印度行脚 (朝日文芸文庫)藤原 新也朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
「印度放浪」の続編と言ってもいい作品。
藤原氏のインド3部作と言われている。
最初の「印度放浪」がインド地の編、
そしてこの「印度行脚」が続編となっている。
その後にインド天の編と呼ばれている「西蔵放浪」があるが、
実は私はこの本は読んでいない。
タイトルがチベットであったがために後回しになって、
そのままになっているからだ。
チベットと言っても中国のチベッチ自治区ではなく、
インドのラダックやカシミール地方の
チベット人がいる地域が書かれている。
まぁそのうちに読んでみようと思う。
さて話を元に戻して「印度行脚」について。
ガンジス河には、インド人の全てがある。
生まれて、生きて、死んでいくまでの全てが、
この大河:ガンジスと共ににあるのだ。
その大河に沿った藤原氏の旅、
感じたままが記されている。
やはりこの本も軽くはない。
この本は、ファッションやブームの様なインドに触れて
それで満足するような人には向かない。
インドにドップリつかりたい人、
長く付き合う覚悟がある人は、どうぞ。
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