カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

沈黙のパレード

2023年11月09日 21時52分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年刊行の東野圭吾の推理小説。
探偵ガリレオシリーズの第9弾の長編。

2022年に公開された映画ガリレオシリーズの第3弾。
通常、原作と映画は違っている事も多いのであるが、
この作品は登場人物が多いので映画の方が解りやすかった。
本だと、名前が苗字とファーストネーム、あだ名だったりして、
同一人物なのか?迷うところもあるのだが、
映画では顔で判断できるから解りやすいのである。

東京の郊外・菊野市の食堂なみきやの娘・沙織が失踪し、
3年後に全く関係のない静岡県の火災現場で
遺体となって発見される。

現場では沙織の他に家の主であった老婆の遺体も発見され、
警視庁の草薙刑事が捜査にあたる。

その家の息子・蓮沼が逮捕されるが、蓮沼は23年前にも、
少女を殺した容疑で逮捕されていたが、完全黙秘を貫き、
証拠不十分で無罪となっていた。

その事件を担当していた草薙は苦い思い出から、
なんとか蓮沼を有罪にしようと証拠を固めて行くが、
蓮沼はまたしても完全黙秘し釈放されてしまう。

湯川は菊野市にある大学の研究部門に勤務しており、
食堂の常連でもあり毎年行われている仮想パレードを見物し、
パレード当日に死体で発見された蓮沼の事件に関与していく。

誰が、どんな手段を使って、蓮沼を殺したのか?

湯川は現場の状況や死体の状態から推理を始める。
やがて湯川はなみきやの沙織の事件と23年前の事件の間に、
結びつきがある事を探り出し、蓮沼殺しの真相に到達する。

蓮沼殺しのからくりがわかったのが映画の半分くらいで、
このままじゃ終わらないよ・・・と言うのが解るのだった。

沙織は祭りで歌った歌が認められて夢だった歌手になるために、
音楽家の元でレッスンしていくのだったが、
よりによって恋人ができた事で歌よりも家庭に入りたいと
あっさり夢を捨ててしまう事が背景にあった。

現代では、スターも結婚もして子供も持つのは当たり前だし、
デビュー前に歌手の夢をあっさりすてて家庭に入るってのは、
どうだろうか・・・と思う。才能は認められていたわけだし。

結婚はその気になればできる事だし、
デビューはその気になってもでもできない事なのに。
その辺が気になった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋葉原のラーメン屋「忍者」 | トップ | 「ダイイング・アイ」東野圭吾 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画 / MOVIE」カテゴリの最新記事