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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ハムコ・トゥムセ・ピャール・ヘー~

2021年01月27日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「僕らは君を愛してる」。

タイトルから判断するとすると男二人、女一人の三角関係っぽい。
ヒンディー語映画の恋愛物はたいていこう言う三角関係である。
予想通りか?ひねって来るのか? さて・・。

  <ストーリー> 

ドゥルガ(アミーシャ・パテル)は盲目の陶芸家である。ある日、
崖から落ちそうになったところを通りがかりの男性に助けられるが
名前を聞かなかった。翌日、ドゥルガは町で助けてくれた男性
ロヒット(アルジュン・ランパール)の声を聞き、二人は一緒に
過ごしていくうちに恋に落ちる。

ドゥルガはラナ(パルミート・セティ)に襲われ母親
(スハシニ・ムレイ)に助けられるが、ラナは恨みにもつ。

ドゥルガはロヒットの胸像を創るが見る事が出来ないと泣き、
ロヒットは見る事ができるように病院へ連れて行く。

ラナはロヒットを撃とうとして誤ってドゥルガの母親を撃ち、
殺してしまった後、ロヒットはドゥルガと結婚する事を決心する。
手術は成功するが、ドゥルガの回復を待つ間にロヒットは、
新居の準備を進めるが、ラナと手下に襲われ池に転落してしまう。
ロヒットは死んだものとされ、手術を担当したプラサド博士が、
ドゥルガを養女にし、心の傷を癒すためにスイスへ連れて行く。

ドゥルガはスイスでビジネスマンのラージ(ボビー・ディオル)に
見染められる。ラージはドゥルガに求婚するがドゥルガはロヒットを
忘れられない。ラージは死んだ自分の親友の事を語り始めるが、
ドゥルガはロヒットの顔を見ていないため同一人物とは気づかない。

お互い大切な人を失った事を知ったドゥルガはラージを受け入れる。
ところが・・・ラージに病院から連絡が入り死んだと思っていた
ロヒットは6ヶ月の昏睡状態から覚めて生きている事が判る。

ラージはドゥルガとの結婚式に間に合うようにロヒットを
連れて帰る。ロヒットはドゥルガを見て唖然とし、その場から
立ち去るが自分との関係は秘密にし、声を聞かれないようにする。

ドゥルガはロヒットの声に気づき養父に問う。養父はロヒットを
認識するが言えない。ドゥルガはロヒットの胸像を創り、
ロヒットがあの時の男性であることを確認する。

しかしドゥルガとロヒットはラージに真実を告げる事が出来なかった。
結婚式の日にラージはロヒットがドゥルガを奪おうとしていると、
言い出すが、ドゥルガはロヒットとの経緯を語りロヒットを愛して
いる事を告げる。ラージは全てを知っていた事を話し二人を祝福する。

 ラージの屋敷はマイソールのマハラジャ宮殿だった。
 意外と最後も綺麗にまとまっていい話だったが、普通なら・・・
 二転三転するんだけど。

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【インド映画】 ~シュリ420~

2021年01月25日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

1955年の作品、タイトルはヒンディー語で「立派な詐欺師」。
420(チャール・ソー・ビース)と言う番号はインド刑法の
420条と言う意味で詐欺罪である。大まかに泥棒なども
こう呼んでいる。420番は永久欠番的な数字でインド人なら
誰でも知っている悪い番号である。

ラージ・カプールと言えば超有名な俳優で映画監督である。現在、
ボリウッド界で一番有名なカプール一族の元祖的人物。相手役の
ナルギスはスニール・ダットの妻で息子はサンジェイ。

帽子に杖と言う格好はチャプリンの小さな放浪者に影響を
受けている。主題歌の「メーラー・ジューター・ヘー・
ジャパニー」(私の靴は日本製)は数少ない私のヒンディー語の
持ち歌の一つである。

  <ストーリー> 

ヒッチハイクをしているラージ(ラージ・カプール)が道路に、
倒れこんで車を停める。親切に乗せてくれた人に嘘がばれて、
「チャール・ソー・ビース」と言われ道路に掘り出されるが、
ボンベイまで420Kmと書かれた標識が出ている。

軽やかに歩き始めるラージ、ここで主題歌が流れる。
「私の靴は日本製、このズボンはイギリス製、
 頭の赤い帽子はロシア製、そして心はインド製。」

ラージはウッタル・プラデシュ州のアラハバードから一攫千金を
夢見てボンベイへ向かう。しかし物乞いに大都市ボンベイでは、
正直者は仕事にありつけず、詐欺師だけが成功すると言われる。

行く当てもなく、お金もなく、仕事もないラージは海岸で
ヴィディヤ(ナルギス)と出会い家までついて行く。そして
ヴィディヤの父親に会い嘘八百で丸め込む。ヴィディヤは、
学校で子供を教えていた。ラージはクリーニング屋で
アイロンがけの職に就きいつしか二人は惹かれ合って行く。

ラージはマヤ(ナディラ)の家に配達に行きカジノに連れて
行かれソナチャンド(ネモ)と知合い、いかさま師として
雇われる。ヴィディヤはそんなラージを戒めるが、
ラージがお金に執着していたため離れる事を決める。

ソナチャンドはお金持ちと貧乏人とを区別してはいけない事を、
ラージに教えラージは100ルピーでホームレスのために家を
提供する事を決める。しかしソナチャンドが約束を守る気が
ない事に気づいたラージは大金の入ったカバンを持って、
逃げようとし警察に捕まってしまう。

カバンの中身がお金でなかったためソナチャンドはラージを撃つ。
銃声を聞いたヴィディヤや詰めかけていた民衆がソナチャンドの
屋敷に押し寄せる。

詐欺師のラージは生き返ってみせ、ソナチャンドの悪事を暴く。
そして自分はただの詐欺師ではなく、立派な詐欺師であると宣言し、
ヴィディヤもラージを許す。

 これはデリーにあるマダム・タッソー蝋人形館にあった
 詐欺師の扮装のラージ・カプールと私の記念写真。
 時代を感じさせるモノクロで私だけ現代的なカラー。

 劇中で東京と会話するシーンがあったがなんと中国語と
 ミックスだった。まぁインド人には解らんだろうが。

 インド映画の歴史を感じるためには観てもいい作品である。
 確かに「ラジュー出世する」のベースになっていたが、
 こちらは一人で主役と語り部を演じている。

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【インド映画】 ~ラジュー・バヌ・ガヤー・ジェントルマン~

2021年01月23日 22時10分59秒 | 映画 / MOVIE

1992年の作品、タイトルはヒンディー語で「ラジューは紳士になった」。
1997年に日本でも「ラジュー出世する」と言うビデオが出た。
名優ラージ・カプールの1955年の「シュリ420」(邦題:
詐欺師)と言う名作が元になっている。

私も貸しビデオ屋でレンタルして観た記憶があるがレビューを
書いていなかった事もあるが観なおそうと思ったのだ。
シャー・ルク・カーンもこの映画で初めて観たし・・・
内容に至っては工事現場のシーンがあった程度しか覚えていない。
あとは歌って踊ってについていけなかったような記憶がある。

街の名前は当時のボンベイで記載したが、現在はムンバイ。
ラジューがわらしべ長者のように、少しづつ稼ぎの良い仕事を
手に入れ出世していくと言うストーリー。

  <ストーリー> 

ラジュー(シャー・ルク・カーン)が地元ダージリンの祠で、
ボンベイで偉大なエンジニアになりたいと延々と神に祈っている。
ボンベイに着いたラジューは遠い親戚を頼って行くが居なかった。
仕方なく一夜を過ごすため寺院へ行くが大道芸人のジャイ(ナナ・
パテカル)と出会い面倒を見てもらう事になる。

 このジャイが各所で語るナレーションのような名調子が、
 非常にいい味を出していてアクセントになっている。

ラジューは靴が擦り切れてしまうほど必死に就職口を探すが、
全く見つからなかった。近所に住むレヌ(ジュヒー・チャウラ)の
紹介で図書館の仕事に就く事ができ、二人の距離が近づく。

ラジューはレヌを誘い初任給でいろんな事をしようとする。

 1か月600Rs(当時は約2000円)。30年前は、
 これくらいだったのか・・・・・二人が車のショールームで
 夢を語る場面がとても素敵だった。

そしてレヌの勤める建設会社の面接で役員の予想を裏切り、
採用されてしまう。そして社長の娘サプナ(アムリタ・シン)の
大プロジェクトに堂々と異論を唱えるがサプナはラジューの
意見を気に入りプロジェクトリーダーをする事になる。

ラジューは次第に仕事が認められるようになり家を与えれ、
行動を共にするうちにサプナはラジューを愛するようになる。
しかしサプナとラジューでは階級が違い過ぎるため、当然、
父親はサプナを咎める。サプナもラジューとレヌが愛し合って
いる事を知りショックを受ける。

サプナの父親は別の男性とサプナを結婚させようとしており、
ラジューの工事現場の橋を崩落させ犠牲者を出し、ラジューに
責任を押し付ける。レヌやラジューが住んでいた地元の住人が
工事現場で犠牲になった事でみんながラジューを責める。

ラジューは裁判で真実を述べようとするが社長一味の妨害で、
出廷できず殺されそうになる。そこへジャイが来てラジューを
逃がす。ラジューは傷を負いながらも出廷し証言するが、
社長に買収された証人達が全ての責任をラジューに押し付ける。
最後にサプナが証言台に立ち真実を話しラジューは無罪となり、
法廷の外でレヌを抱き合う。

 こんなストーリーだったのね。
 23年振りに正しいストーリーが解ったので良かった。
 ちなみにこの映画でシャー・ルクには胸毛がなかった、笑。
 元になった「シュリ420」も観るつもり。

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【インド映画】 ~サプート~

2021年01月22日 22時15分59秒 | 映画 / MOVIE

1996年の作品、タイトルはヒンディー語で「息子」。
スニル・シェッテイとアクシェイ・クマールが兄弟役。

ジョニー・リーバーが知的障害者の甥役で出演しているが、
ここでも流石の演技と存在感だった。ちなみにカリシュマ・
カプールはボリウッド映画界のカプール一族でカリーナの姉。

  <ストーリー> 

ムンバイのアンダーグラウンドのドン・シンガニア(カダル・
カーン)には娘アンジャリ(シャリニ・カプール・サガール)と
ラージ(スニル・シェッテイ)とプレム(アクシェイ・クマール)
と言う二人の息子がいる。

ラージは父親の右腕として活躍しているが、プレムは女性の後ろ
ばかりつけている。ある日、車ではねそうになった女性に一目惚れ、
その女性がシンガニアの会社に面接に来たため採用する。

ラージは商談に行った先でカジャル(ソナリ・ベンドラ)を見初め、
客室乗務員だと知り飛行機に乗り求婚する。

ラージはダイヤモンドの取引に行き騙されて殺されそうになる。
シンガニアは騙した相手ダネシュワル(プレム・チョプラ)を
殺害する。その弟テジェシュワル(ムケシュ・リシ)は報復を誓う。

シンガニアはアンジャリのBFハリーシュに会いに大学に行くが、
ハリーシュは恐怖のあまりショック死してしまう。

 いやいやいや・・・ちびるかもしれないけど死なんだろ。

シンガニアは友人の娘の結婚式に行くがテジェシュワルと
身内の裏切りによって殺されてしまう。そしてシンガニア帝国を
乗っ取ってしまう。

ラージとプレムは帝国を取り戻す事を誓い作戦を考える・・・。
1年後、プレムは警察官に警察官になって戻ってきた。そして
テジェシュワルらの武器や麻薬取引を妨害し、ラージは裏切り者達を
始末する。テジェシュワルも爆弾を仕掛けたりして反撃する。

あるにプレムはプージャ(カリシュマ・カプール)に言われて、
自分の父親が庶民に迷惑をかけて来た事に気づき、警察官として
法律の元に職務を遂行する事をラージに告げ中互いしてしまう。
プレムはプージャに結婚を申し込む。

ラージは父の仇を討つため裏切り者の2人を呼び出し始末するが、
プレムは2人を始末したのがラージである事に感づき逮捕しに行く。
2人を殺されたテジェシュワルはアンジャリを誘拐しラージと
プレムを呼び出す。ラージとプレムは協力してアンジャリを救出
しに行く。

ラージはヘリコプターからぶら下がりながら銃撃し、プレムは
バイクで乗り込み(拳銃を口にくわえて)テジェシュワル一味を、
やっつけるが、アンジャリは辱めを受けた事で自殺してしまう。
ラージとプレムは派手なカーチェイスとアクションの末、最後は
ヘリコプターからテジェシュワルを突き落とす。

 劇中でトヨタのガルウイングのセラが使われていた。
 西部警察も真っ青のヘリコプターから銃撃とカーチェイス。
 昔はやる事がド派手だった。

 あと、この時代の俳優は男らしさの象徴なのか?
 まだ胸毛もじゃもじゃな時代であった。いつからツルツルになったのか
 調べてみようかなぁ。まぁ気づいたらって事で。

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【インド映画】 ~ラブ・ラブ・ラブ~

2021年01月19日 22時21分59秒 | 映画 / MOVIE

1989年の作品、すごい古い!!32年前~
この時代はまだ貧しい男性とお金持ちの女性の恋愛物語が、
あこがれの的だったのか映画の題材としてはよくあった。
まぁ未だにあるくらいだし。

アーミル・カーン24歳、ジュヒー・チャウラ22歳。
ポスターも古めかしい。ただ・・・グルシャン・グローバーが
34歳で大学生役は・・・無茶・・・。

ちなみにドリカムの曲は1995年だから、この映画の方が先。

  <ストーリー> 

スディール市長の息子ビッキー(グルシャン・グローバー)は、
親の権力に物を言わせやりたい放題。ある夜、GFのリーマ
(ジュヒー・チャウラ)らと一緒に路上で恐喝している所に、
通りかかったアミット(アーミル・カーン)に邪魔をされる。

 大学生?

翌日、ビッキーらは大学でアミットに仕返しをする。
アミットは父親に買ってもらった新しい自転車を壊されてしまう。

リーマとアミットがディスコで仲良く踊ってるのを見たビッキーは、
アミットを痛めつけ、リーマに近づいたら殺すと脅す。
リーマの父親とビッキーの父親はビジネスパートナーでもあるため
家同士の結びつきも強い。

リーマとアミットはデリーで行われるイベントの大学代表に選ばれ、
一緒に行き恋に落ちる。ビッキーは大学に圧力をかけるが学長は、
ビッキーの申し出を拒否する。

リーマがビッキーを拒絶するとビッキーはアミットを殺そうとする。
そして ビッキーの父親はアミットの父親のタクシーを壊し脅す。
アミットは迷惑をかけないようリーマと別れ実家を離れ遠くの町へ
行く決心をする。学長は卒業試験の準備をして戻って来るよう告げる。

リーマはアミットに会うために家に行くが父親は家柄が違う事、
アミットの命を救うために仕方がない事を話す。リーマは
アミットに逢いに行くが、アミットも父親と同じ事を話す。
学長が現れ二人に1カ月後の卒業試験までは逢わないように、
卒業後アミットにはアッサム州での就職先を紹介し、そこで
逢える事を話す。

ところがヴィッキーとリーマの父親は結婚式を決めてしまう。
リーマはヴィッキーとの婚約パーティへの招待状をアミットへ届ける。
そしてパーティの席でアミットを罵倒し殺そうとする。しかし、
リーマの父親はリーマがアミットと踊る姿を見て娘の幸せに気付き、
混乱のさなか二人を祝福し逃がす。

ビッキーはアミットの父親を襲い、学長を襲い、リーマ連れて行く。
アミットが助けに行きビッキーを格闘の末に倒すが、市長がリーマに
拳銃を突き付けアミットを脅し絶体絶命。そこにリーマの父親が現れ
市長を撃つ。

 リーマの父親、いい人じゃん。権力に屈しない学長もいい人だ。
 普通は市長と言う権力者には絶対服従だし、買収や脅迫に
 屈してしまう事が多い。

 ビッキーと父親の市長が本当にやりたい放題やっていたのは、
 気持ちがいいほどだった。100%悪役。

 タイトル通り「愛」は強かったのだが、リーマは最初ビッキーらと
 一緒にアミットを貧乏人だと小ばかにしていたのだが、
 どうしてアミットを恋愛対象として考えるようになったのか?
 住む世界が違う事は最初から解ってしたはず。

 まぁいいか、映画だから。

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【インド映画】 ~グラム~

2021年01月18日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品、タイトルはヒンディー語で「奴隷」。
1988年のサンジェイ・ダット主演「カブザー」のリメイクで、
2000年にタミル語「スダーンチラム」としてリメイクされた。

23年前の若かりし頃のアーミル・カーンとラーニー・ムケルジーの
共演。当時アーミル32歳、ラーニー19歳。監督はビクラム・バット

  <ストーリー> 

法廷で弁護士のファティマ(ミタ・バシシュト)が、シッドゥ
(アーミル・カーン)の弁護をしている。孤児である事を理由に
寛大な裁きを裁判長に求めるが、これまでに何度も同じ理由が
述べれられており罰金刑に処せられてしまう。

シッドゥはボクシングのチャンピオンで、今は表面的に
旅行代理店を経営しているヤクザで元チャンピオンのロニー
(シャラット・サクセナ)に仕事を頼まれる。クリケットの
賭け試合にロニーが勝つよう選手を脅迫する。

帰り道、シッドゥは暴走族グループと揉め、リーダーのチャーリー
(ディーパック・ティヨリ)とチキンレースで対決する事になる。
賭けに勝ったシッドゥはグループのアリシャ(ラーニー・
ムカルジー)を助けた事でいい仲になる。

ロニーがみかじめ料を支払わない飲食店のオーナーを殴打し、
それを助けたソーシャルワーカーのジャイ(アクシャイ・
アーナンド)にシッドゥは協力するが、ロニーによって
殺されてしまう。ジャイはアリシャの兄だった。

シッドゥはボクシングの試合でチャピオンのタイガー(アミン・
ハジー)を一方的に痛めつけるが、ロニーがタイガーに賭けたため、
負けるよう兄のジャイ(ラジット・カプール)に言われ負ける。

シッドゥは父親が不正と戦う強い意志がなく自殺した事を思い出し、
ロニーとジャイと戦う事を決め弁護士のファティマに話し訴訟を
起こす。ジャイはロニーの世話になっているためシッドゥを
説得するが失敗しロニーに殺されてしまう。そしてシッドゥをも
襲うが、チャーリーのグループが通りかかり助けられる。

法廷で不利になったロニーはシッドゥの家を破壊する。
シッドゥはロニーに1対1で決着をつけるよう要求する。

 通常であれば階級は違えど現役のボクサーと元ボクサーでは、
 勝負にならないはずであるが・・・・。

死闘の末シッドゥは徹底的な右フックの連打でロニーを倒す。
最後は民衆がロニーと手下どもを袋叩きにする。

 ボクサーが煙草を吸ってるのであるが・・・
 先日タイソンがマリファナ吸ってリングに上がったらしいが。
 試合のない時に喫煙しているボクサーはいる、かの有名な
 JT(イニシャルね)も喫煙者だったのは有名な話。
 ボクサーの喫煙者は(現役時代は)かなり少ないと思う。

 ボクシングの試合でチャンピオンのタイガーがリングに上がる時、
 一番下のロープとリングの間を転がって上がったけど、ありえない。
 ボクシングではリングに足の裏以外をつくのはダウンだから。
 相撲で土俵に足の裏以外がつくと負けになると一緒。
 ボクシングは経験者でないと難しく酔っぱらい同士の喧嘩になる。
 あとレフリングも酷かった、もっと勉強して欲しい。

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【インド映画】 ~スパリ~

2021年01月17日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「契約殺人」。

4人の男子学生が借金返済のために殺し屋になって行くと言う、
ありえないようなストーリー。年齢設定が25・6歳なんだけど、
学生なら20歳くらいにしないと・・・4人の実年齢が30歳超
なのでかなり厳しい。

  <ストーリー> 

アルヤン(ウダイ・チョープラ)、パパド(ラフル・デヴ)、
チキン(プラブ・コーリ)、ムッシー(アカシュディープ・
サイガル)の4人は学友である。遊ぶためにGFのディッルー
(ナウヒード・シルシ)からお金を借り、更にランジャンから
お金を借りクリケットの試合にお金をかけるが負けてしまう。

返済できなくなったアルヤンはババ(イルファン・カーン)に、
助けを求める。ババはマムタ(ナンディタ・ダス)にアルヤンを
紹介しマムタは殺人を1件あたり2万ルピーの報酬を約束する。
アルヤンはババに射撃の訓練を受け殺し屋になる。

 人の命・・・2万ルピー(約3万円)って安いだろう。
 フィリピンだって5万はする・・・。

アルヤンは最初の仕事で引き金を弾く事を躊躇するが相手が拳銃を
抜いたため反射的に射殺する事に成功する。そしてパパド、チキン、
ムッシーを仲間に引き入れる。

 インド映画では珍しく最初の殺人で躊躇し、二人目からは度胸が
 座ると言う描写だが、これが自然である。でもね・・・他の3人が
 全員同意して殺し屋になるって不自然だな。

4人が入院中のターゲットを襲う日、チキンがビビッてしまい、
ターゲットを逃がしたあげくディッルーが撃たれてしまう。
ディッルーは警察に4人の事を話してしまい4人に緊張が走る。
チキンは3人を止めようとするが足を洗うには遅すぎ、そして
マムタとババは許さないと言う事を4人は解かっていた。
チキンは自殺を選ぶ。

アルヤンはマムタに仕事を辞める事を告げに行くが、
パパドとムッシーはお金のために続ける事を選択する。
アルヤンはディッルーの元へ戻る。

ババとマムタはアルヤン達に敵対するシェーカルの手下を
始末させていたため、シェーカルは手打ちにするためには、
アルヤンの命を差し出すようババに告げる。ババはアルヤンを
呼び出しパパドとムッシーに狙わせる、

ムッシーは止めるパパドを制してアルヤンを狙うが、
最終的には撃てずシェーカルに撃たれてしまう。アルヤンは
シェーカル、パパドを撃ち、マムタとババをも撃ち、
ディッルーの元へ戻る。

 イルファンの役どころだけど、なんか良く解らなかった。
 マムタは死んだ友人の奥さんと言う事だけど、そもそも
 アンダーグラウンドの人間だったのかな。
 イルファンでなくても良かったように思う。

 他のキャスティングは超有名どころではなかったので、
 イルファンの出演はサービスかな。

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【インド映画】 ~ハムラージ~

2021年01月14日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはヒンディー語で「天皇」。
インドに天皇はいないけれど・・・

1998年のアメリカ映画「ダイヤルM」に基づいている。

  <ストーリー> 

カラン(アクシェイ・カンナ)とプリヤ(アミーシャ・パテル)は
恋人同士でシンガニア(ボビー・デオル)の豪華なクルーズ船で
パフォーマンスをするためのダンスコンテストに出場するがジョジョ
(ジートゥ・ヴァルマ)の妨害で優勝できなかった。怒ったカランは、
ジョジョを殺してしまう。

カランのグループはクルーズ船に乗り、プリヤはシンガニアに
見初められてしまう。旅はマレーシアからシンガポールへ。
そしてプリヤの誕生日にシンガニアはプロポーズし、
プリヤは受け入れる・・・。カランに報告するプリヤ、
何故かカランは微笑み、愛していると言いながら抱き合う二人。

シンガニアはプリヤを自分の屋敷に連れて行き親戚に紹介し、
結婚が認められる。カランとプリヤがシンガニアの資産を狙い、
結婚と言う陰謀を企てた事を知ったカランのダンスグループの
一員であるハリーがカランをゆすってくる。カランがジョジョを
殺した事も警察に連絡すると言う。

プリヤはシンガニアグループの莫大な資産をも手に入れ、
貞淑な妻を演じ続けるが、シンガニアの一途な想いに耐え切れず、
考え事をしていて交通事故に遭う。カランはハリーを刺すが、
ハリーは息絶える前にシンガニアの留守番電話に自分とジョジョを
カランが殺したとメッセージを残す。

プリヤはシンガニアの一途な気持ちを知って彼を愛し始め、計画を
続けられないとカランに告げる。カランはハリーからの脅迫電話を
受けた芝居をうってプリヤにお金を調達させる。そしてシンガニアに
電話をかけプリヤはカランを愛していると告げ、密会の現場を見せる
ために呼び出す。プリヤは貴金属をカランに渡しに行き、その現場を
シンガニアが見て騙されていると思い込む。

恥をかかされたシンガニアは離婚では足らずカランにハリーの
メッセージを聞かせプリヤを殺すよう取引を持ち掛ける。
プリヤは一部始終を告白したテープをシンガニアの車に置く。

シンガニアはカランがプリヤを襲う時刻に電話をかけプリヤの
悲鳴を聞く。その後、カーステレオに残されたテープを聞き、
急いで自宅へ戻るが警察が死体の周りで現場検証をしていた・・・。

プリヤは生きていた・・・。死体となった犯人はカランが雇った
強盗だった。カランは犯人を殺してプリヤを助けていた。カランは
ジャイプルのカランの屋敷に行き、自分がプリヤを助けた話を
親戚に吹聴しシンガニアの親友だと説明していた。

そしてシンガニアがカランにプリヤの殺害を依頼しているビデオを
シンガニアに見せ、プリヤとの離婚と大金を要求する。シンガニアは
カランを殺して刑務所へ行く事を選びカランと対決する。カランは
シンガニアを助けに入ったプリヤを撃つ。そしてシンガニアをも
撃とうとするが・・・プリヤに撃たれる。

 10m位の距離だったけどプリヤがカランの頭に当てたのは凄い!
 しかも自分は左肩を撃たれてるし・・・。いつの間に射撃の訓練
 してたんだろう? なぞ。

 カランは悪党だなぁ。自分の欲望のためにいとも簡単に殺人を犯す。
 またとっさに悪知恵が働くのも凄いなぁ。

 インド映画ではお決まりの愛している芝居が本気になると言う、
 パターンはここでも生きていた。

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【インド映画】 ~ラハッスヤ~

2021年01月13日 22時10分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品、タイトルはヒンディー語で「秘密」。

「タルワール」と同様2008年5月にウッタル・プラデシュ州の
ノイダで歯科医夫婦の娘アールシ(13歳)と使用人ヘムラージ
(45歳)が他殺体で発見された事件に冒頭の部分は似ているが、
場所はムンバイだし登場人物も多いし違う話であった。

  <ストーリー> 

ムンバイにある医師サチン(アシシュ・ヴィディアルティ)の家で、
メイドのレミー(アシュウィニ・カルセカール)が朝のチャイを持って
18歳の娘アイーシャの部屋に入り、ベッドの上で喉を切られ
死んでいるアイーシャを発見しサチンを呼ぶ。

母親のアールティ(ティスカ・チョープラ)がプネから帰り、
惨事を知る。警察は第一発見者のレミーに話を聞く。レミーは
30年前からサチンの自宅と病院で働いており家族同然であった。
この家にはもう一人数カ月前から雇われたチェタンがいるが、
前夜から姿が見えなくなっていた。

事件時刻の前後アイーシャの部屋にBFのリヤズ(クナル・
シャルマ)が来ていた事が守衛の証言で判明する。リヤズは
自宅には帰っていないが両親によるといつもの事だと言う。

警察はアイーシャの手に残っていた髪の毛や落ちていたぺン等から
サチンが犯人だとして逮捕する。裁判ではアイーシャが妊娠して
いた事も明かされる。サチンは当日は泥酔していたため記憶がない、
としか言えず拘留される。行方不明のチェタンとリヤズはどこか?

事件はCBI(インド中央捜査局)が担当することになり、
パラスカル(KKメノン)は独自の捜査を始める。そして
サチンが同僚医師ハンサル(ビクラムジート・カンワルパル)の妻で、
元女優のブリンダ(ミータ・バシシュト)と不倫関係にあり、
事件当日、密会するために行ったホテルでアイーシャとリヤズに
出くわした揉めていた事実をハンサルとブリンダに確認する。

ハンサルもホテルのロビーで出来事を目撃しており、サチンが
アイーシャを自宅に連れ戻した後、ブリンダに逢うためにホテルに
向かった事も知っていた。さらにリヤズがアイーシャの部屋を訪ねた
事をサチンに電話で告げ口していた。

パラスカルはリヤズの不良仲間を捕まえ居場所を吐かせようとするが、
誰も知らなかった。チェタンの義兄が毎朝弁当を持って郊外の石窟へ
行く後をつけると二人組に襲われる。弁当はビーフだったため、
ベジタリアンのチェタンではなくムスリムのリヤズ?の為だったと
パラスカルは推理する。義兄は他殺体で発見される。

パラスカルはリヤズを追い詰めるが発砲して逃亡し、後日、
他殺体で発見される。パラスカルは現場に戻りもう再度捜索し、
床下からチェタンの遺体を発見する。ブリンダはサチンの為に
敏腕弁護士を雇い無罪を勝ち取る。

釈放されたサチンはアールティに離婚を切り出しブリンダの元へ。
パラスカルはサチンの実家を訪ね両親に話を聞が何も聞けなかった。
レミーが実家にいた事を知りパラスカルはレミーを調べ出産歴が
ある事を突き止める。パラスカルはレミーの老いた母親を訪ね、
18歳のレミーの写真がアイーシャそっくりだと気づく。
子供の父親はサチンであると推理するが、サチンはホテルで遺体で
発見され状況から自殺と断定された。

納得の行かないパラスカルはサチンの自宅に生き残っている、
関係者全員(アールティ、レミー、ブリンダ、ハンサル、
リヤズの両親、警備員)を集め、自分の推理を話し始める。

事件当夜、泥酔して自宅に戻ったサチンはアイーシャがリアズと
部屋で一緒にいるのを発見し激高しメスを持ってリアズを襲った。
腕に傷を負ったリヤズを助けるためアイーシャはサチンの頭を
鈍器で殴り気絶させ、リアズと二人でベッドに運んだ。リヤズは
出て行った。

パラスカルはアイーシャはサチンとレミーの子供である事を話す。
二人は幼馴染で愛し合っていたが階級が違うため結婚できず、
サチンはアールティと結婚したが、アールティは不妊症であった。
サチンはレミーとの子供を養女にし、開業した後、看護師として
レミーを雇った。アールティはサチンとレミーの間に関係がある
事とアイーシャがレミーに似ている事にも気づいていた。

アールティはプネに行っていたが事件の起きた時間には帰宅していた。
帰宅したサチンがリヤズを襲い、気絶してベッドに寝かされた事に
気づいていたアールティはこの千載一遇のチャンスを生かした。
自ら返り血を浴びないよう防護シートをつけアイーシャを殺した。
チェタンはアイーシャの部屋から出てくるアールティを目撃した為、
口を封じ逃げ出したように見せかけた。

家にいたのはサチン、レミー、アイーシャ、チェタンの4人、
アイーシャは殺され、チェタンは失踪、発見者のレミーは、
サチンが殺したと思うだろう。

アールティは警官も買収しており、チェタンの義兄とリヤズを
始末させていた。最後にアールティはサチンを自殺に見せかけて
殺していた。

 パラスカルの見事な推理であった。いつも鼻の下が長い役回りの
 KKメノンしか見ていなかったのだが、どうしてどうして、
 なかなかの役者だった。
 
 こう言う推理サスペンスだと犯人役とそれを暴く探偵や刑事に、
 目が行くものだが、最後まで犯人が解らなかったため、
 レミー役のアシュウィニ・カルセカールに注目してしまった。

 「タルワールは実話に沿っていたが、こちらは実話から話を膨らませ、
 複雑なミステリーに仕上げていた。期待していなかったが面白かった。

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【インド映画】 ~シックスティーン~

2021年01月12日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2013年の作品、タイトルから判断できる通り今どきの(7年前だが)
16歳の高校生を描いた作品。インドでもこうなんだね、驚いた。
(私が遅れているのか・・・。)設定はデリーの富裕層であり、
インド全土の全階級と言うわけではないけれど。

インターネットが普及しているので情報は取り放題である。
16歳、誰しも通る道なれど・・・本人達はもう大人だと思っているが、
自分自身に責任を取れるようになり、相手にも責任を持てるように
ならないうちは子供である。経済的にも自立していない状態では、
大人とは言えないが、インドでは経済的に自立していない成人も多い。

ストーリー自体はありふれているし、ある程度予測できてしまう。

  <ストーリー> 

アシュウィン(ハイフィル・マテウ)はタニシャ(ワミカ・
ガッビ)が好きだがタニシャは友達としか思っていない。
タニシャは両親が亡くなっているため叔母と暮らしているが、
作家のヴィクラム(キース・セクエイラ)が空き部屋に引っ越してくる。

 

モデルを夢見ているアヌ(イザベル・レイト)は、かなりスレており、
普通に喫煙も飲酒もし、常にBFを代えている。

 

ニディ(メイハク・マンワニ)はカールティック(ローハン・メーラ)と
相思相愛、カールティックは親密になる事を望んでいるがニディは
踏み込めないでいた。ある夜、アヌ、アシュウィン、タニシャ、
ニディ、カールティックは、クラブに出かける。アシュウィンは、
タニシャが別の男性と一緒に踊るのを見てやけ酒を飲み泥酔し、
帰宅した所、父親に見つかり殴られる。

カールティックの誘いを断ったために別れを告げられたニディは、
カールティックを繋ぎ止めるためについに一線を越える。
タニシャは大学生の男性に告白して振られてしまう。

アシュウィンはタニシャに告白するが友達だと言われてしまい
自殺しようとするが死ねなかった。アシュウィンの父親は厳格で、
アシュウィンがポルノ画像を収集していた事を咎め折檻したため、
アシュウィンは逆に殴り死なせてしまう。母親はアシュウィンを
逃がし自分がやったと警察に連絡するが、警察はアシュウィンが
やったとみている事がニュースになる。

アシュウィンは逃亡先で不良に絡まれるがニュースで顔を知られており、
スカウトされてしまう。アヌは両親がオープン・マリッジだと知り、
ショックを受ける。タニシャはヴィクラムが好きになり一緒に出掛ける
ようになるが、32歳のヴィクラムは全く恋愛感情は持ってなかった。
面倒な事にタニシャの叔母もヴィクラムに想いを打ち明ける。

カールティックの子供を妊娠している事が判ったニディは、
中絶するために病院に行くが合併症があるため大きな病院でないと、
処置ができない事が判る。アヌに遊ばれた元BFがアヌとの情事を
SNSで拡散した事によってアヌは停学処分となる。

ある夜、アシュウィンは不良達と一緒にある家に泥棒に入るが、
男性の息子がインド行政局の役人であると聞くと涙を流す。
ヴィクラムはロンドンに行く事をタニシャに告げる。、
ニディの入院先に両親が来るが両親は優しく包みこむ。
絶望したアヌは自殺を図るが、兄からの電話で我に返る。

1年後・・・ヴィクラムが書き下ろした「16歳」と言う本が、
コンテストの最終選考に残る。ニシャは女子校に転校する。
アヌはミスインドに応募する。アヌの車でタニシャとニシャは
少年院にいるアシュウィンに面会に行き、タニシャはアシュウィンに
キスをする。

 クラブで飲酒したり水煙草を喫煙するシーンがあったが、
 年齢確認なしで提供するとはえられないのであるが・・・。
 ニディが夜、外出する事を母親は許さなかったが、
 父親が許したのは驚いた・・・。逆じゃないの?
 アシュウィンの父親が飲酒を知って殴ったけど、それが正しい。

 アヌが車を運転していたけど16歳だよね? その昔、巨人の星で、
 花形満が小学生なのにスポーツカーを運転してたけど・・・(笑)。
 まぁインドでは小学生でも無免許でバイクを運転しているから、
 ありえないとは言えないが法律違反である。
 しかもアヌは飲酒運転・・・。とんでもないアバズレである。
 アヌ役のイザベルはブラジル人でヒンディー語の声は吹き替えである。

 インドでオープン・マリッジって富裕層ならなんでもありだから、
 あるのかもしれないけど驚くね。アヌはインドにしては考えらえない
 くらい自由奔放な16歳なのに両親の事はショックなんだね。

 カールティックが1年後にどうなったのかなぁ?
 ヴィクラムの小説って本人の創作ではなくノンフィクションだから、
 作家としての能力じゃないと思うんだけど・・・。
 あとタニシャの叔母さんもどうしたかな?

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【インド映画】 ~ヒーロー~

2021年01月11日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品で、1983年にジャッキー・シェロフ主演で
大ヒットした作品のリメイク版。アディチャ・パンチョリの息子
スーラジ(25歳)とスニール・シェッティの娘アティヤ(23歳)の
デビュー作で、実父アディティヤもスーラジの父親役で共演している。

インド映画では良くある手法で二世俳優2人を世間にお披露目し
売り出すための映画。

  <ストーリー> 

ムンバイのギャングであるスーラジ(スーラジ・パンチョリ)は、
ある夜、警察署長マトゥールの娘ラーダ(アティヤ・シェッティ)と
ディスコで知合うが、服役中の父パーシャ(アディティヤ・パンチョリ)
の指示で警官を装ってラーダを誘拐する。

監禁先でラーダはスーラジ達と打ち解け、二人は恋に落ちる。
しかし警察に包囲され二人はバイクで逃げるが橋の上で腕に
スーラジは腕に銃弾を受け二人はバイクごと川に落下する。
二人はチベット仏教の僧侶に助けられ寺院で手当てを受けるが、
世間では死んだものと思われていた。傷の癒えたスーラジは、
ラーダを家に帰そうとするがラーダはスーラジを愛していたため、
自首を勧める。

パーシャは護送途中に手下によって助けられるが、居合わせた
スーラジは捕まってしまう。警官の娘とギャングの息子(しかも
自分を誘拐した犯人)との愛が許されるはずもなく、ラーダは
兄の勧めでパリに行く事になる。

1年半後・・・模範囚のスーラジは釈放されラーダは迎えに行く。
スーラジは刑務所仲間とフィットネスジムを始める。ラーダの
父親はスーラジを許す事が出来ず、パーシャの手下で密輸業者の
ランヴィジェイ(ヴィバン・バテナ)とラーダを結婚させようとする。

ランヴィジェイはパーシャに実の父親よりラーダを選んだスーラジを
信用できるのかと言い自分を信用させ、スーラジを刺す。そして
パーシャをも殺そうとする。スーラジとランヴィジェイが格闘して
いる所にラーダの父親が警官を率いて駆けつけ、ランヴィジェイを
撃つ。両家の父親は二人の結婚を許す。

 エンドロールはサルマン・カーンのレコーディング風景。
 インドでは日本と違い俳優は俳優、歌手は歌手と分業である。
 そもそもインド人は音痴が多い(笑)。サルマンが歌えるのは
 知っていたけど、上手いね。主題歌はいい曲だし、声に合ってる。

 デビューの2人は無難であったが、スーラジは背が低い・・・。
 アティアはヒールをはかずぺったんこ靴を履いていた。
 最近の女優は170Cm以上ある人も多いから、相手役を
 選ぶ必要があると言う理由からか、この作品の後あまり
 出ていない模様・・・。アティアの方もポツポツ・・・。

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【インド映画】 ~タルワール~

2021年01月10日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品、タイトルはヒンディー語で「剣」と言う
意味もあるが、事件のあった家族の名前である。作品内では、
タンドン家(実際には隣の家の名前)となっている。
おそらく喉を切り裂いた凶器のククリナイフ(ネパールの物)
ともかけていると思われる。

2008年5月にウッタル・プラデシュ州のノイダで歯科医夫婦の
娘アールシ(13歳)と使用人ヘムラージ(45歳)が他殺体で
発見された事件に基づいている。

当初、父親が名誉殺人で逮捕されたが容疑を否認し、次に父親の助手
2人が容疑者となったが容疑は確定せず、また父親が有罪となり、
その後、証拠不十分となり、事件は未解決のままである。

映画を観るにあたって事件を調べたのだが確かに両親が何かを、
知っていると思われる。隣の部屋で殺人が行われていたのに、
気が付かないわけがないし、娘の遺体の回りが持ち物で装飾されて
いたのも(犯人がしたのかもしれないが)不可思議である。

今となってはイルファン・カーンの作品に出会うのが嬉しい。
決してヒーローではなく、とぼけた演技をさせたら一級品、
噛めば噛むほど味が出る、そんな俳優だった。

  <ストーリー> 

2008年3月16日、ウッタル・プラデシュ州ノイダのタンドン家で
14歳の少女シュルティが殺害されているのが両親によって発見された。
ノイダ警察は見るからに無能で、父親のラメーシュ(ニーラジ・カビ)の
話に従って行方が分からない使用人のケンパルの行方を探す。

数日後、ケンパルの遺体がタンドン家のアパートの屋上で発見される。
家には父親のラメーシュ、母親のヌータン(コンコナ・セン・シャルマ)、
シュルティ、ケンパルの4人である。そのうちの2人が殺害され、
2人が生存している。すると生存している2人が何かを知っていると
考えるのが普通である。いかにボンクラの警察でも解る。

警察はラメーシュを逮捕し、ケンパルがシュルティに添い寝して
いる所を発見したため二人が肉体関係を持っていると思い込み、
殺してしまったと推理し発表していまう。

ラメーシュは容疑を否認する。世論は推理を真実だと思い込み、
使用人が娘と関係を持っていたら一家の名誉の為に殺すのは、
当然であると言う意見を言う人もいた。

 これがインドである。カーストがあるため、カーストが下の男性と
 娘が関係を持ったとしたら殺して当たり前、と言う考え方である。
 この場合、関係を持っていたかどうかは解らない。確かに14歳の
 娘のベッドで娘の隣に使用人が寝ていたら疑うかもしれないが、
 (関係がないとしても、使用人が娘と同じベッドで寝るのは、
  よほど赤ちゃんの時から子守をしていたような場合でないと、
  ないだろうとは思う。しかも男性の使用人である。)

CDI(中央調査局)のアシュウィン(イルファン・カーン)が、
真相究明のために調査をする事になる。

 アシュウィンの人となりであるがエリートではなく、
 屋台で隠し持った酒を飲み、妻とは離婚調停になっていたり、
 下手な冗談を言ったり、どちらかと言えば凄腕には見えない。

アシュウィンはラメーシュに前夜から発見までの状況を聞く。
現場の検証を一からやり直し、夫婦をうそ発見器にかけたり、
証拠を徹底的に集める。ノイダ警察のボンクラが最初に現場で
検証していなかったせいで失われてしまった証拠も多数あった。

聞き込みの結果、ラメーシュをよく言う人間はいなかった。
怒りっぽく使用人達への接し方も悪く、浮気もしていた。
歯科医院で働くカンヘイヤは事件当日の記憶を引き出す為に
自白剤を投与される・・・彼の供述によると・・・

当日、ケンパルの部屋でカンヘイヤと友人達3人は酒を
飲んでいた。酔ったカンヘイヤともう一人はシュルティを襲い、
殺してしまった。ケンパルがその事を話すと言った為ため、
建物の屋上に連れて行き口を封じるために殺してしまった。

アシュウィンはノイダ警察の推理とは全く違う見解を示し、
ケンパルを真犯人として逮捕する。ラメーシュは釈放される。

CDI内でアシュウィンはカンヘーリらの犯行を指示し、
ラメーシュの名誉殺人を指示する一派と相対する。
裁判でラメーシュは証拠不十分で釈放される。

 アシュウィンは父親による名誉殺人ではないというスタンスで、
 真犯人は別にいると考え捜査に当たる。実際の事件は二人を死に
 至らしめたのは父親のゴルフクラブによる頭部の殴打、死に至った
 後にメスで喉を切り裂いている。つまり喉を切ったのは、
 捜査かく乱ではないか?

 使用人のケンパルに罪をきせるために屋上に遺体を隠したが、
 マスコミが取材に来てしまいどこかへ移動できずに発見されて 
 しまったのではないか。私は父親による名誉殺人説を支持する。
 シュルティを殺すつもりはなかったが、手元が狂って
 殴ってしまったか、使用人と関係を持ったため殺してしまったか、
 どちらかであろう・・・あくまでも推理。

 ただ、疑わしくば被告人の利益に、なので父親は無罪。
 ノイダ警察が初めに証拠をがっちり抑えていれば、
 迷宮入りしていないと思う。

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【インド映画】 ~アローン~

2021年01月08日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年のホラー映画で、2007年の同名のタイ映画のリメイク。

久々にゴシップネタ:主演のビパッシャ・バスは2003年公開の
「ジスム」で共演した7歳年上の新人のジョン・アブラハムと
2011年まで付き合い、この映画で共演した3歳年下の新人の
カラン・シン・グローバーと2016年に結婚。カランは3度目の結婚!

映画デビュー前のモデル時代は17歳の時からディノ・モレアと
6年間交際し、ジョン➡カランと続く。付き合うと長いね。
意外と恋多き女性ではない模様。

ジスムより過激なベッドシーンがあったけど・・・ううむむ・・・。
カランは上半身裸のシーンが多いんだけど両腕に派手な刺青があって、
気になって仕方なかった。ない方が絡みのシーンは綺麗だったと思う。
この人、主にTV俳優みたいなんだけど、インドでは問題ないのかな。

  <ストーリー> 

南インドのケララ州、ある嵐の夜、納屋を点検している女性・・・
振り返って何かを見て悲鳴を上げる。

ところ変わって駐車場で車に乗り込むサンジャナ(ビパッシャ・バス)、
夫カビール(カラン・シン・グローバー)からの電話・・・
彼女自身の誕生日を一緒に祝えなくなったとの電話を受け自宅へ戻る。
・・・停電している・・・物音を聞いてリビングへ向かうと・・・
灯りが付き、友人たちが集まっていた、カビールがサプライズで
誕生日パーティーを企画していたのだった。

しかし二人の時間を大切にしたいサンジャナと良い暮らしのために
仕事を優先させると言うカビールの意見は食い違っていた。

そこへケララ州に住む母親が入院したと言う連絡が入りサンジャナは
カビールと共に、病院へ向かう。サンジャナは結合双生児だった
アンジャナ(二役)の事を回顧する。

 左がアンジャナ

母親の容態は良くなかった。そこでも仕事を重要視するカビールに
サンジャナはいたたまれなくなる。嵐の夜に母親が点検していた
納屋はサンジャナとアンジャナの遊び場だったが、アンジャナが
亡くなった後サンジャナが閉め切ってしまった。カビールは納屋を
開け中に入るが屋根が抜け落ち荒廃していた。

サンジャナはアンジャナの亡霊を見たり声を聞いたりし始める。
カビールは友人の精神科医に診せるが難しいケースだと言われ、
ムンバイの医者に診せるように指示される。そのためには義母を
移送する必要があるが容体は良くなかった。

サンジャナとアンジャナ、カビールは幼馴染で同級生だった。
身体が結合していた事でいじめられていた二人をカビールがかばい
いつしかサンジャナと想い合うようになる。

成長しカビールがロンドンに行く事をサンジャナだけに告げた際、
アンジャナもカビールの事が好きだったために嫉妬する。
そして帰国する事をサンジャナに連絡してきた時、サンジャナは
カビールと愛し合っている事を告げ、分離手術を受けたのだった。

納屋の屋根の修理が終わり再び納屋は施錠されるが、サンジャナは
アンジャナの亡霊に怯える。亡霊はサンジャナに乗り移る。
精神科医はサンジャナの様子が変わった事に気づき、飼い犬が
吠えた事でアンジャナの霊が乗り移っている事をカビールに伝える。

除霊のため祈祷師が呼ばれベッドに縛り付けられたサンジャナの前で、
祈祷師が呪文を唱えながらアンジャナの持ち物を火にくべ、
サンジャナの身体からアンジャナの霊を取り除いた。

サンジャナは語り始める・・・二人が分離手術を受けた後・・・
アンジャナはカビールを自分のものにするためにサンジャナを
殺そうとしたのだった。アンジャナを振りほどくために手近な物で
頭を殴った所アンジャナを死なせてしまい、母親と相談して医師に
お金を渡して秘密にしてもらった事を。

どこからかオルゴールの音が響いてきて、カビール、サンジャナ、
精神科医、使用人達は納屋へ向かい、床下でアンジャナの遺体を
発見する。納屋に火を放ち遺体を燃やそうとしたが、精神科医に
霊が乗り移りカビールとサンジャナを襲う。格闘の中でカビールは
アンジャナの死体にサンジャナに贈ったペンダントを見つけると
霊は消えてなくなった。

アンジャナがサンジャナを殺してなりすましていたのだった。
カビールはすがるアンジャナを突き放して去ろうとすると、
アンジャナはカビールを殺そうとする。するとサンジャナの霊が
アンジャナを止め、アンジャナは燃える納屋の中に取り残される。

 結合していた身体を切り離したのだから、傷跡が右側か左側か?
 で誰だかわかるんじゃないかな? でしょ?? 手術の痕って 
 時間の経過とともに薄くなっていくけど残るよ。
 気づかないはずはないけどね。

 アンジャナがサンジャナを殺した時に遺体を自宅に持ち帰った?
 医師にお金を渡してない事にしてもらったんだから、
 そう少し渡して葬ってもらえば良かったんじゃない?

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【インド映画】 ~ムジュセ・シャーディ・カローギー~

2021年01月06日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「僕と結婚してくれ」。
プリヤンカー・チョープラにサルマン・カーンとアクシェイ・
クマールの二人が求愛するという典型的な三角関係だけど、
アクシェイがサルマンの恋路を徹底的に邪魔するという話。
最後はまさかの・・・。

  <ストーリー> 

赤ちゃんの時に両親を亡くしたサミール(サルマン・カーン)は、
生まれつき気性に問題があり幼少時から怒りっぽく暴力的だった。
GFのローマ(アムリタ・アローラ)が不良に絡まれた時に、
やりすぎ裁判になるが、過去の暴力沙汰を問われ次回は服役させると、
裁判長から厳重に注意される。ローマはサミールの元を去り、
他の男性と結婚してしまう。

サミールは祖母にもう二度と怒らない事を誓い、ライフガードの
仕事をするためにゴアのビーチへ向かう。列車内で隣り合わせた
スーラジ(サティシュ・シャー)が警備員だったためこき使う。

サミールは借りた部屋の向いに住むデザイナーのラニ(プリヤンカ・
チョープラ)に会い恋に落ちる。ところが車で子供をはねた男を
平手打ちしたのだが、それがラニの父親(アムリシュ・プリ)であった。
サミールはラニに謝罪し、父親にも謝罪に行くが誤って祖母の遺灰が
入った壺を割ってしまう。

ある日、サニー(アクシェイ・クマール)がやってきてサミールの
ルームメイトとなり、窓から見えたラニにスマートに近づき、
家族にも気に入られてしまう。気が気ではないサミールをサニーは、
挑発するがサミールは我慢する。

ラニはゴアで開催されるファッションコンテストに参加を希望するが、
費用が工面できなかったため、サミールは祖母と妹の為に貯めた
大金を匿名を贈る。ショーは成功しラニは表彰される。
ラニは匿名の出資者にお礼を言いに行くがサニーが現れ出資者に
なりすましてしまう。サミールはバイクで追うが誤ってラニの
父親を跳ね飛ばし大怪我をさせてしまう。

度重なる失敗にサミールはラニの父親に誤りに行こうとするが、
そこにスーラジがやって来る。スーラジはラニの叔父だった。
不運にも失敗が重なってしまったサミールに父親は接近禁止を告げる。

ニューイヤー・パーティの魔術イベントでサミールとラニは、
仲直りする。サニーはことごとくサミールの邪魔をして、
サミールに薬を飲ませて不良達と喧嘩をさせる。そしてラニの父親が
可愛がっていた犬を誘拐しサミールのせいにする。サミールは仕方なく
ペットショップで同じ犬種の犬を買って届けるが偽物だとバレる。

サミールの祖母がやって来たが眼鏡が壊れてしまい、ラニの母親を
サミールの恋人だと間違えて想いを伝えてしまう。そうとは知らない
サミールもラニの母親にラニへの想いを伝えるが、ラニの母親は、
勘違いに気づきラニにサミールが好きなのか?サニーが好きなのか?
と聞き、親の事より自分の気持ちに正直になるよう諭す。

サミールは完全に終わった、と思いゴアを去る事にする。そこへ
サニーがやって来て今日行われるインドVSパキスタンのクリケットの
試合会場でラニにプロポーズをする事を告げ、サミールは祝福する。
サニーはサミールを挑発しクリケット会場へ逃げ込む。怒りで手が
つけられなくなったサミールは会場で暴れる。マイクを奪い、
警備員に取り押さえられるがラニに呼びかける。
「僕と結婚してくれ!」。

サニーはサミールの子供の頃の親友アルンだった。アルンは
サミールの家を訪ね祖母から事情を聞き親友を幸せにする為に、
ゴアに来て悪戯を仕掛けラニに告白するように仕向けていたのだった。

 いやいやいや・・・やりすぎじゃないかと思うほど、
 次から次へと罠をしかけサミールの邪魔をして挑発していたのは、
 サミールが本当に怒りと言う感情を抑える事が出来るかを試し、 
 ラニへの愛をより強いものにする為だったのか。

 サルマンの髪型が不自然なんだけど、若い頃から植毛疑惑があり、
 撮影の前半と後半の髪の毛の量が違っていた・・・なんて事も
 あったらしい。私は髪の毛の量で人間の価値は決まらない、
 と思ってるけど、まぁ本人は気にしてるんだろう。

 何万人もの前でプロポーズって100%断られない確証がないと、
 できないし、万が一・・・断ろうと思っていたとしてもだ・・・
 何万人もの前で恥をかかせちゃ可哀そうだと思うし・・・ 
 でもOKしちゃったら、後で断るのも悪いし・・・ 
 どうするかなぁ・・・「考えさせてください。」って言うのも
 聴衆の期待に応えられないし・・・難しい(笑)。 

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【インド映画】 ~ラングーン~

2021年01月05日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルはミャンマーの首都、サブタイトルは
愛と戦争と欺瞞。第二次世界大戦(1939~45年)の間に
活躍した女優メアリー・アン・エヴァンス(芸名フィアレス・
ナディア)がモデルになっている。劇中での名前はジュリア。

1908年オーストリアのパース生まれのスコットランド人で5歳で
ムンバイに渡り1930年頃からヒンディー語映画に出演していた。

1943年のミャンマーとインドとの国境が舞台。
INA軍と敵対しなければならなかった連合国軍側の
インド人の気持ちが解る作品。観て良かった。

  <ストーリー> 

1943年インドとミャンマーとの国境、日本軍と連合軍の
戦闘シーンから始まる。マリク(シャヒード・カプール)は負傷し
日本軍の捕虜となる。ネタジ・チャンドラ・ボースはシンガポールの
日本軍司令部に合流しINA軍(インド国民軍)を指揮していた。
インド独立の為に目指すはインパール。

ムンバイでは、元俳優のルスタム(サイフ・アリ・カーン)によって
大スターのジュリア(カンガナ・ラナウト)の映画が撮影され
映画館は連日満員であった。ルスタムと交流がある英国軍指揮官の
ハーディング少佐(リチャード・マカベ)は兵士の士気を挙げるために
国境地帯にジュリアを派遣する事を提案する。

マハラジャは少佐の態度に憤りミャンマー国境にいるINA軍に、
資金提供するために財宝の剣を届けるように依頼する。

ジュリアとの関係はルスタムの妻や家族にも知れ、父親はジュリアに
同行する事を許さなかった。ルスタムはジュリアを列車に乗せ自分は
ホームに残り、興奮したジュリアは護衛のマリクに取り押さえられる。

途中で舟で川を渡ろうとした時、日本軍の戦闘機による攻撃を受け、
マリクとジュリアは川に投げ出され助かる。

途中でマリクは日本兵ヒロミチ(カワグチ・サトル)を捕虜にし、
ラングーンへ行く道を聞き出す。マリクは冒頭で日本軍の捕虜に
なっており、そこで日本語を覚えたと話す。

 3人道中で全く言葉の通じないジュリアとヒロミチの、
 ヒンディー語と日本語の通じ合っていない会話が面白い。
 解っているように相槌を打つマリクも実は解っていないはず。

死と隣り合わせの状況下でマリクとジュリアに愛が芽生え始める。
ヒロミチは火災を起こしマリクを殺そうとするがマリクは、
ヒロミチを説得して逃がす。マリクとジュリアが先へ進んで行くと
吊り橋の向こうに連合軍の兵隊とルスタムが待っていた。
マリクは本隊に戻り、離婚したルスタムはジュリアに求婚する。

ジュリアはマリクに勲章を贈らせる。ジュリアがマリクに握手を
求めた際にルスタムはジュリアのマリクに対する気持ちに気づく。
ルスタムは映画の撮影を開始し結婚の後は引退するように話す。
ハーディング少佐は再びジュリアを前線に送る事を勧め、
ルスタムとマリクも同行する。

そこへ失われたと思われていた財宝の剣を運ぶズルフィ
(サハルシュ・クマール・シュクラ)が戻って来るが、
少佐を怒らせたため射殺されてしまう。実はズルフィと
軍の看護師のメマとマリクはINA軍のスパイであった。

メマはINA軍を手引きしたところを見つかってしまい銃殺、
マリクはINA国家を歌い捕らわれて拷問されてしまう。
財宝の剣はハーディングがデリーに運ぶ事になった。

 このシーンは残酷である。インド人ならば独立を望んでいる。
 しかしイギリスの植民地であるがために連合軍に協力せざるを
 得ない。INA軍は敵である。今まで、こんな立場から大戦を
 見た事がなかったので居たたまれなかった。悲しかった。
 恐らく大戦に参加したインド人兵士は皆そう思ったに違いない。

インド人達の気持ちを汲んでジュリアはハーディングの乗った
列車を襲う。そして捕えられていたマリクと共に剣を取り戻す。
マリクとジュリアは国境の橋を目指す。マリクはジュリアに
剣を託し自分はハーディング達と戦うが捕らえれる。

ジュリアはマリクを助ける為に戻ろうとするがマリクはわざと
撃たれ自分を犠牲にする。破壊された橋の上で剣をルスタムに
託したジュリアは落下する。ルスタムは独立を望むインド人
として、ハーディング達を殺しミャンマー側に向かって歩く。
そこにはINA軍を率いるボースが待っていた。

 実在する女優がモデルではあるが実話ではない。
 独立を求めるインド人がインド人ではない女優ジュリアの、
 気持ちにうたれ、インド人である事を再確認し、
 独立に向かって前進していく。

 ジュリアと恋人のルスタム、ジュリアと愛し合うマリク、
 独立を求める戦いの中で3人の愛が交錯するが、
 愛国心の為にお互いの気持ちを犠牲にする。

 何を演じてもカメレオンの様に自分を変化させるカンガナ、 
 癖のある役柄が上手いサイフ、今までベビーフェイスだと
 思っていたシャヒードが逞しくなっていた事に驚いたが、 
 三人三様で上手く演じ切っていた。

 連合国側で戦ったインド人の気持ちを知る上では、
 とても良い作品だと思った。チャンドラ・ボースの
 映画と共に観るべき一本である。

 珍しく本物の日本人俳優がキャスティングされている。
 もっとも台詞のあるヒロミチ役一人だけで、他の兵隊は
 東洋系の顔立ちであり日本人以外には見分けられないだろう。
 逃がしてもらってからどうなったか? が気にはなるが。

 シャヒードに日本語の台詞が結構あったけど、恐らく意味を
 理解しているはずもなく、ただ読んでいるだけだろう。
 日本語が話せるボリウッド俳優って聞いたことないし。
 もし、いたら会いたいわぁ。

コメント
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