スコットランドでしょう。
国家とは何か、考えさせられました。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 英の住民投票―国の姿を見直す契機に
・ 広島土砂災害―「よそごと」にしない
読売新聞
・ スコットランド 独立否決でも難題は残った(2014年09月20日)
・ 北の拉致報告 「初期段階」の説明は通らない(2014年09月20日)
毎日新聞
・ スコットランド 国家の進化につなげよ NEW (2014年09月20日)
・ 辺野古掘削調査 知事選まで作業中断を NEW (2014年09月20日)
日本経済新聞
・ スコットランドの投票が促す英国の変化
・ 女性の活躍へ保育拡充急げ
産経新聞
・ 拉致再調査 遅延で家族の心情弄ぶな
・ スコットランド 英国に留まってよかった
中日新聞
・ スコットランド 民意表明の尊さ示した
・ 高山市の“宣言” 旅は平和であってこそ
※ 全社、スコットランドが並びました。
朝日です。
「独立まではいかずとも、統治の権限を中央と地方とでどう分け合うかは、ほとんどの国にとって普遍的な課題でもある。
日本も決して無縁ではない。北海道や沖縄はじめ、地方分権を求める声は少なくない。日本と英国とで、何が共通し、何が異なるのか。
私たち自身も考えるきっかけとしたい。」
読売です。
「英国の面積の32%、人口の8%を占めるスコットランドが独立すれば、英国の国力低下は避けられなかった。英ポンド急落に伴う欧州経済への打撃や、核搭載潜水艦の母港移転による安全保障政策の綻びを招く恐れもあった。」
「独立反対が過半数を占めたのは、経済面や対外関係での悪影響への懸念が主な理由だろう。現実的な判断だったと言えよう。」
「今回の住民投票は、世界的な注目を集めた。民族主義などと結びついた自治要求が国際秩序をも揺るがしかねない、という問題意識が共有されたからだろう。」
毎日です。
「結果は英国残留。とはいえ投票者の実に約45%が、1707年のイングランドとの統合以来、続いてきた連合に終止符を打つ選択をしたのだ。」
「だが、通貨、国防、財政などさまざまな面で、残された側にも影響が及ぶ重大決定を、独立の当事者だけが担う手法は果たして公平といえるのか。今回、投票に参加した有権者の数は、英国の全人口の6%にも達しないのである。」
日経です。
「1707年にイングランドと統合したスコットランドは、1960年代以降の北海油田の開発をきっかけに独立機運を高めた。労働党のブレア政権下で独自議会が復活した。2012年には、保守党のキャメロン首相がスコットランド行政府のサモンド首相と住民投票の実施で合意した。
独立は否決されたとはいえ、英国の政治経済体制は変わらざるをえないだろう。イングランド中心の体制から、連合王国を構成する各地域の利害をこれまで以上に尊重する分権型への、変化だ。」
「だとしても、独立運動が偏狭なナショナリズムに陥ってはならないことを改めて印象づけた面もある。異なる考えの人たちと共生し、徹底した議論で現実的な解決を探る。そんな成熟した民主主義のありようも、スコットランドの住民投票は世界に示した。」
産経です。
「民族自決の原則は尊重されるべきだが、武力衝突が続いた北アイルランド紛争は記憶に新しい。分離独立機運の台頭を甘く見てはならない。同様の問題を抱える欧州の国々はくれぐれも安定が損なわれぬよう対応してもらいたい。」
中日です。
「独立をめぐる住民投票の結果、スコットランド市民は英国残留を選んだ。武力が介在する投票とは一線を画し、英国解体も懸念された歴史的選択を平和裏に進めた欧州の良識を評価したい。
僅差になるとの予想を覆し、有権者は明確な「ノー」を表明した。キャメロン首相は勝利宣言を行ったが、投票日間際のなりふり構わぬ残留働き掛け、最後はエリザベス女王の「慎重に」という異例の発言にも助けられ、「英国解体」を辛うじて免れたというのが実態だろう。」
例えば、沖縄の近くで海底油田が発掘されたとしたら・・・・
今でこそ、沖縄独立は非現実的ですが、油田が発掘され、かなりの税収が見込めるとしたらわからなくなります。
沖縄では、1879年の琉球処分以降に、実際に独立運動がありました。もとは琉球王国という独立国で、文化も日本と異なります。
勝手に空想してみましょう。
経済的には?
日本からの交付金はなくなる代わりに、米軍基地の借地料をそれ以上取ることができるかもしれません。日本にとっては米軍基地の大半がなくなるのは大問題だからです。
領海が広く、漁業権が手に入るでしょう。
サモアやトンガ、フィジーなど、南の島国が自立できていることを考えると、経済的には可能です。
東ティモールの例からわかるように、独立は、その住民と国際社会が認めるかどうかなのですから・・・。
スコットランドの人は、英国に残ることを選択しました。
英国は、スコットランドの自治を大幅に認めることになるでしょう。
「沖縄独立」なんてことが話題に上がらないように、日本政府は沖縄のことを大切に考えてあげなくてはなりません。
国家とは何か、考えさせられました。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 英の住民投票―国の姿を見直す契機に
・ 広島土砂災害―「よそごと」にしない
読売新聞
・ スコットランド 独立否決でも難題は残った(2014年09月20日)
・ 北の拉致報告 「初期段階」の説明は通らない(2014年09月20日)
毎日新聞
・ スコットランド 国家の進化につなげよ NEW (2014年09月20日)
・ 辺野古掘削調査 知事選まで作業中断を NEW (2014年09月20日)
日本経済新聞
・ スコットランドの投票が促す英国の変化
・ 女性の活躍へ保育拡充急げ
産経新聞
・ 拉致再調査 遅延で家族の心情弄ぶな
・ スコットランド 英国に留まってよかった
中日新聞
・ スコットランド 民意表明の尊さ示した
・ 高山市の“宣言” 旅は平和であってこそ
※ 全社、スコットランドが並びました。
朝日です。
「独立まではいかずとも、統治の権限を中央と地方とでどう分け合うかは、ほとんどの国にとって普遍的な課題でもある。
日本も決して無縁ではない。北海道や沖縄はじめ、地方分権を求める声は少なくない。日本と英国とで、何が共通し、何が異なるのか。
私たち自身も考えるきっかけとしたい。」
読売です。
「英国の面積の32%、人口の8%を占めるスコットランドが独立すれば、英国の国力低下は避けられなかった。英ポンド急落に伴う欧州経済への打撃や、核搭載潜水艦の母港移転による安全保障政策の綻びを招く恐れもあった。」
「独立反対が過半数を占めたのは、経済面や対外関係での悪影響への懸念が主な理由だろう。現実的な判断だったと言えよう。」
「今回の住民投票は、世界的な注目を集めた。民族主義などと結びついた自治要求が国際秩序をも揺るがしかねない、という問題意識が共有されたからだろう。」
毎日です。
「結果は英国残留。とはいえ投票者の実に約45%が、1707年のイングランドとの統合以来、続いてきた連合に終止符を打つ選択をしたのだ。」
「だが、通貨、国防、財政などさまざまな面で、残された側にも影響が及ぶ重大決定を、独立の当事者だけが担う手法は果たして公平といえるのか。今回、投票に参加した有権者の数は、英国の全人口の6%にも達しないのである。」
日経です。
「1707年にイングランドと統合したスコットランドは、1960年代以降の北海油田の開発をきっかけに独立機運を高めた。労働党のブレア政権下で独自議会が復活した。2012年には、保守党のキャメロン首相がスコットランド行政府のサモンド首相と住民投票の実施で合意した。
独立は否決されたとはいえ、英国の政治経済体制は変わらざるをえないだろう。イングランド中心の体制から、連合王国を構成する各地域の利害をこれまで以上に尊重する分権型への、変化だ。」
「だとしても、独立運動が偏狭なナショナリズムに陥ってはならないことを改めて印象づけた面もある。異なる考えの人たちと共生し、徹底した議論で現実的な解決を探る。そんな成熟した民主主義のありようも、スコットランドの住民投票は世界に示した。」
産経です。
「民族自決の原則は尊重されるべきだが、武力衝突が続いた北アイルランド紛争は記憶に新しい。分離独立機運の台頭を甘く見てはならない。同様の問題を抱える欧州の国々はくれぐれも安定が損なわれぬよう対応してもらいたい。」
中日です。
「独立をめぐる住民投票の結果、スコットランド市民は英国残留を選んだ。武力が介在する投票とは一線を画し、英国解体も懸念された歴史的選択を平和裏に進めた欧州の良識を評価したい。
僅差になるとの予想を覆し、有権者は明確な「ノー」を表明した。キャメロン首相は勝利宣言を行ったが、投票日間際のなりふり構わぬ残留働き掛け、最後はエリザベス女王の「慎重に」という異例の発言にも助けられ、「英国解体」を辛うじて免れたというのが実態だろう。」
例えば、沖縄の近くで海底油田が発掘されたとしたら・・・・
今でこそ、沖縄独立は非現実的ですが、油田が発掘され、かなりの税収が見込めるとしたらわからなくなります。
沖縄では、1879年の琉球処分以降に、実際に独立運動がありました。もとは琉球王国という独立国で、文化も日本と異なります。
勝手に空想してみましょう。
経済的には?
日本からの交付金はなくなる代わりに、米軍基地の借地料をそれ以上取ることができるかもしれません。日本にとっては米軍基地の大半がなくなるのは大問題だからです。
領海が広く、漁業権が手に入るでしょう。
サモアやトンガ、フィジーなど、南の島国が自立できていることを考えると、経済的には可能です。
東ティモールの例からわかるように、独立は、その住民と国際社会が認めるかどうかなのですから・・・。
スコットランドの人は、英国に残ることを選択しました。
英国は、スコットランドの自治を大幅に認めることになるでしょう。
「沖縄独立」なんてことが話題に上がらないように、日本政府は沖縄のことを大切に考えてあげなくてはなりません。