カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

ダライ・ラマ法王の来日公演

2005年04月09日 17時04分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
ダライ・ラマ法王の来日公演『思いやりと人間関係』を拝聴しに、
両国の国技館へ行ってきました。

        

両国駅に着いたのは、13:45頃でした。
国技館の入り口から江戸東京博物館まで、長蛇の列でした。

チケットが完売だったので、満員とは思っていましたが、
まさか・・開始15分間前でこんなに並んでいるとは・・。

開始時間までに、全員入りきれるのだろうか?時間通りに始まるのだろうか?
そんな不安とともに最後尾に並んだのでした。
並んでいた人は、以外にも若年層が多かったです。

さて国技館に入った時には、すでに14:00を過ぎていました。
しかし、すでに法王は席についておられ、一言二言お言葉が聞こえていました。
(なぜ開始時間までに、全員を入場させなかったのか?
 時間を早めて入れるべきじゃなかったのか? ちょっと思いました。)

           

法王は、今回の東京公演のテーマに沿って、約1時間30分にわたってお話されました。

①人間価値の促進
  生まれながらにして本質的に備わっているもの、
  全ての者が同じように持っている人間価値を高めていくべきである。
②宗教間の相互理解
 
お話の後は、会場の方との質疑応答でした。
法王は予定時間を過ぎても、あと2人の質問に答えたいと、自ら言われました。
私は、最後の方の質問への、法王のお答えが心に残りました。

それは、「愛」と「慈悲」の違いとは?と言う質問でした。
法王は英語の単語の「愛」と「慈悲」の違いは、自分にもわからない。
と前置きされ、チベット語の「愛」と「慈悲」の違いについて、答えられました。

「愛」とは、その人が幸せになればいいなぁ・・と思う事。
「慈悲」とは、その人の苦しみが無くなればいいなぁ・・と思う事。

今日は、これだけで満たされた気持ちになりました。
ローマ法王がお亡くなりになった今、
世界的に最も影響力のある宗教関係者でしょう。

       

チベットは訪れたい場所の一つですが、高山病が怖くて行けません・・。
コメント (1)
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