いやー 残念でした。 またやられました。
今日も偉大な自然に挑みましたが、自然のちょっとしたいたずらの前では手も足も出ず、なすすべもなく、目標の天狗岳のはるか手前で途中撤退でした。
しかし、あまり経験できない自然の表情・雰囲気・造形物などの一部を写真に収めることが出来ました。
石鎚登山ロープウエイ手前2Km工事中につき、平日のみ時間帯通行止。
昨日は大寒でした。今治では昨日夜から雨が降り、今日も悪天候の予報です。
こんな日に、とも思いますが、こんな日にこそ経験できることもあるよね。
多くの積雪が予想される為、単独行では 「初」 のロープウエイ利用です。
8:24
下谷駅切符売り場、8:40の始発に乗ります。 外はすでに大雪やね。
「片道1枚下さい」。 料金表にはありませんが、1000円でした。
今日は最初から、下りロープウエイ最終の17:20(だったか?)を過ぎることを覚悟しています。
過ぎなくても原則歩きです。
人工物はできれば使いたくないよね。
あっという間に標高1300m地点到達。 気温約マイナス5℃。
外を見るとやはり大雪と積雪、駅構内でアイゼン装着、9:05出発。
出発から6分、この場所でこの積雪量は‥‥、大丈夫か?
不安もありますが、それよりもはるかに大きい期待感。
深雪のためペースが上がらず成就社到着。
降り続く 雪 雪
表参道入口の門から撮影。
本当に行くのか? なぜ行くのか? この先に何があるのか?
積雪は少ない所でも60~70cm、多い所では2m前後、右からの強風と降雪により、吹き溜まりの所では雪が山のようになり登山道をふさいでいます。
ほとんどが新雪のため足を取られ、歩行にはかなり影響があります。
写真奥に向かってまっすぐ登山道が伸びていますが、腰まで、一部は胸まで雪に埋まりながら前進です。
これでは無理やね、目的地まではとてもたどり着けそうにありません。
手前に写っているのは先日買ったストック。グリップ部分にカメラが取り付けれるやつです。
積雪量を測るため、先のバスケットは取り外しています。
ここは登山道です。奥に向かって道は伸びていますが、まるで海の大波のように見える積雪、美しい姿ですね。
手前に写っているの自分の足跡で膝くらい埋まっています。奥の雪の壁は背丈以上の高さがあります。壁を壊しながら前進しましょう。
9:58、八丁。
腰まで埋まりますよ。 強風は止みません。 気温約マイナス6℃。
10:01
なんだここは?こんな所あったか?
この下に平坦な登山道があるとは想像できないような光景。
ここは犬かきが有効です。 時々平泳ぎも混ぜましょう。
10:15
うーん ?
ここは頭から体当たりだな。
積雪はますます深くなります。
標高は約1530m、気温約マイナス8℃。
たまにある看板や標識でルートの確認ができますが、なければ判断に苦労します。1か所、方向が分からず引き返し、時間をロスしました。
11:11
ここは試しの鎖の上り口です。
どうせ途中までで引き返すんなら、この鎖に上がってみよう。
しかし、いくら犬かきしても、いくら足を上げてみても現在地から変わることがありません。
足元の雪が崩れ、上から雪が落ちてきてどうにもならんね。
しかたない、あきらめて迂回しよう。
う回路を撮影。
ほー 、ここもすごい積雪やね。 鎖が見えるけん間違いないね。
11:27
前社森の小屋。 雪かきせんと重さで壊れそう。
小屋から先のルート。
もうダメです。
11時半、この天候、帰りにはもう自分の足跡は残っていないかもしれません。
遅くなることは覚悟していましたが、単独行、気持ちが折れてしまいました。
せめて試しの鎖にだけは上ろう。
あの上までです。
その前に休憩、水分補給。
11:38
お こっちからなら登れるぞ。 凍っとるけど。
11:42
途中での撮影は危ないですよ。
岩上の祠。
強風が吹き付け、通路は雪に埋まっています。
祠の上から下を撮影。
試しの鎖成就社側の積雪は大量です。鎖を使わずこのまま滑って下りれそうです。
12:36
復路。 すでに自分の足跡は消え、壊したはずの壁も再生しています。
12:54
13:09
13:53、成就社到着。
14:15
ここから右折して西之川(3.7キロ)を下ります。
14:31
若干のくぼみとテープをを目印に進みます。
14:46
積雪量(50cm)が多いので判断に迷う所もあります。