印度動物記 (朝日文芸文庫)藤原 新也朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
藤原氏は27歳の頃、南インドに滞在し、
チェンナイ(マドラス)の海岸で肉体労働をしたそうな。
貧乏旅行でお金が乏しくなってきたからだ。
照りつける灼熱の太陽の下で、
貝殻の山と格闘したそうだ。それも2週間もの間。
いくら若いとは言え、ただでさえ過酷なインド、
衰弱しきったらしい。
その時にふと老人になり旅が出来なくなったら、
どこかの南の島で動物の絵や物語を書いて暮らしたい・・。
そう思ったそうだ。
それがきっかけで書かれた物、
この本は写真ではなく動物の絵でつづられている。
線画もあれば色鉛筆もあり、水彩画もあったりと
様々なタッチで描かれている。
上手いような、下手のような(失礼)。
解りやすいようなものもあるし、
ピカソやマチスばりの不可解なものもある。
芸術が解らない私には理解し難いものが多いかなぁ。
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この本の最後にあるノアという話は、とても興味深い話です。
この本を読んだ後、沈思彷徨という本を読むとさらに面白いですよ!
いつもいろんな情報を、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。