心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

 IT 革命

2012年12月03日 | 朝礼
朝礼  平成24年12月3日(月)

テーマ:IT革命

IT革命の特徴の一つは、今まで職人さんの技術や技能といった現場の知恵をデータ・ベース化することが可能になったということです。

そのことをオープン・アーキテクト化(製品や技術デザインをいくつかのほぼ独立したブロックに分解するとともにその間をできるだけ規格化されたインターフェースで連結してしまうこと)させるといいますが、それによりまして、無数のモジュールに分解されその中で何が一番優位性があるかを追及されました。

企業もどんどん専門化しその細かく分割された分野で優秀な企業が存在することが可能となるように変化しました。

今まで、他に置き換えられないと考えられてきた熟練の経験と勘がコンピューターに置き換えることが可能となったということです。

このことは、別の角度から見ますと差異化と標準化が同時進行するということです。


このことから学べるのは、住宅の場合でいいますと、大工さんよる造作、クロス職人によるクロス貼り、屋根職人による屋根ふき、設備屋さんによる配管工事などコンピューターによって作動するロボットによってますます専門化・細分化され、その結果、均一な部材ができ、それを組み立てて製品が完成するというイメージです。

大手のプレハブメーカーは、これに近いことをやっています。

どんどんコンピュータ化され機械化されていきますと、どんどん働く人がいらなくなります。そうなりますと、人々が体を使ってみんなで協力して働くことをしなくなると人間どんどん退化していきます。

やはり、科学の発達も便利や機械化だけを追求するのではなく、人間が人間として生きるということのバランスを見失ってはならないように思います。

これからは、よい商品、よいサービスを追及しながら地域社会全体の福祉も追及していかなければなりません。

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