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雑感や書評など

本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (12)」

2005-05-13 08:42:18 | 書評
ほら、海外で現地の女性を買うようなもんですよ。一々気にしない、気にしない。


「サラリーマン金太郎 (12)」。
場外馬券場の許認可の問題で、ヤクザともめる金太郎。ついには、脅しのためチンピラを送りつけられてしまいます。チンピラに囲まれ、痛めつけられる金太郎。反撃をしよと拳を振り上げた瞬間、かつて大和建設の会長と「ケンカはしない」と約束したことを思い出し、抵抗ができなくなってしまいます。

……………ナビリアで、さんざん暴れて、殴ったような…………。まぁ国外だから、いいのかな………。


そんなこんなで、ついにヤクザの元締めである本城勝に会見することができます。で、そのボスの傍らにいたのが、金太郎の父です。刑務所で金太郎の父と顔見知りになった本城勝は、今では彼を「兄弟」とまで呼ぶほど慕っております。

また、いいところにお父さんがいてくれますね。

それは金太郎も自覚していたらしく、本書の最後にこう述べております。それが、今日の名言ということにしておきます。
オヤジから電話が あったよ
何も心配ないって………
なんか 全部 まぐれで
うまく いっちまった感じだ……
本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (12)」182頁 ヤングジャンプ・コミックス
うちのオヤジにも、見習って欲しいものです。


そんなわけで、後は、いつもどおり。多少遠まわしでありますが、「ヤクザのノミ行為だって、営業努力次第で、正規の場外馬券場に負けることはない」という金太郎の主張がヤクザに通ってしまいます。

…………楽をしたいから不法行為に走っているのであって、汗水たらして苦労してお金を手に入れたのでは、不法行為の意味がないような…………。

まぁ、いいや。

サラリーマンの鉄則 その十二。
暴れるときは、国外で。


サラリーマン金太郎 (12)

集英社

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