カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

インド国鉄のチケットがウェイティングだった場合。

2017年04月28日 22時11分59秒 | インド / INDIA
インドの国鉄のチケットはオンラインで予約可能である。
最初に申込者登録(インドの携帯番号が必要)をする事が必要だが、
それさえできてしまえば後は2カ月前から予約可能である。
(地方の列車は1ヶ月前の事もある。)

インドでも最近は昔と違って庶民でも旅行に行くようになったためか、
鉄道の利用者が増えているようだ。
そのため行き先やシーズンによってはチケットが取れない事もある。

今回、北インドの避暑地であるシムラーに行く事にしたのだが、
日程が決まったのが約1ヶ月前だったため、
往路はキャンセル待ちになってしまった。

シムラーに列車で行くには、デリーからカルカと言う町まで行き、
そこで世界遺産のトイトレインに乗り換えシムラーまで行く。
往路はその両方共がウェイティングになってしまった。
復路は両方予約で来たのだが・・・。

<e-チケットの見方>

オンラインで予約した場合、チケットはこのようなA4番の紙になる。
予約が取れた場合は、赤枠のブッキング・ステータスの所にシート番号が入る。
この場合、「CNF/C1/6NO CHOICE」と書いてあるが、
CNF=コンファーム、C1=車両番号、6=座席番号 である。



キャンセル待ちの場合でも発券は可能である。
列車の出発時間の6時間前に座席が確定するので、
その段階でキャンセルが出ていれば座席が割り当てられる。

<キャンセル待ちのチケットの見方>



①の赤枠のブッキング・ステータスの所に「RLWL/8」と書いてあるが、
 これはウェイティング・リストの8番目である事を示している。
 つまり・・・8人キャンセルが出れば座席が割り当てられるのである。

 実際のところ、キャンセル待ちの人がキャンセルしている場合もあるので、
 ウェイティング番号が一桁であれば座席が割り当てられる可能性が高い。
 (100%確実ではないので注意。)

青枠は、上から順に列車番号、乗車駅、乗車クラス、出発時刻、値段。
②の黄枠は「PNR番号」と言い、予約番号のような物で、
インドの国鉄のHPで予約状況が確認できる。

キャンセル待ちの場合、出発時刻の6時間前になると、
ステータスが変わり、座席が割り当てられた場合は、
車両番号と座席番号が表示される。

今回、私は運が良かったので取れた。



赤枠のステータス「RLWL/8」に対して青枠が割り当てられた。
「CNF/HA1/6」は、CNF=コンファーム、HA1=車両番号、6=座席番号。

                              

ところがカルカからシムラーまでは、
世界遺産のトイトレインを利用する予定だったのだが、
この列車は人気が高い上に車両が短く座席数が少ない。



座席がフィックスされた時点でウェイティング8番(赤枠)から
4番(黄色枠)に繰り上がってはいたが、座席が割り当てられていなかった。
この場合、自動的にキャンセル扱いになり自分の口座に返金される。

そこで私はイチかバチかの作戦をとった。
とりあえずカルカまで行ってみて車掌さんに直接交渉である。
この作戦はインドに8年住んでいる慣れている私だからこそ、
できる作戦であり経験の少ない旅行者にはいお勧めしない。

結局、この時は座席はなかったのだが、
たまたまホームで話をしたインド人のオジサンが良い人で、
自分の家族の座席で離れていた1つの座席を譲ってくいれたのだった。
車掌に話までつけてくれて、何から何まで親切だった。

本当に私は運が良かったに過ぎない。座席がなかった場合は、
カルカからシムラーまでバスで移動せざるを得なかった。

                              

<お勧めはしませんが・・・(今回の私の経験)
 地球の歩き方の掲示板でよく質問があるので記載しておく。>

①座席が確定する発車6時間前から発車時刻までの間に、
 キャンセルする人もいるので、乗車時刻の少し前に行ってみて、
 その列車の車掌(ホームにいる事が多い、制服を着ているので解る)を
 つかまえて直接交渉する事も可能。

②予約しても何らかの事情で乗らない人もいるので、
 ウェイティングリストのまま列車に乗ってしまう事も可能。
 乗車後に検札に来た車掌に直接交渉して、
 運が良ければ座席が割り当てられる事もある。

 ただし、席がない事が前提なので・・・・
 床やデッキに座る事も想定しておく必要がある。
 また床に座れれば良い方で、満員でスペースがなく、
 全く座れない最悪の場合も頭の片隅に入れておかねばならない。

なお、チケットを待たずに乗車してしまう強者・・・
(ごっついバックパッカー=えっ私?)も、いるとは思うが、
巡り合う車掌によっては追徴料金(袖の下を含む)を請求されたり、
つまみ出されたりする事もあるので全ては自己責任である。
インドなので・・・・全ては、その時の運としかいいようがない。

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