成り行きアラカルト日記

人生は成り行きでありますが、日日是好日と考えて、日々の出来事を凡人の視点でアドリブ的に記載したいと思っております。

「中学生はこれを読め」本屋のオヤジのオセッカイが嬉しいが、また悲しい時代かな。

2006-05-07 23:02:20 | 書物
「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及 (朝日新聞) - goo ニュース

 本好きな僕にとっては嬉しいニュースであったが、本屋のオヤジさんのオセッカイが必要な時代とは少し悲しいかなとも思う。
 人間が言葉というものを得た時から、言葉で世界をつくりながら、言葉に束縛もされる。意味という病気にかかるのは人間だけである。その意味では生物界の異端児である。
 生まれた時から、言葉のシャワーを受けて発達する。他者と言葉で関係する。どうせ、言葉の氾濫の中で生活するなら、言葉でつくられた世界を楽しむほうが得だと思うのだが。
 一人で楽しめる世界は少ないが、読書はコストの安いし、どこでも誰でもが参加できる世界である。また、その年齢でしか味わえない読書も多い。同じ本でも中学で読むのと中年になって読むのでは大違いである。青春の一時期の感受性は大きく大事である。音楽や漫画、そしてアニメやゲーム、映画、スポーツ、芸術を楽しむのと同じぐらい楽しいということを教えることも大事かなと思う。読書も練習がいり、入り口や入門についてのプレゼンがいる時代かな?少し悲しいけど、いたし方なし。読書人口が増えると、時代も良い方に動くかも。

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