カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの神様】 ~ ハヌマーン神 ~

2006年05月19日 23時15分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
赤い顔、金色の肌、長い尾を持ち、
空を飛び、無双の怪力を持つ猿の軍神。
絵のように山を軽々と片手で持ち運ぶ。

叙事詩「ラーマーヤナ」の中で最も活躍する戦士。
ラーマ王子に忠誠を誓い、魔神と戦う。
ハヌマーンとは、顎骨を持つ者と言う意味。
「西遊記」の孫悟空のモデルとされている。

◆豆知識◆

叙事詩「ラーマーヤナ」とは?
「ラーマ王行状記」の意味。

詩人ヴァールミーキの作とされているが、
実際には紀元3世紀ごろに多くの民間伝承をまとめたものらしい。
サンスクリットで書かれており、その長さは四万八千行に及ぶ。
「マハーバーラタ」と並び賞される大長編叙事詩。

ヒンドゥー教の神話と、
古代英雄であるコーサラ国のラーマ王子に関する伝説をまとめたもの。
活躍する人物は全てクシャトリヤであり
当時のクシャトリヤ勢力の台頭を反映している。

数多くの絵画、彫刻、建築、演劇、映画、ドラマ、
音楽、舞踏などの題材とされており、
インドおよび東南アジア一円に深く浸透している。

ちなみに、ハヌマーンの名を持つ本物の猿はこちら。

        

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コメント (2)
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