やんやんブログ

ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

プレステソフトもまだまだ

2008-04-30 23:59:13 | ゲームにまつわるコト
ゴールデンウイークも始まりましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。私は
カレンダー通りの休日を過ごしています。
せっかくの休日ということで昨日は近所の
ゲーム屋さんに出かけてきました。
このゲーム屋さん、いわゆる大型複合店
ではなく、昔ながらのゲーム専門店です。
売り場の面積は、中古ソフトが主に陳列
されておりますが、新品さらに攻略本なども
取り扱っています。勿論ハードも取り扱って
おり、中には懐かしいスーパーファミコンや
ネオジオポケットなども、並べられています。
連休の前半ということもあり、昨日はまずまず
お客さんが入っていたように思います。

さてこのようなゲーム屋さんは、どうしても
売り場の面積は大型店に比べると小さめです。
そのため、レイアウトは比較的、短期間に
変更されています。売れる商品はやはり
それなりの場所に置かなくては、折角の
チャンスを逃しかねません。こういったお店に
とってレイアウトは、非常に重要な問題だと
思います。それだけに、このレイアウトを
吟味しますと、今売れているものは何かが垣間
見えて来るような気がします。

で、今お店に入って一番目に付くところに
あるのは、やはりDSとWiiですね。この棚が
3つほどありまして、その奥がPS2と3の棚に
なっています。さらにその奥がXbox360の
コーナーとなっています。そしてそれを取り
囲むように、古いゲーム機用ソフト、例えば
64であったり、ゲームボーイ用ソフトが
並んでいます。ここでまず思ったのが、PS2の
売り場面積の大きさです。この棚はPS3と共用
となっていますが、ほとんどがPS2用となって
おり、この広さはWiiとDSの棚とほぼ同じ面積を
保っています。未だに根強い人気があるのですね。

もう一つ思ったのが、プレステ用ソフトの棚の
小ささです。以前見たときよりも、さらに
小さくなっていました。PS2のこの根強い人気と
比較すると、実に寂しい限り。あれだけの隆盛を
誇っていたソフト群が、これほどになるとは。
まさに盛者必衰の理を表すといった感じです。
ただこれだけPS2が人気であるならば、当然
プレステソフトが遊べる環境も整っているはず。
そしてプレステにも、まだまだ遊べるソフトが
眠っています。今はただ陳列されているだけ
ですが、売り方一つで例えばおすすめコメントを
つけるなど、ゲーム専門店らしさを出せないものか
と思いました。ちょっと勿体無い感じですね。

世界はあたしでまわってる

2008-04-29 23:14:43 | ゲームにまつわるコト
またまた発売延期をしてしまった「大奥記」
本当に発売される日は来るのでしょうか。
グローバルAの公式サイトでは、2008年春と
なっていますが、うっかりするとすぐに春は
終わってしまいます。一体どうなることやら。
そんなことを尻目に、同じグローバルAの
手がける後発ソフトが、続々と発売日を決定
しています。DS用ソフト「世界はあたしで
まわってる」
もそんな一本です。
発売日は6月12日。ここまではっきり決まって
いる訳ですから、どう考えてもこちらの方が
先になりそうですね。

さて、その「世界はあたしでまわってる」
ですが、これが公式サイトを見てみますと
なかなか面白そうです。
日本語的に少しおかしいような感じもする
タイトルですが、ゲームの内容はこれが
そのままといった感じになっています。
基本は何の変哲もない、普通のRPGですが
一言で言って、システムが独創的。内容を
見ていて驚いたのですが、ワールドマップの
コマンドに「地形が気に入らない」なるものが
あるのです。いくらわがままなお嬢様とはいえ
そこまでの力を持つとは。まるで涼宮ハルヒの
ようですね。

今はまだサイトの内容も全て埋まっておらず
今後どういったものになるか、はっきり
しませんが、非常に興味を惹かれました。
ただ一つ気になったのが、これは男性・女性
どちらを対象に作られているのかということ
です。正直「世界は私を中心に~」を本気で
描かれていると、正直引いてしまいます。
最近、奥さんが見ている「イタズラなkiss」を
私も見ているのですが、ついていけません。
金ちゃんが哀れすぎます。「みゆき」における
間崎竜一に近い存在だと思うのですが、それと
比較すると非常に対照的です。

それはさておき、主人公が女性で我侭さらに
お嬢様というと、「暴れん坊プリンセス」を
思い出します。あの作品とは、また全然
違う雰囲気ですが、今回プレイヤーが操作
するのも女性キャラとなります。それを
男性がプレイするという、ねじれ現象も
なかなか興味深いです。「どきどき魔女神判」
とはまた違った気恥ずかしさがあるような
感じがします。他にも色々と気になる台詞が
並んでいますが、実際はどのようなゲームに
なるのか、楽しみな一本です。


上海のフィギュア事情

2008-04-28 23:57:18 | フィギュア
全てを読むには会員登録が必要なのですが
日経ビジネスオンラインはいつもなかなか
面白い特集を行なっています。ほとんどは
経済の、いわゆるお堅い話なのですが、中には
くだけた感じの、私の好きそうな分野を特集
として取り上げることもあります。最近では
中国でのアニメやゲーム、サブカルチャーの
特集があります。普段はあまり読まないのですが
今回はフィギュアの特集ということで、興味を
惹かれ、さっそく読んでみました。今回
インタビューを受けていたのはアルター上海。
アルターはフィギュアの企画・製造・販売を
行なっている、有名な会社です。そのアルターが
上海にお店を構えているのですね。ちなみに
当地に出店して3年になるそうです。

まず興味深かったのは、物の流れ方についてを
語っているくだりです。これまでは日本の
売れ残りを香港へ、さらに売れ残ったものが
中国・上海に回っていたそうです。しかしこの
アルター上海では、中国で生産したものを香港に
もっていき、そこでハンドリングを行い各地に
分配するのだそうです。つまり数量の問題は
あるものの、日本でも上海でもほぼ同時期に
欲しいフィギュアが手に入るのですね。
さすがは大都市上海です。これでいつ上海転勤を
命ぜられても安心ですね。ただしかし、お値段も
日本と同水準、さらに関税の関係で日本よりも
高くなっているそうです。

そんな状況ですら、現状で中国でのメインとなる
層には、なかなか入手できないもののようです。
そこで出てくるのはニセモノ。中にはとても精巧に
出来たものもあるようで、メーカー側は注意を
喚起するチラシを配布したりと対策に追われている
ようです。しかしもう一つ、面白いのがここから
です。その注意のチラシを現地の粋人たちは
食い入るようにそれを見ているのだそうです。
さらに店に鑑定を持ちかける人もニセモノには
相当の注意を払っているのですね。粋人はどこの
国でも、審美眼の研鑽に余念がないようです。

さてこのように、大変熱心な層が中国において
確実に存在します。その層の上限はまだ40代
ですが、今後は確実に膨らんでいくでしょう。
そして今はまだそういった趣味に費やすことも
難しいでしょうが、近い将来気軽に購入する人も
増えるでしょう。となると日本でも懐かしの
玩具に高額な値段がつけられることもあり
ましたが、今後中国でもそんなことが起こるかも
しれません。そのとき高額な値段がつけられる
可能性のある商品が日本では今、手に入ります。
中国だけではありません。欧米などでも将来
これら日本のフィギュアを求める人が多く現れる
かもしれません。今4~5千円のものが、将来
家宝になることも。だから朝比奈みくるメイドVer
買ってもいいよね!

バスむすめ

2008-04-27 23:46:41 | フィギュア
昨日秋葉原に出かけたのですが、その
目的の一つがこの「バスむすめ」でした。
「バスむすめ」は実際のバス事業者で
採用されている制服を着たフィギュアです。
トミーテックから発売されていますが
トミーテックといえば、「鉄道むすめ」
この「バスむすめ」も、それに連なる
シリーズですが、イラスト担当が異なり
宙花こよりさんとなっています。
4月26日に発売となっており、さっそく
私も2個ほど購入してきました。価格は
1個525円となっております。

ちなみに今回のラインナップは、はとバス
から「大田ぴあの」長野のアルピコから
「松本あずみ」帝産バスの「祇園あおい」
大分県から亀の井バスの「鶴見かんな」
徳島バス「佐古よしの」そして富士急の
「山中かえで」さらにシークレットで同じく
富士急の「大月みーな」の6種が用意されて
いるようです。
この中での私の狙い目は、黄色い制服が
派手な、はとバスの「大田ぴあの」です。
やはり馴染みもありますし、黄色い旗も
いかにもバスガイドといった感じで良好です。
それに比べると、同じく旗を手にした「佐古
よしの」以外は、ポーズもおとなしく少し
地味な印象です。

ということで「大田ぴあの」狙いで、2つ
購入したのですが、最近セット買いばかり
していたので、自信がありません。そこで
同行したうちの奥さんの力を借り、一つ
ずつ買うことにしました。お互いが「大田
ぴあの」をイメージして、つまんだ2個。
楽しみにしながら帰宅し、早速開けて
みました。まずは奥さんが選んだのがこちら。

きました、見事「大田ぴあの」です。
女の勘はさすがです。いきなり狙い通りの
ものがきて、肩の荷が降りたところで私が
選んだ方を開けてみました。結果がこちら。

おおぅ、またしても「大田ぴあの」しかしよく
見ると、かばんを提げています。幸いなことに
別バージョンでした。どうやら二人とも勘が
さえていたようです。

さて図らずも2パターンの「大田ぴあの」を
手に入れることができたのですが、この
「バスむすめ」もなかなか良いですね。
この後「鉄道むすめ」と一緒に飾ってみたの
ですが、いかにも制服然として固い感じの
「鉄道むすめ」に対し「バスむすめ」は華麗。
「大田ぴあの」は特別ですが、鉄道にはない
雰囲気があります。
ただしかし、バスむすめのモデル対象は
ほぼバスガイドに限定されてしまいます。
バスガイドの存在は、普段の生活からは
少々離れており、はとバスのように馴染の
あるモデルもあまり数はありません。
今後の続編は期待したいですが、何を
モデル化するか、難しい選択だと思います。

スペランカーのソフビ人形

2008-04-26 23:50:00 | ゲームにまつわるコト
今日はあまり天気が良くなかったのですが
秋葉原に出かけてきました。秋葉原は最近
「アキバトリム」などがオープンし、また
一段と人が集まるようになったと思います。
居並ぶお店も、ますます多種多様となって
様々な人を集める、間口の広い街になりました。
と言っても、私が行くお店は決まっています。
今日も今日とて、フィギュアのお店を数軒
巡ってまいりました。今回はそこかしこで
「バスむすめ」などをいくつか購入したの
ですが、それは明日にしまして、今日はこちら
携帯電話の写真ですので、見づらいかと思い
ますが、最弱のヒーロー「スペランカー」です。

アソビットシティの店頭で、まず見かけたの
ですが、一目見ただけで「スペランカー」と
分かりました。こう見るとマリオと同じような
配色の服を着ていますが、特徴は何と言っても
頭に輝くヘッドランプですね。写真では右手に
付属品のフォトンブラスターを構え、ポーズを
取っています。なかなか格好も良いです。
しかし改めてみますと、「スペランカー」は
軽装備ですね。頭のヘルメットは良いのですが
足元は赤いゴム長ですね。冒険は計画的に。

さてこれはどこが作ってるのかと、家に帰り
まして検索してみますと、すぐ見つかりました。
こちらです。㈱プレッサントエンジェルズ
どこかで聞いたことがあるなと思いましたら
「ファイアーエムブレム」のフィギュアの
ところですね。vol.2はどうなったのでしょうか。
否、前言撤回。それはもう忘れましょう。
聞くところによると、それはそれは低率な
封入率のシークレットを生み出した悪名は
ネット上に今も残っております。特に私は
「ファイアーエムブレム」に思い入れを持って
いなかったので良かったのですが、愛着を
持っておられた方は、さぞ辛い思いをされた
ことでしょう。心中お察しいたします。

まぁそんな過去の話はさておき、今回の
「スペランカー」は、「オールドゲーム
ヒーローズ」というシリーズの第一弾。
すでに第二弾が予定されているようです。
その第二弾は「忍者じゃじゃ丸くん」
だそうです。発売日は未定のようですが
絶妙なツボをついてきますね。
私としては「忍者くん」の方がツボだったの
ですが、「じゃじゃ丸くん」も、覚えている
プレイした、という方も多いと思います。
再現度も高いので、楽しみですね。

魔界戦記ディスガイアDSまで2ヶ月

2008-04-25 22:20:59 | ゲームにまつわるコト
まだ2ヶ月先にの話になりますが、DSで
「魔界戦記ディスガイア 魔界の王子と
赤い月」が発売となります。これまで
日本一ソフトウェアは、DSにソフトを
供給してこなかったのですが、昨年の
7月に任天堂とDS向けソフトウェアに
関する諸々の契約を締結、その後約1年を
経て、第一弾がようやく発売となります。
予定では、「ジグソーワールド ~大激闘!
ジグバトル・ヒーローズ」も同時に発売
されるるそうです。こちらは名前の通り
ジグソーパズルのゲームとなっています。

しかし、何と言っても注目は前者のSPRG
「魔界戦記ディスガイア」でしょう。
日本一ソフトウェアは、SPRGに定評のある
メーカー。しかも代表的な「魔界戦記ディス
ガイア」とくれば、やはりやってみたいなと
思います。特に「史上最凶やり込みシミュ
レーションRPG」と題するほど、相当に
奥行きの深そうな作りは、嫌が応にも興味が
惹かれます。またこれまでPS系のハードに供給
されてきた日本一ソフトウェアのタイトルが
DSではどのようなゲームを作ってくるのか
その点にも興味が惹かれます。

ところで前述の通り、日本一ソフトウェアは
これまでPSに集中して、ソフトが供給されて
きました。それがここに来てDSへのソフト供給
となったわけですが、DS登場からはや4年を
経過しようとしています。その座を取って代わる
ほどの存在はないのですが、ブームはある程度
落ち着きが見えてきています。普通に考えれば
出遅れた感じがします。さらに同じくDSでは
10月に「ファイアーエンブレム」の発売が
予定されています。こちらもSRPGの人気作
一度始めてしまうと、プレイ時間は相当長期に
わたるので、3ヶ月早いといえども、強力な
ライバルだと思います。どこまで売れるので
しょうか。

ただ私もPS2で「ラ・ピュセル」を持って
おりますが未だにクリアしておりません。
最近は本当に据え置き機のゲームをじっくり
楽しむ時間がなくて、全く進んでいない現状
携帯機での発売は大変嬉しく思いました。
できれば「ラ・ピュセル」も、発売してもらい
たいものです。そのためにも、今回のこの
「魔界戦記ディスガイア」是非ともヒットして
頂きたいと切に願っております。

タイトーメモリーズ上巻26

2008-04-24 23:56:27 | 思い出のゲーム
これまで「タイトーメモリーズ上巻」に
つきまして、長らくその感想を綴って
きましたが、今日でとりあえずの締めと
したいと思います。
さて昨日も書きましたが、この「タイトー
メモリーズ上巻」大変お得な一本です。
安いだけでなく、収録されたどのゲームも
ハズレはありません。一本一本じっくりと
味わうことのできるゲームが揃っています。
但し、難易度は高めになっていますので
購入をお考えの方は、その点について少し
覚悟が必要です。

また全体的にはシューティング、および
アクションゲームの比率が高めになって
います。この点についても注意が必要です。
特に「スペースインベーダー」の続編に
あたるゲームが3本も入っているのは
いくら何でも多すぎのような気がしました。
驚くことに、同じ「タイトーメモリーズ」の
下巻でも、同様に続編作品が3本入っています。
まぁこれもタイトーの歴史、姿勢であることに
間違いないのですが、さすがにやりすぎです。
また「バブルボブル」系の面クリア型の
ゲームも多くなっており、この点も若干
バランスを欠いているように思いました。

しかし、これだけゲームがありますと
どうしても目移りしてしまいます。私だけ
かもしれませんが、どこかで詰まってしまい
進展しなくなると、すぐ他のゲームをプレイ
してしまいます。これは私だけなのかも
しれませんが、廉価版ではない方では
ある一定の時間をプレイしなくては遊べない
タイトルが用意されております。これは
ある意味、私のような浮気性対策なのかな
と思いました。もっとも、その隠しタイトルは
比較的有名な作品で、「タイトーメモリーズ」
内でも、目玉となるものが多く、さぞ不評を
買ったことだろうと思います。

さて「タイトーメモリーズ上巻」に限らず
このようなオムニバス形式をとるゲームは
大抵このように腰を据えてプレイしなく
なってしまいます。我ながら、これは大変
もったいないなと思うのですが、どうしても
根性がありません。ということで、とりあえず
最後までプレイし、エンディングを見られた
のは「プチカラット」のみという次第です。
本当はシューティングゲームのどれか一本
でもじっくりプレイできたら良かったのですが
今となっては、まさに後悔先に立たずです。

タイトーメモリーズ上巻25

2008-04-23 23:38:21 | 思い出のゲーム
前回までで、「タイトーメモリーズ上巻」に
含まれる25作品すべてを取り上げてきました。
今回からは、全体を通した感想を綴って
いきたいと思います。
まず端的に言いまして、非常にお得な一本だと
私は感じました。単純に考えても25作品が
詰まって5040円ですから、1作品あたりおよそ
200円。ベスト版にいたっては2940円ですので
118円。なんと缶ジュース並みとなっています。
ゲームセンターでのおよそ1プレイ分の料金で
ゲームが買えてしまうのですから、これは
本当に安いと思います。

また、ただ安いだけではありません。この
「タイトーメモリーズ上巻」に詰め込まれた
25作品には、ハズレはありません。私は特に
「クレオパトラフォーチュン」「メタル
ブラック」「プチカラット」の3作品がとても
面白く思いました。また「ダライアス外伝」や
「バブルボブル」「スペースインベーダー・
カラー」などの名作は、資料的価値も高いと
思います。私はほとんどのゲームについて
プレイした経験が無く、思い入れもほとんど
ないのですが、それでも十分楽しめました。
ベスト版の値段なら、買ってもいいかなと
思いました。

ただ「キャメルトライ」や「サイバリオン」
といったゲームは、コントローラーによって
面白さが左右されます。特に「サイバリオン」
に関しては、標準のPS2のコントローラーでは
操作がかなり難しくなります。この辺りを
考慮されたチョイスがなされても、良かったの
ではないかなと思いました。
もう一つ残念だったのが、サウンドテストの
モードがなかったことです。タイトーはゲーム
ミュージックでも高い評価を集めており、今回
収録されたゲームにも、名曲がたくさん含まれて
います。サウンドテストモードによって自由に
BGMが聞けるようになっていれば、さらに高い
評価を得ていたのではないかなと思いました。

と少々残念な点もありますが、それを差し
引いても十分価値のある一本だと思います。
ただ、この「タイトーメモリーズ上巻」に
含まれているゲームは、いずれもアーケードを
その出自としています。となると自然、ゲームの
作りも短めになっています。そんなゲームを
どっしりと構える、据置機でプレイする
というのは正直つらい感じもしました。
ですから、ちょっとの合間に簡単に始められる
PSPで発売された「タイトーメモリーズポケット」
の方が、こういったオムニバス形式のソフト
にとってより良い形だと思います。

タイトーメモリーズ上巻24

2008-04-22 23:56:32 | 思い出のゲーム
昨日は「嗚呼栄光の甲子園」のみでしたが
今回は一気に行きたいと思います。まずは
「ルナーク」です。こちらは1990年に登場
した横スクロール型アクションゲームです。
カプコンの「ファイナルファイト」の
ようなゲームです。といってしまうと
それまでなのですが、面白いのは設定です。
大概のゲームは、恋人がさらわれた等の
理由付けが行なわれるのですが、この
「ルナーク」は一味違います。戦闘の目的は
動物愛護のため。この目的のためにいきなり
ロケットランチャーを密猟者にぶっ放すという
かなり過激なことをしでかします。また敵の
密猟者も、ど派手なスーツの女性が大量に
現れるなど、よく分からない連中ばかり。
ゲーム自体は真面目で悪く言えば平凡ですが
設定で大笑いできるゲームです。

「ライトブリンガー」も同様なアクション
ゲームとなっております。但しこちらは
横スクロールではなく、斜め上から見下ろす
形のクオータービュータイプとなっています。
さらに舞台も、剣と魔法のファンタジックな
世界となっています。よく言えば「ルナーク」
よりもさらに真面目に作られた感じです。
悪く言えば、それまでといった感じもします。
登場は「ルナーク」の4年後の1994年。この
「タイトーメモリーズ上巻」の中でも比較的
新しい方のゲームです。そのためかキャラも
大きく、派手に動きます。しかしながら94年
ともなると、この手のゲームは少なくなって
いたように思いますが、タイトーはかなり
引っ張ったのですね。

残すところは、あと2作品です。両方とも
シューティングになります。
まずは「グリッドシーカー」です。こちらは
縦スクロールとなっています。このゲームの
特徴はタイトルにあります「グリッド」の
存在です。いわゆるバリアのような役割を
果たし、敵の弾を吸収、それをボムに転化
することができます。但し、これに頼り
すぎると、あっという間にゲームオーバーと
なってしまいます。まぁそれは私が下手な
ためでもありますが。やはりというか少し
難易度が高めに感じました。

さて最後の一本は「メタルブラック」です。
こちらは横スクロールになっています。
このゲームを初めて、最初におやっと思った
のが、画面に漂う浮遊物です。敵の弾かな
と思ったのですが、実はこれがパワーアップ
アイテムです。これがたくさん飛んできます。
これを回収していくと、自機のビームが強化
され、さらに溜め込んだエネルギーを一気に
開放すると、ボムの役割を果たします。
それ以外にも突然3Dになるボーナスゲームが
挿入されていたり、ぬらぬらと動く地球儀の
背景等、かなり凝った演出も特徴的です。
当時人気もかなりあったようで、それも納得の
出来だと思いました。

タイトーメモリーズ上巻23

2008-04-21 23:51:15 | 思い出のゲーム
タイトーメモリーズ上巻」も残すところ5作品と
なりました。、まずは「嗚呼栄光の甲子園」です。
名前のとおり、高校野球をベースとしたスポーツ
ゲームです。スポーツというのは、ゲームの中
でも一ジャンルを形成し、キラータイトルが数多
存在するジャンルです。しかしこの「タイトー
メモリーズ上巻」を見渡してみても、スポーツと
呼べるタイトルは「アルペンスキー」とこのゲーム
のみ。シューティングやアクションと比較すると
非常に寂しい陣容です。そもそもタイトーの
スポーツゲームというと、「ハリキリスタジアム」
くらいで、これもあまりぱっとしません。

思うにスポーツを題材にしたゲームというのは
ハードの進化と共に、リアリティを追求して
きました。ファミコン時代隆盛を誇っていた
ファミスタが、パワプロに主役を奪われたのは
リアリティの差にあったと思います。
それ以前にも、赤鬼ボブ・ホーナーはバントでも
スタンドインという、一切の物理法則を無視した
ファンタジックベースボールを展開した、かの
「燃えプロ」もクソゲーの名をほしいままに
しました。まぁこの場合は、リアリティを一見
追求しているものの、明後日の方向に向かった
ためでもあるのでしょうが。ことスポーツ
ゲームはとにかくリアリティが尊ばれる風潮に
あると思います。

そこで、この「嗚呼栄光の甲子園」です。
タイトーらしいというのか、良い意味で
真面目に野球をしていません。この辺りに
タイトーの姿勢というものが、なんとなく
見えてきます。例えば前述の「燃えプロ」
これはジャレコですが、こういった物理法則
一切無視というのは、リアリティに欠けますが
逆を言えば、ゲームならではと言うことも
出来ます。今はもうこういったゲームは
現れそうにないですが、一本くらいあっても
いいと思います。

まずスポーツを基にしたゲームが少ないという
ことから、タイトーがこういったリアル志向に
抵抗していると捉えるのは、うがち過ぎでしょうか。
またそれを作るにしても、何かしらオリジナルな
要素を加える、つまりリアリティの追求よりも
現実離れをしたゲームならではの要素を加えて
いく志向が感じられます。
ゲームとは何か、という問いは非常に難しいもの
ですが、タイトーがどう考えているか、少し
分かったような気がします。