ドラクエ８の攻略 その７９

前回、ドラクエには回復ポイントが全くないと
書きましたが、この暗黒魔城都市の環状の街の
入り口に実はあります。といっても昨日書いた
ように何周かしますと、その回復ポイントも
消えてしまいます。回復できることをいいことに
あまり長居しますと、面倒なことになります。
ここは条件がクリアされることを第一に行動
したほうが良いです。幸い私はここ以前に
さんざん経験値稼ぎをしていたので、ここでは
あまり欲をかきませんでした。もっとも実入りの
よいモンスターが出ていましたら、どうなって
いたか、分かりませんでしたが。

ここから先に進む条件は特に難しくありません。
この環状の街を４周するだけです。すると
さらに地下へと下る階段が現れます。かなり
怪しい階段ですが、恐る恐る下っていきますと
ついに暗黒神ラプソーンが登場します。
この華やかな街が廃墟と変わっていき、そして
大ボス、ラプソーン登場に至る一連の流れは
実に見事に思いました。昨日も書きましたが
街が徐々に変わっていく様は、大変不気味です。
私は、こんな恐怖感のあおり方があったのかと
思いました。そんな恐怖の状態で大ボスの登場
ですから、もう嫌が応にも倒さなくてはいけない
敵に思えてきます。

ただ再三再四になりますが、よくよく考えて
みますと、この暗黒神ラプソーン実は大したこと
ありません。杖に身をやつし人間を操って
人を殺めたりもしましたが、実は７人しか
殺害していません。まあ実際において７人も
殺害していますと、とんでもない殺人鬼ですが
暗黒神の名を持つ者としては、いまいちです。
ですがゲームをプレイしている最中では、不思議と
こんなことには気が付かず、絶対に倒さなくては
と思い込んでしまいます。それはこういった
上手な演出によって、プレイヤーは思い込まされて
いるのかもしれません。

この暗黒神ラプソーン、人を操り七賢人を始末
していましたが、ここまで主人公に４回も敗れ
おまけに人間のマルチェロには、マインド
コントロールを封じられるという、迫力に欠ける
大ボスでした。私はそれが正直いまいちに感じて
いました。しかし何らかの意図を持っていて
そうなっていたとしたら。例えば残酷な描写を
なるべく避けたかったのならば。
しかしプレイヤーには打倒すべき相手だと
認識させるためにこのような演出が仕組まれて
いたならば、これは大変なことだと思います。
と考えるとこのドラクエ８、ただの人気シリーズの
一作品だとは思えなくなってきました。

つづく