クリント・イーストウッドが監督した戦争映画。
昭和20年2月19日の硫黄島上陸からの戦闘を描いている。
作品は2本あり、アメリカ側の視点で描いたのが、
この「父親たちの星条旗」であり、
日本側の視点で描いたのが「硫黄島からの手紙」である。
まず、硫黄島(いおうじま)の位置だが、
東京から約1250Km、小笠原諸島父島の南約280Kmで、
東京からグアム島との中間くらいにある。
島の大きさは、約22平方Km(東京都北区とほぼ同じ。)、
形状は摺鉢山を要として北東に広がる扇形の地形で、
島の周囲は約22Km、北東~南西の長さが約8.3Km。
私は戦争を知らない子供たちの一人だし、
周囲に戦争に行った人もいないため、この硫黄島での戦闘が、
どれほど残酷で悲惨な物であったかについては、
映画を観て初めて知ったのだった。
それは言葉では表現できないほどの戦いだった。
まず、暑さと硫黄の匂いで戦う前に、
病に倒れてしまうほどだったらしい。
それなのに、日本軍は硫黄臭い地中に穴を掘って立てこもり、
36日間も抵抗したのだから、物凄い。
結局、日本軍20,129名、米軍6,821名が戦死し、
負傷者は、日本軍1,020名、米軍21,865名であった。
「父親たちの星条旗」は、硫黄島にアメリカ国旗を掲げた6人のうち、
生還した3人の中の1人が死に向かい合った時から始まる。
そして、彼の息子が遺品の中から、
当時を記す物を発見し、関係者を取材する形で回顧して行く。
あの国旗掲揚が写真となって新聞の一面を飾った事により、
アメリカ国民の士気が高揚し、戦争に勝てる確信を得た事。
そして生還した3人が感じる「英雄」と呼ばれる事の違和感、
戦争の資金集めに利用されていく様子などが描かれている。
また、この写真が2度目の掲揚シーンであった事や
映っている人物と家族のたどった人生が、
必ずしも幸福でなかった事もありのままに写されていた。
アメリカ側からの視点で描かれているのにも関わらず、
決してアメリカのいい所だけをピックアップした作品ではない。
カッコ悪い所も同じくらいスポットが当てられている。
また日本軍が最初から死を覚悟して戦い、
玉砕してゆく様子に胸が痛くなった。
この映画を観て、来年の8月15日からは、
黙祷する時の自分の気持が違うように思う。
なお、「硫黄島からの手紙」は、12月9日から公開される。
昭和20年2月19日の硫黄島上陸からの戦闘を描いている。
作品は2本あり、アメリカ側の視点で描いたのが、
この「父親たちの星条旗」であり、
日本側の視点で描いたのが「硫黄島からの手紙」である。
まず、硫黄島(いおうじま)の位置だが、
東京から約1250Km、小笠原諸島父島の南約280Kmで、
東京からグアム島との中間くらいにある。
島の大きさは、約22平方Km(東京都北区とほぼ同じ。)、
形状は摺鉢山を要として北東に広がる扇形の地形で、
島の周囲は約22Km、北東~南西の長さが約8.3Km。
私は戦争を知らない子供たちの一人だし、
周囲に戦争に行った人もいないため、この硫黄島での戦闘が、
どれほど残酷で悲惨な物であったかについては、
映画を観て初めて知ったのだった。
それは言葉では表現できないほどの戦いだった。
まず、暑さと硫黄の匂いで戦う前に、
病に倒れてしまうほどだったらしい。
それなのに、日本軍は硫黄臭い地中に穴を掘って立てこもり、
36日間も抵抗したのだから、物凄い。
結局、日本軍20,129名、米軍6,821名が戦死し、
負傷者は、日本軍1,020名、米軍21,865名であった。
「父親たちの星条旗」は、硫黄島にアメリカ国旗を掲げた6人のうち、
生還した3人の中の1人が死に向かい合った時から始まる。
そして、彼の息子が遺品の中から、
当時を記す物を発見し、関係者を取材する形で回顧して行く。
あの国旗掲揚が写真となって新聞の一面を飾った事により、
アメリカ国民の士気が高揚し、戦争に勝てる確信を得た事。
そして生還した3人が感じる「英雄」と呼ばれる事の違和感、
戦争の資金集めに利用されていく様子などが描かれている。
また、この写真が2度目の掲揚シーンであった事や
映っている人物と家族のたどった人生が、
必ずしも幸福でなかった事もありのままに写されていた。
アメリカ側からの視点で描かれているのにも関わらず、
決してアメリカのいい所だけをピックアップした作品ではない。
カッコ悪い所も同じくらいスポットが当てられている。
また日本軍が最初から死を覚悟して戦い、
玉砕してゆく様子に胸が痛くなった。
この映画を観て、来年の8月15日からは、
黙祷する時の自分の気持が違うように思う。
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なお、「硫黄島からの手紙」は、12月9日から公開される。
「硫黄島からの手紙」も、観に行くつもりっす。
カレーの記事がたまりすぎてて、
映画の方まで、まったく手が回らない今日この頃。。
忘れないうちに、書かなくては(笑)。。
今の平和が成り立っているのですね・・・。
映画を観る事も、それについて考える事も、
こうやって語る事も供養だと思います。
「硫黄島からの手紙」も、
涙なくしては観られないと思いますが、
またレポートします。
イーストウッドのクールな監督ぶりがいいみたいですね。
「硫黄島からの手紙」の原作は読みました。
この辺の歴史はかなり熱いです。
戦闘の記録は読みましたが・・・。
「硫黄島からの手紙」を観てから読んでみようと思います。
「硫黄島からの手紙」は日本語なので、
言葉がわからないイーストウッドが、
監督したと言う所も興味深いですね。
迷宮映画館のsakuraiと申します。
よろしくお願いします。
戦争に対する見方を変えてしまうくらいに力のあった作品でしたね。
あの旗を掲げる画は、余りに有名でしたが、あんな逸話があったとは全く知りませんでした。
「硫黄島からの手紙」もこころして見たいと思います。
戦争は勝った方も負けた方も、
恐怖心や苦悩がいつまでも、
つきまとうものだと認識しました。
「硫黄島からの手紙」もじっくり考えながら
見たいと思います。
またお邪魔しますね今後ともよろしくお願いいたします。
シンガポールではやってないような・・・。
やっていたのかなぁ。
地元の新聞も、テレビも見てないので良く解らないんですが。
近所のバス停なんかの広告では見たことがないのですが。
やっていたら是非観てみたいです。
考え直させる作品ですね。
「硫黄島からの手紙」は、日本の立場から描いているので、
もっと哀しいかもしれませんが、
頑張って観ますね。