阪神間で暮らす

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

午後晴れ

2014-02-22 | 日記


2/22(土)


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「閣議優先」公明は難色 解釈改憲 首相方針

 公明党の井上義久幹事長は二十一日午前の記者会見で、集団的自衛権行使を容認するために閣議決定で憲法解釈を変えるとした安倍晋三首相の方針に否定的な考えを示した。首相は自らが設置した有識者懇談会が報告書をまとめた後、与党の協議などを経て閣議決定したい考えだが、井上氏は「手続きを含めてどうするか、政府・与党で議論しないといけない」と述べた。

 井上氏は集団的自衛権の問題について「安全保障にかかわる話だから、(行使容認には)国民的な合意が必要。国会の役割は議論を通じて国民的な理解を深め、合意をつくり出すことだ」と指摘。憲法解釈の政府見解が、歴代の首相や内閣法制局長官の国会答弁で示されてきたことから、解釈を変える場合には国会で議論することが前提になるとの考えも示した。

 安倍首相は二十日の衆院予算委員会で、解釈改憲に関する国会の議論について「(政府の)案が固まるのは閣議決定。決まったら議論いただく」と述べた。
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 有識者会議で十分丁寧に検討されて物を閣議で決定しても何も意味がない、なぜなら有識者会議自体が安倍首相の意思を受けた人たちで言うまでもなく安倍首相の意向に沿った見解を出すのだから、有識者会議は単なる証拠づくりにしかなっていない、あってもなくってもおんなじ。


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NHK会長、理事らの辞表預かる 就任初日に要求、人事権を強調か

 NHKの籾井勝人会長が1月25日の就任初日に理事らに辞表を預けるよう求め、会長の人事権を強調していたことが21日、複数のNHK関係者への取材で分かった。現在までに任期途中で辞任した理事はおらず、辞表は籾井氏が預かっているとみられる。

 関係者によると、1月25日午前、臨時役員会が開催され、籾井会長は就任のあいさつなどとともに「あなた方は前の会長が選んだ。今後の人事は私のやり方でやる」という趣旨の発言をし、辞表を預けるよう出席者に求めた。
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 強権!私に逆らう者はすぐさま辞めてもらうからな、と言う脅かし。


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大雪、「想定外」に長引く影響 死者24人、孤立364人

 関東甲信と東北中心に被害が出た記録的な大雪から21日で1週間が経過した。総務省消防庁のまとめで死者は24人。経済的損失は農業で特に大きく、野菜や果物の価格高騰などで全国にも波及した。依然として4都県で364人の孤立が続いており、想定外の大雪の影響は長引きそうだ。

 14日からの大雪で甲府市114センチ、前橋市73センチ、埼玉県秩父市98センチと計17地点で観測史上最多の積雪を更新。その後も気温が低く、21日午後5時の時点でもそれぞれ26センチ、12センチ、38センチの雪がいまだに積もっている。
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 東京都でも被害が出ているのに知らん顔でソチ・オリンピックに視察に出かけた知事がいる。被災者の救助はどうなってるの?保険会社の支払いも大変な量らしい。


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河野談話の見直しけん制=公明幹事長

公明党の井上義久幹事長は21日午前の記者会見で、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話について、「日本が世界に発出した公式的な見解だ。その積み重ねによって、今の外交関係がある。尊重すべきだというのが基本的な考え方だ」と述べた。談話作成に当たり十分な裏付け調査がなかったことを理由に、見直しを求める自民党の一部の動きをけん制した発言だ。
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 今(安倍首相)になって実は十分検証してなかった、なんて言い出すものが居るのか?


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戦後教育はマインドコントロール 首相、衆院委で発言

安倍晋三首相は二十日の衆院予算委員会で、教育改革に関し「教育基本法は(第二次大戦後の)占領時代につくられたが、衆参両院で自民党単独で過半数をとっていた時代も手を触れなかった。そうしたマインドコントロールから抜け出す必要がある」と意欲を示した。

 安倍晋三首相は二十日の衆院予算委員会で、戦後に長く教育基本法を見直さなかったことを「マインドコントロール」と表現し、教育改革に意欲を示した。

 首相は第一次安倍内閣で掲げていた「戦後レジーム(体制)からの脱却」とのうたい文句について「あえて使っていないが、捨てたわけではなく、変わらない」と強調。「憲法や教育制度を私たちの手で変えていくことこそが、戦後体制からの脱却になる」と力説した。

 憲法については「(戦後の)占領時代につくられ、時代に合わない仕組みもある。不磨の大典ではない」と述べた。政府・自民党は今国会で、自治体の教育委員会のあり方を見直す関連法改正を目指している。

 一方、首相は自衛隊の海外での武器使用基準見直しでは「相当、抑制的になっている。法改正していくことになる」と、緩和のための自衛隊法改正を目指す考えを示した。

 国連平和維持活動(PKO)など海外での自衛隊の武器使用基準は現在、正当防衛と緊急避難に限定されている。首相は海外での邦人救出や、PKO活動時に他国軍の救助ができないと説明し「本当に認められないのか」と訴えた。
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 何でも今(衆参多数派)のうちに自分の思いどうりに変えてしまおうと。
 危ない危ない、選挙に行かなかった人のお蔭で日本は変な方向へ。




今日の神戸 
最低気温   1.7度(06:19 平年比-1.8度 前日差+0.2度)
最高気温   8.4度(15:09 平年比-1.7度 前日差+0.3度)

日の出     6時38分 
日の入り   17時48分 



午前中は雲が多かったが、午後からは雲もなくなり晴れ!
 陽気に誘われて散歩に出たけどまだ寒かった。
 明日も晴れで今日より3度ほど高い見込み。





籾井勝人氏二人羽織を放映しない不公正なNHK

2014-02-22 | いろいろ


植草一秀氏のブログ『知られざる真実』より


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籾井勝人氏二人羽織を放映しない不公正なNHK

2月20日、衆議院予算委員会でNHK問題が集中審議の議題とされた。

NHK会長に就任した籾井勝人氏が参考人として招致され、NHK放送のあり方について、厳しい追及が行なわれた。

放送法は、放送の

不偏不党

政治的公平

公平・公正

を要請しており、NHKは公共放送として、これらの要請を満たす放送を実現する責務を担っている。

ところが、NHK会長に就任した籾井勝人氏は、

特定秘密保護法について、市民の間には反対意見が多く、NHKの報道姿勢が政府寄りであるとの指摘があることについて、

「一応(法案が)通ったので、もう言ってもしょうがないんじゃないか」

「あまりカッカする必要はない」

と述べた。また、国際放送に触れ、

「尖閣や竹島という領土問題は、明確に日本の立場を主張するのは当然のことだ。政府が右と言っているものを、われわれが左と言うわけにはいかない」とも発言した。

従軍慰安婦を巡る問題については。
「戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。」

「韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。」

「慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。」

「会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。」などと述べた。

籾井氏がNHK会長の職務を遂行する資格を保持しないことは明白である。

国会は籾井氏の更迭を迫る良識を示すべきだ。



(時事通信社)



この籾井氏の国会での答弁模様は「二人羽織」と呼ばれている。

「二人羽織」とは寄席や宴会の余興などで演じられる芸のひとつで、袖に手を通さずに羽織を着た人の後ろから、もう一人が羽織の中に入って袖に手を通し、前の人に物を食べさせたりするものである。

『月刊FACTA』2014年3月号に掲載された記事

「「二人羽織」籾井NHK会長の因果」

は、次のように記述した。

「1月31日、衆院予算委員会で民主党の原口一博元総務相の質問責めに、天を仰ぐ籾井勝人NHK会長の前に手が3本? いや、ペンと紙を握るのは本人の手ではない。「二人羽織」さながら、背後から懸命にメモを差し入れるNHK職員の手なのだ。このケッサク写真1枚で、いまや世界の笑い者。「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」との籾井の答弁が、英エコノミスト誌に「私の国は右か左か」と痛烈に皮肉られた。」

国会で質問を受けても、自分の言葉で答弁することができないのだ。

後ろに控えるNHK職員が、質問の内容を聞き取ると、想定問答の答弁原稿を籾井氏に渡し、また、ささやき女将よろしく、後ろから、答弁の言葉をささやいて、その言葉通りに答弁を行っているのだ。

この姿を見るだけで、こんな人にNHKを仕切ってもらいたくないと、すべての放送受信者が考える。

「醜態」とはこのことを言うのだろう。

恐らく、籾井勝人氏自身が、こんな恥晒しの毎日は勘弁してもらいたいと思っているに違いない。

そうであるなら、一日でも早く、自分からNHK会長辞任の意思を表明するべきである。

それが日本国中の放送受信者の利益に適合する行動である。


2月20日の集中審議の模様は、NHKが中継放送をした。

NHK問題の核心は、

NHK放送が放送の不偏不党、政治的公平、公平・公正な放送に反しているのではないかとの疑念

である。

籾井勝人氏は、用意された原稿にあるとおりに、

「放送の不偏不党、政治的公平、公平・公正の原則に沿って適切にNHKの放送事業を執り行ってゆく」

と繰り返した。

ところが、傑作なのは、この国会中継を行っているNHK放送そのものが、まさに、放送の公平・公正に反していたことだ。

テレビ放送の場合、重要なのがカメラワークである。

証人喚問を受けている証人が追及され、核心に迫る質問を浴びせられたときなど、カメラは証人をズームアップして画面に大写しにする。

悪い印象を作る際には、話し手を下から映し出すことなどもカメラワークとして用いられる。

2月20日のNHK中継放送では、籾井会長に後ろから資料が手渡しされる場面、籾井会長が後ろを振り返り、随行のNHK職員のささやきを懸命に聞き込む場面などの映像が、徹底してカットされていた。

これが放送の公平・公正に反する行為である。

通常の参考人招致の場合、カメラは参考人を捉えたままである。

NHKのカメラワークは籾井勝人氏の「二人羽織」を可能な限り捉えないように「徹底配慮」したものだった。

籾井会長が「公平・公正な放送」と繰り返す、その映像を放映するNHKが「公平・公正」でない行為を示していたのである。

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 すごいすごい、すごすぎる。(恥ずかしい)