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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ムンバイ・バラナシ・エクスプレス~

2021年02月13日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品。バラナシはヒンドゥー教の聖地で、
ヒンドゥー教徒であればここで死にたいと思う場所である。
タイトルはムンバイからバラナシへ向かう列車の名前。
生と死について考える作品である。

バラナシに行かれた人は感じると思うが、
ヒンドゥー教徒として生まれ落ちてから死ぬまでの一生が、
ガンジス河と一緒に流れている。そこでは生まれる事も、
生きる事も、死ぬ事も特別な事ではない日常が存在する。

  <ストーリー> 

ムンバイのチャットラパティ・シヴァジ・ターミナス駅、
バラナシへ向かう列車にクリシュナカント(ダルシャン・
ジャリワラ)が乗り込む。席に座ると向い側の男が話かけてくる。
男は下車する時「スーラト(グジャラート州)で食事をしなかった
者は天国へは行けない。」と言う言い伝えがあると言い残す。

 インド人は話好きなので知らない相手にも話しかけてくる。
 こう言うのが本当にうっとうしいのである。

クリシュナカントは末期の結腸癌で余命2ヶ月弱を宣告されていた。
子供たちに遺書をしたため死に場所を求め一人でバラナシへ向かう。

 末期の結腸癌なら血便も出るし気づきそうだけど・・・。

バラナシに着きムクティ・バワンへ行きたいと告げると、
一人のサイクル・リキシャ夫が語りかける。1ヶ月か?2ヶ月か?
ラフィック(ヴィヴェック・シン)は経験からクリシュナカントが
死に場所を求めて来た事に気づいていた。

 ムクティ・バワンはバラナシで死を待つ人々が滞在する場所である、
 ヒンディー語で「自由の館」と言う名前で、
 人生の苦痛や悩みから解き放されると言う意味である。

あてがわれた部屋は住人が出て行ったままであった。
出て行く=あの世に行くであるから、そのままである。
クリシュナカントは掃除をし祈祷をして眠りにつく。

 裕福なビジネスマンであった彼であるが、
 ここでは死を待つ一人の男である。

翌朝、嘆き悲しむ声で目を覚ます。前日、家族と一緒だった老人が
天に召されていた。ガートの壁に書いてある言葉。

नंगे तन पैदा हुए थे खाली हाथ।
कर्म रहना है सदा मानव के साथ। 

裸で生まれた、空っぽの手で
業は存在する 全ての人間と一緒に

担いで運ばれる遺体に付き添い火葬場に行く。
儀式を見つめるクリシュナカントに子供の僧侶が話かける。
死ぬ事を恐れる必要はない、肉体は滅んでも精神は死なない。
子供は独りで暮らしていると言う。

クリシュナカントは死を待ちながら毎日ガートを歩き、
施しをしたり人々を助けて回る。自分も腹痛にみまわれながら、
ムクティ・バワンの人々の世話し30日が過ぎて行く。

ムクティ・バワンはホテルではないので1ヶ月以上滞在する人は、
出て行かねばならず、クリシュナカントはラフィックの紹介で
カラリヤパット(インドの格闘技)の道場に住み込む。

ラフィックとも友好関係を築きながらクリシュナカントは、
子供に勉強を教えたりして余生を送り、1年が経ったある日、
新聞を見て自分の会社が閉鎖の危機にある事を知る。
バラナシで新しい人生を送っていたクリシュナカントだが、
苦労して大きくした会社の事が気になりムンバイへ戻る事にする。

列車に乗ったクリシュナカントの脳裏にバラナシでの出来事が、
走馬灯のように浮かんでくる。そして来るときの列車の男の言葉を
思い出す。「スーラトで食事をしなかった者は天国へは行けない。」
クリシュナカントはスーラトで下車し駅前の食堂へ行こうとする。

そこへトラックが突っ込んで来てクリシュナカントは死んでしまう。
食堂に書かれた言葉。「スーラトで食事をして、バラナシで死のう。」

 非常に興味深い映画だった。バラナシ観光をしなくとも、
 観光した気持ちになるし、ヒンドゥー教徒の死生観、
 死ぬ場所を求めてバラナシにたどり着いた人の気持ちも解る。

 最後はそう来たか、と思ったけど。食事をしてから死ぬのかと
 思ったら食事できなかったのは残念だぁ。もしもだけど、
 ムンバイに戻らなかったら、スーラトで途中下車しなかったら、
 あのままバラナシで楽しく暮らせたかもしれない。
 スーラトは行った事がないけれど、まだ死にたくないからなぁ。

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【インド映画】 ~シューニャター~

2021年02月12日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「空性」。
ジャッキー・シェロフ演じるムンバイの殺し屋と、
母親の敵を討とうとする少年の話。

ムンバイの学のない少年なのでヒンディー語ではなく
マラティ語だったが英語字幕付きだったので何とか・・・。

これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。

  <ストーリー> 

マダール(ジャッキー・シェロフ)がターゲットを射殺する。
帰り道、チャイ屋の少年ティヌー(マチンドラ・カドカール)と
話している。母親を殺されたティヌーは麻薬を密売したりして
懸命に生きている。ティヌーは毎日警察に行って捜査状況を
確認するが6年経っても全く進展はなかった。

 おそらく低階層の人間が殺されても真剣に捜査を
 するとは思えないので放置しているのだろう。

マダールはティヌーに自分の子供時代を重ねていた。ある夜、
ティヌーは麻薬を買いに来た男が母親を殺した犯人だと気付き、
男の拳銃を奪って殺そうとするがマダールに止められる。

マダールは殺し屋を辞めて一緒にレストランを開こうと、
ティヌーに提案し学校に行かせてやると約束する。
そこへ先ほどの男が戻って来てティヌーを射殺してしまう。
マダールはまた殺し屋に戻って行く。

 ああ・・・無情・・・・・
 かわいそうすぎる・・・・

 マダールは冷血ではなく殺しに行った先でターゲットに 
 幼い子供がいる事を知って逃がしてやったりする 
 人間の心を持った男である。 
 
 マダールが殺し屋である事は仕方ないが、
 ティヌーのために足を洗って人生をやり直そうとしたのに、
 闇の世界で生きる人間はその世界から抜け出す事は、
 できないと言うのだろうか・・・。ああ無情である。

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【インド映画】 ~プラス・マイナス~

2021年02月11日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品。インド陸軍の英雄ババ・ハルバジャン・シンを
モデルとしている。

<ハルバジャン・シン>
1946年現在のパキスタンのシク教徒の家に生まれ、1968年、
シッキム州で起きたインド・中国間の戦闘に参加し、氷河に落ちて殉死。
死後、勇敢な兵士に送られるアショーク・チャクラ勲章を受章。
シッキム州と中国の間にあるナトゥ・ラ(峠)に寺院が建てられ、
死後も国を守っていると言われている英雄。

  <ストーリー> 

駅の雑踏の中でアナウンスが聞こえる。デリー駅から寝台列車に
乗り込んでくる女性(ディヴィヤ・ダッタ)は若い兵士ハルバジャン・
シン(バヴァン・バム)と隣り合わせになる。女性は結婚生活に
大きな不満を持っており、シンに結婚などするものじゃないと
悪意を持って話し始める。

迷惑そうにしているシンに自分の事も話すように言うと、シンは
自分は中国との国境で任務についている事を話し始める。さらに
結婚で人生が破壊されてしまうと女性が言うと、シンは人生は
プラス・マイナスであると話す。

シンの言う事に一理あると感じた女性は自分の寝台に行き、
プラスとマイナスを5つずつ書き出す。

降車した女性はホームにいた兵士に、シンの行方を聞く。
兵士は不思議そうな顔をしシンの写真を見せ、とうに死んで
いると語りインターネットで検索するように言う。

女性はネットで検索し、シンが1968年にシッキムで
殉死している事を知る。

 凄いなと思ったのは、結婚への不満をぶちまけていた時と
 兵士の言う事に一理あると思い直した後のディヴィアの表情。
 さすが女優と言うほどの違いだった。

 女性はシンが見えており会話もしているが、この状況を見た
 周囲の人は一人芝居にしか見えなかったかもしれない。
 その辺りは描かれていないのであるが・・・・。
 
 死後50年経った人物が女性の前に現れたのが不思議である。
 なぜこの女性を選んだのか? それによって女性が人生を
 見つめ直し結婚生活にプラスを見いだせたのだから良かったが。
 ちなみに書き出した事項はプラスの方が多かった。

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【インド映画】 ~ザ・ラスト・チャプター~

2021年02月10日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルは「最終章」。
1995年に発売されたインドウィスキーのブランドである
ロイヤル・スタッグは国際的に販売されている。
「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」と言うブランドで、
上映される短編映画は権威があるとされているらしい。

  <ストーリー> 

作家ヴィナヤク(KKメノン)がPCに向かって動画を撮っている。
インドの勲章で様々な分野で活躍した民間人に贈られるパドマ・
シュリ賞にノミネートされたが受賞できないと語っている、
理由については自身の小説の最終章に書かれていると。

女性擁護活動家でもある彼はセックス・ワーカーである
ロシニ(ミシュティ・チャクラボルティ)の事を語り始める。

二人の対話で進んでいく。ある朝、ロシニは身の上を
語り始める。母親はバングラデシュ出身であり、
メイドとして働いた先で主人にレイプされ自分が生まれた事。
母親はその後いい男性に巡り合って結婚したが、
自分は虐待され、13歳の時に母親が亡くなった事。
その後、継父に毎晩レイプされ地獄のような毎日だった事。

そして自殺を考えるようになったが、継父を殺してから
死のうとして殺人を犯してしまった事。そして実の父親を
探し出して復讐しようと考え始めた事・・・。

話を聞きヴィナヤクは悲劇的だと言う。ロシニは告げる。
あなたが父親だと・・・・。

ヴィナヤクはPCに向かて語る。だから勲章は受け取れないと。
そして銃声が・・・・・

 ヴィナヤクが女性擁護活動家になった理由は明言されていないが、
 もしかしたら過去に自分が犯した罪を悔やんでかもしれない。
 彼が家庭を持たなかった理由は、そこかもしれない。

 ロシニの生い立ちを考えれば、バングラデシュから来た
 女性(だけとは限らないと思う)が虐げられている現実、
 幼女虐待、教育を受けていない女性が行きつく職業は、
 性産業である事は想像できる。

 復讐に燃えたロシニがヴィナヤクを探しあてた執念は凄い。

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【インド映画】 ~ラフ~

2021年02月09日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルは「笑い」。出演はサンジェイ・
ミシュラ、シーバ・チャッダ、ヴァラジェッシュ・ヒルジー、
ブリジェンドラ・カラと見た事がある脇役たち

1967年と2016年の40年で笑いがどう変わったのか、
今が普通になっているけれど、40年前はこうだった・・・
と(良いのか悪いのかは別にして)回顧し考える作品。

  <ストーリー> 

1967年の描写、夫サンジェイ・ミシュラと妻シーバ・チャッダ夫婦と
娘(ロティカ)の家族。サンジェイはシーバに怒鳴られている。
サンジェイは隣人のヴァラジェッシュ・ヒルジーとブリジェンドラ・
カラと夜な夜な家の外で水煙草をふかし馬鹿話に興じている。

時代は変わって2016年の描写。家のリビングで3人は静かに
集っており、それぞれ携帯でSNSメッセージをやり取りしている。

 40年と言う時代のギャップで会話もなくなり、
 笑いさえも・・・・・。デジタル化されてしまい、
 アナログの時代の笑いはどこへ行ってしまったのだろうか。
 
 昭和、平成、令和と3時代生きてきている私たちであるが、
 コロナ禍でオンライン生活に拍車がかかってしまい、
 なんかイヤな感じである。
 またみんなで集まってたわいのない事で大笑いできる日が、
 くることを願ってやまない。

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【インド映画】 ~ビューティフル・チェンジ~

2021年02月08日 21時41分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルは「美しい変化」。
主演のカルキ・ケクランはインドのポンディチェリー生まれだが、
両親はフランス人である。なんとエッフェル塔の設計と建設
携わったモーリス・ケクランの子孫。タミル・ナドウ州でも
生活した事があるため、ヒンディー語の他、英語、フランス語、
タミル語も話せる。

  <ストーリー> 

アジャラー(カルキ・ケクラン)が電話で話しながら、
ガーデニングをしている。部屋に戻るとメイドのジャンヴィが、
娘のバビシャを連れて来る。学校は休みなの?と聞く
アジェラーにジャンヴィは、旦那が仕事を覚えさせるために、
学校へやらずメイドの仕事に同行させた事を話す。

アジェラーはインドの現実を受け止める。バビシャは、
母親の仕事を手伝いながらアジェラーを羨望の眼差しで見る。

翌日もジャンヴィはバビシャと一緒にやって来る。
アジェラーはバビシャに英語を教える事を買って出る。
旦那に叱られると言うジャンヴィを制してアジェラーは、
バビシャにチャンスを与えるように話す。

「everyone can make a beautiful change」

 インドではこのように女の子に教育を受けさせず、
 家事をさせる事が未だに田舎では多い。
 数年前から「女の子に教育を!女の子を救おう!」と言う標語が
 街中やトラックなどに書かれているが、どこまで広がっているのか。
 
 ちなみに公立の学校での義務教育は無料で受けられる。
 農村や山間部の女の子だけでなく、路上生活の男の子も
 無料で受けられる教育を受けていない。親の都合や状況で
 受けさせてもらえないのかもしれないし、
 もしかすると知らないのかもしれない、とも思う。

 なんとかならないのか・・・・。教育を受けられないと、
 いつまでも負の連鎖から抜け出せない。読み書きができないと、
 仕事は限られてしまい、高賃金は期待できない。
 なんとかできないのか・・・・。モディ・・・。 

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【インド映画】 ~ナヤンタラズ・ネックレス~

2021年02月07日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルは「ナヤンタラのネックレス」。
ナヤントラはコンカナ・セン・シャルマ演じるセレブな女性の名前で、
ティロタマ・ショーメ演じる普通の主婦との友情物語。

  <ストーリー> 

化粧しているナラヤンタラ(コンカナ・セン・シャルマ)のシーン。

ナラヤンタラがアルカ(ティロタマ・ショーメ)にワインの事などを
話して聞かせている。ナラヤンタラはセレブでありアルカは普通の
主婦である。アルカは世界の違うナラヤンタラに憧れを抱いている。

夫と息子と暮らしているアルカは毎日平凡な暮らしをしている。
アルカはフェイスブックを始め友人ギリッシュを見つけ会いに行く。
ナヤントラはアルカを自分の洋服で着飾って化粧をし、
自分の真珠のネックレスを身に着けさせて送り出す。

夜、アルカがナヤントラの家に行くと・・・ナヤントラと子供は
旦那によって射殺されてしまっていた。

その夜のアルカの回顧:ナヤントラからいろいろな話を聞いて
セレブの知識を得ていたアルカはセレブを装って会話する。
ギリッシュも自分の家庭の日常を話して聞かせるが、それは
アルカと似たような生活だった。それでもアルカはセレブを
演じ自慢話を続ける。

アルカはネックレスを外すとナヤントラの車のシートに置き、
夢から覚めて自分の家に帰っていく。

 浮き沈みのない平坦な日常が幸せなのだろうか。
 見栄を張って違う世界を演じたとしても、
 それは現実ではないのだから、演じ終わったら
 いつもの自分に戻るしかない。
 自分に居場所は、そこにしかないのだから。

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【インド映画】 ~アディーン~

2021年02月06日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の新しい作品、タイトルはヒンディー語で「支配下」。
脇役一筋の500本(?)サンジェイ・ミシュラ主演。
家族の再会を描いた短編としては長い部類の20分の作品。

  <ストーリー> 

ラジェンドラ(サンジェイ・ミシュラ)が台所に立っている。
そこへ娘のミーラ(アヌプリヤ・ゴエンカ)と息子ヴィル
(ニーラジ・プラディープ・プロヒット)が入って来る。
会話の感じから二人は父親を嫌っている様子が伺える。
母親の容体が悪くなったため子供を呼んだらしい。

仕事が忙しいヴィルは母親の顔も見ずに帰ろうとし、ミーラは
GFから電話がかかって来る。同性愛者であるため家を追い出された
事で恨んでいるようだが、痴呆症の母親を施設に入れた父親を
非難している。言い争っているのを見た父親は子供の頃の思い出が
詰まった箱を二人の前に置く。

そして家を売った事を告げ、母親の面倒をどちらが診るのかを
決めるよう迫る。話し合いがつかないのを見た父親は、
母親に薬を与えて亡き者にする事を提案し家を出て行く。

エンドロール・・・自宅の庭を掃除している父親・・・・。

 難しい・・・・。結局のところ父親は子供たちに自分本位の
 生活を変える事を考えさせ決断を迫るが、どこに決着したのか?
 病床の母親が登場していないので実際の所、生存していたのか、
 どういう状態だったのかは不明。そしてエンドロールでは自宅を 
 売却していないようだったので、母親をどちらかが引き取ったのか、
 そこも不明・・・・。謎・・・。

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【インド映画】 ~ローガン・ジョーシュ~

2021年02月05日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはマトン・カレーの事。
主演はナシールッディーン・シャーで家族の食卓が舞台。

11月26日と言う日が何の日なのかを知らないと、
全く意味不明な感じを受けてしまう。謎解きは最後に。

  <ストーリー> 

圧力鍋の蒸気音から始まる。ヴィジェイ(ナシールッディーン・
シャー)が台所でローガン・ジョーシュを作っている。
妻(アヴァンティカ・アケルカル)がやって来て声をかけ、
その日が彼の65歳の誕生日である事が解る。

さらにヴィジェイはムンバイのタージ・マハル・ホテルの名シェフで、
ローガン・ジョーシュを作らせたら右に出る者はない事も解る。
妻が息子のワルン(ブバン・アローラ)が遅れる事を告げると、
ヴィジェイは不機嫌になる。

料理が食卓に運ばれ、友人のザキール(シシル・シャルマ)と
妻のプリティ(スリシュワラ)、ワルンも席に着く。
時刻は20時30分。

 

ヴィジェイの正面の席だけが空いている。5人が会話しながら、
食事をしているが会話は重苦しい。ワルンは元妻のリティカが、
同僚と付き合っている事を告げるとヴィジェイはカビール(孫)
には父親が必要だと話し、この日について語ると、全員が
毎年その話に触れるのはやめようと言う。

と、遅れてリティカとカビールが男性と3人で入って来る。
無言で動向を見つめる5人。台所へ行き料理を温め3人のために
食事の用意をするリティカ・・・・。

ここからエンドロールとシーンが交互に入る。

この日は2017年11月26日だった事が解る。

 2008年11月26日、ムンバイで同時多発テロが起きた。
 ヴィジェイはムンバイのタージ・マハル・ホテルの名シェフで、
 ローガン・ジョーシュは得意料理だった。毎年、自分の誕生日が
 来るたびに惨事を思い出してしまうのだった。

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【インド映画】 ~インターネット・カフェ・ナイト~

2021年02月03日 21時57分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品。現在はインターネットが普及しているので、
昔のインターネットカフェではなくお茶が飲めて軽食もできる
そんなカフェで、別れ話をしている若いカップルと、
30年振りに再会した初老のカップルの話。
主演は名優ナシールッディン・シャー。

  <ストーリー> 

設定ではコルカタだが実際にはムンバイのバンドラ地区にある
バードソングと言う店が舞台。

オーナー(ナシールッディン・シャー)が店内で一人の女性を見つけ、
その前に座る。女性(シャナーズ・パテル)は目を上げ顔を見て、
お互いに気づいて微笑み合う。
「あなたのカフェなの?」
「そうだよ、僕が食事を作って食べさせているんだ。」

後ろの席では若いカップルが言い争っている。家族の治療のために
街を去らなければならない女性に男性が詰め寄っている。

オーナーたちの会話:
「どうしていたんだい。聞かせてくれないか?」
「ロンドンに行ったあと結婚したわ。3年前、夫が亡くなったの。
 子供も結婚したし、故郷に戻ってみたくなったの。」
「それでまた書き始めたのかい。いつコルカタに戻ったんだい?」 
「1カ月前よ。明日、帰るの。あなたの事を聞かせて。」
「あの後から結婚もしていないしGFもいない。」

若いカップル:
残り少ない時間を楽しく過ごしたい女性に対して、
男性は優しく出来ない。いたたまれなくなって席を立つ女性を、
不器用に抱きしめキスをする男性・・・。女性は駆け出す。

30年前、去っていく女性を引き留められなかったオーナー、
今、女性を引き留められなかった若者・・・・
二人がシンクロしていく。

オーナーは30年前の事を後悔しており、飛行機のチケットを
キャンセルし留まるよう説得する。

 たったこれだけの物語だが愛と夢があった。
 若いカップルにも将来何が起きるかわからない。
 私は運命論者なので、30年と言う年月を経て再会した事を
 運命であると思う。いい映画だった。

 二組のカップルをシンクロさせた描写もカメラワークも良かった。
 今まで観た短編の中ではピカイチ、秀逸な作品であった。

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【インド映画】 ~ボンベイ・ミラー~

2021年02月02日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルは「ボンベイの鏡」。
ムンバイ・ミラーと言う新聞とかけてるのかもしれないが、
床屋での出来事なので鏡かなぁと思う。または、店の中と
外側で起こった出来事が鏡のように映ったと言う事かも。

主演はラージクマール・ラーオとヴィジャイ・マウリヤ
通常ショート・フィルムは10分~長くとも30分程度であるが、
この作品は3分弱・・・。

言いたい事が良く解らない作品が多いのであるが、
(私の理解力不足も往々にしてあるが)これも良く解らなかった。

  <ストーリー> 

シャキール(ラージクマール・ラーオ)が床屋に入って来る。
馴染みのようで床屋(ヴィジャイ・マウリヤ)が面白い映像が
あるので観ないか?と勧めるが、面接に遅れるので早く髭を
剃ってくれと頼んでいる。

すると、男がやってきて店から出ないでくれと頼む。
突然、店の外で喧嘩が始まりイスラム教徒の男達が、
ヒンドゥー教徒らしい男を殴打している。

シャキールと床屋はショック状態で無言でその様子を見ている。
床屋は髭を剃るための剃刀でシャキールの喉を切る。

外部の出来事は映画の撮影だった事が判るが、床屋は慌てて
シャッターを下ろす。

 恐らく・・・・ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間にある、
 私たち日本人が考える以上の感情を表していると思われる。
 店の外でイスラム教徒に殴打されたヒンドゥー教徒を見た
 ヒンドゥー教徒である床屋は顔馴染の客シャキール(名前
 からしてイスラム教徒)の喉を切ったと言う事だろう。
 ・・・・殺さなくてもいいと思うけど。

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【インド映画】 ~キール~

2021年01月31日 21時53分59秒 | 映画 / MOVIE

「SHORTED」と言う短編映画のサイトもあるのだが、
新人映画監督や製作者が自分の才能を開花させるためや
腕試し的に低予算で制作している作品を観る事ができる。
まぁ玉石混交だろうと思うが、
名の知れた俳優が出ている作品を観てみる事にした。

最初の1本は、アヌパム・ケール。主役を務める事もあるが、
脇役として数多くの作品(500本とか)に出演している。
私の知人(日本人)に風貌が似ている事もあり、
かなり前から知っている俳優である。

2017年の作品、タイトルはヒンディー語で「乳粥」。
米をミルクと砂糖で甘く煮た物でデザートとしても食べられている。

  <ストーリー> 

アヌパム・ケールが片付け物をしているナターシャ・ラストギ
言い争いをしている。長年連れ添った夫婦に見える。玄関のベルが
鳴り男の子と女の子がおじいちゃんと言いながら入って来るが、
この人は誰?と聞いている事から二人が夫婦ではない事が判る。
おじいちゃんは友達のレーカーだよと答える。

台所で作りかけのキールが吹きこぼれる。孫娘はレーカーを
いぶかしげに思っている。孫息子はレーカーとすごろくをして
遊んでいる。キールが出来上がる。孫娘は複雑な気持ちになるが、
キールを食べながらおじいちゃんのガールフレンドを受け入れる。

 インドにおいては連れ合いを亡くした人の再婚(この場合は
 男性だが)はどうなんだろう。男性ならOKかな?
 ただ女性がこの年(50代)まで独身と言うのは珍しく、
 女性側が再婚となると難しいかもしれない。

 個人的には年齢に関係なく純粋な恋愛は問題ないと思うし、
 大人の結婚に関しては外部がどうこう言うべきではないと思う。

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【インド映画】 ~サーヤ~

2021年01月30日 21時47分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「影」。
2002年のケビン・コスナー主演「コーリング」が基になっている。
監督はマヘーシュ・バット。ケララ州に始まり、生活拠点はデリー、
インドの東北地方にあるアッサム州が出てくる。

  <ストーリー> 

舞台はケララ州、医師のアッキー(ジョン・アブラハム)と妻のマヤ
(タラ・シャルマ)がハウスボートに揺られている。

 ありえないと思ったのは船頭がおらず自分たちで舵を操っていた事。

1年後、アッサム州ズンキのミャンマーとの国境の基地、洪水の中、
アッキーとマヤは電話でお互いの安否を確認し合うが、その後マヤの
乗ったバスが土砂崩れに巻き込まれ死んでしまう。

死体が見つかっていない事もありアッキーはマヤの死を受け入れられ
なかった。アッキーは事故前の事を回顧する。国境地帯で発生した
マラリヤの治療のためにアッキーが行く事になった時マヤは妊娠中
にもかかわらず自分も行くと言って聞かなかった。

アッキーは自宅にマヤの存在を感じ、霊が自分に接触しようとして
いると感じ、病院で少年患者を通じてマヤの霊と交信する。
周囲はアッキーが精神に異常をきたしたと思い始める。

アッキーは家を売ってアッキーが事故に遭った現場に行く事にするが、
荷造りをした荷物が元の場所に戻ってしまう。アッキーはマヤの
写真を元に危険だと言われる原住民の集落へガイドと共に向かう。
写真を見た原住民はマヤを知っていると言い、バスが転落した現場へ
連れて行く。アッキーは川底に沈んだバスを見つけ中に入るが、
川の流れで動き始めたバスの中に閉じ込められてしまう。

薄れゆく意識の中でアッキーはマヤを見る。マヤはアッキーの
手を引いてバスの外へ連れ出す。ガイドに助けられたアッキーは、
集落へ行きマヤの写真を見せると、老婆がマヤを助ける事は、
出来なかった。と言いアッキーの手を引いて一軒の家の中へ。
そこにはマヤのお腹の中から取り上げられた子供がいた。
アッキーは娘を抱き上げ自宅へと連れて帰る。

 アッサムの奥地に原始的な生活を営む原住民がいる事は、
 知らなかったけど(いるかもしれないが)刺青や服飾品、
 槍などの武器からしてナガランド州にいた首狩り族風だった。

 残念なほどにジョンは医者に見えない。これほど白衣が似合わない
 俳優も珍しい・・・・。雰囲気かな、仕草かな、物腰かな。
 久々にデリーロケの映画を観たが17年前ってもうアンサルプラザ、
 あったんだね。

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【インド映画】 ~アープ・キ・カーティル~

2021年01月29日 22時33分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「あなたのために 」。
2005年のハリウッド映画「ウエディング・デイト」に基づいている。

義理の姉妹と男性3人の恋愛物語であるが、インド映画に良くある、
恋人の芝居をしていたら、いつしか本気になってしまうと言う筋書き。
私の周りでこんなケースは見た事も聞いた事もないけどね。

  <ストーリー> 

アヌー(プリヤンカー・チョープラ)は同僚のアマン(アクシェイ・
カンナー)とロンドンへ向かうシーンから始まる。アヌーはBFの
ダニー(ディノ・モレア)に振られた後、インドに戻っていたが、
義理の姉シラニ(アミーシャ・パテル)がダニーの親友のクナル
(スニール・シェッティ)と結婚する事になったためロンドンへ
行く事になった。アヌーはダニーに新しいBFを見せつけるために
アマンをお金で雇い芝居を頼んだのだった。

アマンはアヌーの両親(アヌパム・ケールとリリット・ドゥベイ)に会い
気に入られる。アヌーは母親の連れ子でシラニは父親の連れ子だった。

アヌーはアマンに無理な注文をするがアマンは次第にそれが楽しく
なっていくが、ダニーがシラニとも関係があった事を知り心配する。
ところがアヌーはダニーと復縁できると思いアマンが偽のBFで
ある事を話す。ダニーはアヌーとは終わった後、シラニと関係ができ、
今も愛している事を告げる。アヌーは自分だけが知らなかった事に
ショックを受ける。アマンは芝居を続けるうちにアヌーを本当に愛して
しまった事を話すが、アヌーは芝居は終わったので帰るように言う。

クナルはアマンを引き留め、アヌーは母親に慰められ、父親からも
言い聞かされる。シラニは式の前にクナルにダニーとの関係を話し、
平静を失ったクナルはダニーを追い出してしまう。アヌーに拒絶され
帰路についたアマンがそれに気づきダニーを助ける。

アマンとクナルは冷静に話し合い、やり直すために式場に戻り、
最後はハッピーエンド。追い出されたダニーは街にたどり着き、
3人姉妹の車をヒッチハイクして乗り込む。

 シラニの家はパンジャーブ出身でクナルの家はグジャラート州、
 言葉も習慣も違うため家族同士が意識し合っていた。

 ダニーがアヌーと付き合っている時にシラニと二股かけていたなら、
 問題だけど、アヌーと終わった後に付き合ったなら問題ないよね。
 アヌーがシラニを恨むのはお門違いだし、ダニーがシラニの結婚式
 の時にわざわざそれを言う必要もないとも思う。 

 まぁでも血のつながりはないと言っても妹が付き合っていた男性が、
 どんな人なのか知ってれば付き合わないと思うし、その男性の
 親友と結婚しようとするだろうか?とは思うけれど。

 シラニが自分ではなく親友のクナルを選んだのだから、
 ダニーはシラニとクナルの幸せを願うのが愛だと思うけどね。
 シラニも式の前にダニーとの事を言う必要なかったと思うなぁ。
 クナルもショックだとは思うけど終わった事は仕方ないと思う。

 わざわざしなくてもいい時に言わなくてもいい事を言って
 かき回して面倒くさい事にして、最後はハッピーエンドかよっ!!
 って感じだった。

 エアインディアの機内のビジネスクラスあたりにバーカウンター
 みたいなスペースがあったけど15年前ってあったの?
 冬のロンドンは寒そうで男性陣が防寒服を着ていたのに、
 女性陣がお腹を露出したインド服だったので気の毒だった。

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【インド映画】 ~トゥム?~

2021年01月28日 22時26分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「君?」。
サブタイトルが危険な執着、出だしはお酒の勢いで人妻と
関係を持った男性がその人妻に執着していく。そして執着の
あまり人妻に関係を要求し、娘を襲うと脅迫していく。
そして後半、男が死体で発見され、犯人探しに移行する。

  <ストーリー> 

モーリシャスの海岸で写真家のジャティン(カラン・ナート)は、
カミニ(マニーシャ・コイララ)と出会う。夫のヴィノッド
(ラジャット・カプール)からの電話を受けたカミニはホテルに、
戻る。翌朝、ホテルのレストランで二人は再会する。

ヴィノッドの到着が遅れており、カミニは一人で結婚18年目の
記念日を過ごしていた。そんなカミニをジャティンは強引に誘い、
酒を飲ませ正体を失い意識がないカミニと関係をもってしまう。
翌朝、カミニは過ちを犯してしまった事にショックを受ける。
ジャティンはカミニの記憶がないのをいい事に、
二人の間に愛があったかのように言い含めようとする。

ヴィノッドがホテルに到着するが、嫉妬したジャティンは二人の
邪魔を始める。ジャティンの元に婚約者のイーシャが到着し、
ジャティンの様子がおかしい事でカミニの事を知る。

インドへ戻ったジャティンは自分を抑えられなくなり、
カミニとヴィノッドの自宅に現れたり、
イーシャや周りの人々に当たり散らすようになる。

 

イーシャは別れを切り出すがジャティンは資金提供のため謝罪する。
ジャティンはカミニの15歳の娘プリティを襲うと脅迫し始める。
プリティは言葉巧みに誘われジャティンに写真集を撮ってもらう事に
するが、カミニはジャティンの事を家族に言い出せないために苦悩する。

プリティは撮影の為ジャティンの所へ行っていまい、カミニは心配の
あまりに後を追う。イーシャも騙されている事に気づきジャティンの
所へ助手と共に向かい、家の裏でジャティンの死体を見つける。

現場に駆け付けた警察のユスフ(アマン・ベルマ)が捜査に当たり、
カミニの家族全員に話を聞くために出頭するように要請する。
カミニはヴィノッドにモーリシャスでの出来事を話し、翌朝、
自分がジャティンを殺したと警察に出頭するが、動機や
具体的な犯行について語る事が出来なかった。

プリティは撮影の時、ジャティンが(プリティの兄に)殴られ、
鼻血を出して戻って来たと話すが、誰にの部分は話さなかった。
兄に文句を言うために外に出て、戻って来た時にはジャティンは
既に絶命していたので慌てて家に戻ったと言う。

プリティの兄の供述。プリティの後をつけてジャティンの所へ行き
抗議をしたところ殴り合いになり気絶してしまった。バスルームで
気が付いた後、家に戻ったがジャティンの事は見ていないと。

ヴィノッドの供述。カミニの後を追ってジャティンの所へ行った所、
室内にジャティンの死体があった。誰の犯行かはわからなかったが、
カミニをかばう為にジャティンの死体を二階からつき落とした。

カミニの供述。室内でジャティンの死体を発見しプリティを
かばう為に自殺の工作をし死体を外に運んだ。

イーシャの供述。助手と一緒にジャティンの家に行く前に、
1人でジャティンの家に行った所、ジャティンはプリティの兄を
引きづってバスルームへ行くところだった。ジャティンを問い詰め、
別れを告げたがその後は解らない。

ユスフはイーシャを犯人だとして逮捕しようとするが、なんと
助手が自供を始める・・・・。

 ジャティンの死体が発見されるまでの前半部分はジャティンが
 2人の子供を持つ年上の人妻に執着していくのだが、泥酔して
 正体を失った女性を自由にした事でそんなに執着するのか?不明。

 後半、ジャティンが死んでしまったため犯人捜しに移行するが、
 みんな誰かをかばい、ありもしない事を言うのだが、
 捜査した証拠をもってすれば死因や遺留品から解るはず。
 なぜ関係者を一堂に集めて全員の前で供述させるのか?
 全く馬鹿げているとしか思えなかった。

 カミニ一家が警察に出頭する前日に話し合わないのも
 おかしい感じがした。恐らく警察は事情聴取だけで、
 一家の中に犯人がいるとは考えていなかったと思う。
 いつもながら優秀なインド警察とは思えなかったが。

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