やんやんブログ

ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

Shinobi その31

2006-11-30 22:57:53 | ゲーム攻略
いろいろありましたが、ともかく5-Aを終了
いたしました。普通ですと、ここから5-Bが
スタートするのですが、この5-Bはちょっと
様子が異なります。
前回も申し上げたとおり、篝を奪われてしまうの
ですが、その敵とそのままバトルに入ります。
つまりこれが中ボス戦で、そこに至る道中が全く
無いのです。これが5-B禄存の全てです。

さてこの中ボスですが、玄九蛇と言います。
名前に一文字入っている通り、蛇の化け物です。
しかし、顔は狐のお面のようになっています。
ペンギン村の住人に居そうなやつですね。
ただ、そんなほのぼのとした奴ではありません。
蛇の身体も気持ち悪いですが、言動も気持ちの
悪い奴です。
いきなり出てきたときには、「君が新しい悪食使い
かい?」と、訳知り顔です。
悪食というのは、朧の当主に受け継がれる伝統の
刀であります。そして朧は、治安維持のため
活動を続けてきた集団であります。その刀の
使い手を、こんないかにも悪の化身が知っている
というのは、よく考えてみればおかしな話です。
まぁこれが後々の伏線となっています。

さて攻略ですが、これも余り強い敵ではありません
でした。玄九蛇の主な攻撃は、白い冷気を放つの
ですが、攻撃の前に「これはかわせますか」と
一声をかけてくれます。いや、かわせますかと
言われれば、ジャンプやダッシュなどでかわさせて
頂きますよ。
加えて、このボスのお供をするザコ敵は蛇。
ということで、5-Aの時とは異なり、地面を
這い回っています。これを倒すのは、とても楽です。
さらに一箇所に固まって出現するので、殺陣を
決めるのにも好都合となっています。
注意すべきは、攻撃を加えるとワープするのですが
移動の前後に周囲から冷気が立ち昇り、これに
当たるとダメージを受けてしまいます。
これだけには注意が必要です。

さてこれを倒すと、第5ステージを終えてしまうの
ですが、なんともあっさりしたステージでした。
全ては5-Bの道中が無かったためですが
私としては、助かったとほっとしました。
やはり壁走りのプレッシャーは心理的にきつく
物足りないなとは、全く感じませんでした。
どうして、こういう処置を取られたのか、容量の
関係なのか、プレイヤーの救済のためか、はっきり
分かりませんが、よかったと思います。

つづく

Shinobi その30

2006-11-29 19:42:21 | ゲーム攻略
5-Aの中ボスを倒しますと、隈野神社の巫女である
篝を救出し、少しばかりのムービーが入ります。
ここで篝は、完全に意識を取り戻し、秀真と
これまでのいきさつ、ヒルコの狙いなどを話します。
そして恐るべき式神兵器の起動のキーとなる自分を
殺して欲しいと秀真に申し出ます。
ここで朧の当主にして、非情な忍者である秀真は
背負った悪食を抜き、篝をバッサリ…いきません。
巫女を切るなどしたら、国際保護条例違反で
本人は死刑、災禍は7代まで及びます。
それはともかく、あくまで秀真の任務はヒルコの
抹殺にありますので、関係ないと悪食を収めます。
と、ここまではいいのですが、この後秀真くんは
謎の行動をとります。

普通、か弱い女性と危険極まりない場所で出会ったら
皆様いかが致しますでしょうか。
たとえ自分は何らかの任務を遂行中であろうとも
出来る限り安全を確保できるよう、行動するはず。
秀真と篝が出会った状況が、まさにそれです。
特別な力を持った巫女と言えども、それはあくまで
封印についての力であって、攻撃力は皆無です。
現に何ら抵抗できず、連れ去られております。
ましてや敵の手中に収められれば、式神兵器が
起動するという、非常に厄介な存在であります。
安全の確保は、本人のため以上に重要だと思います。
ところが秀真くん、自分には関係ないとばかりに
きびすを返し、立ち去ろうとします。
もうねアホかと。この後、案の定新たな敵に
篝を奪われてしまいます。

私の場合、メモを取りながらのプレイし、後で
見返したりするため、見えてくるアラもありますが
これは違います。何気なく眺めていても、おいおい
行っちゃうのかよと、突っ込みを入れてしまいます。
途中の物語解説のための適当な人物がおらず
篝の一時救出となったのかもしれませんが
これは全く理解不能です。
はっきり言えば、このゲームにおいて物語など
あまり重要ではありません。ならば、このシーンでも
地面がぱかっと割れ、秀真の見ている前であれーっと
奪われても良かったはずです。
安易に処理することを拒否し、その割にはおかしな
ことになってしまう、この一連の流れに、私は
何だかなという印象を持ちました。

もうひとつ残念な点が、ムービーシーンにあります。
それはキャラーの口の動きが、声と不一致であること。
おそらくは、英語のセリフに合わせてあるため
だと思います。
秀真は仮面で顔を覆っているため、あまり気に
ならなかったのですが、篝についてはセリフが多く
アップが多かったため、気になりました。
同じシーンを、このためだけに2パターン用意する
わけにはいかないのでしょうし、致し方ないとは
思いますが、とても残念に思いました。

つづく

Shinobi その29

2006-11-28 23:47:57 | ゲーム攻略
5-Aの中ボスは、これまた元朧の忍者、金剛です。
名前からして、ストロング金剛そのままの風貌を
していますが、装備している品々は変わっています。
まず目を引くのが、背負っている大きな円盤。
この円盤は5-A開始前のデモで、これに乗って
空を飛んでいた万能兵器です。いかにも強そうですが
実際の戦闘では盾にしか使っていない様子。
ちょっと宝の持ち腐れっぽいですね。
では彼自身の戦法は、と言いますと体当たりがメイン。
電気を帯びたその攻撃は、一度攻撃を受けますと
怪力キャラだけあって大ダメージを受けてしまいます。

とここまで書きますと、とんでもない強敵なように
思われますが、実はあまり大した敵ではありません。
敵の中では、もっとも印象の薄い敵であります。
その理由の一つは、この中ボスに至るまでの間に
巻物を多く回収できたことがあります。またこれらを
使用しないと切り抜けられない、という場面も
特にはありませんでした。
ですからこれをふんだんに使い、あまり手間を
かけず倒すことができたからです。
もう一つは、金剛の攻撃時に必ずかけ声がかかること。
この声を合図に、プレイヤーは回避行動をとれば
ほぼ当たることはないでしょう。加えてこれは
こちらの攻撃の合図ともなります。少し間抜けです。

そして最後に手裏剣が効くことです。
平常では、こちらの攻撃をガードしてしまいますが
手裏剣が当たれば、足止めできる上に確実に攻撃が
あたります。これで、あっさりとやっつけられます。
この金剛とセットに出てくるザコ敵はダルマの姿をした
空を飛ぶ化け物。火をまとい突撃を食らわすのが
ちょっと嫌ですが、ここまで来ていればある程度
空中連撃もマスターしています。であれば
登場する敵全てを切ることもできます。
あとは手裏剣でもって、金剛を足止めし、強化
し尽くした悪食でばっさり、2撃で片がつきます。
まぁ実に簡単ですね。とても気持ちの良い瞬間です。

さてボス戦を終わりますと、無事篝を救出することが
できます。なんというかあっさりしたものです。
飛ばしてしまいましたが、5-A開始前のデモでは
とんでもない式神兵器の起動のために、この篝は
必要との説明を受けましたが、ヒルコの野望も
ここで潰えたか。
と思いきや、そうはいかないのですが、ここで
またまた秀真くん、謎の行動を取ってしまいます。
それについては、また明日綴って参ります。
とりあえず5-Aは終了いたしました。

つづく


Shinobi その28

2006-11-27 23:28:32 | ゲーム攻略
私が特に苦手にしていたのが、壁走りの三叉路です。
これを直角に曲がるのが、とても難しいのです。
例えば、眼前に三叉路があり、左折しないといけない
そんな状況があるとします。
普通に考えれば左側の壁を走り、角のところで左に
折れれば良いのですが、そうは行きません。
壁に張り付いたまま、角は曲がれないのです。
では、向かいの壁にダッシュやジャンプすれば良いか
というと、そうも行きません。あくまでもジャンプや
ダッシュは、正面に飛ぶだけで、斜めには行きません。
これが本当に頭を悩まします。

何が正解か、これという解決法を私は知りませんが
やり方としては、こうです。
左折しようとする場合、まず左側の壁を進まずに
右側の壁を進んでいきます。そして、三叉路の丁度
真ん中くらいの、壁のないところに、つまり何も
ない空間に向けて、ダッシュを行います。
ここで何もしなければ、哀れ濁流に飲まれ、死亡と
なるのですが、落ちる前にジャンプをします。
これで壁にしがみつき、左折完了となります。
特に意識しなければ、なんとなくクリアしてしまう
なんでもない場面ですが、一度失敗し意識し始めると
何度も失敗を繰り返してしまう、そんな難所でした。

さて5-Aですが、一発即死もある難しいステージ
ですが、途中途中には体力回復アイテムが仕込まれて
おり、その分クリアはし易くなっています。
もう一つ、濁流も常に一定に流れているのではなく
水位は上がったり、下がったりします。これで
救われることもありました。加えて、道にはあまり
迷わないステージであります。
ですから、悪食に魂を吸われることも、あまり気に
しなくても大丈夫になっています。
たまに出てくる、壁に張り付いた忍者が、難敵では
ありませんが、うっとおしいのでありますが、これも
無視できます。
いずれは、ザコ敵といえども、全て倒さないと厳しい
ステージも出てきますが、ここでは先に進むべき所を
見極める練習のためにも、積極的に先へと進むべき
だと思います。

このステージでは地面を濁流が覆い尽くし、壁走りを
強要されるステージになっています。勿論この壁という
足場は、常識的にはありえない空間です。
ゲームでは特に難しい操作を要求されず、地面にいる
時と、さほど変わらない空間ではありますが、私の
常識が不自由の鎖をかけてしまいます。
また落ちたら即死という、プレッシャーもあります。
この状況をいかに克服するか、これがこのステージ
最適な攻略法だと思いました。
そして克服するには、大量に秀真を犠牲としなくては
ならないのですが、それさえ出来れば、さほど困難な
ステージでは、ないような気がします。

つづく

タイトーメモリーズ上巻

2006-11-26 19:03:42 | ゲームにまつわるコト
今日は思いがけない方から、ゲームソフトを貸して
頂きました。それが表題の「タイトーメモリーズ」
上下巻あるうちの、今回はその上巻になります。
なんと25タイトルを一本にまとめたという
とってもお得なソフトです。
「あまり期待しないで」とは、所有者の方の言葉
ですが、いやいや期待しちゃいますよ。
タイトルは以下のサイトを参考にして頂くとして
タイトーメモリーズ 上巻
良く知っているタイトルから、知らないタイトルまで
いろいろ。楽しみなのは絵柄からプリルラです。
またいろいろとプレイしましたら、レポートしたいと
思います。

秋葉原探訪

2006-11-25 20:17:05 | ごあいさつ・その他
今日もお昼頃から、秋葉原に行ってきました。
主な目的は、鉄道むすめの渡瀬きぬ購入ですが
ゲームもしっかり見てきました。
PS3発売から、しばらくたちましたものの、未だ
品不足の状態は、改善されていないようですが
それ以外のゲームにも、色々動きがあるようです。
今日は、それらの簡単なレポートをいたします。

まずは何と言っても…、デッドオアアライブ
エクストリーム2です。頻繁にCMが流れて
いますが、ラオックスアソビットシティ2Fでも
扱いは最も大きかったです。エスカレーターを
降りたら、もうそこはデッドオアアライブだらけ。
格闘ゲーム人気タイトルの、その中でも特に
人気の女性キャラを集めたミニゲーム集である今作
ちょっと刺激が強いゲームですが、やはり綺麗
次世代機万歳といった感じです。
これを直接手にとって、購入するにはちょっと
勇気がいりますが、価値があると思います。
ただ残念ながら、体験版等プレイする機会は
得られませんでした。やはりやりたかったなぁ。

その代わりにゼーガペインの体験版はプレイして
きました。アソビットシティとは違うお店でしたが
横を見ると、おやPS3じゃないですか。
誰も触ろうとしません。これはどういうことと
思って、私も触ってみたのですが、ここで納得。
ぜんぜん動かないのです。
恐らく問題は、コントローラーにあると思いました。
USBで本体と接続されていたのですが、本体側との
接続が外れかけていたりして、うまく行って
なかったのでしょう。
しかし、お店側も人手不足とは思いますが、こういう
トラブルを放置しておくのは、よろしくないでしょう。
イメージに関わります。
もうひとつ気になったのが、動かないPS3の
コントローラーを置いて、ある人が発した一言。
「こっちの方がやりてぇよー」
こっちというのは、Wiiのゼルダの伝説のこと。
Wiiに対する期待の生の声を、初めて聞きました。
各お店では、Wiiのコーナーが設けられており
いよいよといった感じです。

もうひとつ、体験版をプレイしたのが、PSPソフト
ガンダムバトルロワイヤル。さすがにPSPと
感じさせる、綺麗な絵と音です。特に音は素敵。
ナビゲーターがしゃべるのは、やっぱり良いですね。
しかし問題は、ロード時間。
嵐の前というステージをプレイしたのですが
とにかく長い。壊れたのかと思いました。
デモ版だからならば良いのですが、あれが製品版と
同じならば、ちょっと問題だと思いました。


Shinobi その27

2006-11-24 22:14:41 | ゲーム攻略
4-Bの中ボス紅天蛾を倒すと、隈野神社の巫女
産土篝を救出、物語がまた少し動き始めます。
と言っても、篝はすぐに強奪されてしまいます。
その強奪した敵も、元朧の忍。
どうにも秀真君のカリスマ性に問題があるような。
ということで、ステージは5-Aに移ります。
先ほどまでは、灼熱地獄だったのですが
何処からかの地下道を抜け、再びビルの谷間に
やってきました。そして、そこは対照的な水地獄の
様相を呈していました。

5-Aは現代的なビルの谷間に、濁流が流れ込む
ステージとなっています。
早速スタートしますと、慣れていないため案の定
ぽちゃっと落ちてしまいます。すると即死。
そうです、このShinobiの特徴であります、落ちたら
即死が、このステージから復活しているのです。
いや、しかしちょっと待ってください。
この前の第4ステージでは、燃え滾る溶岩の中に
落ちてなお、平気だった忍者が、水に落ちて即死。
どうにも腑に落ちません。
常識的に考えて、溶岩の中の方が即死でしょう。
確かに、濁流に呑まれれば危険ですが、せめて
水蜘蛛の術を使いましょうよ、忍者ですから。
こういう点は、本当にちぐはぐといった印象です。

そういう設定を素直に受け入れれば、問題なく
歯ごたえある、面白いステージです。
ザコ敵は強く、しかも空を飛んできます。
さらにはステージ各所に封印石を設置、行く手を
阻みます。これまでとは違い、落ちたら即死の
プレッシャーもあり、難易度を高める要素が
出揃っています。
但しこのステージまで来たならば、プレイヤーも
ある程度成長しています。いきなりこのステージ
でしたら、面食らったことでしょうが、私も
少しづつ成長しているためか、どうにもならないと
いう感じでは、ありませんでした。

とはいっても、やはり難しいステージです。
ここでの一番の死因は、やはり落下死。
ステージ底部は、ほとんどが濁流に嘗め尽くされ
秀真は、多くの場面で壁走りを要求されます。
加えて、敵の攻撃も激しく、張り付いた状態で
攻撃を受けると、あえなく落下してしまいます。
また調子に乗って、敵を攻撃したは良かったものの
帰る足場が無く墜落死、ということもありました。
このステージまでは、出てくるザコ敵全てを
始末していましたが、このステージから、無理は
しないようにしました。

つづく

ゲーム検定!挑戦100問

2006-11-23 23:28:59 | ゲームにまつわるコト
3日連続で書いております、ゲームエンタ!に
ついて。今回は後半部分に掲載されています
ゲーム検定!を取り上げてみたいと思います。
この問題には、ウェブ上でも挑戦できます。
皆様もレッツチャレンジ!第1回ゲーム検定

ちなみに私は60点でした。こんなものです。
寸評は以下の通り

あなたは「ゲーム大臣」
これだけの知識があれば、たいていのゲーム好きの
人間とは楽しく会話ができるはず。しかし、この先
もっと深く広い知識を得ることで、世界はさらに
広がるだろう。
貴方がもっとも詳しいゲームのジャンル:
   ハードウェア
貴方がもっとも詳しいゲームの年代:
   90年代後半から現在にかけての熟成期

なかなか鋭い指摘であります。
なんと言っても、ファミコンユーザーではないので
80年代というのは、私にとって失われた時代。
実は良く知らないのです。
MSXの問題があれば、幾分ましになったかも。
もう一つ、FFの問題も良く分かりません。
いくつかクリアしましたが、さっぱり覚えて
おりません。世の中とのズレを感じます。

逆に強いと指摘されたのが、ハードについて。
これはほとんど間違いませんでした。自分でも驚き。
面白かったのは問85。ネオジオポケットカラーに
ついての問題です。私はばっちり正解しました。
ポイントは、”カラー”の発売日であることですね。
問題には写真入で、あぁ懐かしいなと、思わず
問題を解く手を止めてしまいました。
今見ても、コンパクトで綺麗にまとまった機体です。
さてウェブ版でも、答合わせが出来るのですが
正答と解説は記載されておりません。
雑誌版でも、同じ問題が記載されているのですが
こちらには正答と解説が、後半にあります。
それによりますと、このネオジオポケットカラー
発売は、先代モノクロ版の5ヵ月後ということで
賛否両論が巻き起こったとあります。
が…ここには嘘があります。

賛の意見はありませんでした。
もっとも当初から、カラー版発売の話は、モノクロ版
発売前からあり、発売に際しての混乱はなかったと
思いますが、訳の分からない戦略でしたね。
思い出だすのはヤマギワ横浜店の1階に、いつまでも
残っていたサムスピ限定スペシャルボックス。
黄ばんでいたにも関わらず、値下げしませんでした。
値下げすれば、買ったいたのになぁ。
それはさておき、繰り返しになりますが
100問は大変ですが、面白い問題もありますので
皆様ぜひチャレンジを。

ブルードラゴン一本かぶりの状況に

2006-11-22 23:30:45 | ゲームにまつわるコト
昨日ゲームエンタ!という雑誌について、記事を
書きましたが、この雑誌の中でもうひとつ気になる
点がありました。それはXboxについてです。
次世代機としては先行し、この時期記事とするには
新鮮味に欠けるためか、巻頭の紹介では一番最後に
されています。この点だけをみれば、扱いが軽い感じ。
しかし全体を見れば、きちんとバランスが取られて
いることに気がつきます。
雑誌中盤に5ページを割き、ブルドラの紹介を兼ねて
坂口氏へのインタビューが掲載されているからです。

さてこのブルドラ、Xbox目玉タイトルであります。
多くのユーザー待望であるのでしょうが、それ以上に
関係者がかける期待は、大きいようです。
ゲームエンタ!の中では、泉水敬氏とピータームーア氏
という、Xbox陣営では相当な地位にいる方に話を
聞いているのですが、二人ともにブルドラについて
語られています。
その内容は、今一つ爆発力にかける現状に必要なのは
これでしょうと言わんばかり。そしてこれをきっかけに
Xboxの楽しさを知って欲しいと訴えております。
ブルドラを同梱したスペシャルパックも発売されますし
その並々ならぬ力の入れようは、十分わかります。
むしろこれでぱっとしなければ、もはや残された手は
ないのではとさえ思います。
競馬で言うところの、一番人気の一本かぶり状態です。

さてでは、肝心のゲームそのものはどうかと言いますと
これが何とも頼りなさげ。製作を司る坂口博信氏の言葉は
どうにも歯切れが、良くありません。
せっかく場を与えられたにも関わらず、アピールしている
事柄に、インパクトがありません。
挙げ句に氏は、自信作を作り上げたとき、思わずガッツ
ポーズが出るそうで、今回も出たと語っています。
セールスポイントは俺、俺を信じろということか。
例えばインタビューでは、ゲームに登場する本について
語られています。それらは普通の民家の棚に収められ
ゲーム世界の中の至る所に設置されているようです。
そしてそれら本には、様々な種類があり、何冊かに渡る
長編作品であるそうです。
しかも、これはただの一例であって、こういった細かな
作り込みが、たくさんあるとのこと。
細かな作り込みが、なされていることは伝わってきます。
そして氏は、これら細かな作り込みが、ゲームに奥行きを
与え、ひいては魅力となっていくとお考えのようです。
でも本当にそうでしょうか。

はっきり言ってしまえば、発売前にも関わらず、この物語
どういったものであるか、大体想像が付きます。
圧倒的な力を持った悪の大王の前に、一見普通の少年が
立ちはだかる。実は少年には、隠された力があり、旅を
通して仲間を得、自らに磨きを掛け、遂に悪の大王を倒す。
おそらくこうなるでしょう。こんなことは、誰にでも
思いつくことだと思います。
言うなれば、何十年も同じパターンを繰り返す水戸黄門の
ようなものです。それでも水戸黄門なら、固定客もあり
人気もそれなりにあるのでしょうが、似たようなものが
人気を得るのでしょうか。しかもその売りが、脇役
うっかり八兵衛のズッコケエピソード当社比3倍封入と
いわれても…。心に響いてきません。
ゲーム史に残る作品と、胸を張るならば、もっと斬新で
驚くような仕掛けが、きっとあるはず。
情報を小出しにしている場合では、ないと思います。
どうにも、アピールの仕方に、何があるように思えて
しかたありません。

ゲームエンタ!

2006-11-21 22:28:50 | ゲームにまつわるコト
日経エンタ12月増刊号として、内容をゲームに絞った
ゲームエンタ!という雑誌が、書棚に並んでいました。
昨日の日経夕刊といい、流行りものを追いかける以上
この時期ゲームの話題は外せないといった感じです。

内容はと言いますと、当然まずは次世代機の話題から。
ここでは3機種全てを、それぞれ12ページを使って
紹介しています。売りとなる特徴、期待のソフトから
関係者へのインタビューと、質・量ともに十分。
もしどの次世代機を買おうか、迷っているならば
とても参考になる一冊だと思います。
記事の内容にも、偏りは感じません。
ただ、本の形態をとっている以上、順序があるのですが
この本では先頭にWii、トリがXboxとなります。
昨日もそうでしたが、日経は若干Wii推しの姿勢
なのでしょうか。

さて一通り次世代機の紹介が終わりますと、今度は
ゲーム好きの芸能人へのインタビューが掲載されています。
この人選がなかなか興味深い。
全部で5人にインタビューしておりまして、先頭から
釈由美子、加藤夏希、西村知美、小川範子、そして
大山のぶ代の順となっています(ここだけ敬称略)。
この中で、おやっと思ったのが小川範子さん。
アニメ好きな加藤夏希さんや西村知美さんは、ゲームを
やっていて当然だなと思いますし、大山のぶ代さんは
トリビアで紹介されたほど、有名なアルカノイ子。
釈由美子さんも、雰囲気的にゲーム好きでも
おかしくない中で、小川範子さんだけは、どうしても
ゲームに結びつかなかったからです。
で実際記事を読むと、やはり典型的なライトユーザーで
最近はどうぶつの森にはまっているとのこと。
まさにDSによって、掘り起こされた層です。
さらに最近、Wiiの発売を知り興味がおありのようで
これはまさに任天堂の必勝リレー。強さを感じます。
ただ、そんな方たちを満足させられなければ
PS3の巻き返しをくらうことも十分考えられます。
果たしてどうなるのでしょうか。

これ以外にも、大山のぶ代さんがどうしてここまで
アルカノイドにはまり込んだのか、その溢れる思いを
語った記事などがあり、読む価値があります。
またこれまでは雑誌の半分で、興味深い記事はまだまだ
続きます。それについては、また後日記事にいたしますが
このゲームエンタ!おすすめの雑誌ということで
とりあえずこの記事を締めたいと思います。