今治山岳探検隊

自然の美しさや厳しさを体験し、生きている喜びを確認する探検隊です。

2014.5.17 大山寺~三鈷峰~剣ヶ峰 後編

2014年05月25日 | インポート

後編です。

Img_2987

右から、一ノ沢・二ノ沢・三ノ沢でしょうか?

Dsc05271 剣ヶ峰から歩いて来た方向を撮影。

一人写っているのは、三ノ沢を上って、ここまで来たと言う青年。

Dsc05277 13:17。

ここからは写真の方向、弥山方面に向かいます。

Dsc05280 13:24。

これは、‥‥  

ほ、細い‥‥左右共に 「絶壁」、

落ちたら、どちらも数百m止まらないでしょう。

しかも、 I くんの数m先には幅20センチ弱、長さ5メートル程の今にも崩れそうな細長い踏み跡、写真でわかりますかね?

Img_3002 これです。

なんと、  I くん、奇妙な笑い声を出しながら通過していきました。

やるね。  

風がほとんど無かったこともあり、私も何とか通過です。  

ラクダの背はここのことだったのか?

I くん 「まだここからが本番よ。」

自分 「おお、そうか」  

    「お   ‥‥  こ‥‥これは    」

    「これは‥‥     なに?」

I くん 「これも 笑いながら行くよ」

    「腹ばいで行くか?」

自分 「ちょ    っと‥‥」

    「ちょっと‥‥     まて   マ ・ テ ・」  「待て」

Img_300413:26。

上の写真のわずか数m先。

Img_3007

これは、ラクダの背などと言うレベルではありません。

ルート? 踏み跡 に点線を付けてみましたが、  「見てみい」     

黄色の所は2mぐらい崩落して足場がない。  

「それ以外の所も、いつ崩落するかわからんぞ」  

ビルとビルの間に氷の平均台を置き、その上を歩くようなもんや。

いつ滑るかわからん。 いつ崩れるやらわからん。

命がけのサーカスみたいなことは出来んね。

これは技術や度胸じゃない。    運や。

リスクが大きすぎる。

Img_3012

向こうの山は弥山ですね。数人の人影が見えます。

や  め  。

や め る か   

I くん 「え? 隊長がそう判断したんなら、僕は悲しいけどうれしいよ。」 

これは‥‥  無理や。  

撤退、引き返します。

動画UPしました。 http://youtu.be/SqZzGG2Sj8c

Dsc05286 13:56。

西側剣ヶ峰と南側槍ヶ峰の分岐地点から槍ヶ峰を撮影。

Dsc05288 13:56。

I くん、慎重に行きよるね。左の雪にクレバス?2m以上の深さがありました。

Dsc05290 14:00。

槍ヶ峰、標高1692m到着。 写真は槍ヶ峰からさらに先、南方向。

いやーすべてがすばらしい景色。

尾根伝いに踏み跡があるよ。 行ってみたいね。

2週間くらいかけて大山のすべての場所を歩き尽くしたいね。

Dsc05292

槍ヶ峰から今歩いて来た北方向です。右が天狗ヶ峰、左は剣ヶ峰。

Dsc05301 14:37。

美保湾が見渡せます。

Img_3054 14:37。

ユートピア避難小屋と三鈷峰、向こうには日本海。

Dsc05303 14:41。

ユートピア避難小屋の内部。

通路も使えば10人くらい寝れそうやね。

15:06、上宝珠越、標高約1400mまで帰ってきました。

ここから左折して沢まで下りる道があります。

Dsc0531315:16。

沢に残る多くの雪の上に石ころや砂が流れてきています。

Img_3084

こりゃおもしろいね、砂すべり。  

砂と雪の上を滑りながら下りていきます。

Dsc05319 15:27。

山が崩れ、大量の砂が落ちてきとるね。

Dsc05322 15:35。

おー、ここもすばらしい。   絶景  

壁紙にしよ

Dsc05324 15:40。

岡山山岳会のケルン。大山寺40分、上宝珠越50分の表示。

Dsc05329 15:49。

いやー すばらしい眺め。

Dsc05334 16:00。

元谷避難小屋、 標高約1040m。

横を通り過ぎ、弥山方面、夏山登山道へ向かいます。

Dsc05337 16:01。

大山頂上(弥山)2.0kの標識。

Dsc05338 16:28。

標高約1250m、けっこうきつい上りでしたが、夏山登山道に合流しました。

三鈷峰から先に弥山に上った東京の O さんをここで待ちます。

私たちは今日は時間がないので弥山には上りません。

約10分後、弥山から下りてきた O さんと合流。

夏山登山道を下りていきます。

Dsc05342 17:18。

標高約780m、夏山登山口到着です。

今回の登山は何もかもが感動で満足の登山でした。

大山を教えていただいた東京の O さん、大山をいっしょに付き合ってくれ、楽しく会話が出来た I くんには本当に感謝です。

無事登山を終えることが出来たのは「なでぼとけ」様のおかげです。 

              ありがたい

人はなぜ山に登るのか、先日テレビでやっていました。

       「山に登ることが好きだから」

登山に限らず、すべてのスポーツ、すべての趣味でも同じです。

いろいろ理屈を言っても興味のない者にはわかりません。

最後には  「好きだから」  になるのです。

しかし登山の楽しみ方は人によってさまざまです。

以下  O さんの言葉

四季を通して山を歩くだけで楽しい

同じ山に登っても同じじゃない

そこには日々活きている自然の力がある

時には厳しく時には優しく‥‥

自然の造形物や現象・生物‥‥

生かされている自分を感じるんですよね~

深イイですね。  

僕にはよ~くわかりますよ~  

山の中でプリンを食べると 「うまい」 ということです。  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2014.5.17 大山寺~三鈷峰~... | トップ | 2014.6.14 石鎚南沢 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インポート」カテゴリの最新記事