荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

浦安の舞への想い

2017年10月11日 | 日記
権禰宜の石原です。


10月4日の十五夜の観月祭には大勢の方々よりご覧いただきありがとうございました。

この日のために、子どもたちのお稽古や自分の舞のお稽古を行っていました。



結構な想いがありまして、


この日を迎え、偶然や奇跡に悔しさ、嬉しさ、感激、感謝・・・感情がわからない1日でした。


私が舞わせていただいた「浦安の舞」。













この舞は皇紀2600を記念し、世界の平和を祈る舞です。

私がこの舞に出会ったのは、東京の乃木神社に奉職させていただいたときです。


明治神宮で毎年開催されている講習会に参加させていただき、5日間みっちりお稽古を受けました。


その時に舞の奥の深さ、自分の実力のなさを痛感し、振り付けを覚えるだけでなく、その先まで覚えたいと思いました。


そこから講習会を6回受講させていただき、お免状まではいきませんが先生からも目にとめていただくようになりました。


なかなか本業が忙しくなり、ここ2年は受講できていないので、来年からまた再会したいと思っておりますが、


振り付けに込められた想いを自分の中で研究しています。

まだまだわからないことが多いですし、


巫女たちに教えるのは本当に難しいです。


だからこそ


簡単に振り付けだけ教えるのではなく、


その先もしっかり覚えたい人にだけ


教えていきたいなと思います。





私の教え子たちに、先生たちの舞はどうだったか聞いてみました。


すると


すごかった・・・

指の先までという意味がわかった

なんと言っていいかわからない
ただ・・・やばいな・・・(良い意味でだと思います笑)


という感想をもらいました。


いつもは教えるだけなので、なかなか舞っているところを見せられないのですが、


今回ばかりは先生たちも本気でした(笑)


その気持ちを言わなくても子どもたちもわかってくれていたようです。



観月祭の動画を見ると、


まだまだ合わないところが多かったんです。


でも四人の気持ちが一つだったのがわかる舞でした。


本当に良い経験をさせてただきました。




ありがとうございました。



アンコール(言われてないですが笑)の拝殿での舞は感無量で、あまり記憶がないです(笑)