マリー・エリー・アニスのアトリエ その４６

ちょっと日を置いてしまったのですが、物語は
残り一年を切っております。
８月不意に飛び込んできた手紙を、送り主の
フィルース＝アルカネットに送り返しました。
その返事が１０月に届きました。送り返した
お礼にと四つ葉のつめ草を同封してくれました。
四つ葉のつめ草はレアアイテムですが
彼女の実家は貿易商を営んでいるために
こういったアイテムが手に入るようです。
そして何かの縁ということで、これをきっかけに
文通が開始されました。「文通」懐かしい言葉
です。メールで済んでしまう今では、ちょっと
珍しくなったコミュニケーション手段です。

さて１１月に入ります。マリーが不在の工房で
エリーはカーマイン織りとフィルースから貰った
四つ葉のつめ草をベースに「愛をこめて」を
イメージ調合します。このアイテムは成功率
３５％と大変低いものだったのですが、あっさり
成功しました。ぬくもりがこもった上着だそうです。
続けてゲヌークの壷、妖精がゆ、ローエンワイン
中和剤（緑）と色々なアイテムを使って「恵の壷」
をイメージ調合します。何でもいつも食べ物が
入っている魔法の壷で、これがあれば飢え知らず
ですね。
以上２品作成したところで、エリーは少し疲れて
しまいました。休暇としてカリエルに派遣します。

その代わりにマリーが工房に帰還します。
マリーは賢者の石を作り始めます。既に材料は
３個分が用意してあります。特に大量に必要と
するわけではないのですが、渋ってもしようが
ないので、３個をいっぺんに作ります。
たださすがは賢者の石、３個で３０日かかります。
しかしこのときマリーの疲労度６５の状態で
７５％の成功率でした。これは意外と高い
ような気がします。ということで、以降１ヶ月
マリーは賢者の石作りに掛かりっきりになり
ました。

工房に一人残ったマリーは、ただひたすらに
賢者の石を作り続けます。月が替わりまして
12月、エリーはカリエルに到着します。
今回の目的はグラビ石の採集です。
到着後早々に東の台地へ向かいます。
これを２往復繰り返し、グラビ石をたくさん
集めます。集めた石は工房に続々と送り
つけます。これでジオンも１０年は…
そう呟きたくなるシーンです。
そして、いよいよマリーが賢者の石を完成
させる日を迎えます。