やんやんブログ

ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略76

2010-05-31 23:25:34 | ゲーム攻略
昨日まで、ヘラクレスの栄光のシステムや物語に
ついて書いてまいりました。どちらも他のRPGとは
一味違う特徴をもっております。この両方を通し
言えるのが、自由度の低さです。システム面での
自由度の低さとは、あまりぴんと来ない表現かも
しれませんが、遊び方を固定されるという意味で
私は自由度の低さを感じました。また物語面でも
自由度は極端に低くなっています。プレイヤーに
よって展開を変更させることはほとんど不可能に
なっています。ここまで自由度の低いRPGも逆に
珍しいと思います。

物語面での自由度の低さは徹底しており、攻略記の
中でも書いたのですが、一旦町を出て何かしらの
イベントが発生すると、先へ進むしかありません。
ですから、町を出るときにはしっかり装備など
準備しなくてはなりません。他のRPGならば色々な
町を行ったり来たりして、アイテムを買い揃える
ことができますが、ヘラクレスの栄光ではそれが
一切出来ません。あるアイテムを買い漏らして
しまうと、もう二度と手に入らなくなる可能性も
あります。私は幸いそのような状態になったことは
ありませんが、町を出る時はその前に必ずセーブを
するようにしていました。

これだけ自由度が低いために、逆に物語の途中で
次に何をすれば良いか迷うことはありません。
謎解きをする必要もほとんどありません。その点
とても楽にゲームが進められます。また必要以上に
レベルアップをしなくても、攻略できない敵もほぼ
存在しません。その分、補助魔法などを駆使する
必要がありますが、敵が倒せないということには
一度も遭遇しませんでした。ダンジョンについても
ほとんど一本道で、迷うことがありません。

RPGに慣れた人ならば、物足りなさを感じるほど
だと思います。かといってレベルアップを徹底
しようと思っても、戦闘のテンポの悪さに加え
イベントが発生すると不可逆となる物語進行で
それもほぼ許されておりません。このヘラクレスの
栄光の楽しみ方としては、制作者側の意向に身を
委ねて、展開される物語をしっかり味わうという
のが、正解のような気がします。この点においても
人によって好き嫌いがはっきり出るかなと思います。
ゲームのこうした部分は、なかなか人に伝えるのも
難しく、お勧めするのが難しいゲームだと思います。

つづく

フィギュアこうなりました4

2010-05-30 21:21:21 | フィギュア
4基目になります。後半になります。

昨日はコトブキヤのシャイニングウインド
シリーズを掲載しましたが、今日はそれ
以外のシャイニングシリーズをまとめた
区画をご紹介です。写真左のシーナカノンが
今回追加となっています。シャイニング
シリーズは各社から、発売されていますが
良い出来のものが多いと思います。ただし
ホウメイだけは、コトブキヤから発売されて
おらず、なかなか良いものがないように
思います。発売が待たれるところです。


この一角は、昨年末時にはなかったものが
ほとんどとなっています。目玉なのは中央
ヴィレッタ・ヌゥです。私はこのヴィレッタ
ヌゥがかなり気に入っております。しかし
このフィギュアが持つ雰囲気と、一緒に飾る
フィギュアがなかなか合いません。いろいろ
フィギュアを持っているのですが、どれと
合わせてもしっくりきません。不思議なこと
ですが、今回どこに飾ろうか一番悩みました。
コードギアスシリーズのフィギュアと飾れば
良いのかもしれませんが、あまり良いものが
なく、これからも悩みそうです。

フィギュアこうなりました3

2010-05-29 20:42:06 | フィギュア
北海道での思い出も遠い過去になりつつ
ありますが、今回は3回目になります。
3基目はこうなりました。


先週も書きましたが、フィギュアを集め
始めたときは、ここまで集まるとはとても
考えておりませんでした。昨年末から一体
ゼクティアインが追加になっています。
ゼクティは最近、戦闘服バージョンに加え
ゼクティイブも発売されました。いずれは
これらもコレクションに加えたいものです。


こちらも大阪を追加し、収納している数を
ぐっと押さえ5体にしました。大阪は本来
浮き輪を抱え込むようになっているのですが
足が固くて外せず、破損を恐れてはめては
おらず、横に置いてあります。皆さんは一体
どうやって外されたんでしょう。気になります。

ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略75

2010-05-28 22:29:08 | ゲーム攻略
RPGはストーリーも重要ですが、ヘラクレスの
栄光は、これも特徴的です。まずスタートから
変わっています。普通ならば、世界の危機や
倒すべき存在が登場するのですが、それが全く
ありません。主人公は自分探しのたびをするだけ
です。また特異なことに、この自分探しの旅が
中盤まで続きます。小さな事件やエピソードは
挿入されていますが、全体を通しての物語は
序盤にはほとんどありません。主人公たちは
幾人かの仲間を加えていきますが、だらだらと
なりゆきで旅を続けていきます。

また変わっているのが、特に世界は破滅の危機に
あるわけではないということです。途中で荒れ
果てた村も登場しますが、世界はいよいよ絶望
的な状況という感じにはなりません。物語終盤
には、世界が破滅の危機にあるとカッサンドラ
から聞くことができますが、実はその危機という
のが、ゼウスの怒りがそうさせるだけであって
ゼウスは敵ではありません。普通の物語である
ならば、世界を終わらせようとするのは大抵
悪役の仕事ですが、この物語では違います。
主人公はゼウスの怒りをなんとか回避しようと
ゼウスの考えを慮って行動します。

確かに終盤にはテュポーンやアゴンといった
分かりやすい敵が登場しますが、彼らには
世界を滅ぼそうというよりも、アテナイ王家や
ゼウスへの復讐心の方が強くなっています。
ではこの悪役たちの標的となっているゼウスは
というと、物語の最後にしか登場しません。
私が思うに、ゼウスにとってはアゴンは勿論
テュポーンさえ大した敵と認識してなかったの
ではないでしょうか。いざとなれば、自分の
作った世界を破壊するだけ。自分たちで何とか
できるならしれみろ、そういった姿勢で地上を
眺めていたのかもしれません。

そんな神ゼウスに対して、主人公たちは全く
反乱するそぶりは見せず、必死に世界をこの
ままで保とうと努力します。一般的なRPGとは
構図が全く異なります。こういう状況は一般
社会でもよくあることです。ライバル会社や
顧客との価格交渉よりも、自社の社長への報告や
気まぐれな発言に振り回される一般社員の姿を
私は重ねあわせてしまいました。そして最後の
ゼウスの一言。もう少し生かしといてやるか
役員室の奥で交わされる言葉のようです。
それを思うと非常に悲しい物語です。

つづく

ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略74

2010-05-27 22:31:51 | ゲーム攻略
昨日はヘラクレスの栄光のテンポの悪さについて
色々書きました。しかしただテンポが悪いだけの
ゲームではありません。その分の面白さがあります。
それは戦闘モードの戦術性の高さです。攻略記にも
何度か書きましたが、エーテルというシステムが
あるため、どの敵に攻撃すべきかをしっかり考えて
指定する必要があります。また効率的に倒すため
には、強化魔法や相手の能力を下げる魔法を駆使
していかなくてはなりません。おそらくいい加減に
戦闘をしても何とかなるとは思うのですが、その
ためには、相当なレベルが必要となります。

昨年、大ヒットしましたドラゴンクエスト9
私もドラクエシリーズは大好きです。広い層
から支持を集めるゲームです。これだけ広い
層から人気を集めるには、やはり分かりやすい
システムや快適な操作性が必要だと思います。
実際、私もドラクエをプレイしていますと
戦闘も非常にテンポ良く進行し、ストレスを
全く感じません。この快適な操作性があるため
私は戦闘を繰り返し、レベルを必要以上に上げて
プレイするのですが、ヘラクレスの栄光では
それが出来ませんでした。

ほとんどのRPGではドラクエシリーズのように
必要以上にレベルを上げてプレイしているの
ですが、ヘラクレスの栄光では常にぎりぎりの
状態でゲームを進めることになりました。その
ために、補助魔法をしっかり使った進め方を
せざるを得ませんでした。そのおかげで普段
とは違うRPGの楽しさを味わえました。ボタンを
ポンポン押すだけで戦闘に勝利できる気軽さは
ありませんが、その代わりの楽しさは十分に
ありました。といっても、他のゲームでも同じ
ようには多分進めないと思います。

ヘラクレスの栄光では、システムの絡みから
このような進め方が半ば強制されています。
ですから、もしこのシステムが合わないと
思われたならば、避けられたほうが良いと
思います。合わないゲームを購入してしまう
ほど不幸なことはありませんが、だからと
言って、ヘラクレスの栄光は悪いゲームでは
ありません。戦術性の面白さを追求した作りに
なっていますので、はまる人にはたまらない
ゲームになると思います。

つづく

ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略73

2010-05-26 23:43:33 | ゲーム攻略
昨日で一通り、ヘラクレスの栄光の攻略を終えました。
ヘラクレスの栄光は2週目以降、多少の追加要素がある
ようですが、私は1週でゲーム終えました。そこまでの
感想になりますが、あと数回はゲームを通していくつか
気づいた点、印象に残った点を綴っていきたいと思い
ます。まずはゲームの基本的な操作性などについての
感想を書きたいと思います。

すでに攻略記に何回か書きましたが、このヘラクレスの
栄光は、とにかくテンポがよくありません。特に敵との
戦闘モードでは顕著で、ボタンをポンポンとリズム良く
押して、戦闘に勝利することはありません。操作する
キャラクターの行動、攻撃対象を細かく指定する必要が
あります。これは戦術性の高さとトレードオフの関係に
あるため、仕方のない部分もありますが、それにしても
テンポが悪すぎるような気がしました。RPGではとにかく
ザコ敵を倒し、十分すぎるほどレベルを上げる私ですが
テンポが悪いため、ザコ敵戦を繰り返す気になれません
でした。

また細かな指定が必要なだけでなく、盛り込まれた
様々な要素も、テンポを悪くする要因となっていたり
します。例えばタッチペンで操作することで、攻撃
効果を高める魔方陣というシステムも、そういう面を
持っています。このシステムの一番の難点は、タッチ
ペンでしか操作できないことです。攻撃の細かな指示は
十字キーとボタンで出来るのですが、魔方陣は前述の
通り、入力方法が限られているので、持ちかえる必要が
生じます。DSの特徴的な入力方法を活かした作りと
言えるのですが、面倒さの方が強く感じます。では
攻撃の指示もタッチペンで行えばよいようなものですが
それはそれでミスタッチなどがあり、十字キーで指示
したほうが便利だったりします。私の感想としては
十字キーとボタンだけに統一したほうが、操作性は
良かったと思います。

反面、物語としてのテンポは淀みもなく、とても
心地よかったです。逆の作用として自由度が極端に
低いというよりも、ほとんど無いに等しいのですが
私はこれくらいでも、良かったと思います。また
終盤にかけての展開の速さは、よくよく考えると
不思議な点もいくつかあるのですが、そんなことを
感じさせないようになっています。これはとても
優れた演出に思いました。

つづく

ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略72

2010-05-25 23:57:35 | ゲーム攻略
昨日は主人公が人形なのか、ダイダロスの息子
なのかということを書きましたが、物語としては
そのあたりがクライマックスとなっています。
実はこのあと、テュポーンとの最後の戦いとなる
のですが、そこはRPGのお決まりであって、それに
勝利し、世界に平和が訪れるといった内容になって
います。あとはその後日談が続きます。物語の構成
としては、最後がいちばん盛り上がるところですが
ヘラクレスの栄光では若干山場がずれています。
その点も非常に特徴的に思いました。

ただこの後日談には、見逃せない場面があります。
もろもろの騒動の大元である、ゼウスの登場です。
ゼウスはアストレアと共に登場し、主人公の処遇に
ついて語ります。またこれがお決まりのように大変
傲慢な物言いです。どういう決定が下されたのかは
伏せておきますが、物語を通して印象付けられる
ゼウスそのままです。深読みするならば、主人公は
ダイダロスによって作られた人形の可能性があるの
ですが、人間にしてもゼウスからすれば、気まぐれに
作った人形のようなものであり、主人公をどう処遇
するという話も、そのまま人間をどうするかという
話に読み替えることが可能です。

これまで色々なRPGを遊んできましたが、いずれも
友情や家族愛、正義や希望、勇気といった言葉が
テーマとなりますが、ヘラクレスの栄光ではそんな
キーワードは存在感がとても希薄です。物語でただ
描かれているのは、大いなる力を持った神の許で
ひたすら振り回される人間の哀れさに感じました。
それは主人公しかり、敵役となったアゴンもしかり
です。息子の死体にヘラクレスの魂を導き、復活
させようとしたものの、ただの人形に魂が宿って
しまったダイダロスも、また哀れな人間の一人で
しょう。

主人公と旅を共にした、ロコス、シュキオン達は
当初の目的であった自分探しに成功はしましたが
その結果、幸せになったわけではありません。登場
人物中、明らかに幸せになったのは、ただ一人。
王女として登場しながら、途中でその座をあっさり
譲り、ディロス将軍と結婚したピアザだけです。
それ以外、特にガズス船長、ヘロン、アキレスは
命さえ保てませんでした。自ら好きなように生き
幸せをつかんだことピアザと、彼らには激しい差が
あります。ここまで無情さを感じるRPGは、これまで
見たことはありません。この点、非常に印象的な
作品でした。

つづく


ヘラクレスの栄光 魂の証明 の攻略71

2010-05-24 23:10:46 | ゲーム攻略
へファイトスに剣を鍛えなおしてもらい、改めて
回廊を先に進みます。しばらく進みますとついに
テュポーンを発見します。テュポーンもこちらを
発見したのか叫び声をあげますと、回廊が崩れ
主人公とダイダロスだけが崩れかけた部分に取り
残されてしまいます。ダイダロスと主人公といえば
親と子の関係があるのか、無いのか微妙な間柄です。
もし主人公が人形であれば、ダイダロスは何とも
思わないのでしょうが、彼は主人公をロコスたちが
待つ岩場へ、主人公を投げ飛ばします。

こうして主人公は助かるのですが、ダイダロスは
と言いますと、残念ながら助かる望みはありません。
足場は脆くも崩れ、溶岩の中へと沈んでいきます。
最後にダイダロスは主人公に向かって、もう飛ぼう
なんて考えるなと言ったあと、それを改め、好きな
ように生きろと叫びます。ダイダロスはこの言葉を
残し、溶岩の中に消えていきました。終盤にかけて
どんどん登場人物が亡くなっていきます。まるで
Zガンダムのようです。

こうしてダイダロスは、主人公を最後まで息子と
認めることなく、死んでしまいました。最後の場面
でも息子とは呼びかけず、主人公を人形として扱い
声をかけています。不思議なのですが、なぜ彼は
主人公を最後まで息子と認めなかったのでしょうか。
最後の言葉は、あえて人形として呼びかけた可能性も
ありますが、そこまで息子と呼びかけないのは何故か
私は不思議に思いました。ヘラクレスを騙し、その
力を利用して息子を復活させようとしたことは既に
皆にばれております。であれば、本当に息子である
ならば、それを隠す必要もないように思います。
人それぞれに解釈はあると思いますが、私はこの
主人公は本当に人形だったのではと思います。

主人公は果たして人形なのか、ダイダロスの息子
なのか、物語でははっきり描かれていないので
どちらにも解釈は可能です。物語序盤では夢の
中に、ダイダロスの息子としての記憶が残されて
いるような描写がありますが、それを含めても
人形か息子なのかは、はっきりしないと思います。
実はダイダロスにも分からなかった可能性もあり
ます。外見は人形ながら、自らの息子の魂の存在を
感じたのかもしれません。確信を持てなかったから
こそ、最後の言葉も自分の息子へのような、そう
ではないような曖昧な部分を残した表現を残した
ものになったのかもしれません。

つづく

フィギュアこうなりました2

2010-05-23 23:43:45 | フィギュア
昨日に引き続き、私のコレクションをご覧いただこうと
思います。本日は2基目上段からになります。


こちらは武器を携えた、実に勇ましい姿のフィギュアを
集めてみました。冬の頃より、右奥へエル・カザドの
ナディが追加になっております。ここはわずか4体ながら
皆武器を構えており、スペースを食うものが多く、ほぼ
一杯一杯の状況です。見やすくするため、奥にはひな壇を
入れたいところですが、戦姫の槍のおかげで逸れも適わず
思案のしどころです。


2段目はアイドルマスター関連で固めてみました。
アイドルマスターといえば、メガハウスからの
ものが欲しいところですが、少し値が張るため
一体も入手できていません。シンプルなラインは
フィギュア向きで、出来が良いと思うので今後
縁があれば増やしていきたいところです。


最後は一番下、こちらも実に微妙な変化ですが
フォーチュンアテリアルの東儀白を加えています。
このフィギュアは実に特殊で、柱の影に隠れて
いるのがデフォルトです。どうやってもあまり
見やすくならないので、後ろに配置しました。
出来は悪くないのですが、なんとも勿体無い
一体です。

フィギュアこうなりました

2010-05-22 01:24:29 | フィギュア
もうずいぶん昔のことにように思います。北海道での
フィギュアの入れ替えを行いましたが、その結果を
詳しくレポートしたいと思います。細かな移動はかなり
あったのですが、それらは省略しまして、新たに追加
した区画だけにしたいと思います。まずはこちら。


こちらはかなり入れ替えを行いました。右の奥に
あります蒼井ミナモがコレクションに追加しました。
躍動感と明るさのあるフィギュアを揃えてみました。
といっても作品はバラバラで統一感はゆるめになって
おります。さらに全体的に収納数の余裕があるので
何となく寂しい感じです。もう少し手を加えたいなと
思っております。


こちらはシュラキシリーズが全て揃いました。最後に
コレクションに加わったのは柳妹鳳です。他はかなり
余裕があるのですが、ここはやはり詰まった感じに
なってしまいました。フィギュアを集め始めたときは
ここまで揃えられるとは思わなかったのですが、遂に
集まってしまいました。後から思ったのですが、ここは
ひな壇を入れるべきでした。夏のお楽しみとしてます。