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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~スパーク~

2020年11月28日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルは「火花」。
なんとドイツロケ! ドイツを舞台にした綺麗なラブストーリー
かと思いきや・・・・途中からかたき討ちになって行く。

まぁインド映画の基本は喜怒哀楽てんこ盛りなので、
単純なラブストーリーだとウケないのかもしれない。

  <ストーリー> 

アルジュン(ラジニーシュ・ドゥッガル)はドイツに住み、
配達のアルバイトをしている。ある日、街で大学の同級生だった
アヌパマ(シッダシュリー・ガングリー)に会い付き合い始める。

アルジュンの学生時代の回顧・・・子供の頃、家族を殺された彼は、
養父(ランジート)に育てられていた。ある日、学校で
女学生に対して手荒な事をした有力者ババジ(アシュトッシュ・
ラナ)の息子を殴ったアルジュンはババジに仕返しをされる。
ババジに脅迫された養父はアルジュンをドイツへ送る。

 ここから政治の話になって、ちょっとつまらなくなった。
 登場人物が誰であるのかの説明の為だけど、ちと長かった。

20年前、政治家のバブーラール(ゴビンド・ナムデヴ)は、
ババジの指示で仲間と一緒にライバルの一家を襲い、
皆殺しにしたのだった。見張り役の男(サンジェイ・ミシュラ)は
首尾を確認しに入りタンスに隠された赤ん坊を見つけたが、
殺す事ができず連れ帰った、しばらくは自分の元で育てたが、
おりを見てアルジュンの養父に預けたのだった。

バブーラールは養父を襲いアルジュンを呼ぶように要求する。
養父は理由が解らぬままアルジュンをインドに呼び戻す。

アルジュンは病院に駆けつけたが、義父は事故だと嘘をつく。
アルジュンは街で見覚えがある男と遭遇し声をかける。
物心ついた頃(養父に預けられる前に)一緒にいた男だった。
男はアルジュンをバブーラールの家に連れて行き紹介する。

バブーラールは自分で殺しておきながら、ババジの父親が仇だと伝え、
恨みを晴らしたいアルジュンはバブーラールから拳銃を受け取る。



バブーラールはババジ達をおびき出すが、計画に気付かれており、
撃ち合いになる。アルジュンは格闘の末に仇を討つ。

 終了~。
 当然、ドイツに行く必然性はなく・・・・。ドイツでなくても
 どこでも良かったのであった。
 
 なんだかな、盛り上げりにかけたし、
 ラジニーシュのファンでも作品としてはイマイチだったなぁ。

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【インド映画】 ~ダイレクト・イシュク~

2020年11月27日 22時12分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルは「直接的な愛」。

ヒンドゥー教徒の聖地であるバラナシが舞台。
聖地ではあるが(私の印象では)全くもって俗っぽい場所である。
インドで一番嘘つきと詐欺師が多い所だと思っている。

2016年と言えば最近な気がするが、ストーリーと関係のない
ロケ地での歌シーンがあるあたり、古い気が・・・・。
(まぁ違和感があるのは私だけだろうけど。)

しばらくラジニーシュ・ドゥッガルの出演作品を追ってみる。
この作品ではコミカルな演技もダンスもアクションもこなしていた。

  <ストーリー> 

のっけからバラナシのガンジス河のガート(沐浴場)だったり、
街の喧騒の景色から始まる。ロック歌手を夢見るドリー(ニディ・
スッバイア)のライブシーンから始まる。

カビール(アルジュン・ビジラニ)は祖母の決めた女性キランと
結婚するためにムンバイから戻って来たが、
結婚を考えているGFがいるため結婚できないと告げる。
するとキランはBFに電話をかけて破談になった事を話す。

ならず者が待つところへヴィッキー(ラジニーシュ・ドゥッガル)が、
登場し簡単にやっつけてしまう。(登場の仕方がカッコイイ!)
 
カビールは町でドリーを見初め声をかけ拒絶されるが、
ムンバイでデビューさせてやると言いくるめ、祖母にはムンバイの
GFだと言って紹介してしまう。

ヴィッキーもドリーを見初め近づいて行くが、危険を察知した
カビールはドリーを連れてムンバイへ逃げる。
ヴィッキーも仲間たちとドリーを追ってムンバイへ行く。

TVでライブ情報を知ったヴィッキーはドリーを誘拐しようとするが、
カビールのビジネス・パートナーが先に誘拐してしまう。
ヴィッキーはドリーを助けに行き悪党を叩きのめし、
結婚を申し込むが断られる・・・・。

そこにカビールが現れドリーをライブ会場に連れて行く。
そして愛を告白するが・・・・。

バラナシ:ガンジス河のほとりで涙にくれるヴィッキー。
河面にドリーが映る。ドリーはヴィッキーと結婚する為に
戻って来たのだった。

 ここでも、女性は助けてくれた男性に惚れると言う
 セオリーは生きていた。

 ラジニーシュは、思っていた以上に何でもこなせるなぁ。
 身長183Cmだしダンスもアクションも映えるね。

 エンド・ロールにメイキング編があったのは良かった。
 こう言うのって得した気分になる。インドではインド人は
 本編が終わるとさっさと帰るし、だいたい館内のライトが付いて、
 スタッフが追い出しにかっかるから、ゆっくりできない。
 なのでDVDとかYOU TUBEとかじゃないと観られないシーンもある。

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【インド映画】 ~1920 イヴィル・リターンズ~

2020年11月26日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品で、2008年公開の「1920」の続編であるが、
ストーリーや役柄につながりはない。
2016年に第3段「1920ロンドン」が公開されている。

色男役でないアフターブ、今回はホラー。

  <ストーリー> 

1920年のある夜、スムリティ(ティア・バジパイ)は、
森の中で怪奇現象を体験する。

詩人のジャイデヴ(アフターブ・シヴダサニ)は、
恋人のスムリティを亡くしてから酒浸りの毎日を送っており、
妹のカルナ(ヴィディヤ・マルヴァデ)に励まされている。

ある日、河原で意識不明の女性(ティア・バジパイ)を助けて
家に戻るが意識を取り戻した女性は全く記憶がなかった。
女性は屋敷にあったバイオリンでジャイデヴの楽曲を弾き始める。
そして屋敷の中で不思議な事が起き始める。

ジャイデヴは女性にサンギータと言う名前を付ける。
ジャイデヴとカルナの前に墓場の番人が現れサンギータには、
悪魔が取ついていると告げ、次第におかしな事が起こり始める。
ジャイデヴはサンギータを病院に連れて行くが、
治療のためにはヒマーチャル・プラデシュ州のシムラーへ
行かねばならないと言われシムラーへ向かう。

途中でサンギータは記憶を取り戻し、
自分がスムリティだと気づくが悪魔に乗り移られていた。
ジャイデヴは自宅へ引き返し墓場の番人に協力を求める。

2年前、ジャイデヴの詩の朗読会に来ていたスムリティが、
ファンレターを出した事がきっかけで二人は文通していた。
ところがスムリティが事故死した事で関係は終わった・・・
サンギータがスムリティだと解ったジャイデヴはスムリティが
住んでいた家に行き話を聞く。すると2年前・・・・

スムリティと結婚するためにジャイデヴが来たと言う。
そして最近、同じ事を聞くために妹のカルナが来た事も知る。
家に戻ったジャイデヴは森の中で自殺しているカルナを見つけ、
遺書からジャイデヴに嫉妬した彼の親友のアマル(シャラード・
ケルカー)がジャイデヴになりすましていた事を知る。アマルは
カルナと深い関係になった事でカルナを脅迫し利用したのだった。

アマルはスムリティをシムラーに連れ出したが、
ジャイデヴではない事がバレてしまい抵抗された時に、
運悪くむき出しの鉄骨の上に転落し死んでしまった。
スムリティに同行していた使用人が遺体を隠し、
スムリティが事故死した事にしたのだった。

恨みを持ったアマルの魂がスムリティの身体に乗り移っているため、
アマルの身体と一緒に燃やす必要があると墓場の番人が言う。
ジャイデヴはアマルの遺体を掘り起こしにシムラーへ行くが、
アマルの魂はスムリティから離れる事を拒否し激しく抵抗し、
魂が戻れなくなるよう遺体を燃やしてしまう。

ところが・・・アマルの魂が燃やした遺体は本物の遺体ではなく、
すり替えられており、重傷を負ったジャイデヴが本物の遺体を
取り出しアマルの魂を遺体に戻し火をつける。

自宅に戻ったジャイデヴはスムリティの為だけに書いた詩を
スムリティの為だけに読んで聞かせる・・・・。

 ホラー仕立てのラブストーリーですね。ホラーのシーンも、
 怖いと言うより気持ち悪い感じだった。自宅の明るい所で観てるからか
 自宅の明るい所で観てるからか?映画館だったら怖いのかも。

 あとエンド・ロールにベッドシーンが流れるんだけど、
 これはいらんなぁ。サービスカットかもしれないけど不要。
 詩を読んで聞かせるシーンが綺麗だっただけに、
 残念感が・・・・・。

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【インド映画】 ~1920~

2020年11月25日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年公開のヴィクラム・バット監督のホラー映画。
タイトルは1920年の話と言う意味である。
スーパー・モデルのラジニーシュ・デュガルのデビュー作。

実は・・・カムラ・パサンドと言うパーンのCMに出ていた
イケメンが誰なのか? ずっと探していたのだが解らなかった。
この映画を観て、どこかで見た顔だなぁと思っていたんだけど、
見つけちゃった! うふふ。

  <ストーリー> 

1920年、パランプル。建築家が屋敷に到着する。
屋敷の管理人は所有者が屋敷を取り壊した後に
ホテルを建築する希望がある事を伝える。

その夜、建築家が図面を引き始めると奇妙な音が聞こえたり、
誰かの気配を感じ始める。そして翌朝、死体で発見される。

アルジュン(ラジニーシュ・デュガル)は、リサ(アダ・シャルマ)
と結婚するために、故郷を離れムンバイへ行く事を決める。
アルジュンはヒンドゥー教徒で、リサは父親が白人であり
キリスト教徒であるため、家族は結婚に反対している。

ある夜、二人は駆け落ちしようとするが家族に止められ、
リサは火をつけられ殺されそうになる。
アルジュンは宗教や家系を理由に止める父親に反抗し、
全てを捨ててリサと逃げ結婚する。

建築家のアルジュンにパランプルにある古い屋敷をホテルに
建て替える依頼が来る。屋敷に着いたリサは何かの気配を感じ、
使用人に話すが知らないと言われてしまう。
気配を感じる開かずの部屋の扉が開いたため中に入ったリサは、
そこで女性の肖像画を見つけ、ピアノの譜面の曲を弾き始める。

帰宅したアルジュンに話すが、部屋はやはり開かず、
アルジュンには信じてもらえなかった。リサは散歩中に
教会を見つけ神父と話をする。帰宅すると開かずの部屋の扉が
取り払われていた。その日から、怪奇現象は顕著になった。
リサは神父に助けを求める。

神父は厄払いをして心配いらないと告げて帰ったが、
神父の身に神秘現象が起きる。屋敷を引き上げようとした
アルジュンとリサだが途中で通行止めがあり引き返す。

アルジュンの帰宅が遅くなった日、リサは幽霊に襲われ、
昏睡状態になってしまう。教会のイエスが血を流し始め、
神父はリサの中に悪魔が宿ってしまったと告げる。
しかしアルジュンは病院に入院させるが治療できなかった。

アルジュンは神父の協力を得てリサの身体に宿った悪魔の
話を聞き、かつてこの屋敷に住んでいた老婆を訪ねる。
老婆は母と姉(肖像画の主)と3人で住んでいた。ある日、
怪我をした兵士を助けた。ところが兵士はイギリスに寝返って
いた事が判り、母が問い詰めたところ、母を殺害してしまった。
姉は兵士を騙し捕らえさせて絞首刑にした。兵士はそれを恨んで、
幽霊となって屋敷を壊すと言う人々を殺していたのだった。

神父は悪魔祓いをするためにリサの身体をベッドに縛るが、
悪魔は簡単に逃れてしまい神父をも殺してしまう。
アルジュンは悪魔に愛の力で対抗すべくリサの身体を抑え、
信じて止まないハヌマーンのマントラを唱える。
悪魔は粉々になりリサはアルジュンの元に戻ってくる。

 いや今さらだけど、インド映画の主役には美男美女が多い。
 ラジニーシュ・デュガルだったのか・・・・。
 それが解っただけでも収穫。

 ちなみに2012年の続編はアフターブ・シブダサニが主演。
 いやいやイケメン二人ともタイプだわ、笑。

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【インド映画】 ~シンガム・リターンズ~

2020年11月24日 22時12分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルは主人公の名前。

2011年にタミル語映画「シンガム」(2010年公開)の
ヒンディー語版としてリメイクされた作品の続編。
正義の警察官が悪をやっつける物語で、これもインド映画には、
よくある定番中の定番。この作品のアジェイ・デーブガンや
ここから派生したランヴィール・シンの「シンバ」や、
サルマン・カーンの「ダバング」などが有名である。

  <ストーリー> 

副署長シンガム(アジェイ・デーブガン)はムンバイを守る、
正義感あふれる警察官である。幼なじみのアヴニ(カリーナ・
・カプール)とは周囲は結婚するものと思っているが、
お互いに全くその気はなかった。

ある日、休暇を取っていた部下が河に沈んだ救急車の中で、
多額の現金と共に遺体で発見される。シンガムは捜査を進める。
救急車はいんちき宗教指導者のババジ(アモール・グプテ)の
宗教施設から盗まれた物で盗難届も出されていたが、
シンガムはババジと大臣のラオ(ザキール・フセイン)が、
仕組んだものと考えていた。

与党の指導者グルジ(アヌパム・ケール)は大臣ラオの意見に
反対していたためババジの手下に襲撃され、護衛のシンガムを
守ろうとして撃たれて死んでしまう。シンガムはグルジの為にも、
犯人の逮捕を誓う。

シンガムは辞職した事にしてアヴニと一緒に故郷のシヴガルに戻る。
道中でアヴニはシンガムに対する愛が芽生え始める。
シンガムが故郷に戻った理由はババジの悪事の証拠集めだった。
アヴニの様子にシンガムも結婚を決意する。

裏金倉庫で逮捕したアルタフ(パンカジ・トリパティ)の護送中に、
ババジとラオの差し向けた殺し屋に襲撃されアルタフは重体となる。
さらにシンガムと部下の家族を襲撃し脅迫し始める。

意識が戻ったアルタフは一部始終を話し始める。
あの夜、裏金を積んだ救急車を運転していたアルタフは、
車が故障して立ち往生してしまった。そこに通りかかった
シンガムの部下が修理をしたが、積み荷が現金と知り、
襲って来たアルタフを残して救急車を運転して
現場から離れた事故に遭い河の中に転落してしまった。
グルジを襲撃したのもババジとラオである事も白状した。

シンガムはババジを逮捕するが、ババジは裁判所に入る
アルタフを暗殺させ証人の口をふさぐ。ラオが権力を利用し、
捜査を打ち切るよう命令すると、シンガムは制服を脱ぎ
拳銃を返す。全ての警官は後に続き丸腰でラオの屋敷に乗り込む。
シンガムの問いにババジとラオをお互いに罪を擦り付け合うが、
その様子がTVに生中継されてしまう。

ババジとラオを護送する車が故障し道中で止まると、
そこへタンクローリーが突っ込んでくる。
タンクローリーはブレーキに故障があり事故は防げなかった、
とされた。もちろんシンガムの仕掛けたものである。

 正義は勝つ! と言う事であるが、
 権力の前では法が曲げられる事も多々あり、
 そうさせないために悪人を始末したのであった。

 現実にインドではエンカウンター・キリングは普通にある。
 政治家だけでなくギャングなども逮捕時や護送途中で
 抵抗したり逃げようとしたという理由で始末されている。

 アジェイ・デーブガンのハマり役であるが、
 カリーナ・カプールが映画のアクセントになっていた。
 他の映画でもそうだがコミカルな役や癖のある役は上手い。
 この作品ではとてつもない大食いでそそっかしくおてんばで、
 硬派なストーリーに別な味付けをしていた。

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【インド映画】 ~ジャンネー・ホーガー・キャ?~

2020年11月23日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「知ってますか?」。
アフターブ・シブダサニの恋愛物じゃない作品(笑)。

研究者と自身が作ったクローンと一人二役。
インド映画では一人二役もかなりの頻度でお目にかかれる。

  <ストーリー> 

シッダールト(アフターブ・シブダサニ)はクローンの研究者である。
インド医学研究センターで働く彼は上席のクリシュナン博士
(パレーシュ・ラワル)の許可なしでは先に進む事ができない。

研究の許可が下りなかったシッダールトはショックを受ける。
研究センターの内部調査担当のラトゥル捜査官(ラフル・デヴ)は、
シッダールトに匿名の電話をかけ資金提供を申し出るが断られる。

シッダールトはGFのアディッティ(ビパッシャ・バス)の助言で、
父の実業家のチョープラ(ティヌー・アーナンド)の資金提供を受け、
自分で研究室を作りマウスのクローン実験を始める。

クローンを作る事に成功したシッダールトだったが、
作った彼自身のクローンが行方不明になってしまう。
クローンはディスコへ行き女性を襲ってしまい、
シッダールトはラトゥル捜査官に逮捕される。

クリシュナン博士はシッダールトを釈放させるために、
警察署に行くが、シッダールトがクローンを完成させた事は、
信用しなかった。その時、クローンはシッダールトに想いを寄せている
博士の娘スチットラ(プリティ・ジャンギアニ)を誘惑する。
そして研究センターに行きクリシュナン博士を殺害し、
シッダールトの研究資料を持ち出す。

監視カメラにはシッダールトの姿(クローン)が映っており、
シッダールトは再び逮捕される。クローンは留置場の
シッダールトに会いに行き宣戦を布告する。

 研究センターの資料がデータでなく紙ベースなのが不思議。
 警察署に監視カメラもなく何処の誰かも調べず、
 留置場の中に入れるのも不思議。
 襲われたシッダールトが助けを呼ばないのも不思議。

(何故か)クローンがラトゥル捜査官の前に現れた事で、
シッダールトがクローンを作った事を信じるようになる。
そしてシッダールトの研究を知っている人物が、
アディティと父親のチョープラだと話す。シッダールトは、
アディティに会いに行くがクローンに襲われてしまう。
クローンはシッダールトになりすましラトゥル捜査官を襲う。

アディティの兄はシッダールトと一緒にクローン研究をしていた。
クリシュナン博士の許可を得ずに行った実験が失敗し、
兄が死んでしまったためアディティはシッダールトを恨んでいた。
そして仇を討つためにシッダールトを愛しているふりをして、
シッダールトを利用しクローンを作らせたのだった。

クローンはアディティをも殺してしまう。クローンは、
シッダールトの研究を利用し、クローンを大量に作っていた。
シッダールトは格闘の末クローンを殺し、
クローン工場を破壊する。

数年後、シッダールトはスチットラと結婚し子供ができる。

 アフターブは一人二役を無難にこなしていた。
 研究者は普段通り、クローンは冷酷な作り物。
 ビパシャは悪女役が多いと思うけど、顔かしら。

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【インド映画】 ~7・クーン・マーフ~

2020年11月22日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルはヒンディー語で「7つの殺人の謝罪」。
イギリス系インド人ラスキン・ボンドの原作の映画化で、
邦題は「スザンナの7人の夫」。結婚しては殺人を繰り返す
スザンナの物語である。

監察医アルン役でデビューのヴィヴァント・シャーは、
この映画で6番目の夫を演じたナシルッディーン・シャーの次男。

舞台となったポンディチェリーはフランス領であったため、
インドっぽい旧市街地とフランスっぽい新市街地がある。
スザンナ、エドゥイン、ジミーは、名前から解るように、
キリスト教徒である。

財産目当てに結婚を繰り返し、夫を殺す悪女かと思ったのだが、
財産は関係なく単に相手が悪人だったのだった。

  <ストーリー> 

拳銃をこめかみにあて涙を流しているスザンナ(プリヤンカー・
チョープラ)がためらいながら引き金を引くシーン。

監察医アルン(ヴィヴァント・シャー)の元に火事で焼けた、
女性の骨が届けられる。その骨がスザンナの物かどうかの
鑑定である。スザンナには6回の結婚歴があり、6人の夫全員が、
死亡していると言う誰が聞いても疑いたくなる人物であった。

しかしアルンはスザンナを知っていた・・・・。
アルンは自身の子供の頃、スザンナの事を回想して行く。

最初の夫:陸軍少佐エドウィン(ニール・ニティン・ムケシュ)。

孤児だったアルンはポンディチェリーの富豪の使用人の養子だったが、
マダムのスザンナに可愛がられ学校にも行かせてもらったため、
スザンナは恩人であった。

エドウィン少佐は戦争で左脚を失っており、あるパーティーで、
部下がスザンナとタンゴを踊ったのを見て嫉妬し、
スザンナが浮気をするのではないか心配するようになった。
それを気に使用人達に暴力を振るうようになる。
ある夜、エドウィンと豹狩りに出掛けたスザンナは、
狩猟台から突き落とし豹の餌食にして殺してしまう。

2番目の夫:ジミー(ジョン・アブラハム)。
エドウィンの葬式で聖歌を歌っていた青年と恋に落ち結婚。
スザンナが経済的に援助してロックスターになるが、
楽曲が盗作だった上に麻薬にハマり女性関係も派手になると、
オーバードースに見せかけて殺してしまう。
警察のキーマト(アンヌー・カプール)が捜査に来たのだが、
スザンナの色香に迷ってろくな捜査はしなかった。
スザンナは出来事を忘れるためにカシミールへ行く。

3番目の夫:ワスィーウッラー(イルファーン・カーン)。

カシュミールで人気のある詩人ワスィーウッラーと出会う。
スザンナはその美しい詩に惚れ込みイスラム教に改宗し、
スルターナーと名乗り結婚するが、ワスィーウッラーは、
サディストであったため耐えられなくなる。ある夜、
酔ったワスィーウッラーを外へ誘い出し、使用人達に掘らせた、
雪の穴に埋めて殺してしまう。

 イスラム教徒なのに飲酒していたのにはびっくり!
 使用人達は最初の夫と2人目の夫はスザンナが殺したと、
 感づいていたが、相手が悪人だったため黙認していおり、
 ここからはスザンナの殺人手伝っている。
 スザンナが惚れっぽいのも問題であるが、3人続けて
 酷い男と言うのも運が悪い・・・・。

4番目の夫:ニコライ(アレクサンドル・ディアチェンコ)。

次は競馬場でプレゼンテーターとして現れたロシア人である。
影響を受けやすいスザンナはロシアファンになりアンナと名乗り、
アルンをロシアの医学大学へ留学させる事にし、結婚する。

ところが・・・ロシアに行ったアルンは、家族と一緒にいる
ニコライを見つけてしまい、証拠写真を撮りスザンナに送る。
インドに戻ったニコライに使用人達が過去の夫達の最期の様子を
話して聞かせる。そしてニコライに家族との写真を見せる。
ニコライは否定したが、スザンナは毒蛇が住んでいる井戸に、
書類を投げ込み、ニコライが取りに行くように仕向ける。

この事件には当然ロシア大使館も動いたがニコライが、
インドの核開発を探るスパイであった証拠を提出して、
幕引きを図る。運の良い事に警察署長に出世していたキーマトが、
スザンナに色目を使ってきたためスザンナは上手くたらし込む。

5番目の夫:キーマト(アンヌー・カプール)。

キーマトはその後も関係を迫り、離婚して結婚を申し込む。
しかたなくスザンナは結婚するが、ほどなくしてキーマトを
心臓発作に見せかけて薬を盛り殺してしまう。

数年後・・・アルンがロシア留学から帰国すると、
スザンナが関係を迫ったため、アルンは養父と共に家を出る。
その後は関係を絶っており消息は不明だった。

アルンは焼けた骨格から人物を特定し、スザンナではないと
解ったが恩返しのためにスザンナだと鑑定結果を発表する。
そしてポンディチェリーの屋敷を訪ねるが荒廃していた。
アルンはスザンナを探し再会する。スザンナは語り始める。

アルンがナンディニー(コーンコナー・セーン・シャルマー)と
結婚した事を知ったスザンナは睡眠薬を飲んで自殺を図ったが、
通りがかった医師のモドゥスドンに助けられ結婚する。

6番目の夫:モドゥスドン(ナスィールッディーン・シャー)。

モドゥスドンの献身的な看護で助かったスザンナは結婚するが、
ある夜、屋敷に泥棒が入る。借金で破産寸前だったモドゥスドンが、
財産を狙ったのだった。ここで冒頭のシーン・・・・

スザンナは拳銃に1発だけ弾を込め自分とモドゥスドンと
交互に引き金を引きモドゥスドンを殺してしまう。
そして自殺するために屋敷に火をつけるが死にきれず、
メイドが焼死してしまったのだった。

スザンナは物乞いとなるが、アルンの偽証のお蔭で、
自分が死んだ事になった事を知り、
シスターになって人生を全うする事を誓う。

7番目の夫:イエス・キリスト。

 タイトルでは7つの殺人となっているのだが、
 実際に手を下したのは6件、メイドが犠牲となっているが、
 これも含めれば7件だけど。

 スザンナは惚れっぽく、影響を受けやすい女性だが、
 確かに6人の夫それぞれが悪人ではあるけれど、
 殺さなくても・・・とは思う。

 プリヤンカーが20代から50代くらいまで演じるので、
 その辺りが見所か。2時間に6件のエピソードがあるので、 
 それぞれが短い感じはする。

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【インド映画】 ~ムスカーン~

2020年11月21日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒロインの名前だが、
ヒンディー語で「微笑み」と言う意味である。

間違い電話から始まったラブ・ストーリーが、
まさかの殺人事件に発展し、ハッピーエンド。

  <ストーリー> 

サミール(アフターブ・シブダサニ)は若くして成功している、
ファッション・デザイナーで、シャラド(パルヴィン・ダバス)、
ジャーンヴィ(ネハ)、シカー(アンジャラ・ジャヴェリ)、
サチン(ブリジェシュ・ヒルジー)と一緒に働いている。
ジャーンヴィはサミールと結婚したいと考えているが、
サミールは友人としか思っていない。

シャラド、シカー、サチンはショーの為に先にシムラーへ向かう。
サミールは新しいモデルを探し電話するが間違って女子寮へかかる。
偶然電話に出たムスカン(グレーシー・シン)を名前も知らぬまま、
イメージしながらデザインし会いたいと思うようになる。
ムスカンも名前も知らないサミールからの電話を待つようになり、
お互いに誰だか解らない相手を想い始める。

同時にサミールは何者かに命を狙われ始める。

サミールはシムラーへ、ムスカンはロンドンの父親の所へ
それぞれ行く事になり15日後にインド門で会う約束をする。
ところが離婚した父親から再婚の話を聞いたムスカンは、
ロンドンではなくシムラーへ行く事にする。

途中の休憩場所で二人は出会うがお互いの事を知らないため、
良い印象を持たなかった。

シムラーに到着したサミールはムスカンと再会し、
モデルに起用したいと考え近づいて行く。最初は、
快く思わなかったムスカンだが協力する事にし、
二人に愛が芽生える。ショーは成功する。

サミールがピアノを弾いていた時、一人の男の子に出会う。
アーナンドと言う男の子が病気で余命いくばくもないと聞き、
サミールは友達になる。

ところが、サミールを愛しているジャーンヴィは嫉妬し、
ムスカンに平手打ちしてしまい、サミールがとがめる。
サミールが謝罪しようとジャーンヴィの部屋を訪ねると、
ジャーンヴィは殺されておりサミールは閉じ込められてしまう。

サミールは窓から脱出する。サミールが犯人だと思った
シャラドはサミールを殴る。警察のヴィクラム(グルシャン・
グルーバー)はサミール、シャラド、サチン、シカ―から
事情聴取する。ジャーンヴィは犯人の名前のイニシャルSを
書き残していた。・・・・そして部屋に残されていたのは
サミールの指紋だった。

ジャーンヴィは犯人に襲われた時、自宅に電話をしていた。
留守電に最期の声が残されていたが、サチンの声も
そこに録音されていた。サチンは成功しているサミールに、
嫉妬して命を狙ったが失敗したため、ジャーンヴィを殺し、
サミールを陥れようとしたのだった。サミール達は解放される。

サミールはムスカンを愛していたが、ムスカンに出会う前に
間違い電話の主を愛していたためムスカンに別れを告げる。
(同一人物だとはお互いに気づいていない。)

サミールがムンバイに戻ろうとしている時、
アーナンドがもう一度ピアノを弾いてくれと頼む。
サミールが弾いた曲を聞きムスカンはサミールが、
間違い電話の主である事に気づく。

 アフターブ・シブダサニの作品を7本観たわけだが、
 どうも色男役ばかりである。仕方ないか・・・。
 最初に観た「ミスター・ヤー・ミス」が一番良かったな。
 もうちょっと違う路線がないか探して見ようと思う。

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【インド映画】 ~イズ・ラブ・イナフ・サール~

2020年11月20日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

ヨーロッパでは2018年に公開された作品で、
インドでは今年3月公開予定がコロナの影響で今となった。
タイトルは「愛は充分ですか?サール」。
邦題は「あなたの名前を呼べたなら」。

インドは身分社会なので自分より身分が上の男性をサール(サー)
女性をマダムと呼ぶ。なので私もマダムと呼ばれる事がある。

インドならではであるが・・・
裕福な青年とお手伝いさんの恋愛がテーマである。
インドにはカーストがあるためカーストを超えた恋愛は、
まず不可能と言ってよいし、基本的に主人とお手伝いさんが
対等な関係になる事はありえない。

なので公開前から注目していた公開を待っていたら、
延期となってしまい残念だったのだった。
コロナの影響で映画館はずっとクローズで、
先週から上映再開になってはいたが正直、不安はあった。

お手伝いさんと言えばこの人、ティロッタマ・ソーム。
「モンスーン・ウエディング」でもお手伝いさんを演じ、
こんな事を言っては何だがピッタリであった。
同じ映画に出演していたラフル・ヴォーラが主人公の父親役。
この映画はインドとフランスの合作となっており、
彼がフランスと強い結びつきがあるからだろう。

全体的にアシュウィンとラトナの二人芝居的な感じで、
周りの人々は終始背景的な登場の仕方で、
二人の関係に大きな影響を与える事はなかった。
なので二人の感情の動きに注目して観る事と、
インドの一般的な社会観が理解できれば良いかと思う。

監督のロヘナ・ゲラがインドの階級問題を追及するために制作し、
2006年のテルグ語映画の「ワナジャ」と同じく、
インドの問題点を世界に発信した作品だと思えば良いと思う。

1時間40分と言うインド映画にしてはかなり短いが、
ちゃんと途中で休憩が入ったわ。

  <ストーリー> 

出身地の村に帰っていたラトナ(ティロッタマ・ソーム)が、
電話でムンバイに呼び戻されるシーンから始まる。
住み込みのメイドとして雇われていた主人アシュウィン
(ヴィヴェク・ゴンベル)が戻って来ると言う。
アシュウィンは結婚するためアメリカへ行ったのだが、
婚約者の浮気が発覚し破談になったため帰国したのだった。

アシュウィンの父親(ラフル・ヴォーラ)は建設会社の社長である。
傷心してふさぎがちなアシュウィンにラトナは、
自分は結婚4カ月で夫が病死したため19歳で未亡人になり、
人生が終わってしまったが、妹の学費を稼ぐために
ムンバイに出稼ぎに来ている話をして元気づける。

ラトナは同じマンションのメイド仲間と屋上で話をしたり、
一緒に買い物に行く事が楽しみだった。
ラトナには服飾デザイナーになると言う夢があり、
仕事の合間に服飾の勉強をするためにアシュウィンに許可を得る。

アシュウィンの誕生日にラトナは自分がデザインしたシャツを贈る。
アシュウィンはラトナが自分の夢に向かって前進している姿を見て、
勇気づけられると共に精神的な支えとなっている事に気づく。

アシュウィンはラトナにミシンをプレゼントする。
アシュウィンはラトナを対等に見ていたため、
ラトナがアシュウィンの実家のパーティーに駆り出された時、
仕事が終わるのを待とうかと言い、他の使用人達に驚かれる。
ラトナはアシュウィンに自分はあくまでも使用人である事を伝える。

ガネーシャ祭りの日、いつもと違って踊るラトナを見て、
アシュウィンは自分の感情を抑えきれなくなり、
部屋に戻った際に気持ちを伝えキスをする。

ラトナもアシュウィンの気持ちは嬉しいが身分が違う為、
家族や友人達には決して受け入れてもらえない事を伝える。
サールではなく名前で呼んでくれと言うアシュウィンに、
ラトナはあくまでもサールと呼ぶ。

アシュウィンは親友にラトナへの気持ちを打ち明けるが、
身分の違いと言う理由で答えは同じだった。

ラトナは結婚してムンバイに出て来た妹の家に同居する事にして、
メイドを辞めてアシュウィンの家を出る。
アシュウィンは自分の気持ちに決着をつけるため、
父親にアメリカに戻りたいと伝える。

ラトナはある服飾会社に就職が決まるが、
そこの社長はアシュウィンの友人だった。
ラトナはアシュウィンにお礼を言う為に家に行くが、
アシュウィンはアメリカに行ってしまっていた。
屋上に行くラトナにアシュウィンから電話がかかって来る。
ラトナは初めてサールをアシュウィンと呼んだ。

 アシュヴィンはラトナに「サンキュー」や「ソーリー」を、
 普段から言っていたので、家庭でそう習ったのか、
 それとも自分で学んだのか? 普通のインド人家庭では、
 やってもらって当然であるので、そういう事は言わないはずだ。
 
 主人とメイドの立場の違いがお互いの距離であったり、
 会話に良く表れていた。メイドは基本的に言われた事に対する、
 返事のイエスのみであり、余計な事は言わないものだ。
 自分から話しかけるのは恐れ多い事だから。

 ラトナが街のブティックへ服を見に立ち寄った時、
 店員が明らかに不快な表情をして追い出したのだが、
 大げさな表現ではなく、それがインドの現状である。
 服装や顔、身のこなしをみれば立場が解ってしまう。
 幸い私は外国人なので身分不相応なホテルやブティックに
 行っても追い出される事はないが・・・。

 狭い質素なメイド部屋がキッチンの奥にあったが、
 極端ではなくだいたいがあんな感じである。
 ある家では夜中にゴミ箱を倒しただけで使用人を呼びつける。
 そのくらい自分でやれば・・・は彼らには通じない。
 そういう価値観であり常識なのである。

 結果として綺麗に終わった。これが両親を巻き込んで、
 ぐちゃぐちゃになったら悲劇であったが、お互いの立場を
 理解して、自分の気持ちにケリをつけた、大人であった。
 ほっとした気持ちと、もっと周りの人達にも考えさせれば、
 良かったかもしれない、と言う気持ちが交差した。

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【インド映画】 ~ピャーサ~

2020年11月18日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはヒンディー語で「渇き」。

お金を切望している、復讐を望んでいる、
欲している渇きである。

ユクタ・ムケイはヒンディー語映画のデビュー作。
むちゃくちゃ背が高いと思ったら1999年のミス・ワールド。
(アフターブと同じ180Cm)こりゃ相手役がいないね。
3カーンが相手じゃ子供みたいだ・・・。

もう一人、ズルフィ・シードもほぼデビューで、
ユクタが酷すぎたので目立たなかったけど、
二人ともその後の出演が少ない事から考えれば、
評価が低かったと言う事になるだろう。

  <ストーリー> 

スーラジ(アフターブ・シブダサニ)は両親と妹スマン(サーディカ)と、
暮らしているが定職についておらず、祖父の残した土地を売って
大金持ちになる野望は父親(ゴビンド・ナムイデオ)と叔父
(アナング・デサイ)に反対されている。

叔父の息子プレム(ズルフィ・シード)はビジネスで成功しており、
スーラジに一緒に働く事を勧めるが、スーラジは自分の力で、
大金を稼ぐようになると拒否する。

ある日、スーラジの前にシータル(ユクタ・ムケイ)が現れ、
自分の会社に良い条件でスカウトする。シータルは
スーラジをおだて、スーラジも結婚すれば玉の輿と考えるが、
シータルはプレムと愛し合っているとスーラジに話した事で、
スーラジはプレムの婚約者レヌに匿名で電話をかける。

婚約セレモニーでレヌはプレムとシータルの話をして、
婚約を破棄する。

 スーラジが本当にシータルを愛し始めたのか、
 単にプレムへの嫉妬で婚約を妨害したのか不明。
 妨害しなければ、シータルが自分の物になったかも
 しれないのに・・・

シータルはスーラジの目的が財産である事を知っており、
仕事をこなすたびに、車、家、と資産を与える。

シータルとプレムは晴れて結婚する事になるが、
プレムの家を訪ねたシータルの父親がプレムの父親を襲う。

16年前、シータルとプレムの父親は共同でビジネスを
行っていたが、プレムの父親がシータルの父親を騙して、
会社を乗っ取ったのだった。

シータルは復讐するためにプレムに近づき、
スーラジを雇ったのだった。しかしプレムは、
シータルを愛しているがゆえに会社の全ての所有権を
シータルに譲渡する事にする。

叔父を窮地に陥れたスーラジを父親は家から追い出すが、
叔父の方が悪かった事を知りスーラジに謝罪する。

 ここから複雑な展開に・・・・。

シータルが悪党に襲われた時にプレムが助けに行き、
そこにプレムの父親が現れて誤ってプレムを撃ってしまう。
プレムは病院に運ばれ、プレムがシータルを助けた事で、
シータルの父親はプレム一家を許す。

 悪党を雇ったのはプレムの父親か?
 するとプレムが助けに入るのは筋書き通りで、
 撃ってしまったのが間違いか?

スーラジはシータルに利用されていた事を知りショックを受けるが、
シータルを愛しているので結婚を申し込む。そして勝手に
招待状を作って両親とプレムに渡す。両親は驚き、
プレムはショックを受ける。

結婚式当日、全ての人が祝福していない状況を見て、
スーラジは儀式の途中で立ちあがり主役の座を、
プレムに譲る。シータルの兄弟が結婚を許さない事を
考えての芝居だった。

怒り狂ったシータルの兄弟達がスラージを襲う。
スラージは撃たれて死んでしまう。

 えーーーこういう終わり方???、
 うぅぅむ・・・。なんだかなぁ。
 スーラジを死なせなくても良かったんじゃ・・・。

 ユクタは背が高すぎる事で相手役が限られてしまう事もあるが、
 身体が固いのかダンスはぜんぜんだし、表情もイマイチ。
 180Cmで踊りが上手かったらダイナミックだけど、
 インド映画の役者は踊れてナンボだから厳しかったんだろう。
 ミス○○から転身した女優は多いけど。

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【インド映画】 ~マスト~

2020年11月17日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

1999年の作品、タイトルはヒンディー語で「陶酔」。
当時21歳のアフターブ・シブダサニのデビュー作品。
通常、デビュー作は恋愛物が無難であろう。
ちなみに相手役のウルミラは25歳だった。

コメディタッチのミュージカルシーンとシリアスなシーンが
組み合わさっていて、なんか馬鹿馬鹿しくて面白かった。
あとは20年前だとスト―リーとは何の関係のない場所での、
ダンスシーンはふんだんにあった。

  <ストーリー> 

映画館でチケット買い入場する人々と映写室でフィルムをかける、
映写技師の映像が流れる。

マハラシュトラ州プネに住むキットゥ(アフターブ・シブダサニ)は、
女優のマリカ(ウルミラ・マンドカール)の大ファンで、
部屋中に写真を飾り、マリカが出演している映画を観るために、
毎日映画館に行き相手役に自分を投影してしまうほどである。

キットゥは成績が悪かった事で父親(ダリプ・タヒル)に叱られ、
マリカのポスターを破られてしまい、家出をしてムンバイに向かう。
そしてマリカの家に行くが警備員に止められる。
隣の食堂の店主が良い人でそこで働かせてもらう事になるが、
そこの従業員はみなキットゥのようにマリカに会いに来た男たちの
慣れの果てだった。キットゥは毎日マリカの家を見て過ごす。

マリカは孤児で叔父とその家族のために働かされていた。
仕事は全て叔父が仕切っており本人の意思はなかった。
キットゥは撮影所に行きマリカに話しかける事に成功するが、
威圧的な叔父に委縮している所も見てしまう。

そして、いつものようにマリカの部屋を見ていると、
マリカが叔父に暴力を振るわれているところを目撃し、
塀を乗り越えて助け出し、一緒にプネに逃げる。

マリカが2日前に誘拐された事はニュースになっていた。
キットゥは家族に内緒で自室にマリカをかくまうが、
妹のニッキ(シータル・スバルナ)に見つかってしまう。
仕方なくニッキ―と母親シャルダ(スミタ・ジャイカル)に
事情を話す。そこへ友人のニシャ(アンタラ・マリ)が来たので、
協力を依頼する。マリカはキットゥの事を好きになり始めていたが、
キットゥとニシャの仲が良い様子をみてショックを受ける。

キットゥ達はマリカの事を父親には言えなかったが、
警察が何も知らない父親を逮捕してしまった。
マリカの叔父がキットゥを覚えており捜査の手が回ったのだった。
キットゥは警察に行くがマリカの行方を聞かれ殴られる。
マリカは警察に出頭し叔父が自分を殴ったためキットゥが、
助けてくれたことを話し、キットゥと父親は釈放される。

マリカは何も告げずにプネを去ってしまう。
キットゥは理由が解らずにニッキ―とニシャと一緒に
マリカに会いに撮影所へ行き誤解を解く。

マリカとキットゥの結婚式のシーン。
食堂の店主、従業員、リクシャの運転手らが、
集まって踊っている。

 ジャンルとすれば、ラブ・コメディになるのだろうけれど、
 食堂のミュージカルシーンが一番良かった。
 女性は助けた男性に惚れる法則はここでも生きていた。

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【インド映画】 ~デー・ターリー~

2020年11月14日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年の作品、タイトルはヒンディー語で「拍手を」。

3人の親友のうち2人がカップルになると言うストーリー、
特にこれと言って考えさせられる事もなく、感動もない。

  <ストーリー> 

アビィ(アフターブ・シブダサニ)、パグルー(リテッシュ・
デシュムク)、アムー(アイーシャ・タキヤ)は親友である。
アビィの父親(アヌパム・ケール)はお金持ちで、アビィは
仕事には全く興味がない。惚れっぽい性格で24歳まで、
たくさんの女性に声をかけまくったがどれも上手くいかなった。

パグルーとアビィの父親はアヌーにアビィとの結婚を勧める。
アビィはアヌーに好きな人がいる事を打ち明けると、
アヌーは自分だと思い込んでしまう。

ところが・・・アビィからカルティカ(リミ・セン)を紹介される。
初めての本当の愛だと言うアビィ・・・。
パグルーはアヌーのために作戦を練るが、ことごとく失敗する。
カルティカはパグルーとアヌーに宣戦布告する。そして、
アビィが資産家だから結婚したいとはっきり言うんだけど、
馬鹿なのかな?

二人がアビィに忠告しに行くとアビィは激怒。
ところが居合わせたカルティカをアンジャリと呼び、
すがりつく男が・・・・。

アビィはカルティカと結婚するために外国へ行くと告げる。
パグルーとアヌーは空港でカルティカを誘拐し、
アビィと結婚しないと言う手紙を書かせる。

カルティカの家に着替えを取りに行ったパグルーは、
カルティカがアビィに近づくために作戦を立てていた事を知る。
そしてカルティカをアンジャリと呼んだ男を調べ始め、
男がアルコール依存症から立ち直るグループで、
過去を語るのを聞く。全てが上手く行っていた人生が、
アンジャリと出会った事で壊れてしまった事を。

パグルーはアンジャリの実家を訪ねるが、崩壊しているおり、
それが原因でお金に執着するようになった事を理解する。
また別の男性もアンジャリのせいで全てを失った事を知り、
アビィに話すが・・・。

アビィはアヌーのお蔭で立ち直り父親の会社で仕事を始め、
アヌーへの愛を深めていたが、アンジャリが目の前に現れた事で、
再び心はアンジャリに捕えられてしまう。

 魔性の女だわ・・・・。

アビィはパグルーとアヌーがアンジャリを誘拐した事、
友情を利用して騙した事を持ち出しアンジャリと復縁する。
悪い女から救うために努力したパグルーとアヌーだったが、
馬鹿なアビィは、複数の男性の人生を台無しにした悪女と
結婚しようとする。自分も同じ目に遭うのに・・・。

パグルーとアヌーは結婚式にアンジャリに騙された男性達を
連れてきて結婚式を台無しにするが、実はアンジャリは、
式の前にアビィに自分ではなくアヌーと結婚するように話していた。
アビィはアヌーに結婚を申し込む。

 

 パグルーとアヌーによって誘拐(監禁)されていたアンジャリは、
 二人からいろいろな事を聞き、三人の関係を学んでいた。
 それで最後がこのような展開になったのだが、心の動きや、
 考え方が変わった所は良く解らなかったなぁ。

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【インド映画】 ~コーイー・アープ・サー~

2020年11月12日 22時23分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルはヒンディー語で「誰かあなたのような」。

学園物であるが、単純な三角関係や四角関係ではなく、
重大な問題を乗り越えて真実の愛を見つける。
子供っぽい恋愛ではなく感動できる作品。

ディパンニータ・シャルマは珍しい東北地方のアッサム州出身。
どことなく東洋っぽい顔立ち。

  <ストーリー> 

デューク大のサッカー部のキャプテン・ローハン(アフタブ・
シブダサニ)とシミ(アニータ・ハッサナダニ)は幼馴染である。
ローハンはシミに協力してもらい自分が想いを寄せる美術部の
プリティ(ディパンニータ・シャルマ)にラブレターを渡す。

 インド映画で初めて見た、ラブレターで告白!

シミのコーディネートでファースト・デートに成功するが、
プリティはローハンとシミがあまりにも仲がいいので疑っている。

シミとヴィッキーの婚約セレモニーに二人は出席するが、
プリティの疑いは晴れなかった。セレモニーの途中で、
ヴィッキーが仕事へ向かうと、ヴィキーのビジネス・パートナーの
ランジートがシミをレイプしてしまう。ローハンが駆けつけたが、
ランジートは逃走し、途中で事故を起こし死んでしまう。

ローハンは何があってもシミの側にいると誓う。
誰にも事情を説明できないシミは学校を休み続ける。
ローハンの努力によりシミは学校に来始めたある日、
ヴィッキーを車で空港へ迎えに行ったシミは、
具合が悪くなり事故を起こしてしまう。そして、
妊娠している事が発覚する。

シミは婚約セレモニーの日にランジートにレイプされた事を
話すとヴィッキーと両親は婚約を破棄し、シミの両親までもが、
シミを非難する。父親は堕胎を勧め中絶する事になるが、
母体の危険もあり母親は中絶を中止させる。

シミは学校を止める事をローハンに伝えると、
ローハンはシミの子は自分の子供であると校内に
アナウンスし結婚する事を宣言する。
全てを受け入れる事を決心したローハンは、
シミの両親に会いに行き受け入れもらう。

ところが・・・ヴィッキーが現れやり直したと申し出ると、
シミは受け入れてしまう。

 それはないなぁ・・・・・。

ローハンのサッカーの試合の日。シミはヴィッキーと観戦に現れる。
シミはローハンがプリティの事を愛していると思い、
ヴィッキーとよりを戻し仲が良い芝居をしていたのだった。
試合の途中でシミが産気づくとローハンは助けに向かおうとする。
それを見た監督は止めようとする。相手チームの選手はわざと、
ローハンに反則をさせ乱闘にさせる。

全員が一緒に病院に駆けつけ、シミは女児を出産する。
誕生を告げに行ったナースがあまりの人数に誰が父親かわからず、
シミに問うとシミは涙を流している人が父親であると告げる。

ナースは涙を流しているローハンをシミの元へ呼ぶ。
プリティ、ヴィッキーやみんなに促されローハンはシミの元へ。。
サッカー選手にさせると言うローソン、
女の子だからサッカーはしないと言うシミ。

3年後、サッカーの試合に駆け付けるシミと子供。

 えっ!3年後でまだ大学生なの???。
 インドの場合、日本と違って大学は4年生ではない。
 学部にもよるけど、通常1年か2年・・・・。
 なんか特殊な学部ではなかったようだけど、留年してるの?
 ここが一番の疑問であった。

 最後の最後にどんでん返しもあり、なかなか面白かった。
 ローハンは心広いなぁ。ごくわずかな人以外は、
 本当にローハンの子供だと思ってるだろうね。

 ヴィッキーがよりを戻しに来た時、ヴィッキーの両親は、
 同意していたのだろうか? どういう心境の変化だったのか?

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【インド映画】 ~ライフ・メン・カビー・カビー~

2020年11月11日 22時22分59秒 | 映画 / MOVIE

2007年の作品、タイトルはヒンディー語で「人生には時々」。
主人公が出版した本のタイトルである。

大学を卒業した5人の男女が、5年後の成功を賭ける物語り。
この5人の中では恋愛関係がないのが特徴と言えば特徴。
みなそれぞれの分野で成功を勝ち取るために行動を起こし、
様々なバックグラウンドと人間関係のしがらみに、
巻き込まれながら大切なものを手に入れて行く。

  <ストーリー> 

マニーシュ(アフターブ・シヴダサニ)が「人生には時々」の
出版会見を行っているシーンから始まる。自分と親友である
ラジーブ、イシタ、ジャイ、モニカの4人の物語を書いたのだ。

2000年5月、ラジーブ・(ディノ・モレア)、ジャイ
(サミール・ダターニ)、イシタ(アンジョリ・アラグ)、
モニカ(ナウヒード・シルシ)とマニ―シュは大学を卒業するが、
飲酒運転で逮捕された留置場の中で、これからの5年間で
誰が一番成功するかを賭ける事を決める。

5人の5年間の紆余曲折が語られていく。

ラジーブは兄でビジネス界の大物サンジーブ(モニシュ・
バール)の助けを借りず自分でビジネスを始める。
ある日、ジャイに政治資金を求められサンジーブを騙して
資金を調達するが、当選した政治家がサンジーブに
お礼の電話をかけた事でバレてしまう。

ラジーブは兄と決別しビジネスをドバイに求め成功し、
経済界の新生として認められるが・・・株式市場の暴落により、
全てを失ってしまう。

ジェイは銀行の頭取の息子であったが政治家を志し、
未亡人である母親の反対を押し切って政治の道に進む。
党内で頭角を現す為にデモなどを企画し認められていく。

そしてライバル党首の隠し子を暴き引退を求めに行くが、
党首は心臓発作を起こす、ジェイは助けを呼ばず死なせる。
葬儀で党首の妻の哀しみを見て精神的に追い詰められ、
カウンセリングを受けるようになる。

ジェイの父親は権力に負け自殺しており、弱い父親を嫌って
いた事がジェイを政治に向かわせていたのだった。
次の選挙で若手のナンバーワンとして立候補する事に。

モニカはボリウッド女優を目指しBFモヒット(アヌジ・
サウヘネイ)に協力を求める。モヒットはモニカとの
結婚を考えていたがモニカの夢に協力する事にする。

最初の映画では大部分が他の女優に吹き替えられてしまい、
モニカは激怒し関係者を非難するが、仕事がなくなる。
2度目の仕事の主演のロヒット(ラジャット・ベディ)に、
仕事を条件に関係を迫られ身をゆだねる。

モニカはモヒットにロヒットとは何の関係もないと、
嘘をつきとおすが、ロヒットの力添えでトップ女優となる。

 モニカとロヒットの間には恋愛感情はなく、
 仕事をもらうためのギブ&テイクだった。
 ロヒットはちゃんと約束を守ってモニカをスターにしたんだから、
 いい人じゃん。(違うかな?)

イシタはゴシップ誌の仕事をしており、スキャンダル写真を
元に経済界の大物ラージ(ラジェンドラナート・ズッシー)に
取り入り関係を持ち、その写真をゴシップ誌に売り込む。
それが元でラージは離婚しイシタと結婚する。
お金が目的で結婚したイシタはセレブな生活を満喫する。

イシタはラージに子供が欲しいと話すが、ラージは前妻との間に、
子供がいるのでいらないと言い、更にイシタが望む経済的な物は
全て与えているはずだと話す。そしてラージの浮気が発覚する。

 所詮、そういう男である。経済力があれば・・・

マニーシュは婚活サイトで知り合った銀行員のリチャ(コーエル・
プリ)と結婚するためにつきまとい2年後に結婚。
翌年、マニーシュは会社を首になるが、その日にリチャの
妊娠を知る。しかし二人は笑い飛ばした。

マニーシュはある女優のゴーストライターを引き受ける。
そして長女が誕生し全員が集まって祝う。

5年後・・・5人が集まる。それぞれに地位を確立しており、
甲乙つけがたい状況である。そこでモニカの電話が鳴る。
5人は病院へ駆け、モヒットが自殺を図った事を知る。
モヒットはモニカとロヒットが一緒にベッドにいた所を
目撃してしまったのだった。

 モニカとロヒットに間には恋愛感情はなかったのだがら、
 モヒットはなにも死ななくてもと思うが、
 ずっと騙されていた事がショックだったのかな?
 早まらず話し合うべきだったと思うけど・・・。

葬儀の時、モニカは報道陣に真実を話し旅に出る。
ジェイは自分が死に追いやった政治家の家を訪ね真実を告げ、
自宅に戻り父親の写真を飾る。イシタはラージに離婚を切り出す。
ラジーブは会社を立て直す為に支援を買って出たのが、
サンジーブだと知り関係を修復しに戻る。マニーシュは、
自宅に戻り「人生には時々」を執筆する。

出版会見に戻りマニーシュは4人とリチャを壇上に呼ぶ。

 5年間で栄光も挫折も味わい、ツライ事と向き合い、
 30歳前に本当に正しい事を見つけられたのだから、
 5人とも成功したと言えると思う。

 5年後の成功を賭ける、ところは「3イデオッツ」
 (邦題:きっとうまく行く)ぽいなぁと思ったら、
 こちらの方が先だった。「3イデオッツ」は2009年で、 
 10年後の成功を賭けると言う話で、しかも競争をしてる
 つもりだったのは一人だけだった。

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【インド映画】 ~アンカヒー~

2020年11月10日 22時22分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「語れない」。

日本であれば親子や兄弟、親族関係、夫婦、恋人同士などが
共演したり、監督や脚本を担当した作品に関係者が出る事は
あまりない(と思う)。インドでは・・・そういうコネは
普通に利用されている。公私混同は当たり前である。

この映画はバット一族のヴィクラム(写真左)が監督し、
GFであったアミーシャ・パテルを起用している。
上記右側はスシュミタ・センでこの映画のモデル。

カヴィアは元ミス・ワールドの女優と言う設定で、
スシュミタは元ミス・ユニヴァース。
ヴィクラムが27歳で監督した「ダスタク」に
スシュミタが20歳で主演した時に出会い、
ヴィクラムはシェカールのように妻子を捨ててスシュミタの元へ。

バット家はマヘーシュもだけど自分と関係があった、
女性の話を映画にする家系なのか?
転んでもただ起きないと言うか、何でも飯の種にすると言うか。

母親役のアミーシャは当時31歳、父親役のアフターブが28歳、
娘役のリシターが25歳と・・・ちょっと無理があった。
なお、これも良くあるケースであるが監督自身が出演している。
大体の場合は重要な役柄ではなく、その他大勢のシーンとか、
背景に映り込む程度であるが。

  <ストーリー> 

シーナ(リシター・バット)が帰宅すると母親のナンディタ
(アミーシャ・パテル)が父親のシェカール(アフターブ・
シヴダサニ)から会いたいと言う手紙が来た事を知らせる。
シェカールは16年前に二人を捨てて家を出ていたため
シーナは会わないと言うが、シェカールが病気で余命幾ばくもない
事を聞いたシーナはシェカールに会う為にムンバイに行く。

病気で衰弱してしまったシェカールはシーナに
16年前何があったのかを記した日記を手渡す。

医師であるシェカールは、腕を切り自殺を図って病院へ
運び込まれた女優のカヴィア(イーシャ・デオル)の手当てをし、
インタビューアに事故であると発表した。
見舞いに来たBFのロヒットにカヴィアは激高し、
ロヒットはTVでカヴィアを悪く言う。
(自殺の原因はロヒットの女性関係のよう。)

退院したカヴィアは情緒不安定になり、悪夢にうなされ、
仕事でもNGを連発しシェカールを呼ぶ。
友人の精神科の医師クナル(アミン・ハジー)はシェカールに、
深入りしないように忠告する。

1週間後、シェカールは学会でゴアに行くと、
カヴィアは彼の行き先を調べて現れ関係を迫る。
シェカールは自宅に帰るが、
妻のナンディタとの関係がギクシャクし始める。

シェカールはカヴィアに誘われて逢うようになると、
家族に対して後ろめたい気持ちになり、
カヴィアにもう逢わないと告げる。するとカヴィアは、
病院へおしかけ騒いだためシェカールは抱きしめる。

そして、ゴアでのシェカールとカヴィアの写真が新聞に載る。
シェカールはナンディタに問い詰められ、
ゴアで関係が始まった事を白状する。ナンディタは、
カヴィアの家に行きシェカールを返して欲しいと頼む。

シェカールはナンディタがカヴィアを訪ねた後、
精神的に追い詰められたカヴィアが自殺を図った事で、
ナンディタを攻め、結婚が間違っていたと言ってしまう。

 自分が悪いくせに。でも離れた心は戻るわけがないので、
 ナンディタは身を引くしかないなぁ・・・・。

シーナがシェカールの事で学校でいじめられていたため、
シェカールはナンディタと一緒に呼び出される。シェカールは、
シーナに問い詰められ嘘をつくが家に戻るとは言えなかった。

家庭があるシェカールと関係している事が雑誌に載り、
カヴィアの評判は落ち仕事が来なくなった。カヴィアは
忠告したマネージャーを解雇し、深夜に帰宅したシェカールに
今すぐナンディタに電話して離婚するようにと言う。

 こういう常識を逸脱した人と一緒にいて安らぐのか?
 と思うけど何も見えなくなっているのであった。

離婚に同意したナンディタにシェカールは全財産と親権を
渡す事を決め、全てを捨ててカヴィアの元へ行く。
シーナが病気になっても、ナンディタはシェカールへの連絡を拒む。
見かねた友人が電話をしたがカヴィアはシェカールを呼び出す口実だ、
と狂ったように叫びシェカールを行かせないようにした。
限界に達したシェカールが君は病気だ、狂っていると言うと、
カヴィアは拳銃を持ち出し自分に向けて引き金を引く。

シェカールはナンディタに謝罪をするがナンディタはシーナと
プネに引っ越す事を決めていたためシェカールを追い返す。

日記を読み終わったシーナはシェカールの元へ行く。
シェカールは手を合わせ謝罪し、二人は抱き合う。
翌朝・・・シーナは父親が微笑みながら天国に行った事を知る。

プネの自宅に戻ったシーナは母親に父親を許してくれるように、
頼みナンディタも受け入れる。

 ・・・・16年間・・・・。
 あの時、すぐにはシェカールを許せなかったとしても、
 数年後には許して元さやに戻っても良かったなじゃないかと、
 私は思った。私なら許してるな。きっと。

 ヴィクラム監督は、この映画を通して、別れた妻子に
 謝罪したかったのかもしれない。
 でも、スシュミタだって女優として現役で頑張ってるんだし、
 この作品を撮った事に異議はなかったのだろうか?
 心広いなぁ。映画監督と付き合なら映画にされる覚悟がいる。

 アフターブ、久々に見たけど、やっぱりいい男だわ。
 特に目がいい(笑)。

コメント
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