09年Q3世界PC出荷-AcerがDellを抜いて2位へ・低価格ノートPC人気-
(2009/10/16 Itmedia)
第3四半期の世界PC市場で、台湾Acerが米Dellを抜いて2位に躍り出た。米調査会社Gartnerが報告した。
Gartnerによると、同四半期の世界PC出荷台数は8090万台で、前年同期から0.5%増加した。5.6%減という同社の予測を上回る結果となった。また前期比では18%増で、これまでの第2~第3四半期にかけての伸び率を上回ったとしている。低価格ノートPCの人気でコンシューマーPC市場が引き続き伸びているという。
ベンダー別では依然として米Hewlett-Packard(HP)が首位で、19.9%のシェアを占めた。低価格ノートPCの人気でAcerが躍進し、出荷台数を23.6%拡大して、Dellを抜いて2位になった。Dellは3位に転落した。
V字回復に入ったデジタルカメラ用FPDの出荷枚数
(2009/10/16 DisplaySearch・日経エレクトロニクス)
消費不況・在庫調整の直撃を受け,09年第1四半期には前年比ほぼ半減まで落ち込んだデジタルカメラ(DSC)向け中小型FPDの出荷がV字回復に入った。
09年上期の実績と同下期の見通しを集計した,われわれの「2009年第3四半期版中小型FPD出荷調査レポート」によれば,09年第1四半期に2200万枚(前年比48%減)にまで落ち込んだデジカメ用FPD(TFT液晶と有機ELを含む)は,第2四半期実績で3400万枚,第3四半期には4100万枚に回復する見通しである。デジタルカメラ用FPDの出荷は,文字通りV字回復を果たそうとしている。
ただし,依然として厳しい経営環境に置かれる国内中小型FPDメーカーにとって,その回復を実感するには少し時間を要しそうである。
デジタルカメラ用FPDのサプライチェーンは,大きく2つに分けることができる。一つは,国内FPDメーカーからカメラメーカーに直納されるチャネル。これは,一眼レフ~上級コンパクト型のデジタルカメラ向けのFPDに多い。もう一つは,台湾FPDメーカーから台湾・中国のOEM/ODM受託生産メーカーに納入されるチャネル。こちらは,中~低価格帯デジタルカメラ向けのFPDに多い。この2つの比率は,デジタルカメラ用FPD出荷のメーカー地域別シェアから読み取ることができる。
回復基調に入った09年第2四半期に,そのシェアを一段と押し上げたのは台湾メーカーのFPD出荷数量である。第2四半期以降も,日本メーカーの復調の勢いは遅い。これは,低価格志向が続く一般消費動向に対して,カメラメーカーが,まずOEM/ODMに生産委託する中~低価格帯品の販売を促進して出荷台数を伸ばそうとしている方向性を示していると考えられる。
台湾FPDメーカーが勢力を伸ばすデジタルカメラ向け中小型FPD市場だが,われわれは日本のFPDメーカーにとってもまだ挽回のチャンスはあると考える。
その背景の一例として,デジタルカメラ用FPDの解像度別出荷比率の推移を見るとデジタルカメラ用FPDの解像度は13万ドット級が主流の時代から,今や23万ドットが標準となり,上位機種は46万ドットへの移行を開始した。先に述べた通り,09年に入り上位機種(46万ドット以上)の伸びは停滞しているが,今後も高解像度化の流れは止まらないと予想される。一方,46万ドット級のFPDの生産には,日本のFPDメーカーが先行する低温多結晶Si-TFT技術が必須条件であり,技術的難易度は一段と高まってくる。
その上,デジタルカメラの高機能化には,大画面化,タッチパネル搭載,高速動画対応といった,FPDに対する付加機能の要求が並行してある。この付加機能向上は,FPDメーカー以上にデジタルカメラメーカーにとって重要な課題である。標準化された部品を採用することで低価格化を実現しているOEM/ODM委託生産に頼るだけでは,セットメーカーとして今後のサバイバルを勝ち残ることは難しい。その点で,日本のFPDメーカーがセットの付加価値向上に向けて果たすべき役割は,依然として大きいといえよう。
デジタルカメラ用FPDに限らず,機能/コスト/需要規模にかかわるFPDのサプライチェーンはアプリケーションごとに様々な関係を深めている。
グルーンハウス-持ち歩けるカード型フォトフレーム-
(2009/10/16 Itmedia)
グリーンハウスは14日、名刺よりひと周り小さいサイズのカード型デジタルフォトフレームを発売した。「写真を持ち歩こう」がコンセプトで、価格は2180円。
サイズは81(幅)×48(縦)mm・重さ約28g。1.44インチ(128×128ピクセル表示)の液晶ディスプレイを搭載した。PCにUSB接続すると内蔵ソフトが起動し、PCに保存したJPEG/BMP/GIFデータを最大52枚まで転送・保存できる。内蔵充電池で駆動。USBバスパワーで充電し、約1時間半の充電で約2時間連続使用できる。
ディスプレイの右側が広く空いており、企業のロゴを入れてノベルティとして利用したり、メッセージなどを書き込んでプレゼントすることも可能。ピンク、ホワイトと、鏡面加工を施したミラーの3色。名入れのサービスも行っている。
国土交通省-HV「静かすぎて危険」にエンジン類似音を義務化の方針-
(2009/10/16 産経新聞)
ハイブリッド車(HV)の走行音が静かすぎて歩行者に危険との指摘を受け、国土交通省は15日、低速走行時にエンジンに似た音が出る装置を搭載するよう自動車メーカーに義務づける方針を固めた。
国土交通省によると、安全対策を検討する有識者会議でチャイムやメロディー音も検討されたが「静かな住宅地で車からそうした音が鳴るのは違和感がある」などの意見が多数を占め、ガソリン車のエンジンに似た音を同じくらいの音量で発することが最適と判断した。
一時的に音を消せるスイッチをつけるかどうかや、新車だけでなく既存のHVにも義務づけるかどうかは検討を継続。寄せられた意見も参考にする。
HVはガソリンエンジンと電気モーターが動力源で低燃費が売り物だが、時速20キロ以下の低速時や発進時は電気で動かすためほとんど音がせず、歩いている視覚障害者や高齢者、子供に危険と指摘されていた。
11月に国民の意見を募る「パブリックコメント」を実施したうえで年内に最終的な方針を決める。ただ、自動車メーカーによると開発には2年ほどかかるといい、実施は先になりそうだ。
東芝-DVDプレーヤー内蔵携帯型テレビでバッテリー発煙・発火の恐れ-
(2009/10/16 Itmedia)
東芝は15日、07年12月~08年10月に製造した、DVDプレーヤー内蔵の携帯型地上デジタルテレビ「ポータロウ SD-P120DT」のバッテリーパックの一部で発煙・発火の恐れがあるとし、バッテリーパックを無償交換すると発表した。
今年7月30日と9月24日に発煙・発火事故が発生。原因は調査中だが、バッテリーパックに問題がある可能性があるという。
交換申し込みはWebサイトか電話、ファクスで受け付ける。新しいバッテリーパックの発送は10月下旬から。