今治山岳探検隊

自然の美しさや厳しさを体験し、生きている喜びを確認する探検隊です。

2012.6.10 稲村ダム~西門山~伝説の洞窟~稲叢山

2012年06月09日 | インポート

今回の稲叢山ですが、知り合いの方より、最近稲叢山に行ったことを聞き、行ってみたくなりました。調べてみると、今治から比較的近く、山頂からの景色も良く、見所もあり、そして四国100名山のひとつ、ということで、これは行かなくてはいけませんね。  

しかし、いなむら山の「むら」は「村」ではなく、なぜ「叢」なんでしょうか? トンネルやダムの「むら」は「村」なのにね。  

昨日8日には四国地方も梅雨入りしたとのことですが、あす日曜日は天気は良さそうです。

翌日10日、午前5時半。

山の方は曇っていますが、降水確率は0パーセントなので、時間と共に回復してくるでしょう。

自宅は標高0~5mですが、時計の標高はすでに170mです。かなりの低気圧ですね。

F 先輩と I 君を乗せて午前6時出発、途中ローソンに寄り、国道194号線へ。6:55新寒風山トンネル通過、7:05国道を大橋ダム本川大橋に向けて左折。

Dscf5764 7:29、標高約1310メートル、稲村山トンネル通過、非常に標高の高いトンネルですねー。冬は通行できるんかな?

Dscf58897:41、稲村ダム到着。すごい量の石ころを敷き詰めていますね、中身はどーなっているのか解りませんが、雨やダムの水量で崩れないのかなー。

Dscf5770 ダム事務所前にある看板。

Dscf5774登山口前の石碑。こんなに見せてしまっては秘話にならないかも。

Dscf5777 7:53、標高1130m、天候   いよいよ探検開始。旧登山道から上がります。

旧登山道とは、鉄塔を渡り歩く巡視路を兼ねた道で、よく整備され、歩きやすいです。洞窟登山口とは、沢伝いに「伝説の洞窟」を経由して 上がるコースですが、足元は悪く、岩あり、鎖あり、しかし見所は多いですね。

Dscf5779 7:58、最初の鉄塔。

Dscf5783 8:05、よく整備された登山道。

Dscf5790 8:39、標高約1400m、5番目の鉄塔のすぐ手前から右折し、稲村トンネルにむけて標高差約70m、急坂を下る。

Dscf5792  8:45、矢印から出てきました。車道を歩き、約4分でトンネル到着です。

Dscf5793 8:49、標高約1330m、稲村トンネルの稲村ダム側出口駐車場です。30台くらい駐車出来そうですが、今日は高知と香川の車4台です。写真の奥、トンネルのすぐ横から、稲叢山や西門山に行く登山口があります。ここからだと楽に行けますね。

Dscf5796 8:56、標高約1390m、尾根に到着、右に行けば「西門山」、左は「稲叢山」です。予定通り西門山に行って折り返し、またこの地点から稲叢山方面に向かいます。

Dscf5802 9:15地図にある大岩だと思いますが、両側の切り立った断崖の間を抜けていきます。

Dscf58089:36、西門山ですが、展望はありません。約10分の休憩で折り返しです。

Dscf5811 10:01西門山方面からの数少ない展望のきく所から、稲村ダム方向を撮影。あの鉄塔あたりを上がってきましたよ。

Dscf581810:27、8:56の看板をまっすぐ通過して、4差路手前の鉄塔。鉄塔の向こうには、最終目的地の稲叢山、その右には反射板も見えます。

約10分休憩  

Photo 10:52、標高約1420m、はっきりとわかる4差路です。標識もあります。

ここから稲叢山に行っては洞窟を探検できないので、左の洞窟コースに進みますが、約250mの下りが続きます。

Dscf5825 11:10、標高約1330m。洞窟コースから見える稲村ダム。

Dscf5830 11:16岩にかかる3~4mの鎖。

Dscf5846 11:17、上記の鎖場を下りるとすぐに2段の滝が現れました。水量は多くなく、真冬にはいったいどんな表情になるのか?ぜひ見てみたいですねー。

Dscf5849 11:30、木の上に誰かいたので撮ってみました。

Dscf585411:32、標高約1310m、ここが伝説の洞窟か!洞窟はどこだ!  

Dscf5855 登山道の頭上には、少々の雨ならしのげる程度の岩がせり出しています。

Dscf5856 あった!道の右に短い鎖がかかっていましたが、その鎖から4~5mほど上がった所に、写真のような洞窟です。 先ほどの看板に5窟と書いてあったので、あと4個あるんでしょうねー。全部探してみたかったですが、時間の関係で先へ進みましょう。  

Dscf5860 11:41、また滝です。前の滝もそうでしたが、この滝の横にも岩の裂け目があって、浅い洞窟のようになっています。滝の高さは20mくらいありそうです。

Dscf5863 11:51、変わった木を発見しました。

Dscf586812:04、標高約1170m、分かれ道。

3差路になっていて、向かって右から下りて来ましたが、これからは左方向、稲叢山山頂に向かって約340mの急な上りが続きます 。手前は沢伝いに下りて行き、稲村ダムの洞窟登山口に出るはずです。

もう2息~3息くらいですかね。  

Dscf5877 12:52、もうすぐ山頂です。最後の急坂はきつかったですねー。稲村ダムを撮影。

Dscf5880 12:55、標高1506m、稲叢山山頂。天気が良く、遠くの山まで見渡すことができます。主な目的地をほぼ達成することができました。みなさんよくがんばりました。 山はいいですね  

約30分の昼食休憩後、尾根伝いに10:52の4差路に向けて出発。

Dscf5884 13:26、尾根伝いの登山道。

13:39。 10:52の4差路を鉄塔沿いにダム方向へ下る。

8:39の3差路を、また稲村トンネル方向へ下る。車道に出た所で、車道を稲村ダム方向へ歩いて帰る。

Dscf5890 14:28、稲村ダムに帰ってきました。

四国百名山だけあって、頂上からの景色はすばらしく、登山道も良く整備されています。また、ここに来るときにはぜひ、滝と洞窟を見るべきですね。  

今日も良い山岳探検でした。  

コメント (3)
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