goo blog サービス終了のお知らせ 

カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ジ・アザー・ウェイ~

2021年03月25日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルは「別の道」。
他の短編映画と違い名のある監督がコロナ禍で撮った作品。

イムティアズ・アリ監督は「ジャブ・ウィ・メット(2007年)」
「ラブ・アージカル(2009年)(2020年)」
「ロックスター(2011年)」「ハイウェイ(2014年)」
「タマシャ(2015年)」「ジャブ・ハリー・メット・セジャル
(2017年)」などの作品で知られている。

  <ストーリー> 

結婚式の花嫁レワ(シュリヤ・チョウドリー)と花婿。
撮影に来たカメラマンのアルジュン(パヴァイル・グラティ)に、
レワが気付く。

 時間は進み戻す事は出来ないがフィルムは戻す事ができる。
 とのナレーションが入り映像が巻き戻される。

結婚式の2日前にレワとアルジュンと出会っていた。

 瞬間的に恋に落ちる事もある・・・それは否定しない。
 結婚式のたった2日前に初めて会った人と・・・?
 インドの場合、結婚は親同士が決める事も多いので、
 恋愛結婚でなければ、ありうるとも思う。

森の中で激しく求めあう二人。

 フィルムは巻き戻され、過去に遡って進んでいく。
 なるほど、こう言う創り方もあるわね。

結婚式場に仕事で訪れたアルジュンがレワを見つけて、
声をかけたのが始まりだった。

 あえて結論を出さず視聴者に考えさせると言うのも
 アリだとは思うが、個人的には、何が言いたいのか?を
 ハッキリ伝えてくれた方が好きだな。好みの問題だけど。

 この作品の展開だと、結婚後も不倫関係は続いたんじゃないかな。
 夫に知られなければ・・・。
 不倫、浮気には断固反対派の私は全く肯定できないけれど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~スッタバージ~

2021年03月23日 21時50分59秒 | 映画 / MOVIE

2021年の作品、タイトルはヒンディー語で「賭け」。

下の写真右:女優スシュミタ・センの長女のデビュー作。
スシュミタには娘が二人いるが実子ではなく養女。
結婚もせず出産もせず養女を迎えると言う・・・・
こう言う人生もあるわね。

さすがに宣伝効果は抜群で、短編映画には珍しく、
たくさんのポスターや宣材写真があった。

  <ストーリー> 

19歳のディヤ(リーナ・セン)がトイレで煙草を吸っている。
スマホで自分のフォロワーが伸びているのを確認すると、
吸殻をトイレに流し、灰を吹き去り、消臭剤を撒いて、
喫煙の痕跡を消して立ち去る。

 吸殻はフィルター部分が水に浮くから流れないと思うんだけど・・・
 後、灰をふき取った紙をゴミ箱に捨てたら、バレると思うんだけど、
 お掃除は使用人がするからバレないのかな?

リビングでは電話中の父(ラフル・ヴォーラ)と母(コマル・
チャブラ)がもめている。そこへ露出の多いディヤが現れると、
父が小言を言い、母も賛成するが、ディヤは口答えをする。
家計の足しにと母は仕事を始めようとするが、
父に文句を言われて止める。

 仲の良い家族ではない様子が見て取れる。



煙草が切れたディヤが外出しようとすると母親に呼び止められ、
買い物を買って出るが母親が出かける。

夜中、ディヤは外部の人間に頼んで煙草を届けさせ、
屋上で一服し始めるが、ライターの音が聞こえた方角へ行くと、
母が煙草を吸っていた。ディヤが話しかける。母は結婚後に
仕事を辞め結婚生活のストレスで煙草を吸っていた。

母娘の会話と共に画面が暗くなり、エンディング・ロール。

すると・・・父が路上で木の陰に隠れ周囲の様子をうかがいながら
煙草を吸っていると言うオチ。

 まぁ、これだけである。美人でもないし、
 スタイル抜群でもないし、売れるかどうかは・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~スキン・オブ・マーブル~

2021年03月21日 21時57分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルは「大理石の肌」。
短編映画にもかなり出演しているナシルウッディーン・シャーが
出演しているが、主演ではない。

インド独立の混乱さなかの1947年、
ヨーロッパ人女性とシク教徒男性のラブストーリー。
国が独立するって時にそんな場合じゃないでしょう・・・
と思うのだが。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

寝室でパラム(ヴィバーン・パラシャーム)にヴァイオレット
(パニザ・ラーナマ)がヒンディー語を教わっている。
ヴァイオレットの美しさを詩的なヒンディー語で喩えるパラム。
その中で大理石の肌との喩えが出て来る。

父親(ナシルウッディーン・シャー)が現れ、パラムに
プリート(タニヤ・カルラ)と婚約している事を話すが、
パラムは他の女性を愛しているので結婚できないと告げる。

パラムはヴァイオレットに一緒にボンベイに逃げようと言うが、
ヴァイオレットは「ただのインド人とは結婚できない」と言う。

パラムはプリートに話をする。プリートはパンジャーブ州の文化では、
夫は神と同じであるのでパラムを許し幸せを祈ると話す。パラムは、
プリートを連れてヴァイオレットに会いに行く。

ヴァイオレットはパラムに手紙を返すが、
その中に父親からの懇願の手紙があり、ヴァイオレットが、
心にもない酷い言葉をパラムに言った事が判る。

パラムとプリートの元にプリート側の追手が現れ、
パラムを殺そうとした時、ヴァイオレットが自分の身を投げ出す。
追手はヴァイオレットの顔の皮膚を切り取る。

 時代は変わっても未だに異教徒(外国人)との結婚は許さない
 一族や人々はいるが、この時代では「死」を意味したであろう。
 命を奪われずに済んだとは思えないのであるが・・・。
 
 国籍、宗教、カーストなどにとらわれない自由恋愛(結婚)は、
 インドでは難しい・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ドュンル~

2021年03月20日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「捜索」、
サブタイトルが「霧」となっている。

インドがパキスタンと分離独立した1947年のパンジャーブ州の
シク教徒の家族を描いた作品。

  <ストーリー> 

パキスタンとの国境に位置するパンジャーブ州の町フェロズプル、
インド独立から約10年後の1958年。

一家の長である父親サントク(ヴィピン・シャルマ)が
息子ハルミート(シャリブ・ハサミ)に酒を勧める。

サントクは酒を飲みながらピストルを取り出しハルミートと
ロシアンルーレットを始める。まず自分の頭にピストルを当て
引き金を引く・・・・。ハルミートは父親に理由を尋ねる。

サントクは10年前の出来事を話し始める。

インドが独立した1947年、サントクは友人のイスラム教徒の
家族をパキスタンに逃がすために手引きをしたが霧の中で・・・。

パキスタンへ逃げたイスラム教徒の友人はその後、
全く連絡をしてこなかった事をサントクは不思議に思っていたのだが、
亡くなった自分の妻の部屋で手紙を見つけ全てを知ったのだった。
手紙にはハルミートが友人の娘をレイプしようとして
兄を殺してしまっていた事が書いてあった。

サントクとハルミートはピストルを持ったままもみ合いになり、
暗闇の中・・・銃声が聞こえる。

 このままエンディング。そのため銃声の結末は不明。
 どちらかが死んでしまったのか、二人とも生き残ったのか。
 闇の中である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~フェアレス~

2021年03月17日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の作品、タイトルは「大胆不敵」。
主演と監督のニシャンティ・エバニはテルグ映画の女優で、
父親も映画監督である。ボリウッドだけでなく他の言語の映画も
縁故主義である。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

写真家の(ニシャンティ・エバニ)がスラムで写真を撮っている。
そこに近づいてくる男(プラモド・サンギ)。

突然、暴動が起きると、住民たちは家に帰りシャッターを下ろし、
ドアに鍵をかける。逃げ場を失った写真家を男が助ける。

二人は開く扉を見つけ中に隠れる。暗闇の中で気付くと、
そこはトイレの中だった。男は写真家に暴動が収まるまで、
ここで静かに待つように話すが、男に対しての恐怖を覚えた
写真家は突然大声を出して騒ぎ出す。そして外に飛び出すと、
尋問中の警官に見つかる。

写真家は男が危害を加えようとはしていなかった事に気づき、
自分の誤解を恥じて謝罪する。

 トイレと言う狭い密室に男と二人・・・・・
 外は暴動・・・・。どうかな、身の危険は暴動に対しても
 自分を救ってくれた男に対しても感じるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ニティシャストラ~

2021年03月16日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「倫理学」。
舞台はデリー、武道を極める姉弟の物語かと思ったら・・・。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

家の中で武道を使って戦う男女・・・・。

シーンは変わってロシニ(タープシー・パンヌ)の母親の葬式。
僧侶が他に親戚はいないのかと問うがロシニは黙っている。
参列者が口を開く、ラヴィ(ヴィッキー・アローラ)と言う弟が
いるが刑務所に入っていると・・・ロシニはそれを制する。
雨の中、ラヴィが現れ母親の足元に縋りつく。

ラヴィは家の中に入って行き、懐かし気に武道のトロフィーや
メダルや賞状を眺める。ラヴィをロシニが襲い格闘になる。

回想シーン:ロシニが女性達に護身術を教えている。そこに
ラヴィがメダルを持って現れるがロシニにはかなわない。

ロシニと母親が食事をしている所にラヴィが帰って来る。
仲の良い姉弟であったが、何があったのか?

格闘シーンに戻る。手加減なしで戦う二人は負傷している。

 回想シーンと格闘シーンが交互に映し出される。

ロシニが護身術教室で生徒のガウリと話している所に、
ラヴィが友達とアグラに行く費用を無心しに来る。ロシニは
ガウリを送る事を条件にラヴィにお金を渡す。

翌朝、ロシニはガウリの家族からの電話で起こされる。
ガウリはレイプ被害に遭ってしまったのだった。犯人を
撃退できなかった事を詫びるガウリ、ロシニは指導が実を
結ばなかった事にショックを受ける。ラヴィからの電話で、
事件に弟が関わっている事を知ったロシニは、自分が事件を
引き起こしてしまった事を悔やむ。

ロシニに母親がラーマーヤナの話をしている。時に正義は
家族よりも尊いものである事を・・・・。

ロシニはラヴィを羽交い締めにし首を折ってしまう。

 ああ・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~タクシー・イン・サーチ・オブ・ラブ~

2021年03月15日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

今年2021年の作品、タイトルは「タクシー・愛を求めて」。
まだ3月なのでかなり新しい作品。

ヴィッカス・ヴィクが監督で主演。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

ガネシャーム(ヴィッカス・ヴィク)がタクシーを待っている。
自分で車を持つ事はできないためタクシーを利用している事を
語り始める。

 インドではムンバイやコルカタなどには流しのタクシーも走っているが、
 デリーなどではアプリでウーバー社やオラ社のタクシーを呼んだり、
 町中にあるタクシー会社まで行って乗るのが一般的である。

ガネシャームがアプリで呼んだタクシーは乗合型で行き先が同じ方向の
いろいろな乗客と乗り合わせる。ある日、イケてる女性が同乗者となり、
ガネシャームは運命だとほくそ笑む。

いつもは運転手の選曲に文句を言うくせに、この時は女性に話を合わせ、
盛り上げる。そして車中でダンスを教えてもらい、すっかり意気投合。
女性が小銭がないと言うとガネシャームは自分が払っておくと言う。
降車際に女性はメモを渡し「電話してね」と言い残す。

有頂天のガネシャームがメモを広げると・・・・・
「私と付き合いたいなら1万ルピーよ。」と書いてあった。
落胆したガネシャームは運転手に自宅に向かうように告げる。

 ははは・・・。運命の女性との出会いかと思ったら、
 相手はコールガールであった。と言うオチである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ドゥルガ~

2021年03月13日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルはヒンドゥー教の女神の名前で、
主人公の女の子の名前である。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

ドゥルガ(サルヴァリ・マノジ・カシド)が学校から帰って来る。
病気の祖父(ラグビール・ヤダブ)はずっと眠っている。
母親(クリティカ・パンデー)が食事ができたと呼ぶ。

父親のモハン(ムクティラヴィ・ダス)は出稼ぎに行っているが、
家に戻る日になっても給料はもらえなかった。

モハンが戻ると言った夜、ドゥルガは物音で目覚め家の外を見る。
父親かと見ると、祖父が牛に餌をやっていた。祖父ドゥルガに
ひとしきり話を聞かせると、戻って眠るように言う。

翌朝、ドゥルガは帰宅した父モハンに起こされる。家の外に出ると、
祖父が亡くなっていた。ドゥルガは火葬へ向かう列に加わり、
家に戻るように言うモハンに、昨夜の祖父の様子を話す。

この日を境にドゥルガは父親と親友になった。

 何を言いたいのか、良く解らなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~チャトゥニー~

2021年03月12日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルはヒンディー語で「チャトニー」と言う、
ディップみたいなソースみたいな・・・類の物。
チャツネとも訳され、パコラ(インドの天婦羅)などに付けて食べる。
コリアンダー、レモン、生姜、唐辛子、酢、香辛料、砂糖、塩を
混ぜて作る。この下の写真の左側の緑色の物。

  <ストーリー> 

あるガーデン・パーティにガジアバードに住むヴァニタ(ティスカ・
チョープラ)は夫ヴィリ(アディル・フセイン)と参加している。
二人を理想の夫婦だと女友達は褒めるが中の一人ラシカ(ラシカ・
デュガル)は夫の不倫相手だった。

 

バーカウンターでいちゃつく様子を見た妻はラシカを
家に招待する。

 ラシカは既婚女性の印であるシンドゥールをつけていたので、
 W不倫である様子が解る。人前でいちゃつくなっ!

 芸が細かいところは、使用人の男が二人の飲み物に
 唾を吐いて入れていた。ヴァニタも好かれていない様子。

パコーラ(インド風天婦羅)に添えられたチャトニーを
ラシカが褒めるとヴァニタは簡単に作る事が出来ると自慢し、
架空の家庭の話を聞かせる。それは夫ヴィリに近づく者達が、
次々に死んでいくと言う話だった。死人達は庭に埋められ、
その場所に野菜を育てていると言う・・・・。

それを聞いたラシカは凍り付く。自分が食べた物は、
そこで採れた物だ・・・。盗み聞きしていた使用人も
青ざめる。
 
 怖~い。まぁ作り話なんだけど、恐怖心を抱かせるには、
 十分であり、凄く上手・・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~シブリングス~

2021年03月11日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の作品、タイトルは「姉妹」。
シータル・メノンが監督、脚本、主演(妹ディヤ役)している。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

ろうそくに火をつけバースデーケーキを運んでくるシーンから始まる。
ベッドにいる昏睡状態の父親の誕生日のようだ。

翌朝、妹のディヤ(シータル・メノン)が老いた祖母の面倒を見て、
姉のニディ(シヴァニ・タンクセール)が父親の身体を拭く。
ディヤは仕事に出かける。ニディは在宅勤務をしている。

 この作品内でもリモートワークで会議をしながら、
 同時進行でチャットで会話をし、その内容が画面に貼られると言う
 現代的な手法が取り入れられていた。

一緒に買い物をするが支払いでもめ、家では祖母と3人でTVを見る。
翌朝、言い争いの後、ディヤは仕事に出かけ、ニディは在宅で
仕事をするがPCが故障したためネットカフェで仕事をする。
その夜、父親の容体が急変し一旦は病院へ行くが戻ってくる。
そのせいでニディはミスをしていまい仕事を辞めてしまう。

姉妹は父親の介護をしている事で連帯感を持っているが、
自分達の私生活を犠牲にしている事を認識している。
共通している思いは父親の死を待っていると言う事・・・。

激しく言い争う姉妹を祖母が止めるが、原因が父親にある事が
解っており、祖母は父親の手を握り締める。そして・・・・

父親の様子がおかしい事に気づく姉妹・・・。

父親がいなくなったベッドに並んで寝る姉妹。
祖母はオイルランプの灯を消す。

 明確には描写していないが祖母が自分の手で
 息子の生命維持装置を外したと言う事だろう。

 インドでは生命保険が一般的ではないので、
 病院に入院させるより自宅で看病した方が費用が掛からないため、
 そして家族が大勢いる家が多いため自宅で看病するのであるが、
 この姉妹のように二人しかおらず、しかも女性だと給料が高い
 仕事にはなかなか恵まれないであろうから、
 看病疲れから死を待つようになるのは想像できる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~セピア~

2021年03月10日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品。タイトルは二人の関係が白でも黒でもない
セピア色であると言う事らしい。
二人とも結婚指輪をしていたので結婚しているのかと思ったら、
結婚前の同棲中のカップルのある1日を描いた作品のようだ。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。30分。

  <ストーリー> 

引っ越し荷物を整理しているカヴィア(サプナ・パッビ)は、
セピア色に変わってしまった子供の頃の写真を見つける。
家族でタージ・マハルの前で撮ったものだった。

女性の地位を確立するための機関を運営しているジャーナリストの
カヴィアの誕生日パーティーをサプライズで企画したルハン
(アパルシャクティ・クラナ)だが、カヴィアの態度に腹を立て、
問い詰める。カヴィタはパーティーはルハンの企画で招待客も
ルハンの知り合いであり自分の責任ではない、と答える

パーティは進む・・・全員が帰り二人きりになったところで、
言い争いが蒸し返される。ルハンはカヴィアがとある男性に対して、
自分を婚約者ではなくBFと言った事が気に入らなかったらしい。

 確かにBFと婚約者ではかなりニュアンスが異なる。それに
 パーティーの出席者なら全員が知っているはずであるのに、
 なぜカヴィタはBFと言ったのか? 相手はNASANに
 勤務するエリートのイケメンであった。これはカチンとくるかも。
 まぁここまで怒らなくても・・・・とも思うが。

カヴィアは出て行く事を選択し荷物をまとめ始めるが、1枚の写真を
見つけた所で疲れて眠ってしまう。翌朝・・・目覚めたカヴィアに
ルハンが話始める。止める事は簡単だ、でも努力する事、一緒に住む
事は難しい、と。カヴィアはルハンに写真を見せる。

それはタージ・マハルの前で撮られたルハンと家族の
セピア色に変わった写真だった。そしてもう一枚の写真。
カヴィアの家族の写真の背景にルハン家族が写っていた。
二組の家族は、同じ日の、同じ時間に、同じ場所にいたのだった。

二人は結婚しタージ・マハルに行き写真を撮る。

 ジャジャジャジャーン! ジャジャジャジャーン!
 これが運命でなくて何と言うのであろうか?。
 真に神様が決めたカップルであったのだった。

 私は運命論者なので、こう言う事もあるかもね、と思う。
 あの日、あの時、あの場所で・・・・。

 あと、言い争いの中にFU○Kのような放送禁止用語が多く、
 ピー音ではなく消音される箇所が多かったのが気になった。
 他に言い換えると伝わらないのかもしれないけど、プロなら
 言い換えて欲しかった。インド人が普通に多用するのか?も疑問。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~チュバン~

2021年03月09日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の作品、タイトルはヒンディー語で「突き刺さった痛み」。

ストーカーの話かと思ったら・・・・まさかの展開。
これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

メグナ(シュエタ・バス・プラサド)が就職のために親元を離れて
引っ越してきたのを向かいの建物から見ている老人ジョシ(マノジ・
コルハトカ)。ジョシはお菓子を見せて幼女を部屋に招き入れる。

ジョシはその後メグナの様子を伺い、付きまとうようになる。
メグナもその様子に気付き、気味悪く思い始める。ジョシは
メグナに話しかけ執拗に付きまとう。

メグナは会社でストーカー被害のニュースを見て恐怖を覚える。
ジョシはメグナの出勤を待ち伏せたり、プレゼントをしようと
後をつけ始める。

メグナはつきまとっていたジョシが突然姿を見せなくなった事で、
気になり始めるメグナは仕事でミスを繰り返し上司に叱責されてしまう。
残業していた時に上司が現れ、メグナを叱責した事を詫びる。自分の
元の上司が自分が間違った時には謝罪するように話した事を聞かせる。

メグナはあの日・・・ジョシに対してストーカー行為を止めるように
大衆の前で告げていた事を思い出し詫びるためにジョシの家を訪ねる。

そしてジョシが亡くなっていた事を知る。ジョシにはメグナと言う娘がいたが
娘が亡くなった後もとても愛していた事を聞く。ジョシがメグナに対して
娘のメグナを重ねて接触しようとしていた事を知る。あの日は娘の誕生日で
プレゼントとチョコレートを持っていた事も・・・・。
メグナはジョシの本心を知らずにひどい事をしてしまった事を悔いて、
打ちひしがれる。

 いやいやいや・・・最初のシーンから考えれば、
 ジョシが幼女に興味がある変質者かと、誰でも思うよ・・・。
 そしてメグナを見る視線も親が娘を見る眼付きじゃなかったし。
 ただ最初に招き入れた幼女とメグナとでは年齢が20歳ほど違ったので、
 幼女趣味にしては年齢が幅広いな・・・とは思ったけどね。

 これは監督にしてやられたよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~コール・ヒム・エディ~

2021年03月07日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルは「彼をエディと呼んでくれ」。

現代ではこう言う職業が存在するのかもしれない。
エディは人々を抱擁し癒しや安らぎを与える事を仕事にしている。
1回2000Rs(約3000円)、相手は多様である。
男性であるから成り立つのかもしれない、女性であったら・・・
相手が男性であった場合、よからぬ事を考える輩だったら、
力ではかなわないから・・・危ない。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

他人を抱擁し癒しや安らぎを与える事を職業としているエディ
(サンジャイ・スリ)にジャーナリストのリヤ(エイシャ・
チョープラ)が取材している。
エディはリヤに試してみるように語りかける。

エディはベッドに移動しリヤに心地よい姿勢をとらせ
隣に位置しリアの身体に触れるがあくまでもリヤに合わせている。
エディに抱擁されたリヤは父親の事を思い出し嗚咽するが、
エディは大丈夫だよと優しく寄り添い続ける。

リヤは眠ってしまう。眠りから覚めたリヤはエディに
感謝の気持ちを伝え満足して帰って行く。

 これ、ありかも・・・・。
 人間は誰かを物理的に感じたいと思う事はあるし、
 このコロナ禍のバーチャル時代にあって、
 何か(誰か)の存在を物理的に感じたいって事はある。
 重要だわ・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~メーリー・プリート~

2021年03月06日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルはヒンディー語で「僕のプリート」。

インドでは軍人は国のために戦うヒーローであるため、
軍人を描く作品や戦争映画の場合にはインド国旗が掲揚させる事がある。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

パンジャーブ語の挨拶から舞台がパンジャーブ州である事が判る。
農道を自転車で走る郵便配達員が母子に手紙を届ける。

 インドの田舎のシステムなのかもしれないが、
 郵便が配達されると受取人が料金を払っているようだ。
 確かに、小包などは郵便局から電話が来て自分で取りに行く。

母親プリートが息子バンテーに手紙を読ませる。
「メーリー・プリート(僕のプリート)へ。僕は元気だ。
 ・・・・・・・・。・・・・・・・。」

父親はインド陸軍の将校であり赴任地で手紙を書いてる。
「・・・・君のアマルより。」
手紙が終わるとプリートは涙ぐみ、息子に小遣いを渡す。

こんなシーンが何度か繰り返される。

 

ある日、プリートの留守中に手紙が届くが、
郵便配達夫の様子がいつもと違う。
息子はその手紙が父親の訃報である事を知り、
一旦は通知を隠すが、自分で飲み込んでしまう。
そしていつも父親が言っていた事を思い出す。

息子は母親を悲しませないために自分で手紙を書き投函する。
郵便配達夫が手紙を届けにくるが、息子はそれを察知し、
家から出かけてしまう。郵便配達夫は事情を知っているため、
料金を受け取らない。息子がいないためプリートは郵便配達夫に
手紙を読んでくれるよう依頼する。

「メーリー・プリート。・・・・・・・。」

息子はその様子を見て家から離れた場所で涙にくれる。

 この映画からプリートは字が読めないのかな?と思った。
 年齢的に30代と思われるのだが、田舎では今でも字が読めない
 人がかなりいるのかもしれない。昔、ラジャスタン州のある街で、
 日本語の歌を歌っている男性にヒンディー語で歌詞を書いてあげたら、
 「俺は字が読めないんだ。」と言われた事があった。

 プリートが字が読めないとすると息子が読む事は解っているはずで、
 僕のプリートとか君のアマルなんて書くのかなぁ?

 夫が殉職した事は近い将来に判るであろうが、息子の優しさが、
 仇になってしまうような気がしてしまった。

 あと映画で良く見かけるのだが、インド人は書類とかを、
 飲み込んでしまう事があるようだ。実際には見た事はないけれど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ティンディ~

2021年03月05日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルはマッチングアプリの名前。
ティンダーと言うかなり危ない(遊びメイン)アプリのもじりかな。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

クランティ(ラジェシュ・シャルマ)が口煩い妻シャンモー
(アシュワニ・カルセカル)に送り出されて仕事に向かう。
職場に着いたクランティは同僚ミシュラに勧められティンディと
言うマッチングアプリを知り夢中になる。

そしてモリー(アダー・シャルマ)とマッチングしたクランティは
ウキウキとチャットを続けながら会いに行く。モリーは高飛車で
積極的で、クランティは翻弄されながらもアバンチュールを期待し、
デートを繰り返す。

ある日、モリーはクランティにIDカードを作りたいと
持ち掛ける。クランティはいい所を見せるため、
自分が公務員である事を話しお安い御用だと請け負う。

そしてシャンモーが2日間家を空ける好きにモリーを呼ぶが、
シャンモーが出かける前に到着してしまう。

とっさに訪問販売を装う二人。モリーは持ってきた
荷物を全て売ってしまう。クランティは独身だと嘘を
ついていた事を詫びるがモリーはIDカードを作って
欲しいと言い残して去って行く。

クランティはシャンモーを騙していた事を悔いて、
シャンモーを抱きしめる。

職場でアプリを消すクランティ。タイトルバック・・・
IDカードを入手し笑うモリー。

 モリーはマッチングアプリのデータからクランティが、
 公務員である事は知っており、IDカード作成のために
 マッチングしたのだと思われる。またクランティの年齢から、
 インドでは独身である事は考えにくく、既婚者であると
 解っていたとも思う。そして訪問販売の商品も恐らくは
 最初から売りつける目的で持参し訪ねて行ったと考えるのが、 
 普通であろう。

 マッチングアプリで出会った相手に宗教の勧誘をされたとか、
 マルチ・レベル・マーケティングに誘われただとか、
 国際ロマンス詐欺にあったとか、よく聞く話である。
 インド映画にもこの類のストーリーが増えて来たようであるが、
 くれぐれも「気を付けよう 甘い言葉と なりすまし」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする