goo blog サービス終了のお知らせ 

カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ハム・トゥム・オール・ゴースト~

2020年11月08日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「私達、君と幽霊」。
1993年のハリウッド映画「愛が微笑む時」に触発された作品。
これはアイアンマンのロバード・ダウニー・ジュニア主演だけど、
ストーリーが極似しているわけではない。

  <ストーリー> 

ロンドンのファッション業界でカメラマンとして活躍する
アルマーン(アルシャド・ワルシ)はGFのゲーナ(ディア・ミルザ)
と結婚を望んでいる。

アルマーンは自宅で誰かが会話する声を聞いたり、
他の人が見えない人物が見えたりするせいで、
不眠症に悩まされていおり、ゲーナはアルマーンの不審な行動に、
心を乱されている。

ある夜、バーで飲んでいるアルマーンの前にカプール(ボーマン・
イラーニ)と名乗る男が現れ自分が幽霊であると言う。
姿は見え声も聞こえるが存在がない事にアルマーンは、
カプールが幽霊である事を確認する。

アルマーンは死んでしまった人たちの魂を助けるために、
協力する事にし、子供、男性(カプール)、女性の3人を選ぶ。
子供は自分の父親を助けてほしいと望み、アルマーンは
子供に連れられて家に行き死にかけてる父親を助ける。
息子が見えない父親が手を伸ばし息子に触れた時に、
存在を感じるシーンは良かったけど・・・。

アルマーンはカプールの変装をして銀行に行き色々やるのだが、
どう見ても似ていないし、死亡した後は速やかに手続きが
行われているはずで、合点がいかない。自宅に行き妻と会話
(アルマーンが代弁)し在りし日を忍ぶ。

3番目の女性は生前ゴアに住んでおり、浮気した夫に殺されたいた。
残された息子を探して欲しいとの希望だった。アルマーンはゴアに
行く事に決めゲーナを誘う。ゲーナはアルマーンの行動を見て、
精神に異常をきたしていると思っており入院を勧めるが同行する。
そして間違いなく狂っていると思いこむ。

アルマーンは警官の友人の協力で女性が昔住んでいた家に行き、
一枚の写真を見つける。谷手掛かりはなくロンドンに帰るが、
記憶がよみがえる。女性はアルマーンの母親だった。

8カ月後・・・ゴアの教会で結婚式を挙げるアルマーンとゲーナ。

 アルマーンの家庭の描写がなかったのでこういうエンディングに
 なるとは思っていなかった。幽霊であるカプールとアルマーンの
 やり取りはそれはそれで面白かったのだが。たぶんそれは、
 ボーマンの演技力で引き出されていたのだと思われる。

 幽霊物は何本も観たけど、一般人に見えない人が見えてしまい、
 聞こえない声が聞こえてしまう人が幽霊と会話している姿は、
 周りから見れば独り言を言っているようにしか見えないので、
 気がフレたと思われてしまう。これは仕方ないのか。
 にわかに信じられないとは思うけれど、私はその人を信じたい。
 確かに本当に狂ってしまっている場合もあるだろうけれど。
 私のように見たい人の前には幽霊は現れないそうだ。残念。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~マイネ・ピヤ-ル・キューン・キヤー~

2020年11月07日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルはヒンディー語で
「私はなぜ恋に落ちたのか」。

監督はコメディ専門のデヴィッド・ダワン(ワルンの父)。
面白くないわけがないと思って観始めたんだけど・・・
カトリーナ・カイフ演じるソニアが面倒くさい女で・・・
同じ事を繰り返すので半分まで行くまでに、
疲れたと言うか飽きた。だって次が想像できちゃうんだもん。

そしてよくあるがサルマン・カーンと弟のソヒルの共演。
一つの情報として・・・当時39歳のサルマンと
22歳のカトリーナ・カイフは数年前から付き合っていた。
インド人だったら当然知っているわけで、
そう言う事を想像させるのも手なのかもしれない。
興行的にもお客が呼べると言う宣伝効果もあるのだと思うけど、
日本じゃあまりやらないキャスティングだと思う。

  <ストーリー> 

ソニア(カトリーナ・カイフ)がサミール(サルマン・カーン)の
写真を胸に抱き泣きながらベッドに倒れ込む。
ガスの臭いに気がついた隣の部屋のピエール(ソヒル・カーン)が
窓を破ってソニアの部屋に入る。ソニアは自殺を図っていた。

所変わって病院。サミールは優秀な医師で女性患者にモテるため、
面倒な関係になってしまうが、その都度「結婚している。」と
嘘をつき難を逃れて来ていた。ソニアが自殺をほのめかすメールを
送っていたためサミールは慌ててソニアの家に向かう。

実はサミールはソニアを愛しており結婚したいのだが・・・・
女性を口説く時には結婚している事にしていたため、
(必要ないのに)離婚する必要があるのだった。
ソニアがサミールの妻に会いたいと言ったためサミールは、
看護師のナイナ(スシュミタ・セン)に芝居を頼む。

ナイナは預かっていた甥と姪を連れて会いに行く。
するとソニアは子供達と遊びたいと言い、サミールが、
ナイナに新しいBFがいると言うとそのBFにも会いたいと、
次から次へとめんどくさい事を言う。

 また何かと言うと自殺の芝居をするし、命令するし、
 めんどくさい女である。ソニアとは関わらない方が・・・。

サミールは間違ってナイナに贈り物を届けてしまい、
ナイナはサミールに愛されていると勘違いを始める。
ピエールもソニアを気に入っており、隣のベランダから
ソニアの部屋に侵入してきて干渉し始める。
ソニアはサミールの離婚が成立していない(と思っている)ため
サミールとの関係に踏み込めないでいる。

さらにソニアが離婚裁判の傍聴を希望したため、
サミールは友人の弁護士ヴィッキーに裁判の芝居を依頼する。
そこへサミールの母親が故郷からやって来る。ピエールが
離婚裁判の話をすると、離婚するためにはまず結婚する、
必要があると言う。(ごもっとも。)

母親は(芝居の)裁判に乗り込みナイナを気に入り、
離婚の必要はないと裁判をぶち壊してしまう。

ソニアは一人でドバイへ旅立つ。サミールの母親は気を利かせて、
サミール夫婦にドバイへのハネムーン旅行をプレゼントする。
サミールはナイナを置いて一人でドバイへ行きソニアと落ち合う。
しかしなぜかピエールもソニアについて来ていた。
残されたナイナはサミールの母親に見つかってしまい、
甥と姪も二人の子供だと誤解されてしまう。

どんどん嘘は大きくなり収集不可能になっていく・・・・。
サミールが帰宅すると母親に呼ばれたナイナと甥と姪がいた。
困ったサミールはナイナに悪妻の演技を依頼し、
ナイナは母親に嫌われようとメイド代わりにこき使う。
サミールは母親にソニアのビデオを見せナイナと離婚して、
ソニアと結婚する承諾を得る。

サミールとソニアの結婚式の日、ナイナは病院を辞め、
ソニアに全てを打ち明ける。教会(キリスト教徒だった??)、
サミールを愛しますか? と言う神父の問いかけに、
ソニアはNOと答える。神の前で嘘をついてはいけないと。
付き添いのピエールがソニアに愛を告白する。
サミールは去り、新郎が変わって式は続く。

ヴィッキーはサミールを連れ出し空港へ向かい、
ナイナに飛行機の問題があるから降りるように告げる。
ナイナは冗談だと取り合わなかったが隣の席の男性
(アルバーズ・カーン)が騒ぎ始め飛行機は離陸できない。
渋滞にはまった二人は通りがかったバイクに乗り空港へ。

サミールはナイナを引き留めるがナイナは搭乗口へ、
そこへサミールの母親と子供が現れ引き留める。
母親に諭されサミールは謝罪する。

 最後の最後にサルマンの弟アルバーズが登場し、
 三兄弟そろい踏み。これもお約束か。

 前半の流れがモタついて飽きた。後半は少しテンポが上がったが、
 全体的にサルマンの演技がひどく臭かった。
 コメディだからか? 表情も身のこなしもヤリすぎていた。
 特に兄弟喧嘩のシーンはまるで漫画だった。

 サミールの話が全部芝居(嘘)だった事を知ったソニアが、
 サミールに愛想をつかすのはいいとして、ピエールと結婚?
 ソニアにフラれたサミールがナイナに求愛?
 まぁ映画だからいいかっ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~アルジュン・レッディ~

2020年11月06日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年のテルグ語映画、タイトルは主人公の名前。
2019年にヒンディー語映画の「カビール・シン」として、
観ているがこちらがオリジナルである。

タミル語でも「アディッティア・バルマ」としてリメイクされているが、
正直なところカビール・シンと観た印象としては、
それほどの名作ではないか・・・と思う。

テルグ語(テランガナ、アンドラ・プラデッシュ州)映画の、
ヒンディー語吹き替え版で観たのだが、英語のセリフや、
一部のヒンディー語の所はヒンディー語の字幕が入っていた。

なおシャリニ・パンデイはこの作品がデビューの当時23歳。
テルグ映画の俳優はほとんど知らないので新鮮だった。
顔がちょっと濃いけど、たまにはいいか。

  <ストーリー> 

アルジュン(ヴィジェイ・ダベラコンダ)はカルナータカ州の、
マンガロールにある病院の天才的外科医であるが、
アルコール依存症である。

学生時代・・・アルジュンは優秀であったが性格に問題があり、
サッカーの試合で喧嘩となり、学長に退学か謝罪かを迫られ、
退学する事にする。しかし、校内でプリティ(シャリニ・パンデイ)
を見かけ恋に落ち退学を翻しプリティの勉強を手伝う事にする。

アルジュンは自分の気持ちを全校に公表し、
プリティにマンツーマンで勉強を教える。
最初は迷惑そうだったプリティだが次第にアルジュンに惹かれて行く。
アルジュンが学位を取るために3年間ムスリーの大学に行く事に
なった時にはプリティはアルジュンと離れられなくなっていた。
プリティは3年間ムスリーへ通い二人の絆は深まった。

学位を取ったアルジュンはプリティとの結婚しようとするが、
プリティの父親はカーストが異なるためアルジュンを
門から中へ入れようとしなかった。怒ったアルジュンは、
プリティに対しても酷い事を言ってしまう。そして、
6時間以内に答えを出すように告げる。
帰宅したアルジュンは泥酔した挙句モルヒネを打って意識を失う。

昏睡しから覚めたアルジュンはプリティの結婚式が、
突然行われている事を知り式に乗り込むが、
なぐられた上に警察に通報されてしまう。家に迷惑をかけたため、
父親は激怒しアルジュンを家から追放する。

親友シヴァ(ラフル・ラーマクリシュナ)の協力で、
アルジュンはアパートを借り病院に就職する事が出来たが、
心の傷はいやせず、いつしかアルコール依存症になっていく。
子犬を飼いプリティと名付け可愛がる。

ある日、女優のジア(ジア・シャルマ)が病院に来て、
アルジュンの治療で回復した事でアルジュンを気に入り、
アルジュンもプリティの事を話し二人は付き合う事にするが、
ジアが本気になってしまうとアルジュンはプリティを思い出し、
関係を終わる事にする。

休日のアルジュンは病院からの緊急電話で呼び出される。
一旦は断ったが病院に向かい手術室で倒れてしまい、血液検査で
アルコールとコカインが検出され、病院から訴えられてしまう。

裁判でアルジュンは真実を述べ有罪となり5年間の医師免許停止、
そして家も追い出され愛犬プリティと一緒に街をさまよう。
シヴァがアルジュンを探し祖母が亡くなった事を伝え自宅へ戻り、
父親と和解し、アルコールや薬物と決別する事を誓う。

街へ出かけたアルジュンは公園にいるプリティを見かけるが、
お腹が大きかったことから声をかけずに立ち去る。
全てを忘れるためにイタリアへ旅立つが、
プリティの事ばかり思い出してしまい、話をする事を決意する。

帰国したアルジュンは公園に行きプリティに話しかける。
話を聞こうとしないプリティにシヴァが状況を説明する。
それをきっかけにアルジュンが話し始めるが、
プリティはアルジュンのほほを叩き始め、その後にキスをする。
驚くアルジュンにプリティは自分が離婚した事、
お腹の子の父親がアルジュンである事を打ち明ける。

二人は一緒にアルジュンの家に行き結婚する。
プリティの父親も謝罪しにくる。
タイトルバック・・・結婚式のシーン。
海岸のベッド、親子三人のシーンで完。

 せっかくのイタリアロケなのに、暗いシーンばかり。
 もったいないなぁ。あれを撮るために何故イタリアに行く
 必要性があったのか? ただ行きたかっただけか?
 2019年にヒンディー語版でリメイクされているが、
 ラストだけは大きく違っていた。予算の関係だろうけど。

 やはりこちらがオリジナルなせいか、テルグ映画なせいか、
 人間関係の描写が濃いように思った。単に顔が濃いだけ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ハイウェイ~

2020年11月05日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品。

冒頭からインド各地の風景が映るので、
旅行好きにはたまらない。各地を知っている人なら、
ここはラジャスタン、ここはラダック、ここは・・・と
思い出に浸れるし、知らない人なら、この風景もあの風景も、
みんなインドなのか? と思うだろう。インドは広い。

全編を通してアーリヤ・バットとランディープ・フーダの
二人芝居的な感じで進んで行くのだが、この二人の演技力に
恐れ入る。アーリヤは当時21歳、恐ろしいまでの才能。
それに引けを取らないランディープも凄い。

「ラブ・キチュリ」みたいなチャラけた作品じゃなくて、
個人的にはもっと意味のある作品に出るべきだと思う。

  <ストーリー> 

舞台はデリー。結婚式の買い物をしている様子、
設営をしている様子がホームビデオで映し出される。

式を翌日に控えたヴィーラ(アーリヤ・バット)は家を抜け出し、
新郎ヴィネイ(アルジュン・マルホトラ)の車で、
つかの間のドライブへ出かけた。式の前夜とは思えないほど、
二人とも冷めている。それもそのはず・・・・
親が決めた上流階級の結婚に愛はなかった。

給油で訪れたガソリンスタンドは強盗に襲われており、
ヴィネイは抵抗しないまま車を奪われてしまう。
ヴィーラは4人の犯人にそのまま連れ去られてしまう。
名前からヴィーラが政治家の娘だと解り、
辿り着いたアジトの仲間たちは混乱する。

マハヴィール(ランディープ・フーダ)は仲間たちと、
ヴィーラを連れ出し車を乗り換えながら移動する。

最初は逃げ出そうとしたヴィールだが次第に旅が楽しくなり、
人前で顔を隠したり、検問で見つからないように、
荷物に隠れたり協力的になる。そしてマハヴィールに、
自分が9歳の時、叔父から性的虐待を受けた事を打ち明ける。
母親はそれを知っても黙っているように言った事も。
いつしか二人の間に信頼関係が出来て行く。

デリーではヴィール誘拐が大事件となっていた。
一味から身代金要求の電話は、SIMカードの操作で、
発信地はインドのいろいろな場所からだった。
仲間の所へも捜査の手は伸び、マハヴィールの手配書も
各警察署へ発信され、各地で検問が行われるが、
逃げていると言うよりは旅を楽しんでいる様子だった。

マハヴィールも子供の頃に家出をし、
現在に至っている事を思い出す。そしてヒマーチャル・
プラデシュ州のある町で警察にヴィールを連れて行き、
自分は立ち去るが、ヴィールは拒否し後を追う。

二人はラダックへとたどり着く。
ヴィールの夢の一つは山の上に小さな家を持つ事だった。
マハヴィールは現地の人に掛け合い一軒の家を借りる。
ヴィールは家を気に入り部屋を整え食事の用意をする。
その様子を見たマハヴィールは母親の事を思い出し涙する。

翌朝、家を取り囲んでいた警官たちが静寂を破り発砲し、
マハヴィールは撃たれて死んでしまう。ヴィールは鎮静剤をうたれ、
デリーへ移送される。自宅へ戻ったヴィールは家族の前で、
母親の制止を振り切り叔父が自分にした事を話し始める。

ヴィールは家を出てマハヴイールと一緒に旅した道を辿る。
数年後・・・缶詰工場を管理するヴィールは、
丘の上に家を建てて住んでいる。子供の頃を回想すると、
そこには子供の頃のマハヴィールがいた。

 アーリヤ・バットの為の映画だったけど、
 ランディープ・フーダも良かった。
 過去の出演作品を観て思うのは、彼の持ち味は、
 抑え気味の演技である。オーバーアクションにならず、
 (臭くないって事)派手ではない、嫌味のない演技。

 あと私は旅好きなので、こう言うロード・ムービーは、
 大好きである。景色や街並み、人々の生活が垣間見れる、
 それだけで満足してしまうのだった。

 二人の関係は同志的なもので恋愛感情ではなかった。
 追手が来るのが数日遅れ、二人の生活が続けば、
 関係に変化が起きたかもしれないが・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ラヴ・キチュリ~

2020年11月04日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年の作品、タイトルは恐らく「愛の混沌」。
キチュリはインド式の粥であるが、いろいろな物が混じった、
と言う意味もあるので恐らく・・・。

プレイボーイ役のランディープ・フーダは初めてだが、
過去に観たアーミル・カーン、ボビー・デオル、
アフタブ・シブダサニらと比べてどうなのか?
楽しみである。ちなみに私的№1はアフタブ・シブダサニ。
嫌味がないプレイボーイで憎めなかった。
 (ん・・・タイプなだけか? 笑)

  <ストーリー> 

ハリヤナ州のチャンディーガル出身のビル(ランディープ・
フーダ)は、ムンバイの5つ星ホテルでシェフとして働いている。
ある夜、泥酔し同じホテルのフロントで働くサンディヤ
(サダー)の家に行き誕生日おめでとうと告げる。

ビルの部屋の隣人女性は人妻も女子高生もみんなビルに
色目を使っている。・・・これほどモテモテであるが、
ビルはどちらかと言うと奥手のようで(笑)
気持ちは動いても腰が引けてしまう。

 この辺が都会育ちのプレイボーイと違う所か?

職場の他のシェフたちもビルがお客に声をかけ、
電話番号を聞き出すようにけしかけるが、
本人はなんだか乗り気でないようである。

ある日、サンディヤに縁談が持ち上がるが、
ビルに気があるサンディヤはわざと断られるように
相手が引いてしまうような作り話をする。

ビルはサンディヤの友人のナフィサ(カルパナ・
パディット)と出会い、自分のレストランを開きたいと、
夢を語り付き合い始める。ビルはナフィサに尽くすが、
ナフィサは海外へ出張に行ってしまう。

 前半は行動が伴っていないプレイボーイであったが、
 ナフィサの件から後半はいろいろ話が動き始める。

ビルはホテルの本屋のシャルミシュタ(リトゥパルナ・
セングプタ)に花を贈った事により誘われる。
いとも簡単にものにしたビルであったが・・・・
シャルミシュタは人妻だった! シャルミスタはビルに問う。
私と結婚する気持ちがあるの?と。
ビルは誰とも結婚するつもるはないと答える。

サンディヤは、ナフィサの事もシャルミシュタの事も、
知っていたからか、ビルに相談する事もなく結婚を決める。
レストランのみんながビルに聞く。
サンディヤを愛しているのだろう?と。ビルは考え、
シェフの先輩を伴ってサンディヤの結婚式に行き、
自分の気持ちをしどろもどろになりながら伝える。

9カ月後・・・ビルは自分のレストランをオープンした。
そこにはサンディヤがいた。

 これね、私の一番納得いかないパターン。
 だいたい自分が愛している事に気づいていないってあり得ない。
 インド映画にはよくあるんだけど、こう言う事ってある?
 自分がこう言う人間じゃないから納得いかないんだろうけど。
 いや・・・ないわぁ・・・・。

 と言うわけでストーリーもイマイチだし・・・・。
 何の感動もないし・・・

 ランディープは無難にこなしていたけれども、
 なんかスマートさに欠けたしカッコよくないんだな。残念。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~メーレー・カワボン・メン・ジョー・アーヤー~

2020年11月01日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年の作品、タイトルはヒンディー語で
「私の夢の中に誰かが来た」。1995年にリリースされた
「勇気ある者は花嫁を連れて行く」と言う曲に基づく。

この映画の中でランディープ・フーダは幻想の登場人物として、
悪戯な天使のような(笑)設定。ロックシンガー、警官、神、
ジゴロとコスプレ三昧だが、演技の幅が良く解るので、
その点では良い。また「ラール・ラング」と比べて、
ヒンディー語が聞き取りやすかったのは、
やはり前作はハリヤナ訛りだったのだと思う。

私もかなりな妄想クィーンなので・・・・
こういう映画は好きである。

  <ストーリー> 

マヤ(ライマ・シン)は夫ヴィクラム(アルバーズ・カーン)と
娘のプリヤ(エカ・クマール)とデリーで暮らしているが、
ある日、電話で夫が愛人と話している会話を聞いてしまう。

結婚前のマヤは音楽や歌が好きだったが、
ヴィクラムは全てを封印させ生活を支配していた。

 なんだよ・・・。好きな物を辞めさせといて浮気かよ!

マヤは空想の中でジャイ(ランディープ・フーダ)と言う
アバターを登場させ夢を見始める。

隣に住むバンドマンの若者の勧めである事務所に
歌手として契約しオーディションに出る。

娘のプリヤが病気になるが病院に行くお金さえも、
持たされておらず隣人に借りて行く。しかも夫は、
(おそらく愛人と一緒で)全く電話にも出ない上に、
帰宅しても思いやりのかけらも示さない・・・。
マヤは友人のタッパウェアの訪問販売を手伝い、
小遣いを稼ぐようになる。

どうしても歌手になりたいマヤは隣人のバンドと一緒に、
オーディションに出て合格しデビューする事になる。
ヴィクラムはマヤに娘の母親が必要なだけである、
結婚生活の破たんの原因は全てマヤであると言う。

主婦からスターになったマヤだが、ヴィクラムは
一切認めようとはせず家を出て行く。

バンドのヴォーカリストとして成功したマヤの家の、
向い側に誰かが引っ越してくる。
それは・・・・空想していたジャイだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ラール・ラング~

2020年10月31日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルはヒンディー語で「赤い色」。

2002年にハリヤナ州で実際にあった血液の闇取引の話。

主演はハリヤナ州出身のランディープ・フーダ、
インドでは州ごとに言語が変わり、同じ州内であっても、
多数の方言や訛があるので、現地の出身者をキャスティングする事は
リアリティを出すためには重要であると言えると思う。

  <ストーリー> 

2007年ハリヤナ州カルナル、ラジェッシュ(アクシェイ・
オベロイ)が病院に入って行く。そこで一人の男を見る。

5年前、学生だったラジェッシュ(アクシェイ・オベロイ)は、
学校でプーナム(ピア・バジペイ)に出会う。同じ大学には、
シャンカル(ランディープ・フーダ)もおり、ラジェッシュを
仲間に引き込む。

シャンカルは血液の違法取引をしており、
そのために医学部の学生になって関係者を引き込んでいた。
ラジェッシュはプーナムと付き合う為にお金が必要になり、
シャンカルの仕事を手伝うようになる。

シャンカルは貧しい人の血液や献血で得た血液を、
医療機関に高値で卸して大金を稼いでいたが、
弱い者の味方で人気があった。

ラジェッシュはプーナムとの結婚資金を調達するために、
大金を要求するようになり、ついにはシャンカルを出し抜き、
直接取引を始める。

違法取引に気がついた警察は血液の運び屋を逮捕する。
そして仲間たちにも捜査の手が及び始めると、
シャンカルは行動を控えるようになる。

ラジェッシュは結婚式の前日シャンカルに会いに行き、
謝罪するが、結婚する事を聞いたシャンカルは、
仲間が逮捕されないように自らが全ての責任を取り、
警察に出頭する。

5年後、ラジェッシュはプーナムが出産した子供と一緒に
帰宅する。そこには出所したシャンカルが来ていた。
ラジェッシュは子供にシャンカルを名付けた事を伝える。

 硬派な役どころが多かったランディープだが、
 見事なまでのチンピラぶりだった。思っていたより、
 演技の幅が広くていい役者かも。当時40歳くらいだけど、
 医学部の学生だから30歳くらいに見えてもいいのかな。
 
 アクシェイの方も真面目な第一印象から、
 いっぱしの犯罪者になり、堅気になるまでの変化は、
 表情や身のこなしに現れていた。

 まぁこの作品が何が言いたいのか?と言われると・・・
 と思うけど、主役2人は良かったと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~リスク~

2020年10月30日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2007年の作品、タイトルは危険。
ムンバイにおけるアンダーグラウンドのボスと、
対決する警官のストーリー。よくあると言えばそれまでだが、
大臣や政治家、汚職警官をも牛耳っている大物と
それに立ち向かっていく正義の警官。

ヴィノド・カンナーはアクシェイ・カンナーの父親。

  <ストーリー> 

スルヤカント(ランディープ・フーダ)はムンバイ警察の
エンカウンター・キリングのスペシャリストである。

ムンバイのアンダーグラウンドはバンコクを拠点とする
カリド(ヴィノド・カンナー)によって支配されていた。
カリドは敵対するナイドゥ(ザキール・フセイン)の事務所を、
襲わせ手下を始末させる。

スルヤカントはカリドを逮捕するために手下達を一掃し始める。
カリドは自分と通じているムンバイの内務大臣に働きかけ、
政治家のデヴキ(シーマ・ヴィスワズ)と警察署長を使い、
無実の2人を射殺したとしてスルヤカントを陥れる。

逮捕されたスルヤカントはカリドが大物である事を思い知る。
カリドはスルヤカントを利用する事にし、
自分の為に働く事を条件に復職させる。

スルヤカントはナイドゥ一味を次々に始末する。
しかしカリドの弟アルバーズ(ヤシュパル・シャルマ)は、
スルヤカントを信用しておらず手下のハリ(マカンンド・
デシュパンデ)と共にムンバイへ来て自らの手で、
ナイドゥを始末する。そして内務大臣さえも自分達にとって、
危険な人物であるとしてスルヤカントに始末するよう話す。

スルヤカントはハリとアルバーズを始末した後で、
内務大臣を撃ち、アルバーズが内務大臣を撃ったため、
エンカウンター・キリングでアルバーズを射殺した事にした。

タイではカリドがムンバイで起きた事件の首謀者として逮捕され、
ムンバイへ移送される。カリドは留置場の中から手下に指示し、
ムンバイ警察の警官と家族を殺害する。そして面会に来た
スリヤカントをも殺害するように指示を出す。

スリヤカントはカリドが無罪になる事を知り、
この場で殺害するしかないと考え、入室時に預けた拳銃を受け取り、
弁護士を人質にとって留置場へ向かいカリドを射殺する。

 ヴィノド・カンナーさすがの存在感だった。
 今まで認識していなかったけれど。冷静沈着なカリドと、
 激情型の弟アルバーズ、好対照で良かったわ。

 ランディープは私が認識したのが遅かったんだけど、
 10年以上前から主役で出てたんだね。ちょっと
 続けて何本か観てみるわ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ラング・ラシヤ~

2020年10月29日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の公開、タイトルはヒンディー語で「好色家」。
19世紀の画家ラジャ・ラジャ・ヴァルマの半生を描いた作品で、
2008年に撮影されたがヌード部分の検閲により公開が遅れた。
2010年にマラヤラム語で「マカラマンジュ」と言う作品も、
制作されている。

<ラジャ・ラヴィ・ヴァルマ>
1848~1906年、ケララ州生まれ、王女と結婚したため、
名前にラジャがつく。インドの感性とヨーロッパの技術の
融合から現代インド美術の父と呼ばれる。
神聖なるヒンドゥー教の女神に官能美を与え優雅に描いたために、
猥褻・下品であると言う反対運動もあった。
1896年に裸婦画を発表した際には大問題となった。

 

  <ストーリー> 

現在のムンバイ、絵画のオークション会場。
19世紀の画家ラジャ・ラジャ・ヴァルマの絵画も
オークションにかけられている(が、裸婦像の胸にボカシが)。
会場の外には作品が猥褻であると民衆がおしかけている。

 実際に画家が描いている時も胸の部分にはボカシがかかり、
 完成品にもボカシがかかっていたが、インドで個展とか
 行われる時にもボカシかかるのかしら?
 ちなみに美術館などでは絵画や彫刻はそのまま展示されている。
 映画とかTV放送だけかな。絵画は良いと思うけど・・・。

1896年ムンバイ、スガンダ(ナンダナ・セン)をモデルに
ラヴィ(ランディープ・フーダ)が絵を描いている所に
イギリス人の警官がやって来てラヴィを逮捕する。

法廷:ラヴィの人生が語られて行く。
子供の頃から絵を描くのが好きだったラヴィは、
王様に腕前を認められ、18歳で王女の婿となる。
1873年にウィーンの展示会で賞を受賞した後、
王位を継承する。その後様々な女性達と関係を持ち、
モデルとして絵を描き続ける。

前王が亡くなった際に王家を追われたラヴィは実兄と共に、
ムンバイに移り新しい人生を歩み始める。ある日、寺院で
スガンダを見たラヴィは創作のインスピレーションを得て、
モデルになって欲しいと依頼する。

噂を聞いたグジャラート州バローダラの王がラヴィを呼び、
屋敷に飾るためにマハーバーラタとラーマヤーナの
絵を描いて欲しいと依頼する。ラヴィはラジャスタン州、
カジュラホー、バラナシへと旅に出て絵を描き上げる。

1894年、新聞社のフレニー(フェリーナ・ワジール)に
セトゥ(パレシュ・ラワット)を紹介してもらい、
リソグラフ印刷を開始する。これによりインド全土津々浦々へ、
印刷された作品が行き渡っていった。

法廷:神をお金のために商用化した罪は重いと主張する原告側。
神への冒涜だとして印刷所は放火され損失を負うが、
ビジネスを追求するセトゥの協力により印刷は再開される。

スガンダをモデルにした裸婦画も販売され、
スガンダは無断で販売したとラヴィに詰め寄る。

法廷:スガンダは自分が裸婦像のモデルであった事を認めた上で、
ラヴィは本物の画家であると述べ自宅へ戻る。

ラヴィは自分が創作の為に訪れたカジュラホーやコナーラクの
寺院に掘られた神々の彫刻(男女交合像)のスケッチを示し、
それのどこが猥褻であるのか?を問う。

ラヴィは無罪となり結審したが、スガンダは証言の後、
自宅で首を吊ってしまっていた。

オークション会場に民衆がなだれ込み作品を破壊する。

 ラジャ・ラヴィ・ヴァルマについては全く知らなかったので、
 バローダラのラクシュミ・ヴィラ・パレスには行っているが、
 残念ながら・・・絵画の類は気がつかなかった・・・。
 映画は伝記を元に脚色されているようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ラブ・ブレークアップ・ジンダギー~

2020年10月28日 21時54分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルは「恋愛・別離・人生」。
4組のカップルのそれぞれの恋愛・別離・人生を描いている。

キャスティングは地味であるが、ゲストが凄い。
シャー・ルク・カーン、ボーマン・イラーニ、
リテッシュ・デシュムク。

  <ストーリー> 

デリーに住むジャイ(ザイード・カーン)とゴヴィンダ
(シーラス・サフカル)は同僚である。ジェイはラディカ
(パッラビ・シャルダ)と婚約中で結婚予定である。

ムンバイに住むナイナ(ディア・ミルザ)も婚約中である。
二人は単独でチャンディーガルで行われる友人アルジュン
(サッティヤディープ・ミスラ)とガヤトリ(アウリトラ・
・ゴーシュ)の結婚式に出かける。

ゴヴィンダはそこでシーラ(ティスカ・チョープラ)を気に入り、
親しくなろうとする。

ところがアルジュンの祖母が突然亡くなってしまうが、
結婚式はそのまま行われた。ナイナは婚約者のドゥルヴ
(ヴァイバヴ・タルワール)が迎えに来て一緒に帰って行く。

デリーに戻ったジャイはラディカと結婚すべきかを考え、
ラディカに問う。単に結婚がしたいのか? 
それとも僕と結婚したいのか?と。

ラディカの答えは、2年間に渡ってジャイの家族21人の 
誕生日を覚えた。それなのに・・・と。

 どうよ、これ。誰でも引くなぁ・・・・。
 絶句。愛してるんじゃないんだ。

と言うわけで、二人は別れる事にする。

一方、ムンバイに戻ったナイナ、写真家として自立しているが、
ドゥルヴがシンガポール副支店長になる事が決まったため、
シンガポールに移住する事を前提にプロポーズをされる。
迷ったナイナに母親が言う、頭でなく心で考えなさいと。

出張でムンバイに来たジェイはナイナに連絡し、
婚約者と別れた事やゴヴィンダとシーラの事を話し、
ムンバイを観光する。ナイナとジェイはナイナの友人リトゥ
(ウマング・ジャイン)の真実の愛を見つけるために、
BF達の元に同行する。最後に尋ねたのがクナル(リテッシュ・
デシュムク)で上手く行ってしまう。

ゴヴィンダはシーラの家に行き父親(ボーマン・イラーニ)に会い、
シーラをデートに連れ出す。

ジェイのミーティング相手はシャー・ルク・カーンだった。

ナイナとジェイは帰り道で子犬を拾いナイナが飼う事にしたが、
シンガポールから早めに帰ってきたドゥルヴは犬アレルギーだった。
ナイナはジェイの事が気になり始めていた。ジェイがデリーに戻る
前日、ドゥルブも二人を見て良い雰囲気な事に気づく。

ナイナがガヤトリーに相談していた事でアルジュンとゴヴィンドが
ジェイの元にやって来てナイナに自分の気持ちを伝えるべきだと言う。
3人はナイナの家に駆け付ける。

ナイナに気持ちを伝えるジェイだがナイナは応えられない。
ドゥルブはナイナの日記を読み始める・・・。
ドゥルブはナイナの気持ちの変化を知っていたため、
わざとナイナに決断を迫らせるように仕向けていたのだった。

アルジュンとガヤトリー、ゴヴィンドとシーラ、ジェイとナイナ、
リトゥとクナル。全てのカップルがそれぞれの幸せをつかみ
ハッピーエンド。婚約破棄になってしまったドゥルブとラディカは、
可哀そうだけど・・・。

 実はナイナに比べて相手役のドゥルブが地味だなぁ・・・
 と思っていたのだが、いい人じゃん。
 
 前日の作品は豪華キャストで内容がなく、
 こちらは地味なキャストでいい映画だった。
 頭でなく心で考えよ・・・いいこと言うなぁ。
 常に心で考えてるんだけどなぁ・・・(笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~サンキュー~

2020年10月27日 21時53分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、カナダを舞台にした3組の夫婦と
男1人の恋愛コメディ。3人の夫はそれぞれに
複数と浮気をしており、ドタバタがくり広げられる。

主役を張れるアクシェイ・クマール、スニル・シェッティ、
ボビー・デオルときて、まさかのイルファン・カーン。
こんな豪華キャストでどんだけ馬鹿げた事をやるのかと、
まぁハッキリ言って内容はないよー。

  <ストーリー> 

ラージ(ボビー・デオル)とサンジャナ(ソーナム・カプール)、
ヴィクラム(イルファン・カーン)とシヴァニ(リミ・セン)、
ヨギ(スニル・シェッティ)とマヤ(セリーナ・ジャイトリ)
の3組の夫婦はカナダに住んでいる。ヴィクラムは
ラージとヨギのボスで、3人でビジネスをしている。

ある日、サンジャナ、シヴァニ、マヤが会い、サンジャナが
ラージの女性問題で悩んでいる事を聞いて、マヤの友人の
浮気調査専門の私立探偵キシャーン(アクシェイ・クマール)に
相談する事を勧める。キシャーンの調査結果はサンジャナを、
納得させることができず、サンジャナは激怒する。
逆にキシャーンはサンジャナを気に入ってしまう。

キシャーンはニューイヤー・パーティにラージのGF全員を呼び、
真実を暴露しようとするが、ヴィクラムとヨギの連携プレイで、
失敗してしまう。ところがラージとヴィクラムは事を収めようと、
キシャーンに依頼に来る。キシャーンはヨギをサンジャナに近づけ、
偽造した動画を使いラージとヴィクラムに見せる。
誤解した二人はヨギと愛人の密会現場をマヤに教える。

浮気現場に乗り込まれたヨギはラージとヴィクラムが、
チクった事を知りキシャーンの協力者となる。
ところが浮気相手が多いと言う事はそれだけリスクも多い、
と言う事で・・・ラージは浮気相手の家で旦那が帰宅し、
ベランダに出たが、キシャーンが警察やTV局を呼んでしまう。
TVを見たヨギは大喜びし、サンジャナはショックを受ける。

ヴィクラムは芝居をうち自分とラージは諜報部員で、
全てが捜査の為だったとしてサンジャナを騙す。
キシャーンは二人の妻の前でその嘘を暴くと、
ショックを受けたサンジャナはナイアガラの滝で自殺を図るが、
キシャーンが自分の筋書通り助ける。

キシャーンはシヴァニに入れ知恵しヴィクラムの財産を、
シヴァニ名義に書き換えさせる。そしてヨギを使って、
サンジャナにBFができた事をラージに伝え嫉妬させる。

家を追い出されたヴィクラムとサンジャナが帰ってこないラージは、
困り果ててヨギと共にキシャーンの元を訪ねるが、
キシャーンは更に懲らしめるために作戦を仕掛ける。

サンジャナの謎のBFを追跡した3人は誤ってギャングのキング
(ムケーシュ・ティワリ)の家に行ってしまうが人違いだと知る。
キシャーンのオフィスへ行った3人はそこにあった譜面から、
追っている人物がキシャーンであると気が付いてしまう。
そこへキシャーンとサンジャナが現れラージと対決する。

サンジャナは離婚を要求しラージは応じたものの暴れ、
3人は警察に逮捕される。ラージはキシャーンを殺す事を決め、
キングから拳銃を受け取り式場へ向かいキシャーンを撃つ。

ところがラージとサンジャナと書かれた名前を見て、
サンジャナがもう一度自分と結婚しようとしていた事を知る。
撃たれたキシャーン生き返り拳銃が空砲だった事を明かす。

サンジャナの母親がキシャーンに何故サンジャナの為に、
このような仕事をしたのか問う。キシャーンは自分の過去を話す。

キシャーンは妻と幸せな家庭を築いていたが、
やはり3人と同じように浮気を繰り返していた。
それが妻にバレてしまい妻が自殺してしまったのだった。
それからキシャーンは自殺した妻のように苦しんでいる女性を、
助けるために仕事をする事で罪滅ぼしをしようと考えたのだった。

残されたヨギとマヤ、ヴィクラムとシヴァニも、
やり直す事を決めた。

 こんなに豪華キャスティングで、しかもカナダ(バンクーバー、
 トロント)ロケ、お金をかけたわりに、イマイチ面白くない。

 役者とは人を騙す仕事だから、プレイボーイだったアクシェイ、
 あんたがこの役かよ・・・と思ったのだが、まぁいいか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~サン・オブ・サルダール~

2020年10月26日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品、タイトルは直訳だと「サルダールの息子」。
邦題は「ターバン魂」のようだ。

サルダールとはシク教の男性の事、ターバン被った人ね。
シク教徒と言うとプロレスのタイガー・ジェット・シンだから、
幼少の頃の私には怖い人のイメージがこびりついており、
最初の頃はターバンみると怯えたわ。

1923年のバスター・キートンの無声映画「荒武者キートン」に、
触発された2010年のテルグ語映画「マリャーダ・ラマンナ」
(あなたがいてこそ)のリメイク版で、マラヤーラム語、
ベンガル語、カンナダ語でもリメイクされている。

  <ストーリー> 

ロンドンに住むシク教徒のジャシー(アジェイ・デーブガン)が、
バーで大暴れしていた時にインドから手紙が届く。
父親が残したパンジャーブ州の土地を相続するために、
インドに行かなくてはならない。バーのオーナーは、
ジャシーに25年前のいきさつを聞かせる。

ジャシーの家ランドワス家はサンドゥス家と敵対関係にあり、
大きな抗争の時にジャシーの父親とサンドゥス家の叔父が、
亡くなっていた。ちょうどそれはサンドゥス家のビルー、
(サンジェイ・ダット)とパミ(ジュヒー・チャウラ)の
結婚式の日だったため、ビルーはジャシーを殺すまでは
結婚しないと言う誓いを立てた。

ジャシーの母親はジャシーを連れてロンドンへ逃げたのだった。
ジャシーは25年も経っているので心配ないと言うが、
ビルーは2人の弟と共に今でもジャシーを探していた。

インドに着いたジャシーは列車の中でスフ(ソナクシー・
シンハ)に出会い恋に落ちる。
目的の駅に着き列車を降りる時にスフがカメラを忘れた事に、
ジャシーが気付くが、行ってしまった後だった。

ジャシーは相続した最古の寺院の裏手の土地に行くために
近くにいたビルーの弟トニー(ムクル・デヴ)の車に乗り、
道中で名前を聞かれフルネームを答えたため
殺そうと探している相手だと気づかれる。

寺院に到着したジャシーはビルーに会い一緒にスフがいたため、
客人として自宅に招待される。そこにトニーが帰宅し経緯を話す。
ビルーはジャシーを殺そうとするが、客人は神であると言う
家訓に従い屋敷から出てから殺そうと言う事になる。

ジャシーもその家がサンドゥス家である事を聞き、
自分が家の中にいる限りは殺されない事を知る。
屋敷から出たくないジャシーはあの手この手で留まろうとする。

ジャシーは隙を見て警察に連絡し一緒に逃げようとしたが、
警察はビルーと通じていた。ジェシーは隙を見て馬で逃げるが、
ビルーの馬だったため屋敷に引き返してしまう。

そしてパンジャーブ州の春祭りローリーの日、
スフは親友のボビー(アルジャン・バジワ)と婚約が発表される。
ジャシーはビルーに過去の経緯はどうあれ自分と母親は
サンドゥス家を許していると言うが、ビルーはランドワス家を
許すことはできないと答え、グルドワラ(シク教の寺院)に
行くためには屋敷から出る必要があると伝える。

グルドワラでスフはボビーにジャシーを愛していると伝え、
ボビーも知っていると答える。それでもなぜ結婚するのか?と問うと、
パルがジャシーの命を救うためだと代弁し、
ジャシーがランドワス家の息子だと伝える。、
そしてボビーとパルに見送られてジャシーの元へ向かう。

婚約式に行かなかったビルーの家族と手下はジャシーを襲い、
格闘している所へスクが現れる。二人は気持ちを確認する。

ジャシーはビルーと決着をつける必要があると言い、
グルドワラへ行く。ビルーも決着をつけようとし、
二人は格闘するが最終的に屋敷の中に戻ってきてしまう。

そして認知症のビルーの母親のスイッチが切り替わり、
宿敵はどこにいるのか?と問い、ビルーは一生スクの面倒を
見る事を条件にジャシーとの結婚を許す。

最初と最後にサルマン・カーンがカメオ出演。

 ジャシーが屋敷に監禁(籠城か)されてからが長い。
 まぁ歌って踊ってのシーンも長いから仕方ないかもしれないが、
 私的には飽きた・・・・・。自宅で観ているので、
 途中で息抜きは自由にできるが。

 8年前、ソナクシ太ってたね。当時25歳くらいだけど。
 アクションもCGで、典型的な娯楽映画であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ヤーリヤン~

2020年10月25日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルはヒンディー語で「友情」。
インドの東北地方にあるシッキム州の5人の大学生の話。
シッキムロケって初めて~。

もちろん行ってるけど、シッキムの印象は意外にも自由で、
独自の文化を持った良い所だった。お酒も自由に飲める。
女性も普通に仕事しているの婦人警官も多い。水が美味しい。
農作物も全て州内で自給自足、意外な事にバナナは売っていない。
交通ルールを守っているので日本みたいな道路状況。雨が多い。

「スチュデント・オブ・ザ・イヤー」でも思ったんだけど、
こんなインドに見えないセレブな大学ってあるんだね。
女子はみんなボディコン・ミニスカートってインドじゃないみたい。

  <ストーリー> 

大学の男子寮に住むラクシャ(ヒマンシュ・コーリー)は、
GFのジェニー(サラー・シン)とも楽しくやっていたが、
ちょっとした間違いからジェニーは去っていく。

ある日、学長(グルシャン・グローパー)から重大な発表がある。
オーストラリア人の実業家がカジノ建設のために、
学校の土地を買収したのだ。そして条件をつけた。
インドの学生とオーストラリアの学生をそれぞれ5人づつ選抜し、
スポーツや芸術5種目で競わせ、インドが勝った場合には、
100年間は大学として土地をリースすると言う物だった。

そこで、ラクシャをキャプテンに、ドラマーのパルディ
(シェレヤス・パルディワラ)、歌が歌えるジヤ(ニコール・
ファリヤ)、バイクを走らせたら右に出る者がいないニール
(デヴ・シャルマ)、計算に強いサロニ(ラクル・プリティ・シン)
の5人が選ばれる。

最初の3ラウンドはオーストラリアで行われるため、
5人はオーストラリアへ向かう。オーストラリアでは、
ラクシャの従兄弟で親友のデヴ(ジャティン・スリ)が迎えに来た。

第1ラウンドはバンド対決だったが、ラクシャ、パルディ、
ニールの3人は前日の歓迎会で飲み過ぎていた。しかも、
リハーサル時にインドチームの楽曲が盗まれており、
演奏されてしまう。抗議に行ったデヴは殴られ、
病院に運ばれるが死んでしまう。

しかたなくヒンディー語の歌を演奏するが、
地元オーストラリアから圧力がかかり負けてしまう。

第2ラウンドのチェスではサロニは落ち着いて勝利したが、
第3ラウンドのバイクレースでデヴの死を引きずるサロニは、
最後でヘルメットを脱いでしまい敗北してしまう。

インドの1勝2敗で残りの2ラウンドはインドで行われるため、
5人はデヴの遺灰と共に帰国する。季節は冬・・・。
ダンスの練習をするうちにサロニとラクシャは近づいていくが、
ラクシャはオーストリアでジャネット(イブリーン・シャルマ)と
良い仲になっておりサロニを拒絶する。

ホーリーの日、オーストラリアチームがやって来る。
サロニはラクシャとジャネットのいちゃつきを見て、
BFを募集しその場でキスすると言うオーディションを行う。
そこへラクシャが乗り込んで行き熱烈なキスして告白する。
ラクシャはオーストラリアの情報を得るためにジャネットと
付き合っていると言うが・・・・

ところが、実はニールがオーストラリアの移民資格を得るために、
自チームの楽曲をオーストラリアチームに売っており、
第4ラウンドのマウンテンバイクもわざと負けようとしていた。
しかしニールは脚を負傷してしまいラクシャが代わりに出場して、
かろうじて勝利する。

最終ラウンドをロッククライミング。オーストラリアチームは、
世界的にも有名な選手が登場するが、インドチームはラクシャ。
切り立つ岩山を登り山頂にある国旗を取って戻って来るのだが、
オーストラリアチームが道路を走り降りるのに対して、
ラクシャは滝を滑り降り近道をし、タッチの差で勝利する。

 設定が高原の大学と言えばどうしても、
 「スチュデント・オブ・ザ・イヤー」と被る。
 (2012年と2017年)

 一時期(今でもか?)オーストラリアでインド・バッシングが
 あったので、それへの当てつけだろうか?
 対抗戦のシーンはイマイチだし、タイトルからすれば、
 友情物語なんだろうけど、浅い感じが否めない。

 エンドロールでメイキングシーンが流れるのは良しとする。 
 劇場だとインド人は最後まで観ないから、
 家で観る時にしか観れない特典だと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~バダイー・ホー~

2020年10月23日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「おめでとう」。
高齢で妊娠した事を恥ずかしいと思う家族の話。
長男が25歳の設定なので、50歳近いと思われる。
嬉し、恥ずかし・・と言うところか。

舞台は首都デリー、これが地方ならそうかなとも思うが、
大都会でも恥ずかしいんだね。ちなみに主人公の一家が住む、
国鉄職員住宅は我が家のすぐそばだった。

実は私の友人が40代に入ってから2人目を妊娠した時、
確かに本人は恥ずかしいと言っていたが、
周りはどうだったんだろう?

  <ストーリー> 

25歳のナクル(アユーシュマン・クラーナ)は、
国鉄の車掌をしている父親ジッテンダル(ガジュラージ・ラーオ)、
母親のプリヤンヴァダー(ニーナー・グプター)、高校生の弟グッラル
(シャルドゥル・ラナ)と祖母ドゥルガ(スレーカー・スィクリー)と
デリーの国鉄職員住宅で暮らしている。同じ職場で働く
GFのリニー(サーニヤ・マルホトラ)とも順調である。

一言多い祖母が母親に対して小言を言ったある夜、
ジッテンダルはプリヤンヴァダーを慰める。
19週間後・・・体調がすぐれないプリヤンヴァダーは診療所に行くが、
妊娠5ヶ月である事が判明する。プリヤンヴァダーは産む決心をする。

ここから家族や周囲の人々との関係がぎくしゃくし始める。
ナクルとグッラルは態度が冷たくなり、周囲は冷やかし始める。
ナクルはリニーを避け始めたためリニーが自宅に来る。
事情を知ったリニーは笑いが止まらなかった。

 いやいや、そんなに可笑しい事かなぁ?
 しかも自分のBFの家族の事に対して失礼極まりない、
 と思うのは、私が日本人だからか?

親戚の結婚式に出席する時にも息子たちは同行を拒否し、
ナクルはリニーの母親の誕生日パーティに行く。
リニ―の母親はナクルの母親が妊娠している事を聞き、
そんな家族とは親戚になれないと言う。それを聞いた
ナクルはそんな家族でも自分の家族であると主張し、
その場を立ち去る。

帰宅したナクルはグッラルが学校でからかわれ殴られた事を知り、
翌日一緒に学校へ行き仕返しをさせる。兄弟は考えを改め、
生まれてくる子供について話し合う。

結婚式に出席したプリヤンヴァダーをからかった親戚を、
祖母は初めてプリヤンヴァダーを擁護し戒める。
ナクルは自宅に戻った両親に謝罪する。

職場で意識的に避けていたナクルとリニーだったが、
内心では気になっていた。プリヤンヴァダーはナクルに
リニ―の母親に謝罪するように勧める。

ナクルは謝罪に行きリニ―の母親もナクルを許す。
突然産気づいたプリヤンヴァダーは病院で女の子を出産する。
そこにはリニーも駆けつけていた。

15カ月後、よりを戻したナルクとリニーは婚約する。

 確かにまさかの妊娠で驚き戸惑うとは思うけど、
 誰もが受け入れないとは・・・そんなものなのかしら。
 最終的には丸~く収まりめでたしめでたしだった。

 驚いたのはマンゴーの食べ方だ。(そこかよ!)
 カットしたマンゴーは皮を剥かず、しゃぶっていた。
 皮を剥く時に実の部分も剥けちゃうからね~。

 リニーの家はお金持ちであったが、ナクルの家を訪ねた際、
 「チャイは飲まない」と出されたチャイを断ったのだが、
 出してくれた気持ちに対して、それはないなぁと思ったのは、
 私が日本人だからだろうか。

 余計なお世話だけど、豪邸育ちのリニーは国鉄職員住宅では、
 暮らせないと思うので、ナクルはマスオさんになるのかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インド映画】 ~ハラームコール~

2020年10月22日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルはヒンディー語で「ろくでなし」。
15歳の女生徒と教師の不倫関係を描いた作品。

インド版高校教師みたいな感じであるが、
魅力的なイケメン教師ではない・・・・。

主演のナワーズッディーンは1ルピー(約2円)のギャラで、
出演を引き受けたそうである。

  <ストーリー> 

グジャラート州のある村に住むシャーㇺ(ナワズッディーン・
シッディーキー)は教師で、放課後自宅で塾を開き子供達に
勉強を教えている。サンディヤ(シュウェタ・トリパティ)、
ミントゥとカマルも教わっていた。
カマルはサンディヤの事が好きだった。

サンディヤの母親はサンディヤを残して家を出てしまったため、
警察官の父親と二人暮らし、いつも酔った父親の面倒をみていた。
ある日、出張に行く父親の後をつけると知らない女性の家だった。
サンディヤは帰り道で転んでしまいシャーㇺの家で手当を受け、
そのまま泊まる事になるが、夫婦が抱き合っている所を見てしまい、
シャーㇺもそれに気がつく。

シャーㇺがサンディヤの家にあったバイクを修理した時、
サンディヤは父親に付き合っている女性がいる事を話す。
ある夜、酔った父親がその女性が付き添われて帰宅する。
サンディヤは情緒不安定になりシャーㇺを誘い、
二人は不倫関係を続けるようになる。

サンディヤの父親は女性ニールー(シェリヤ・シャー)を
紹介する機会をうかがっていたため、
家に連れて来てコミュニケーションを取ろうとする。

サンディヤは生理が遅れている事をシャーㇺに話し、
二人はバスで町の産婦人科へ行く。なんと・・・
そこの検査技師はニールーだった。

サンディヤは妊娠していなかったが、
村へ戻ったシャーㇺは関係を清算する事を告げる。

小さな村のため噂は広がり、シャーㇺの妻は家を出る。
困ったシャーㇺはサンディヤに会いに行き、
サンディヤが嘘をつきとおさなかった事をなじる。
ニールーは自分もサンディヤと同じ境遇で育った事を話し、
サンディヤもニール―を受け入れる。

カマルとミントゥはシャーㇺの留守宅へ忍び込み、
家の中を荒らす。帰宅したシャーㇺは惨状を見て驚く。
シャーㇺの妻は戻って来て家の中をかたづける。

数日後、シャーㇺはカマルとミントゥが自分の服を
着ている事を見つけ二人を追いかける。
そしてミントゥの首を絞めて殺してしまう。
それを見たカマルはシャーㇺを石で殴り殺してしまう。

 インドでなくてもありそうな話であるが、
 初めにサンディヤとシャーㇺの間に情熱的な感情が、
 あったわけではなく、状況的にそうさせてしまった感じで、
 淡々とストーリーは進んで行った。

 結末が悲劇すぎるのが後味が悪い理由であるが、
 サンディヤはニールーがいい人だったため、
 恐らく幸せな家庭を築けたと想像できるが、
 (結婚については難しいかもしれないが)
 残されたシャーㇺの妻はどうしたかな・・・。
 成り行き上、殺人を犯してしまったカマルも。

 サンディヤ役のシュウェタは当時30歳前後で、
 15歳の女生徒には見えないし、
 サンディヤに思いを寄せるカマルが幼すぎて・・・
 バランスがとれていなかった。本物の15歳を
 キャスティングするわけにはいかないと思うけど。

 農村の設定なのでナワズッディーン以外は有名どころは、
 出演していないが、ナワズッディーンも浮いていなかった。
 サンディヤの父親の恋人がとてもいい人で救われた感がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする