするセキュリティ機能「Dell FaceAware Lock-Out」など企業向け機能も搭載している。無線接続はWi-Fi、Bluetoothのほか、オプションで3Gモジュールも追加できる。

トヨタ-米国で約380万台のリコール検討中・アクセル戻らない恐れ-
(2009/09/30  フジサンケイビジネス)

米国トヨタ自動車販売は9月29日、運転席の下の取り外し可能なフロアマットがアクセルの操作を妨害して深刻な事故につながる恐れがあるとして、米国内で販売した約380万台を対象にリコール(回収・無償修理)を検討していると発表した。対象は、カムリやハイブリッド車プリウス、高級車部門Lexusなど人気車種で、トヨタとしては米市場で過去最大のリコールに発展するとみられる。
トヨタと米運輸省は、利用者に対して運転席側のフロアマットを取り外し、他のマットを取り付けないよう警告した。マットの影響で、アクセルのペダルを緩めてもアクセルがかかった状態となり、高速度が出て衝突や死傷事故につながる危険があるという。運輸省は「急を有する事項」(ラフード長官)としている。
対象は2007~2010年モデルの「カムリ」、2004~2009年の「プリウス」をはじめ、「アバロン」、「タコマ」、「タンドラ」、Lexusの「IS250」、「IS350」、「ES350」の近年製造されたモデル。AP通信によると、トヨタ車でアクセル操作の障害が関係したとみられる事故が102件報告されているという。
カリフォルニア州サンディエゴ郊外の高速道路で8月、Lexus「ES350」が時速120マイル(約190キロ)で壁に激突、乗っていた同州警察官と家族3人が死亡した事故があり、捜査でその状況に陥った可能性が高いことが分かった。販売店が貸した代車で、マットはサイズが合わない別車種のものだった。同乗者が携帯電話で「アクセルが動かない」などと緊急連絡し、衝突までの緊迫したやり取りがメディアで報じられた。
欧米メディアによると、不具合に関する報告は約100件あった。うち17件の衝突事故があり、計5人が死亡しているという。
トヨタなどによると、マットが引っかかってペダルが戻らなくなったり、ブレーキがききづらくなったりする恐れがある。理由として、マットがずれてしまうことや、アクセルペダルの配置が適切でないことなどが考えられるが、原因は特定できていない。リコールの内容にもよるが、対策費用が経営に影響を及ぼす可能性もある。
事故につながりかねないとして、顧客にはマットの取り外しを呼びかけている。リコールの内容を含めた具体策は来週初めまでに発表する。
国土交通省によると、08年度の国内の自動車のリコール届け出台数は535万台。国内での1度のリコール台数は、05年にトヨタがヘッドライトなどの不具合で、乗用車「カローラ」など16車種で届け出た計127万台が最大。
トヨタが今回、約380万台をリコールすればこの3倍の規模に。トヨタが08年に米国で販売した台数(222万台)の1.7倍にも上る。ホンダは02年に米国で134万台のリコールを実施。対策に123億円がかかった。
マットの不具合では、トヨタは07年にも「カムリ」とLexus「ES350」を対象に約5万5000台のリコールを実施していた。
問題とされているマットは米国製で、米国以外の地域では使われていない。ただ原因が特定されていなため「他地域でも同じようなトラブルが起こらないか確認作業を進めている」(同社広報部)としている。


液晶TV・UK-iPhon・無線LAN・レッツノート・燃料&リチウム電池・MP3-Pl音量制限

2009-10-04 12:30:18 | Dニュース

シャープ、白色LEDバックライト搭載の液晶テレビ「LED AQUOS」
(2009/09/30  日経エレクトロニクス)

シャープは9月29日、白色LEDをバックライトに採用した液晶テレビ「LED AQUOS LXシリーズ」を発表した。
画面寸法は、60V型、52V型、46V型、40V型の4種類。白色LEDをバックライトに使用する液晶テレビを、同社が国内市場に投入するのは初となる。「今後、すべての液晶テレビのバックライトをLEDに切り替えていく」(同社 代表取締役 副社長執行役員 商品事業担当の松本雅史氏)という。シリーズ全体で月間3万台の生産を目指す。10月6~10日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2009」に出展する予定。
LXシリーズは、液晶パネルに9月16日に発表した表示技術「UV2A(Ultraviolet induced multi-domain Vertical Alignment)」を採用する。UV2Aでは、紫外線光を用いて液晶分子の配置方向(配向)を制御する。液晶分子の制御は、技術発表時と同じく4方向(4ドメイン)であり、1画素は2つの領域(サブ・ピクセル)に分割している。リブ(突起物)やスリットを用いて、液晶分子の配向を制御する一般的なVA(Verticalalignment)モードの液晶パネルに比べて、開口率が20%以上、パネル単体のコントラスト比は1.6倍の5000対1を実現する。
バックライト光源の白色LEDは、パネルの直下に配置する。搭載する白色LEDの個数は「回答できない」(シャープ)とした。入力映像信号を解析し、白色LEDバックライトの輝度を制御することにより、映像表示時のコントラスト比で200万対1を実現する。LEDバックライトの輝度制御はパネル全面に対して実施しており、部分制御(ローカル・ディミング)は施していない。
LXシリーズは、開口率の高い液晶パネルと発光効率の高い白色LEDを使用することで、消費電力を削減したとする。LXシリーズの52型品の年間消費電力は168kW/年。同社の08年モデルである「AQUOS GX5」シリーズの52型品は255kW/年であり、年間消費電力を34.1%以上削減したとする。
表示性能を高めるために、画像処理LSI「AQUOS高画質マスターエンジン」を新たに開発した。液晶パネル側で60フレーム/秒である映像のフレーム間に補間画像を1枚挿入させて120Hzで駆動する「Wクリア倍速」機能に加えて、LEDバックライト側で光源のオン・オフ制御で部分的に黒画面を挿入し映像の残像感を低減する「スキャン倍速」機能を新たに搭載した。このほか、46型以上のモデルでは、6つのスピーカーをテレビの左右と下部に配置するなど、音質も高まったとする。
加えて、ユーザーが好む画質や音質を自動的に制御する「好画質センサー」機能を搭載する。液晶パネル下部に設置したセンサーが、周囲環境の明るさと色温度を測定するほか、入力信号から映像コンテンツを解析し、画質や音質を自動で制御する。さらに、「映画」「スポーツ」「ビデオ」についてそれぞれ3種類のデモ画像からユーザー自身が好みの画像を選択できる機能も備えた。
この日の発表会で、松本雅史副社長は「シャープが長年蓄積してきたLED技術、液晶技術、テレビ技術を高度に組み合わせて初めて誕生した」と自信を見せた。AQUOS発売10年目を迎える来年には、新パネルとLEDバックライトを搭載した機種を大幅に拡大していく考え。

Orange UK-iPhoneを販売開始-
(2009/09/30  Itmedia)

仏France Telecom傘下の通信業者Orange UKは28日、09年中に英国でAppleのiPhone 3GおよびiPhone3GSの販売を開始すると発表した。Orangeは現在、フランスやルーマニアなど27カ国でiPhoneを販売している。
iPhoneの英国での販売は、これまで英O2が独占的に行っていたが、これで英国では複数のキャリアがiPhoneを販売することになるもよう。Orangeは料金体系などの詳細は明らかにしていない。
Orange UKは今月、独Deutsche Telekom傘下のT-Mobile UKとの対等合併を発表している。この合併が実現すれば、新会社は英国最大のキャリアとなる。

ケイ・オプティコム-3万カ所の無線LANアクセスポイントを設置へ-
(2009/09/30  朝日新聞)

関西電力系のケイ・オプティコムは9月29日、来年3月から公衆無線LANサービスを始めると発表した。
数年後をメドに、関西2府4県に約3万カ所のアクセスポイントを設置する。単独の通信会社が持つポイント数としては国内最大級になる。
東海以西で展開するライバルのNTT西日本の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」のアクセスポイントは4300カ所(6月末)。東日本も4800カ所で、ケイ・オプティコムはいずれも大きく上回る。携帯するゲーム機や音楽プレーヤーの普及で、外出先でブロードバンドを使う需要が高まっていると判断、モバイル事業を収益の柱に育てる狙い。
サービス開始時は、阪神エリア11市の駅やコンビニなど約2000カ所。1年後に関西2府4県約1万カ所、2011年度以降には約3万カ所に増やす。公園やバス停にも拡大する。基地局は主に電柱付近に設置する。
通信速度は最大54メガbps。料金は、同社のインターネットサービス「eo光ネット」の加入者なら月額315円。月額1000円~5680円払えば、アクセスポイントから100メートル以上離れても、別の通信方式(最大21メガbps)でモバイル通信が利用できる。開始1年間の契約目標は5万件。

パナソニック-「レッツノート」冬モデル・標準バッテリーで約16時間駆動-
(2009/09/30  日経)

パナソニックは29日、ノート型パソコン「レッツノート」の冬モデル4機種を10月22日から順次発売すると発表した。画面サイズが12.1型の「CF-S8」と「SF-N8」は標準バッテリーで最長約16時間駆動する。基本ソフトはマイクロソフトの「Windows 7」を採用した。
大容量のバッテリーパックを採用したほか、バックライトに発光ダイオード(LED)を使うなど電力消費量を減らす設計にし、駆動時間を従来モデルより約5時間延ばした。本体の重量は「N8」が約1.265kg、「S8」が約1.32kgで、従来モデルより数十グラム重くなる程度に抑えたという。
このほか、UQコミュニケーションズ(東京・港)の高速無線通信サービス「WiMAX」のモジュールを本体に内蔵した。メモリーの容量は2GBバイトで、ハードディスク駆動装置(HDD)の容量は250GB。

新日本石油と京セラ-家庭用の燃料電池を共同開発へ-
(2009/09/30  日経)

新日本石油と京セラは家庭用燃料電池を共同開発する。小型で発電効率の高い次世代製品を2011年度に発売、戸建て住宅に加えマンションなどへの設置も可能にする。二酸化炭素(CO2)排出量が少ない燃料電池は環境保全の流れを受け、市場拡大が見込まれる。日本企業は家庭用で世界的に先行。パナソニックや東芝も異なるタイプの製品を発売しており、競争激化で価格が下がれば普及に弾みが付きそうだ。
新日本石油と京セラが開発する燃料電池の発電出力は一般家庭の電力の約6割を賄える1キロワット級。
固体酸化物形と呼ばれる次世代型で、当初価格は未定だが、2012年度には実用化している固体高分子形と呼ぶ製品の現在の価格(320万円)より安い120万円を目指す。
京セラのセラミックス素材を使いセ氏700度C以上の高温で発電し小型・高効率化を可能とする。燃料から電気を取り出す発電効率は現製品より10ポイントほど高い約45%で、その分CO2排出量を減らすことができる。
次世代型は発電装置などの大きさが半分程度になり、マンションなどでも使えるため販路が拡大する。両社は今後、家庭用に加えコンビニエンスストアや飲食店向けに出力数キロワットの製品も開発、将来は欧米やアジアへの輸出も検討する。
発売までに製品寿命を一般家庭への普及に必要といわれる10年程度にのばすことやコスト減も進める。
新日本石油は初年度数百~1000台、2015年度には既存製品と合わせ4万台超の販売を目指す。新日本石油は三洋電機との共同出資会社で既存製品を1台320万円で販売しているが、2012年度には1200万円に下げる計画。
家庭用燃料電池では新日本石油が三洋電機の事業を事実上買収。京セラは今春トヨタ自動車や大阪ガス、アイシン精機と次世代型の共同開発で合意、都市ガス燃料の装置を2010年代前半に発売する計画。
新日本石油は液化石油ガス(LPG)や灯油を燃料とする製品が中心で、京セラは複数タイプに部品を供給し収益力を高める。

パナソニック-デジタル家電用リチウムイオン電池を車載用に活用へ-
(2009/09/30  日経)

パナソニックはノートパソコンなどデジタル家電用のリチウムイオン電池を内蔵した電気自動車(EV)向けの電池システムを開発する。自動車向けには現在大型のEV専用電池が主流だが、安価なデジタル家電用電池に置き換えることで、EV1台当たりの電池製造コストを従来型の3分の1程度に引き下げることを目指す。今後、複数の自動車メーカーに共同開発を持ち掛ける。
トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」などには現在ニッケル水素電池が搭載されているが、電気だけで動くEVは高出力のリチウムイオン電池が必要とされる。
パナソニックはデジタル家電や電動工具に使われる円筒型の小さな電池の技術を応用し、同電池を数千個積むことでEV専用電池並みの出力を確保。さらにこれらの電池を細かく制御する技術の開発を進める。
中小型車クラスでは従来のEV専用電池と関連システムの製造コストが1台当たり300万円程度するとみられ、これを100万円程度に抑えたい考え。今後複数の自動車メーカーに共同開発を提案し、衝突事故発生時などの安全性の確立を急ぎ、早期に実用化を目指す。低価格の電池開発が実現すれば、EV普及にも弾みがつきそうだ。
海外では米ベンチャーのテスラ・モーターズ(カリフォルニア州)がデジタル家電用電池を搭載したEV「テスラ・ロードスター」を08年3月から量産している。
パナソニックは総額1000億円を投じ2010年4月に本格稼働する予定の住之江工場(大阪市住之江区)で生産するデジタル家電用電池をEVにも活用する方針。
従来のEV専用電池は、トヨタ自動車との共同出資会社「パナソニックEVエナジー」(静岡県湖西市)を通じ開発を進めており、今後は両タイプのEV向け電池を手掛けることで、顧客拡大につなげる考え。

欧州連合(EU)-MP3プレーヤーに音量制限を義務付け?-
(2009/09/30  Itmedia)

欧州連合(EU)の欧州委員会は9月28日、MP3プレーヤーに音量制限を設けることを明らかにした。MP3プレーヤーを大音量で聴き続けると聴覚障害が生じる可能性があるためという。
同委員会は、MP3プレーヤーの安全な利用レベルを規定、「80デシベルで視聴する場合は週に40時間まで、89デシベルでは週に5時間まで」としている。MP3プレーヤーのメーカーに対し、安全な音量レベルをデフォルト設定にすること、ユーザーに難聴リスクを十分に警告し、リスク回避方法を伝えることを義務付ける。
現行のルールでは、メーカーはMP3プレーヤーの説明書に難聴リスクについての警告を盛り込まなければならないが、最大音量は制限されていない。
EUの標準化団体CENELECが音量制限に関する安全基準を策定し、策定プロセスには最高で2年かかる。
欧州委員会は、大音量で1日に1時間以上MP3プレーヤーを聴き続けると聴覚障害が起きる恐れがあり、EU域内では推定で最大1000万人にそのリスクがあるとしている。


電子書籍・最小デジカメ・Androidフォン・サラウンド・nav-u・家庭用発電機・ダイハツリコール

2009-09-12 14:31:44 | Dニュース

米国で電子書籍-なぜ人気?-
(2009/09/10  日経)

米グーグルが進める絶版書などの書籍検索・閲覧サービス「ブックサーチ」を巡る訴訟の和解案に対し、米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムは9月初め、ニューヨーク連邦地裁に異議を申し立てた。米国では「eBook(電子書籍)」の人気上昇を背景に、いよいよアマゾンやグーグル、ソニーなど大手を巻き込んだ覇権競争が始まった。
米国のeBook市場は、06年にソニーが発売した電子書籍端末「PRS-500」あたりを皮切りに立ち上がり、07年11月のアマゾンの端末「Kindle」登場で本格的に成長し始めた。
市場規模の正確なデータは見あたらないが、出版物の電子版販売、端末、パソコン用アプリケーション、「iPhone」や「BlackBerry」などの携帯電話用アプリなどを合わせて年間7500万ドルから1億ドル程度と推計されている。端末の販売台数は、累計でソニーが40万台以上、アマゾンが50万台以上(Citigroup推計、09年初め)といわれている。
最近ではタイトルも充実してきた。アマゾンのKindleでは、約30万タイトルのeBookをそろえている。そのほか、ウォールストリート・ジャーナルなど、新聞や雑誌も購読できる。
では、eBookはどのようにして、米国市民の心を捉えたのだろうか。米国におけるeBookの利用を見ると「ペーパー版の代用」と単純に考えるだけでは市場の姿が見えてこないかもしれない。
私事で恐縮だが、たとえば我が家ではKindleを発売当初から愛用している。学校で子供が読書感想文の課題をもらってくると、以前は夜に本屋に駆け込むこともあった。Kindleではそうした手間がなく、自宅にいながら学校の課題リストをもとに検索をかけ、クリック1つで購入できる。狙った本が図書館や書店になく、困り果てることもなくなった。最近は書店に連れて行かなくても、子供が自分で好きなときに好きな作品を探して購入している。
また、自動車で移動することが多い米国では「オーディオブック」のファンが多い。朝の通勤時間やジョギングの合間に、オーディオブックで"本を聴く"という人は多い。こうした習慣も電子書籍端末の普及を促進させた。オーディオブックは多くのタイトルが出ており、我が家では「読書嫌いの子供に本を読む習慣をつけさせる」ため、Kindleのオーディオブックを活用した。
eBookのファンには主婦も多い。ちょっとした息抜きにロマンス小説などを読むわけだが、そうしたペーパーバックは一晩で読み終える。eBookなら書店より安く買えるので、主婦には人気がある。
◆米国ではeBookに多彩な需要がある。そのメリットは・・・
(1)書店に足を運ばなくても、好きなときに書籍を購入できる
(2)大量の書籍を専用リーダーに収めて持ち運べる
(3)一般的にペーパー版よりも割安に書籍が買える
つまり、eBookはコンテンツ自体はペーパー版と同じだが、印刷物にないメリットを備えるところに市場性と成長性があるといえるだろう。
それはアマゾンのビジネスモデルをみてもわかる。同社は印刷物としての書籍販売と並行して、パソコンやKindle、iPhoneなどに向けて独自フォーマットのeBookを展開している。電子版を購入すると、Kindleで読めるだけでなく出先でパソコンを使って同じ書籍を読むこともできる。
アマゾンがKindleで実現した「パソコン・フリー」の無線通信機能もeBook市場を大きく広げるカギになった。
それまでの電子書籍端末は、eBookをパソコンにダウンロードしてから取り込む必要があった。これに対しKindleは、携帯のデータ通信網を使う無線モデムが内蔵され、パソコンやインターネット契約なしでどこからでも書籍を検索・購入できる。
しかも、通信料金は書籍購入費に含まれているので、ユーザーは携帯通信網を使っていることさえ意識しない。これを通信業界ではM2M(マシン・ツー・マシン)通信と呼ぶが、これからの電子書籍端末には欠かせない機能となっている。
米国のeBook市場は現在、ソニーとアマゾンが2分している状況だが、2010年には新たなプレーヤーが登場すると予想されている。その筆頭が大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブル(B&N)だ。
書籍のオンライン販売でアマゾンと競争を繰り広げてきたB&Nは、09年3月にオンライン書店Frictionwiseを買収し、電子書籍端末のPlastic Logicとの提携も進めている。来年には70万タイトル以上をそろえて電子書籍端末の市場に本格参入する。Plastic Logicの端末には、AT&T対応の携帯データ通信機能を内蔵する予定だ。
ソニーも今年のクリスマス商戦をターゲットに、通信機能を内蔵した最新機種を投入する。また、噂の域を出ないが、ルパート・マードック会長率いる米メディア大手ニューズ・コーポレーションも、新聞読者向けに独自の端末を開発中といわれる。
さらにアップルが開発中の「タブレット」パソコンも電子書籍端末機能を重視していると噂されているほか、携帯電話最大手のベライゾン・コミュニケーションズも独自参入を検討しているようだ。韓国ではサムスンが電子書籍端末市場への参入を始めており、米国への進出も時間の問題といわれている。台湾のASUSも「Eee」ブランドの電子書籍端末を開発中だ。
このように米国のeBook市場では本格的な競争が始まっているが、なかでも台風の目となるはグーグルだろう。同社が進めている書籍の電子アーカイブが実現すれば、近い将来eBook市場に100万タイトル以上の大量のコンテンツが流れ込むことになる。
グーグルは08年秋に、米国の権利者団体「the Authors Guild」「the Association of American Publishers」と和解し、ブックサーチの実現に向かって大きく前進した。また、ソニーと提携し部分的にタイトルの提供も始めている。この動きが本格化すれば、アマゾンやB&Nは戦略修正を余儀なくされるだろう。
アマゾンが「解は独占禁止法に抵触する」と異議を申し立てたのは、こうした懸念があるためだ。グーグルが端末市場に乗り出す気配は今のところないが、コンテンツ面から将来のeBook市場を押さえようとしていることは間違いない。マイクロソフト、ヤフーもアマゾンと歩調をそろえて和解反対の活動に加わっており、グーグルのブックサーチは著作権紛争から市場争奪を巡る覇権争いへと舞台を広げ始めた。

ライカ-フルサイズCCD搭載で世界最小デジタルカメラ「Leica M9」-
(2009/09/11  BCN・朝日新聞)

ライカカメラは10日、レンジファインダー式デジタルカメラとして世界で初めて36×24mmのフルサイズCCDを搭載した、世界最小のデジタルカメラ「Leica M9」を9月末に発売すると発表した。ボディの価格は77万7000円。
幅139×奥行き37×高さ80mmのコンパクトなボディに、特別に設計したライカフォーマットとも呼ばれる36×24mmのフルサイズCCDを搭載した。有効画素数は1800万画素。1954年以降に製造された「ライカMレンズ」ほぼすべてに対応する。また、撮影時に入射する赤外線をカットするために撮像素子の前面に取り付けたガラスカバーも新開発し、「UV/IR フィルター」をレンズに装着する必要がなくなった。
簡単な操作性とシンプルなメニュー構成も特徴。設定操作は、主にメイン設定リングと十字キーを使って、背面の2.5型液晶モニターを見ながら直感的に行える。例えばISO感度は、ISOボタンを押しながらメイン設定リングで感度を選ぶというシンプルな操作で設定可能。SETボタンは撮影情報メニューを表示するためのもので、ホワイトバランス、圧縮率、解像度、露出補正、ブラケティング、プロファイルという、使用頻度の高い6項目を素早く簡単に設定できる。プロファイルとは、さまざまな項目で好みの設定を選んで、名前を付けて登録できる機能。
外観は、レンジファインダー式カメラ「Mシステム」シリーズならではのクラシックなデザインを継承する。フルメタルのシャーシは高強度のマグネシウム合金製で、トップカバーとベースプレートは大きな真鍮の塊から削り出し、内部を保護する。また、デジタル部とシャッターユニットも、耐久性の向上を考慮して設計した。カラーは、ブラックとスチールグレーの2色。
記録メディアはSD/SDHCメモリーカードに対応する。電源は充電式リチウムイオンバッテリー。バッテリーを含む重さは585g。

米Motorola-噂のAndroidフォン「Motorola Cliq」を発表-
(2009/09/11  CNET)

米国時間9月10日午前、Motorolaが同社初のGoogle Androidデバイス「Motorola Cliq」を発表した。サンフランシスコで開催されたMobilize 09カンファレンスにおいて、Motorolaの最高経営責任者(CEO)Sanjay Jha氏が、後に登壇したT-Mobileの最高技術責任者(CTO)兼最高情報責任者(CIO)とともに、端末を披露した。
Cliqは「Morrison」という名の下で長らく噂になっていた。今秋、年末商戦を目の前にしてT-Mobileから発売の予定。色はチタニウムとウィンターホワイトの2色。2010年には「Motorola Dext」という名称でグローバル展開する。残念ながら(Morrisonとともに発表が噂された)「Motorola Sholes」は今回披露されなかったが、数週間のうちに同社2台目のAndroidフォンが発表されるという。
Cliqは縦4.49インチ(11.4cm)、幅2.28インチ(5.8cm)、厚さ0.62インチ(1.6cm)で重量は5.6オンス(159g)
解像度320×480ピクセルの3.1インチHVGAタッチスクリーン式ディスプレイ、ソフトウェアキーボード、スライド方式のQWERTYキーボード、3.5mmヘッドホンジャックを搭載する。

ヤマハ-5.1chラック型サラウンドシステムの新製品-
(2009/09/11  BCN・朝日新聞)

ヤマハは10日、インテリアと機能を両立させた同社のラック型サラウンドシステムのブランド「POLYPHONY(ポリフォニー)」で、最大65型までの薄型テレビに対応する「YRS-2000」を10月1日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は13万円前後の見込み。
08年11月に発売した「YRS-1000(B)」の後継機で、同ブランドとしては2モデル目になる。「YRS-1000(B)」と同様、前面には「YSPスピーカー」を搭載し、音のビームを壁に反射させることで本格的な5.1chサラウンドが楽しめるのが特徴。上面には強化ガラスを採用した。
最大出力は112W。インターフェイスとしてHDMI端子を入力で2基、出力で1基搭載する。主要メーカーのテレビやレコーダーと接続でき、それぞれのリモコンで本体を操作可能。サイズは幅1600×高さ401×奥行き420mm、カラーはブラック。
このほか、「YRS-1000(B)」の新色として新たにホワイトの「YRS-1000(W)」も10月20日に発売する。最大47型までの薄型テレビを設置できる。サイズは幅1160×高さ400×奥行き415mm。価格はオープンで、実勢価格は10万円前後の見込み。

ソニー-PND「nav-u」シリーズの新機種を公開-
(2009/09/11  日経エレクトロニクス)

ソニーは9日に開いた販売店向けの製品内覧会「Sony Dealer Convention 2009」に,PND「nav-u」シリーズの新機種を参考出品した。4.8型液晶を搭載する主力モデルの後継機で,ワンセグ受信機能付きと,同機能なしの2機種を,電源を入れない状態で展示した。発売時期,価格とも未定としたが,ごく近いうちに製品化される見込み。
2軸の角速度(ジャイロ)センサーと3軸加速度センサーを位置補正用に搭載し,ナビゲーション精度を引き上げた。2軸のジャイロ・センサーは,ピッチ(勾配)方向とヨー(旋回)方向の動きを検出する。前者は高架の上か下のどちらの道路を走っているか,後者はGPS電波の受信しにくいトンネル内での分岐など判定する。
同社の従来機種は,勾配の判定のために気圧センサーを利用していたが,従来1軸だったジャイロ・センサーを2軸にして廃止した。さらに,3軸加速度センサーの数値から自動車の速度を推測して,位置精度を高める制御も取り入れた。このほか,徒歩などでの利用を想定し電子コンパス機能を搭載した。なお,2軸ジャイロ・センサーはSi(シリコン)製MEMS方式の製品ではなく,水晶式の製品を採用したもようだ。
また,タッチパネルを従来の感圧式から静電容量方式に変更し,操作感を改善した。Bluetooth機能は,対応携帯電話でハンズフリーの着発信を可能にするほか,電話帳やあらかじめ調べた場所の情報を,携帯電話機からPNDに移したり,PNDのガイド音声をBluetooth対応のカーオーディオ機器に送ったりできる。

ホンダ-カセットボンベを使う家庭向け発電機を発売へ-
(2009/09/11  日経ものづくり)

ホンダは10日,カセットボンベの液化ブタンを燃料とする発電機「エネポ(ENEPO)」を,2010年春に発売すると発表した。定格出力が900VAの正弦波インバータ搭載発電機で,消費電力が900W以下の電気機器向けに販売する予定。そのほかの仕様については,「未定」(同社)という。
同発電機は,「アウトドアでいつでも手軽に電気が取り出せる『どこでもコンセント』」を商品コンセプトとする。主に,一般家庭向けの普及を目指す。停電時にバックアップ電源として使うほか,各種電動工具の充電器やガーデニング用の機器など,屋外での使用を想定する。
同社は09年3月に,カセットボンベで動く耕運機「ピアンタ」を発売。同年9月2日には,その販売台数が年間の販売計画である6000台を突破したことを発表している。既に,同耕運機の発表時に,カセットボンベを使う発電機も開発する方針を表明していた。なお,同社以外では,三菱重工業やマキタ沼津(本社:静岡県沼津市)がカセットボンベを使用する発電機を製品化している。

ダイハツ工業-車内に燃料漏れで引火する恐れ・「ロッキー」をリコール -
(2009/09/11  日経Automotive Technology)

ダイハツ工業は、燃料蒸発ガス排出抑止装置の不具合により「ロッキー」1万2674台をリコールすると発表した。対象となるのは1990年6月21日~1997年4月24日に製造した車両。
不具合は、燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの耐久性が不十分なため、長期間使用すると亀裂が生じることがあるというもの。使用を続けると、燃料から蒸発したガスが室内に漏れ、ライターなどの火が引火して、火災になる恐れがある。対策として、全車両のチェックバルブを対策品と交換する。対策品の供給に時間を要するため、暫定措置としてチェックバルブを補強し、後日対策品と交換する。
この件に関し、傷害を伴う火災事故が1件報告されている。
三重県紀宝町の林道で7月、乗っていた男性2人のうち1人がたばこに火を付けたところ引火。2人が重軽傷を負う事故があり、国土交通省と消費者庁が注意喚起していた。