１１月に入り、秋も深まってまいりました 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
毎日寒い日が続いておりますね。
荘内神社の季節外れの桜も、秋の深まりとともに落ち葉のようにハラハラと散っております。
先月は荘内神社にとって初めてのことばかりでした。
致道博物館が開催された「酒井家ゆかりの名品展」を応援させていただき、
それに伴って刀剣乱舞というゲームとコラボレーションをし、
そのゲームのファンの若い女性の方々からたくさん参拝していただき、
境内のしだれ桜が季節外れの開花をし…
経験したことのないことの連続で、
至らない点も多々あったと思います。
普段の荘内神社は地元の皆さまに愛され、
近所の小学生が遊びに来たり、校外学習で来られたり、
おじいちゃんおばあちゃんが参拝ついでに境内で休まれたり、
節目の時に皆さんが神様に会いに来られたり…
そんな地域に密着したちいさなお社です。
その荘内神社に、こんなにたくさんの若い方々がお参りに来られる。
それだけで神社が活発になり元気を頂けたな、と感じました。
職員も戸惑ってはいましたが、まるでお正月がもう一回来たようだ、と喜んでいます。
今回初めてゲームとコラボレーションする、ということにあたり、宮司が心配していたことがあったそうです。
それは、普段参拝されない、ゲームのファンの若い方々が来ることにより、境内で大きな声で話したり、
ふさわしくない格好で来る人もいるのではないだろうか？
ということでした。
ですが、そんな心配は必要ありませんでした。
刀剣乱舞を目当てに来られた方達は本当にマナーの良い人たちで、
私たち職員の手が回らず随分と長い時間お待たせしてしまっても嫌な顔一つせず、
大きな心で迎えてくださいました。
ゲームが目的ではない他の参拝者に譲ったり、
写真を撮る際も無言で撮っていくのではなく、許可を求めて下さったりして、
とても丁寧で気品溢れる態度で荘内神社に接してくださいました。
その皆さんの態度に宮司が大層驚かれ、感動していたことをお伝えいたします。
ゲームが目的、とはいえ皆さま「神社」というものに興味があるようで、
近年神社離れが進んでいる中、信心深い若者の姿を見て感心しておりました。
私も年齢が近い、神社とかけ離れた環境で生きているであろう方々が、
こんなにも神社に興味を持ち、わざわざ全国から足を運んでくださったということに胸を打たれ、
アニメやゲームの力というのは本当に大きいものだと再確認した次第でございます。
このことを教えていただけた致道博物館様はじめ、ニトロプラス様、ファンの皆様、
また、このことを受け入れて下さった地域の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました！！
これから荘内神社は御鎮座140年を迎えます。
時代が移りゆく中、伝統文化を大切にし、時代の変化に合わせていかなければなりません。
神社としてのあるべき姿は変えることなく、地域、地元の皆さまの心の拠り所として存在し続けます。
今回の件で初めて荘内神社に参拝された方々にも、もっと興味を持っていただけるように精進していきますので、
どうぞこれからも応援のほど、宜しくお願い致します。
荘内神社のHPはここをクリック
山形県 鶴岡市 荘内神社