今治山岳探検隊

自然の美しさや厳しさを体験し、生きている喜びを確認する探検隊です。

2015.5.23-24 剣山〜三嶺〜天狗塚

2015年05月23日 | 日記

今回の徳島、一泊二日の探検は東京のOさんのご提案、私の登山史上初(人生初)の山小屋泊です。

有名な剣山、一度は行ってみたかったですが今治から遠いこともあり、実行できずにいました。

しかも剣山のみならず天狗塚までの縦走。

なかなか思いつかんよね。

Oさんの登山はすでに前日の金曜、朝から始まっています。

重い13kのリュックを背負い東京の自宅を出発、そのまま通勤電車にゆられて銀座の仕事場に出勤、夜仕事が終わるとそのままリュックを背負い夜行バスに乗り四国へ直行です。

しかも月に数回、全国の山へ出かけているそうです。 

並外れの山好きと実行力を持っています。またそれを支える並外れの体力もあります。

山の先生です。尊敬します。 (私よりすこし年上ですよー)

5月23日(土)、Oさんとは三島川之江ICバス停でAM8:00待ち合わせ。

1年ぶりの再会、時折活躍をお聞きしていたのでおかわりありませんね。

早速、剣山に向かって出発しましょう。

 9:57

名頃地区の「かかしの里」にあるかかし。

このようなかかしが住宅の屋根の上・道路わきの木の枝など至る所にあります。人間と見間違うほどよくできています。

写真はたくさん撮りましたが、かなり有名なかかしのようなので、ここでは1枚だけ紹介しておきます。

10:23、剣山駐車場に到着、上の写真の登山口は標高1398m。

10:40、天候  、探検開始です。

 10:52

標高約1490m、登山リフトを横切ります。

 11:23

登山リフトの終点駅。西島駅、標高1750m。

登山口からここまで、リフトに乗れば初心者でも楽に頂上まで上がれますよね。

 11:51

曇ってはいますが遠くの山並みまで見渡せます。

 12:05

山頂近く、剣山本宮にある標識。石鎚や高野山も見えることがあるんでしょうか?

大山の文字も。

 12:20

ここが山頂のようです。標高1955m。

天気は曇りですが大勢の登山客。一休みしましょう。 昼食  

12:46、剣山山頂から南西側の眺め。手前の山が次郎笈(じろうぎゅう)、右奥の矢印の山が今日の目的地、三嶺です…よね。

しかし、美しい山だなー。  愛媛の山も美しいですが…、徳島にこんな所があったのか。

愛媛がちょっと負けた気がしてくやしいです。

 

13:06、歩いてきた剣山です。

高い所があれば登っている黒い人。

 13:27、標高1930m、次郎笈。

おもしろい名前や、なんでこんな名前になったんやろか?

13:40、美しい縦走路を丸石に向かっています。

次郎笈までは多くの人がいましたが、そこを過ぎると人がいません。

矢印は今日の目的地三嶺。まだまだ遠いねー 

下りを後ろ向きで歩く変な人(I 君)。

 14:07

一休みする謎の黒い人。

歩いてきた次郎笈を振り返って撮影。うーん、美しい山だ。

 14:19、丸石。

〜山・〜森・〜岳、とか付いてないんやね。標高1683m

 14:35

美しいブナ林が続きます。

 14:42

ブナ林の中に丸石避難小屋。十数人寝れそうです。

 14:46

剣山から4.6k、三嶺まで12.4k、まだそんなに遠いのかー。 

 15:06

パラパラと雨が…。 すぐ止みましたが…。

傘を差す変な人(I 君)。

 15:13

なんとかツツジ。 三葉?

 15:26

なんとかツツジ。 御用? いや五葉。別名シロヤシオ…らしいですよー。 

 15:38

高ノ瀬(こうのせ)山頂、標高1740m。

うっかり見逃しそうな山頂。 山頂の表示。

 15:45

やっと10kを切ったかー。

16:05、なだらかな展望の良い尾根が続きます。

雲が沸き上がり、山にかかってきました。 気温は約8℃。

17:11、白髪避難小屋、標高約1670m

 17:14

三嶺まであと5.0k、剣山からは12.0k歩きました。

名頃への下山道もあります。

 避難小屋内部。

十人余り寝れそうです。 丸石避難小屋よりはきれいやね。

 17:25

避難小屋から約500m地点。白髪山へ(2.0k)の分岐地点。

重いザック、長い距離、頻繁なアップダウン、腰に来ますね。   

17:55、ここも美しいねー。

  18:09

この辺りは一帯に「こけ」が生えています。なぜこけがこんなに?。

こんなとこ愛媛の山にもあるのか?

この辺りの山はなぜ尾根付近、頂上付近には高い木が少ないのか?

雲が沸き上がり、斜面を下りてきています。

いやー  なんか幻想的な景色や。 口が開いたまま言葉が出ないよ。 ぜいたく。

自然の偉大さ、人間の小ささを感じるね。

 http://youtu.be/Gos5SIhIZVw

 18:19

鹿発見。じっとこっちを見ています。

 18:54

大岩の横にかかる鎖。

 19:02

鹿の防護柵? ネットがあちこちで壊れとるけん、あんまり意味ないかな?

正面の山が三嶺、もー目の前やー  

 19:11、 

頂上1893m。  いやー 疲れた。 

黒い人は充実感いっぱいでえらそーにつっ立っています。 

西側、沈んだ後の太陽の光がかすかに見えます。

なんとぜいたくな景色やー。 

正面に剣山が見えます。そこから写真右側の山並みを縦走して約6時間半、ここまで来ました。

山はいい。何も考えることがないよね。

日常の時間に追われ、決まりを守らなくては生活できない社会から抜け出し、何もかも自由な世界を味わうことが出来ます。

忘れかけていた人間の本能をよみがえらせてくれる所です。 

すべてを忘れてすがすがしい気分になれますね。

写真、向こうの方に避難小屋。

 19:26

さすがに暗くなってきたよ。 三嶺ヒュッテ(避難小屋)。

今日はここで人生初の避難小屋お泊りです。

中に入ってみると先客が、男性2人組と就寝中の単独男性。

中は大変広く2階部分まであり、30人は余裕で寝れそうです。中は丸石避難小屋や白髪避難小屋と比べて大変きれいですよ。

小屋内の気温約13℃。

 20:00

とりあえずおなかが減ったので私はカップラーメン2個と 

疲れと早朝出発のため9時すぎ就寝。

翌日 24日(日) http://youtu.be/akTyC0zB_3M 

5:03、早朝の三嶺避難小屋と奥に三嶺。

昨晩は寝ようと試みたものの、結局1時ころまで寝付けず睡眠不足。

先客の方々は朝4時すぎから出発の準備、私も目覚めました。

 6:09

私たち以外はすでに出発をしてしまっています。

さー、今日も山に出かけましょー  

6:21、再び三嶺山頂から。 いやー 今日もすばらしい景色ですねー 

写真ではわかりにくいですが、中央から少し左に徳島県側瀬戸内海が見え、その向こうには和歌山県の山も見渡せます。 感動 

グレートサミットのテーマソングが聞こえてきそうです。

 

見えた? 

三嶺から西側の縦走路、矢印は今日の目的地 天狗塚。

はるか彼方に見える山並みは愛媛の山ですね。

やっぱり聞こえる。

 6:32

光石登山口に下りるルートとの分岐。

6:42、展望の良い縦走路が続きます。

 7:25

西熊山 🐻 標高1816m。

 7:34

正面の山は天狗峠です。その手前にお亀岩も見えてきました。

 7:45

まん中少し上に見える岩がお亀岩。

亀に似とるか? 「どっからどう見ても亀の甲羅やろ」 

写っていませんが写真の左下にお亀岩避難小屋が見えます

 7:47、読めないよー

 7:49

お亀岩避難小屋を拝見。

2代目1994年建築の看板あり。中は清潔で広く、窓も大きい。2階を入れると20人は寝れそうです。

少し下に水場があり、水分補給。

8:37、振り返ってお亀岩と西熊山を見ながら天狗峠を目指しています。

青い服は高知県から来たという大学生2人組。

9:06、天狗峠からの景色。正面の山が天狗塚、右には牛ノ背が続きます。

 9:15

天狗塚山頂1812m

山頂から今日歩いてきた方向を撮影。

矢印は三嶺、その右奥は剣山…だよね…たぶん。

こちらは牛ノ背方面。遠くには愛媛の山。

展望の良い縦走路はまだ続きますが、今回の縦走計画はここまでです。

こんなに気持ちの良い縦走路は初めてです。愛媛にはない景色の縦走を楽しめました。

周辺の山にも展望の良さそうなルートがたくさん見えたね。

近いうちにぜひまた訪れてみたいです。  

 9:42

天狗峠分岐地点標高約1800mまで一度引き返し、西山方面へ下山。

最終は久保の国道439号線を目指します。

 9:44

 9:53

 10:03

ブナ林がしばらく続きます。

 10:38

標高約1130m、西山林道登山口を通過、「イザリ峠」の標識あり。

 11:33

最後にルートがわかりにくかったですが、何とか下山、標高約650mの林道に出ました。

あとは林道沿いを国道439号線に向かいます。

 11:50

国道439号線久保バス停到着。

バスは午前1便(10:08)、午後1便(13:18発)だけです。

午後便出発までまだ1時間半もあるね。

ここにある三嶺タクシーで見ノ越まで帰ることにしょう。

13:38、見ノ越からの帰り、「いやしの温泉郷」(東祖谷管生)に立ち寄り、食事と温泉にて疲れをいやす。

清潔で明るく人気の温泉のようです。

ここにも「かかし」が

16:23、温泉の帰り、「祖谷の蔓橋」。よく見るとワイヤーでしっかり補強されているので安心です。

県外にはまだまだ知らない山が無数にあります。

登山だけで遠方までに行くことはちょっと思いつきにくいですが、今回のように観光も一部交え楽しみながら名山を探検していきたいですね。

Iくん、Oさんありがとうございました。


2015.5.17 銅山峰ヒュッテ〜喜三谷〜東平駐車場

2015年05月18日 | 日記

今日は銅山峰ヒュッテのおばあさんに会いに行く目的で午後からの探検です。

前日におばあさんに電話をしてみると薪割りの「まき」はすでに無いとのこと、「遅かった」。しかし、行くと言ってしまったので行きましょう。行きは馬ノ背コースを利用しました。

 13:19

東平登山者用駐車場。多くの登山者が来ていますねー。

帰りは矢印の所から出てくる予定です。

 14:01

馬ノ背コースに出ました。

変電所跡のある広場から数分で登山道をはずれ、上の写真の場所まで直登してきました。

「山と高原地図」の馬ノ背コースは一部荒廃しており、現在使われていません。

現在の登山道とずれがあることがわかりました。

 14:16

登山道を歩けば迷うことはありませんよ。

 14:27

ヒュッテ到着です。

相変わらずお元気そうなおばあさん。 やはり話し出したら止まりません。

今回は薪はありませんでしたが、秋には薪割りができるとのこと。

秋以降の約束をして今日は早めに下山させてもらいます。

 14:40

ここから大平抗跡方面に行き、出発地点の駐車場に帰ります。

 14:41

大平抗までの登山道は一部崩落がありますが、迷うことはないでしょう。

 14:52

新太平抗跡。 太平⇔大平、どちらが正しいのか?

新とありますが、旧もあったのか? 見落としました。

入口を石でふさいでいますね。

ここからも登山道はさらに奥まで続きます。

枝は伸び、道の崩落もあります。地図を確認しながら進みましょう。

 15:08

登山道は崩落し、完全に消えています。

急坂を上がり前進可能な場所を探します。

 15:13

広場に出ました。ここは昔何だったんでしょうか? 休憩所か?

この場所からはっきりした道が喜三谷(きそうだに)方面に続いています。

 15:27

沢に出ました。

大量の流木が水の通り道をふさぎ、数年後は橋もろとも流されるんじゃないでしょうか?

ネットで調べると、この橋は太鼓橋と言うんですね。

 15:35

沢伝いに道が続いています。

 15:39

喜三谷跡のようです。

かつては数百人が暮らしていたのか?

 水道管だったのか?

水路もきれいに石で補強がされています。

 15:48

 長い年月の経過

 16:06

 16:08

振り返って撮影。

なんと、駐車場側からは通行止めだったんですね。

16:09、駐車場到着。

今日も新しい発見、おばあさんにも会えてよい探検でした。


2015.5.5 坂瀬川林道〜六郎谷〜堂ヶ森〜樽ヶ関谷

2015年05月05日 | 日記

久万高原町大成 坂瀬川奥の六郎谷は、登山道があるものの自身未踏の地です。

帰りは樽ヶ関谷を通って帰りましょう。

朝7:33自宅出発⇒丹原今井交差点(ミニストップ)19.0k 7:56⇒丹原湯谷口交差点25.6k 8:05⇒

東温市国道494号線へ左折36.9k 8:19⇒黒森峠53.2k 8:45⇒

JA松山市面河支所67.9k 9:07 松山の I くんと合流。車1台で坂瀬渓に向けて出発。

 9:24

この看板を左折、ここからは未舗装の林道です。

 9:40

鎖の車止め地点到着、自宅から約76.5k。

ここは N43'11"  E04'14" です。

9:47、天候  、標高約900m、探検出発。

 10:03

標高約930m、N43'39" E04'09"

ここを右折すると五代ヶ森に上がる登山道があります。

2013.5.18のブログでは、ここから五代ヶ森に行きました。

 

 10:28

矢印方向へ左折する地点、標高約1050m。

林道は右へのヘアピンカーブになっており、左には「歩道入口」の看板あり。

写真中央に看板の拡大写真を切り抜き貼り付けています。

 10:29

看板を左折するとすぐに坂瀬川を徒渉します。

 10:51

振り返って撮影。

ばらのように強力な刺のある草が辺り一面に群生しており難航。(ばら?)

 11:05

登山道はよく見ると踏み跡が見えますが、テープと地図を確認しながら進みましょう。

 11:20

 11:41

地図の六分峠を少し超えた辺りの尾根です。 N45'11" E03'30" 標高約1380m。

六分峠からは背丈ほどの笹が生い茂り、かき分けながら前進。

 11:47

右前方に堂ヶ森が見えてきました。

 11:54

梅ヶ市からの登山道とここで合流。N45'20" E03'36" 標高約1450m。

 12:05

 12:30

標高1689m、堂ヶ森山頂。 休憩  

12:40愛大小屋に向けて出発。

 12:50

 13:00

標高約1570m。

平成26年7月完成の堂ヶ森避難小屋 バイオマストイレ。

100円で利用させていただきましょう。

 13:07

避難小屋横の水場の沢から坂瀬川に向かって下りていきます。

 13:26

 13:27

なぜか横向きになるんよね…?

  13:33

 標高約1450m、坂瀬川と合流して右折。

 13:41

 13:41

 13:51

 14:12

5〜20m超の滝が5〜6ヶ所ありますが、どちらかに迂回すれば下りられます。

 14:17

 14:23

 14:35

ここが一番落差の大きい滝。

 14:51

  14:52

やらんでもええことをしてみました。 

 14:58

 14:58

長方形の石を積み重ねたような滝

 15:06

さて、そろそろ沢を外れ、左に入っていくとテープ・踏み跡が現れます。

N44’40” E04’24” 標高約1110m

15:09、林道が現れる。

上の写真は15:13「歩道入口」の看板。 N44’33” E04’21”

左に上がっていく踏み跡があり、五代ヶ森への直登ルートと思われます。

 16:11

マイカー到着。

未踏のルートを経験、天気も良く心地の良い探検でした。

 16:45

「大西旅館」 

家のなに?  中? 顔? 母?