すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

SQUARE ENIX「ファイナルファンタジーXII」

2006-04-10 09:11:44 | その他の評価
一般庶民のパンネロよりも、王女のアーシェの方が肌の露出が多いというのは、どういう国なんだ?


発売前までは、あんまり気にしてなかったのですが、直前になって「ファミ通で四十点満点を出した」なんて話を聞いたりし、ちょっと物欲がうずく。

「さて、どうしたもんかなぁ? 100時間もかかるのは、もう正直なところ勘弁なんだよな……………」と悩んでおりましたが、発売にちょうど会社が休み。特にすることもない。で、朝になって買うことに決定。でも、「いい歳をして、朝十時にゲームを買いにいくのは、もう恥ずかしい」ということで、十時半に近所のツヤタに。

が、「いい歳をして、朝十時にゲームを買いにいくのは、もう恥ずかしい」と思っているのは僕だけではなかったらしく、同年齢と思われる男二人が、店内でFF12を手にしておる。そして僕も。

三十前後の男三人が、発売日にFF12を持ってレジに並んでいる構図は、なんと言いますか……………。


それは、さておき。


ようやくクリアーしました。
モブをプチプチつぶしていたので、こんなに時間がかかりました。70時間くらい?
モブを気にしなければ、50時間前後で終わると思われます。


で、前評判の高さに比べると、ネットでは賛否両論というのが今作。

僕の感想としては、
「十分じゃない?」
といったろころ。


ストーリー。
ネットで言われるとおり、主人公の存在感の薄さは突出しております。
後、最初は歴史もので、途中からRPGの王道というストーリーの断絶も、感じないわけにはいきません。

が、FF8に比べたら、ストーリーに破綻があるわけでもないし、けっこうサクッとしたストーリー展開は、いいんじゃないすかね。

強いて言うと、魅力的なサブキャラが多数登場しているのに、ストーリーの経過で使い捨てにされているところか?
これは、惜しいなぁ。


グラフィック。
良くも悪くもスクエア。
町の雰囲気やら、フィールドの遠景、ダンジョンの細部に至るまで、よーく描かれています。
久多良木社長が、「ポリゴンによって、2D時代のような細部まで人力で書き込む労力が軽減される」と言っておりましたが、あれって完全に嘘ね。
ここまで描くのは大変だったろうね。

ムービーは、意外とあっさりしたものが多く、だらだら見せられることは少なかったです。
これは、高ポイント。


システム。
エンカウントという概念を、ほぼ払拭した戦闘は、快適の一言に尽きます。
が、「ガンビットは戦略性が高い」という意見は、疑問。
モブをこなしていたせいもあって、僕のパーティーはレベルが高く、基本的に肉弾戦で事足りてしまいました。

しかし大作でありながら守りに入らず、新しい地平を開いたというところは、評価すべきかと。

でも、ミストナックや召喚は、「?」。
使い終わると、MPが払底。前半戦でガッツのなくなった「キャプテン翼」の如く、一気に廃人となってしまいます。だから、出し惜しみしてしまう。イコール、使い道がない。
しかも、召喚はデータの読み込みが長いし。

まぁ使わなきゃいいだけの話なんですけどね。


という感じでした。
ともかく、楽しかったです。

全体的に好印象だったのですが、ただし、これだけは批判したい。
主人公の声優下手すぎ。


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