2006年の作品。この年アルジュン・ランパールは、
6本もの映画に出演しており年間キャリアの最多である。
ロックダウン中に観たアルジュン・ランパールの11本目である。
家で映画を観る場合はヒンディー語を聞き取るために、
イヤホンで聞いているのだが、声が好きなんだと再認識した。
(彼の顔ももちろん好きだが)声は重要な要素である。
<ストーリー>
イギリスでブリティッシュ・ラージと言うTV番組に出演している、
ラージ(アルジュン・ランパール)は、ハンパないプレーボーイで、
通りがかりの見知らぬ女性でも全てに声をかける徹底ぶり。
ある日、仕事を終えて家でシャワーを浴び部屋に戻ったところ、
シヴァニ(ヴィパシャ・アガルワル)と名乗る女性がおり、
出て行ってくれというラージに自分の部屋だと言う。
そして自分が見えるのか?と聞き、ラージに話し始める。
シヴァニは医者で交通事故に遭い病院に入院していると言う。
ラージは仕方なく一緒に病院に行く。
言われた病室に行くと昏睡状態で眠っている女性がいた。
どうやらその女性の魂が抜けだしてきたようだった。
ラージには姿も見え、声も聞こえ、存在も感じる事ができるが、
魂なので他の人には一切わからないらしい。
シヴァニはラージのスタジオに現れたり、一緒に街を歩いたりするが、
ラージが独り言を言っているようにしか見えないので、
何処へ行っても頭がおかしい男に見られてしまう。
同僚のアクシェイ(チュンキー・パンデー)は
知り合いの医師を紹介したが狂人と診断された。
シヴァニは勤務している病院の同僚の医師達が、
臓器売買をしている事を知ってしまったため、
煽られて自動車事故を起こしてしまったのだった。
医師達はシヴァニの臓器をも売買したいと考えているので、
シヴァニは母親に生命維持装置を外す書類にサインしないように、
伝えて欲しいとラージに依頼する。しかしラージは、
シヴァニの母を怒らせてしまう。
仕方なくラージとアクシェイは医師に変装して、
シヴァニを転院させるふりをしてラージの自宅に連れて行く。
ロンドン市警のスミス署長がアクシェイに同行を求め、
ラージの事を調べ始める。
懸命に看護するラージだが仕事に穴を開けてしまいピンチに陥る。
そしてラージの家にスミスが来てシヴァニを見つけ、
病院へ連れ戻す。シヴァニの魂はラージに愛していると打ち明ける。
病室では臓器売買に関わる医師がシヴァニに注射を打つ。
シヴァニの魂は倒れ込む。シヴァニが死んでしまったと思った
ラージが病院に駆けつけると、
スミス署長が臓器売買の医師を逮捕しており、
ラージにシヴァニの意識が戻った事を告げる。
病室でラージはシヴァニに話しかけるが記憶はなかった。
6週間後、レストランでシヴァニを見つけたラージは声をかける
身体から抜け出した魂が助けを求め、
唯一その姿が見えてしまったラージが協力する。
独り言をいい、誰かいるようにふるまう人間を見たら、
頭がおかしいと思ってしまうだろう。
シヴァニと出会うまでのお調子者で傲慢なラージと、
出会った後の思いやりのあるラージ、
本当に愛し合っていたのに、身体に魂が戻った後、
シヴァニが記憶がなくなっていたのが悲しい。
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