今日は、寒風山から笹ケ峰を目指します。
クリスマスだと言うのに他にすることないのかね~。
昨日から風雪波浪注意報が出ていますが、行ける所まで行ってみましょう。
AM6:50自宅出発、写真は7:41新寒風山トンネル西条側。全面雪ですが、スタッドレスなら大丈夫です。
しかし、国道を一の谷の方へ曲がると、すぐに数センチの積雪があり、チェーンが必要のようです。私もチェーンを付け、旧寒風山トンネルへ向かいます。
8:14寒風茶屋到着。標高約1160m、天候曇り、気温約0℃、積雪約20cm。こんなに車があるとは驚きです。10台くらいありますねー。さあ出発‥‥あれ、アイゼン家に忘れた‥‥。まあいいか崖はないから、ははは8:28出発です。途中、単独の方、グループの方々に出会いましたが、目的地はみなさん桑瀬峠・寒風山のようです。
おっと、大きく写っています。9:14桑瀬峠1451mでお会いした人に撮ってもらいました。気温が一気に下がり、約-8℃、積雪30~40cm。
9:38、標高約1630mのはしご。この後30代くらいの下山中単独男性に出会いましたが、この後寒風山までは誰もいないことを聞きました。西側斜面は強風が吹きつけています。
10:10、1763m寒風山。強風と降雪です。視界は悪く、気温は測定限界値-10℃以下です。ここまで1時間40分で到着ですが、このペースだと意外と速く笹ヶ峰に着きそうです。今日は7時までには家に帰らなくてはいけない用事があるのでさっさと行きましょう。
10:31寒風山までのルートとは全く違います。積雪は、こういう所では1m~1.5mの新雪です。踏み跡はなく、最近誰かが通った雪の感触もありません。ここが道だと言われなければわからないでしょう。これだけの新雪になると歩くペースがだいぶ落ちますよー。前回の中沢が頭をよぎりますが、こっちは急斜面はないから‥‥と言う声が聞こえます。
11:15右は笹ヶ峰50分、左寒風山35分の看板。笹ヶ峰まで1時間30分もあれば着くやろー
12:09叩きつける風と雪でバランスを崩します。超スローペースでタイムリミットが迫ります。1:30までに着かなければ引き返さなくては。
12:27写真の撮り方が悪いので分かりにくいですが、ピッケル方面が進行方向です。積雪1.5m以上あり、1歩を踏み出すことが出来ず、胸まで雪に埋もれ、足も上がりません。もがくだけで、なかなか前へ進みません。
12:35、前の看板から25分の所を1時間20分もかかっています。体力的にはまだ行けますが、思うようにペースが上がらず、歩く場所も選びます。通常のルート上は雪が深く、足が沈み込み、体力が奪われます。笹の上なら沈み込みはあるが、笹の下は雪が詰まっていないので足が抜きやすいようです。
ここから山頂まで25分、と表示がありますが、このぺースだと2時になります。
12:46あと少しのはずだが、ルートが分かりにくいなー。 こんな所で方向を見失うと、やばいですよ。「行けるとこまで行ってみよや!」おーそうしよう。
13:20見覚えのある所で方向は分かりますが、強風と深雪で体力的にきつくなってきた。どこかで引き返すか?「もうちょっと行けるよ」そうだな。
13:31ついにここまで来たぞ。ここは丸山荘から上がってくる合流地点です。頂上までは目の前です。タイムリミットが過ぎましたが、「ここで引き返す人はおらんぞ」そらそうよね
13:40 笹ヶ峰。思った以上にしんどかったけど、高い達成感。
さあ、13:45時間がないのでさっさと帰ろー。顔面に雪が叩きつけられ、目が開けれません。
14:27右からの強風で、稜線から雪が吹き飛んでいますね。ルートも強風で足跡の消えているところがあります。
14:54山頂出発からここまで1時間10分、予想以上に時間がかかっています。
リュックに入れていた茶がシャーベット状になって飲めないなー 。
15:57一時的に太陽が見えて美しい景色が広がります。が、足跡は消えてなくなっています。しかし、上りはきついなー、深い雪でスローモーションのようにしか体が動きません 。いつになったら寒風山に着くんやろー。
16:15やっと到着です。なんと笹ヶ峰から寒風山まで2時間30分もかかりました。しかし、ここからはスピードが上がります。なぜなら他の登山客のトレースがしっかりあり、雪がない状態とほとんど変わりません。アイゼンがないので滑りますが、逆にそれを利用してスケートのように下りれます。
16:37桑瀬峠到着。右にカメラを入れていたビニール袋が写ってしまいました。この時間なので人の姿は見えないなー。
16:56茶屋に生きて帰って来ました。朝あんなにたくさんの車がおったのに、自分の車しかありません。
往路5時間12分、復路4時間11分の難易度の高い探検でした。寒風山までだったら、装備があればほとんどの方が行けて、美しい景色も見え、雪山を十分味わえるのでお勧めですね。